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参章・昇りし太陽編
3-23 80 鶴視点 再開
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「ねえねえ、知ってる?五十嵐さん。」
「…?………どうしたの?」
「最近、先輩達が戦う栄光賞あるの知ってる?」
「……まあ、聞いた事はあるけど…」
前回ならちんぷんかんぷんだったが、2回目なので栄光賞が何なのか分かる。
ネモフィラがあるのは最終学年だけ。
私は前回は参加してない。彼もしてなかった気がする。
私達が最終学年の時に彼は一番機嫌が悪かった気がする。
「でね、何か噂で聞いたんだけどね…」
「…?」
「無能の人がネモフィラで前回の上位30人だった人を全員倒したらしいよ。」
「……へー…」
緋色先輩だと思う。だけど、何となく噂程度の様になっている。
「でも、順位には載ってないんだよね…」
順位は何処かに載っている。でも…忘れた。
多分…緋色先輩は出来る限り目立たない様に加算のされにくい方法を取ったと思う。
「でもやっぱり…噂だけかもね………」
「…そうなの………?」
「だって、そんな実力持ってるんだから1位を取ってるはずじゃん?結局さ、前回と違うのは上位10位は殆ど変わってないし、それより下はシャッフルみたいになってるし…」
「その人の名前は?」
「知らなーい。…無能ってだけは知ってるんだけど。」
この学校はやはり苛つく。
無能無能と煩い。
若干そこに軽蔑が入っているように見える。教師も同じ。
この学園は民度が低すぎる。
その低さが見えないのは、ここが優秀な生徒が多いのと、隠れて無能力者を蔑む結束力のせいだろう。
緋色先輩は基礎能力だけ使っている訳ではないはず。
どうやら、一位に黄金の王がいるらしいからそこでは絶対に執行者としての能力を使っているんだろう。
「見れば…良かった………」
もうネモフィラは終わってしまったし、今年はもう無い。
すると、渡り廊下で会話が聞こえた。
「…出野、何処行ってたの?」
「何処行ってたのって!?鬼塚と若木呼びに行ってたんだよ!滅茶苦茶早く終わって早々に帰りやがって!」
「悪い悪い。」
「ごめんって!私達が強くって★」
「クソうぜえ事この上無えな!」
よく見てたら、そこには緋色先輩がいた。
「別に呼びに行かなくても良かったじゃないか…」
「まあ、何とかなったし良いでしょ。」
「良くねえよ。」
「過ぎた事だし、気にすんなって。」
「お前が一番言えない立場だろ、橋本。」
「……ご、ごめん……」
と、知らない男2人と話している。
「…あ、あの人は無能だよ。」
「……ふ~ん…」
「皆能力者なのに、無能力者って可哀想だよね。」
明らかに馬鹿にしている。
こういう人が嫌いだ。
どうやって、この人から抜け出そうか。
殺す以外に良い方法が思い付かない。…殺すことは良い方法じゃないけど。
(そういえば、そんな事を言ってるこの子は何の能力なんだろう。)
アナライズをして見た。
前回から関わっていたが、今まで気にした事も無かった。
(…ウィザード?……え…?本当に?)
ウィザードにしては気持ち悪いステータスの配列だ。
「私、能力者で良かった~」
「…何の…能力なの?」
「え?ウィザードだよ。ほら、アナライズしてみて?」
「本当だね。」
もっと強くアナライズをしてみる。
(あ~あ…………ああ………はあ………やっぱり……………)
これを使ったら平和かも?
「じゃあ、無能力者の時のステータスってどれくらい…?」
「ええ~昔の事だから、覚えてないよ~」
「私は覚えてるよ。だって……人生で一度の開眼だよ?忘れるなんて勿体無いでしょ?」
クラスの全員が私達を見る。
私はスラスラとあの時のステータスを言う。
「え…?凄いな~覚えてるんだ~私、忘れっぽくて~」
明らかに目が動揺している。
「でも、ウィザードなんだよね?……補正ってどれ位の倍率だったっけ?」
「…え、えっと、あっと………何か、何時もより聞いてくるよね…アハハ…」
「……だって、貴方の事を知りたいの。………で、答えれるの?答えられないの?」
「………それは…」
この人が馬鹿で詰めが甘くて良かった。
倍率なんかは調べたらすぐ分かる。
それに、アナライズに自信を持ち過ぎだ。
暗殺者に勝てるとでも思っていたのか。馬鹿馬鹿しい。
「…うん…答えられないよね。そうだよね。ごめんね?無能力者だもんね。」
「え!?あ!?何で!?」
「あ、これって隠してた?……ごめんね。ばらしちゃった。」
更にクラスメートの目が黒く濁っていく。
「無能力者でも、悪くないよ。…ただ…」
肩に手を置く。
「無能力者の癖に無能力者の人を馬鹿にするのはちょっと見てられなくて…無能力者の事を馬鹿にする時点であり得ないのに。」
これは、皆への警告。
「…無能力者だから、弱いのは違うよ。…貴方が努力もせずに諦めてるだけでしょ。それを自分のせいじゃなくて無能力者のせいにするなんて…恥晒しね。」
少し微笑を浮かべて言った。
彼は努力をしていた。
報われる為に頑張ったから、それに相応しい力を手に入れただけの事。
(貴方なんかに、能力者になる資格なんて無い。)
「な、何よ!この人殺し!」
ギャーギャー騒ぎ立てる。
何も知らないクラスメートが制止させる。
「黙れ無能。詐欺師。」
「っひ…」
小さな声でコソコソとクラスメートが喋る。
「…私、ちょっと前から…違和感あったんだよね~…」
「まじそれな~…」
更に別の場所からも。
「…うっわ…サイテー…」
「図星突かれたからって人殺し呼びは無いよな~」
「なぁ…」
この子は、もう居場所は無いだろう。
「本当に、可哀想だよね……」
最大の煽りを言ってとどめを刺す。
その子は急に泣き出した。
でも誰も、気にも止めてないようだ。
可哀想だといった人間が一番可哀想な立場になるのは皮肉だ。
私は、緋色先輩の所へ行った。
「……?」
一番最初に気付いたのは、疾風の旅人だった。
もう一人は氷結。
…未だに、緋色先輩の情報を見る事ができない。
「…どうしたんだい?」
「緋色先輩。」
「…………」
「私も…彼を………英雄の彼を見つけたいです。」
そう言うと、緋色先輩は安心した様な顔になった。
「…後輩達は…皆思い出したよ。」
「…あ?何の話だ?」
「うるせえよ、出野。一応感動シーンなんだよ。黙っとけ。」
「え?ええ?というか急に立場逆転してね?」
「香露音もいる。…大地の涙さんも味方になったし…味方が増えたんだ。」
「…そうなんですね………」
「お、俺は…置いてけぼりな感じ…?」
「やっぱり、鶴ちゃんも思い出したかー…そうかそうかー…」
「…香露音先輩も思い出したんですよね?夏希先輩は…?」
「んー…まだ?」
「…な、お、俺は………」
「あと、ついでに俺も前回の事を思い出してる奴だぜ。」
「え?そうなんですか?」
「ああ、あと若木ってやつと鬼塚ってやつも同じような人間だ。感覚で分かってるって感じだけどな。」
「…へえ………」
「…あ………ムシスルンデスネワカリマス…」
流石に悲しくなる。
無視するけど。
すると、さっきの子が来た。また何かするつもりなのか…
「この子は?」
「…名前…知らない人…」
「え?前回で覚えてないの?」
「…最初から……興味無くて……煩い人ってしか覚えて…………なくて?」
「とんだやつだな…」
「…ねえ…五十嵐さん…自分が…暗殺者だからって調子乗って………」
「別に、調子乗った記憶は無いけど…」
「私を見下してるようだけど…!そんな事無い。…暗殺者だからって舐めてるそっちに勝てるくらいのね!」
「…見下した記憶も無いけど………」
「決闘しなさい!無能力者に負ける筈ないんでしょ?」
「え…嫌…」
「は?」
「面倒臭い…」
「鶴ちゃん…言うようになったね…」
「何?負けるのが怖いの?」
「…全く違うけど…」
「じゃあ、やりなさいよ!」
これを言うと更に面倒なので言わないが、戦ったら瞬殺だと思う。
更に恥をかく事になるから止めたほうがいいんじゃないかな…
「…こういう時は…如何したらいいんですか…?緋色先輩。」
「んー?さっさとやって黙らせたら…?」
「何?私の言う事は聞かないくせに、あっちの無能力者の話は聞くの!?」
「ん?」
「アナライズしてもないのに勝手に言ってるのかこいつ。」
「今は、そこまで虚偽表示してないんだけど…」
「ステータスは全部嘘じゃねえかよ。見たら…」
「私が執行者っていう所は本当でしょ。そこは良いじゃん。」
「…もう…無能力者じゃないよ…?それに……貴方の言う通りにする道理なんて何であるの…?まあ…決闘はしてあげるけど…」
手抜きってどうすればいいんだろう…
…決闘する事になったけど…この子…努力したとかほざいてた割には弱過ぎる。
これ…最初は基礎能力だけにしようって思ってたけど…それすら使わなくても良いんだけど…
手抜きって思われて怒らせた。
「…ご、ごめん…?」
「真面目にしなさいよ!」
「………良いの?」
そう言って腕を掴み、ナイフで首を刺す。
「え…?」
「………満足した?」
「わお…怖え。躊躇が無え…」
「こればかりは…喧嘩売るから悪いよね~」
緋色先輩が言えたことではないとは思うけど…
「…?………どうしたの?」
「最近、先輩達が戦う栄光賞あるの知ってる?」
「……まあ、聞いた事はあるけど…」
前回ならちんぷんかんぷんだったが、2回目なので栄光賞が何なのか分かる。
ネモフィラがあるのは最終学年だけ。
私は前回は参加してない。彼もしてなかった気がする。
私達が最終学年の時に彼は一番機嫌が悪かった気がする。
「でね、何か噂で聞いたんだけどね…」
「…?」
「無能の人がネモフィラで前回の上位30人だった人を全員倒したらしいよ。」
「……へー…」
緋色先輩だと思う。だけど、何となく噂程度の様になっている。
「でも、順位には載ってないんだよね…」
順位は何処かに載っている。でも…忘れた。
多分…緋色先輩は出来る限り目立たない様に加算のされにくい方法を取ったと思う。
「でもやっぱり…噂だけかもね………」
「…そうなの………?」
「だって、そんな実力持ってるんだから1位を取ってるはずじゃん?結局さ、前回と違うのは上位10位は殆ど変わってないし、それより下はシャッフルみたいになってるし…」
「その人の名前は?」
「知らなーい。…無能ってだけは知ってるんだけど。」
この学校はやはり苛つく。
無能無能と煩い。
若干そこに軽蔑が入っているように見える。教師も同じ。
この学園は民度が低すぎる。
その低さが見えないのは、ここが優秀な生徒が多いのと、隠れて無能力者を蔑む結束力のせいだろう。
緋色先輩は基礎能力だけ使っている訳ではないはず。
どうやら、一位に黄金の王がいるらしいからそこでは絶対に執行者としての能力を使っているんだろう。
「見れば…良かった………」
もうネモフィラは終わってしまったし、今年はもう無い。
すると、渡り廊下で会話が聞こえた。
「…出野、何処行ってたの?」
「何処行ってたのって!?鬼塚と若木呼びに行ってたんだよ!滅茶苦茶早く終わって早々に帰りやがって!」
「悪い悪い。」
「ごめんって!私達が強くって★」
「クソうぜえ事この上無えな!」
よく見てたら、そこには緋色先輩がいた。
「別に呼びに行かなくても良かったじゃないか…」
「まあ、何とかなったし良いでしょ。」
「良くねえよ。」
「過ぎた事だし、気にすんなって。」
「お前が一番言えない立場だろ、橋本。」
「……ご、ごめん……」
と、知らない男2人と話している。
「…あ、あの人は無能だよ。」
「……ふ~ん…」
「皆能力者なのに、無能力者って可哀想だよね。」
明らかに馬鹿にしている。
こういう人が嫌いだ。
どうやって、この人から抜け出そうか。
殺す以外に良い方法が思い付かない。…殺すことは良い方法じゃないけど。
(そういえば、そんな事を言ってるこの子は何の能力なんだろう。)
アナライズをして見た。
前回から関わっていたが、今まで気にした事も無かった。
(…ウィザード?……え…?本当に?)
ウィザードにしては気持ち悪いステータスの配列だ。
「私、能力者で良かった~」
「…何の…能力なの?」
「え?ウィザードだよ。ほら、アナライズしてみて?」
「本当だね。」
もっと強くアナライズをしてみる。
(あ~あ…………ああ………はあ………やっぱり……………)
これを使ったら平和かも?
「じゃあ、無能力者の時のステータスってどれくらい…?」
「ええ~昔の事だから、覚えてないよ~」
「私は覚えてるよ。だって……人生で一度の開眼だよ?忘れるなんて勿体無いでしょ?」
クラスの全員が私達を見る。
私はスラスラとあの時のステータスを言う。
「え…?凄いな~覚えてるんだ~私、忘れっぽくて~」
明らかに目が動揺している。
「でも、ウィザードなんだよね?……補正ってどれ位の倍率だったっけ?」
「…え、えっと、あっと………何か、何時もより聞いてくるよね…アハハ…」
「……だって、貴方の事を知りたいの。………で、答えれるの?答えられないの?」
「………それは…」
この人が馬鹿で詰めが甘くて良かった。
倍率なんかは調べたらすぐ分かる。
それに、アナライズに自信を持ち過ぎだ。
暗殺者に勝てるとでも思っていたのか。馬鹿馬鹿しい。
「…うん…答えられないよね。そうだよね。ごめんね?無能力者だもんね。」
「え!?あ!?何で!?」
「あ、これって隠してた?……ごめんね。ばらしちゃった。」
更にクラスメートの目が黒く濁っていく。
「無能力者でも、悪くないよ。…ただ…」
肩に手を置く。
「無能力者の癖に無能力者の人を馬鹿にするのはちょっと見てられなくて…無能力者の事を馬鹿にする時点であり得ないのに。」
これは、皆への警告。
「…無能力者だから、弱いのは違うよ。…貴方が努力もせずに諦めてるだけでしょ。それを自分のせいじゃなくて無能力者のせいにするなんて…恥晒しね。」
少し微笑を浮かべて言った。
彼は努力をしていた。
報われる為に頑張ったから、それに相応しい力を手に入れただけの事。
(貴方なんかに、能力者になる資格なんて無い。)
「な、何よ!この人殺し!」
ギャーギャー騒ぎ立てる。
何も知らないクラスメートが制止させる。
「黙れ無能。詐欺師。」
「っひ…」
小さな声でコソコソとクラスメートが喋る。
「…私、ちょっと前から…違和感あったんだよね~…」
「まじそれな~…」
更に別の場所からも。
「…うっわ…サイテー…」
「図星突かれたからって人殺し呼びは無いよな~」
「なぁ…」
この子は、もう居場所は無いだろう。
「本当に、可哀想だよね……」
最大の煽りを言ってとどめを刺す。
その子は急に泣き出した。
でも誰も、気にも止めてないようだ。
可哀想だといった人間が一番可哀想な立場になるのは皮肉だ。
私は、緋色先輩の所へ行った。
「……?」
一番最初に気付いたのは、疾風の旅人だった。
もう一人は氷結。
…未だに、緋色先輩の情報を見る事ができない。
「…どうしたんだい?」
「緋色先輩。」
「…………」
「私も…彼を………英雄の彼を見つけたいです。」
そう言うと、緋色先輩は安心した様な顔になった。
「…後輩達は…皆思い出したよ。」
「…あ?何の話だ?」
「うるせえよ、出野。一応感動シーンなんだよ。黙っとけ。」
「え?ええ?というか急に立場逆転してね?」
「香露音もいる。…大地の涙さんも味方になったし…味方が増えたんだ。」
「…そうなんですね………」
「お、俺は…置いてけぼりな感じ…?」
「やっぱり、鶴ちゃんも思い出したかー…そうかそうかー…」
「…香露音先輩も思い出したんですよね?夏希先輩は…?」
「んー…まだ?」
「…な、お、俺は………」
「あと、ついでに俺も前回の事を思い出してる奴だぜ。」
「え?そうなんですか?」
「ああ、あと若木ってやつと鬼塚ってやつも同じような人間だ。感覚で分かってるって感じだけどな。」
「…へえ………」
「…あ………ムシスルンデスネワカリマス…」
流石に悲しくなる。
無視するけど。
すると、さっきの子が来た。また何かするつもりなのか…
「この子は?」
「…名前…知らない人…」
「え?前回で覚えてないの?」
「…最初から……興味無くて……煩い人ってしか覚えて…………なくて?」
「とんだやつだな…」
「…ねえ…五十嵐さん…自分が…暗殺者だからって調子乗って………」
「別に、調子乗った記憶は無いけど…」
「私を見下してるようだけど…!そんな事無い。…暗殺者だからって舐めてるそっちに勝てるくらいのね!」
「…見下した記憶も無いけど………」
「決闘しなさい!無能力者に負ける筈ないんでしょ?」
「え…嫌…」
「は?」
「面倒臭い…」
「鶴ちゃん…言うようになったね…」
「何?負けるのが怖いの?」
「…全く違うけど…」
「じゃあ、やりなさいよ!」
これを言うと更に面倒なので言わないが、戦ったら瞬殺だと思う。
更に恥をかく事になるから止めたほうがいいんじゃないかな…
「…こういう時は…如何したらいいんですか…?緋色先輩。」
「んー?さっさとやって黙らせたら…?」
「何?私の言う事は聞かないくせに、あっちの無能力者の話は聞くの!?」
「ん?」
「アナライズしてもないのに勝手に言ってるのかこいつ。」
「今は、そこまで虚偽表示してないんだけど…」
「ステータスは全部嘘じゃねえかよ。見たら…」
「私が執行者っていう所は本当でしょ。そこは良いじゃん。」
「…もう…無能力者じゃないよ…?それに……貴方の言う通りにする道理なんて何であるの…?まあ…決闘はしてあげるけど…」
手抜きってどうすればいいんだろう…
…決闘する事になったけど…この子…努力したとかほざいてた割には弱過ぎる。
これ…最初は基礎能力だけにしようって思ってたけど…それすら使わなくても良いんだけど…
手抜きって思われて怒らせた。
「…ご、ごめん…?」
「真面目にしなさいよ!」
「………良いの?」
そう言って腕を掴み、ナイフで首を刺す。
「え…?」
「………満足した?」
「わお…怖え。躊躇が無え…」
「こればかりは…喧嘩売るから悪いよね~」
緋色先輩が言えたことではないとは思うけど…
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