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6章 神に愛された子
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「え、本気でどこ行った!?」
トーラスは焦りながら魔法を使う。
「あいつ、妨害魔法を常時発動してやがるな…」
「そういうの、分かるの?」
「ああ。最初は氷結の紋章のせいで分からなかったが…」
「まあでも、普通に理由が無くても妨害魔法使う場合もあるし、こればかりは仕方ないわ。」
「魔法使いが本業の俺を舐めるなよ…!」
「何処か分かるのか!?」
トーラスの魔力が揺らぐ。
「村のはずれだ、遠くじゃない。でも魔物が寄ってくるぞ…!?」
「行くぞ。」
エレスト達は村のはずれに走っていった。
「あれ…」
血のナイフを振り上げている彼女の姿を見つけた。
「待て…!」
エレストは雷撃の紋章を使い高速で彼女のもとに移動した。
「何を…するつもりだ!?」
振り下ろした瞬間、間一髪エレストは彼女の腕を掴んだ。
「…!?」
「間に合った…」
「………」
彼女はエレストを一瞬だけ見る。
(…?一瞬だけ、俺を蔑む様な目を…いや、気のせいか…?)
「神は…なぜ私を…愛したの?何故神は…あの子を選んだの?」
静かにそう呟く。
「…人を皆殺しにする必要はある?何故私は生き残ってしまったの?全て終わってから…紋章を手に入れたの?本当に神に愛されているなら……!!私をこんなにも苦しめるの!!!!?」
エレストを突き放す。
「…なんで…めちゃくちゃにするの?」
「………」
沈黙の中、トーラスが話す。
「…明日は氷結の紋章の人を探さないといけないし、今日はもう休むぞ。身体が冷えるとろくなことが起きないからな。そういうのは、俺がいくら神聖魔法が使えるとはいえ、専門外だから治せないぞ。」
「……分かり…ました…」
トーラスは少しホッと溜息を吐き、全員で宿屋に戻った。
「神に愛されている者の自覚をもう少し持ったら?ロディ。」
母は言う。
(自覚ってなんだよ自覚って…)
ロディは不貞腐れていた。
しかし、急に態度を変えてきた者共に対する扱いはそろそろ慣れてきた。
「そう?あると思うんだけどなあ。」
ある意味自覚があるともいえる。
しかしながら、急に態度を変えてきた者共だと、見下しているようなロディが神に愛されて良いのだろうかというロディの疑問は甚だ尽きない。
(こんな思想を持っているなんて、味方じゃなくて、もはや敵側では…?)
自分ですらそう思っていしまう。
それに対して少しモヤっと考えるなら、恐らくロディ自身は心の中で人類の味方側の人間であると思っているに違いない。
というか、味方でありたいと思うのは大抵そうだろう。
神に愛されている者なら、多少の才能はくれるのだろうか。
実際に神の紋章と呼ばれている紋章があるくらいの世界だ。
神は実際にいるのがまあ普通の考えであろうから、本物の神に愛されているはずだ。
実際、過去の神に愛されている者は何かしらできたとあるから、きっとあるに違いない。
(元々の才能じゃないの?と、私は考えているけど…じゃあ、私生まれつきの才能あるってこと!?…無いけど。)
歴代の神に愛されている者は一体どういう人だっただろう。
「…神に愛されている者として、村を守らなきゃね。」
ロディは深く考える。
この村なんて嫌いだ。
見たこともない、神に縋っているこの村が。
そして神に愛されている者になってしまったせいで、ロディは村を出れない。
(まあ、まだこれくらいならなんとかなるか…)
村から少し出る。
魔物がいる。
「嘘!?魔物がいる!?」
この村には魔物はあまりいない筈だ。
魔物は基本放置だが、村の方に歩いているため、確実に襲撃される。
(今は妨害と隠蔽魔法を使っているから、魔物は私にあまり気付かない筈だけど。…追い払うくらいなら、私でもできるか?元々、私はこの村を出るつもりで、ある程度戦闘能力は持っていると思うけど、実践経験が如何せん無いのが怖いところ…)
奇襲攻撃くらいなら確実に成功する。
それで殺せるとは思えないが、ある程度はダメージを与えられるだろう。
「よし、誘導せよ。光矢。」
魔物はこちらに気付く。
ある程度はダメージを与えた。
「武器は…弓だけ。」
近接武器を親に持たせてくれなかった。
要は『戦うな』ということだ。
近接武器を持っていなかったら、逆に危ないであろうと思うが。
「ぶっ殺してやる。」
魔物を矢で貫く。
魔物は襲ってくる。
自分だけで魔物を追い払おうなんて浅はかだったようだ。
魔物を殲滅する前に、魔物の射程圏内に入ってしまった。
(ああ、クソ…!)
魔物の攻撃を必死に躱し、弓矢を引いた。
「舐めるな…!下級魔物如きが…!」
一体を殺した。
(よし…!)
その瞬間、後ろに気配を感じた。
振り返ると、魔物がいた。
「しまっ…」
ロディは殺されると思った。
「ロディ!!!!」
魔物は凍った。
そこにはロディの親友、リーレンがいた。
この氷はリーレンの仕業であるという確証だった。
「おはようございます…」
「おはよう。エレスト、トーラス。」
二人が宿屋の二階から降りてきた。
「…ああ。おはよう。」
「おはよう。二人とも。」
トーラスはコーヒーを眠そうな顔で啜っている。
「朝御飯は食べた?」
「いや、何も食べてないよ。トーラスがコーヒーを飲んでるだけ。」
トーラスは機嫌が悪そうにコーヒーを飲んでいる。
起きているだけマジといえるだろう。
「氷結の紋章の子を探すのは、俺の魔法じゃ無理だ。だから、君が見つけるしかない。」
「……そうですね。」
エレストは昨日の事を思い出しながらトーラスの会話を聞く。
変に彼女に問い詰める訳にもいかないし、恐らくスルーが正解なのかもしれない。
「…君は、元といえども親友を殺せるのか?」
「はい。私にはそれ以外の選択肢はありません。」
やはり殺す事に躊躇が無い。
「じゃあどう殺すんだ?」
「皆さんと共にあの子の左腕を切り落とします。それからは、私が一人で殺します。」
神の紋章に対する…と言うよりかは、紋章使いに対する一般的な殺し方だろう。
「相手は、幾ら紋章が使えるようになってから一か月も無いとはいえ、神の紋章なので左腕を斬り落とすのも滅茶苦茶大変だと思います。」
「ああ。俺達は神の紋章の使い手を一回殺したことがある。それで分かることだけど、左腕を斬り落としても、紋章を完全に無効化するわけじゃないぞ。」
「…そうなんですね。流石神に選ばれた存在…といったところ。」
彼女は絶望するどころか笑った。
「完全に無効化は出来ないと言いましたよね?」
「あ、ああ。」
「完全に…ということなら、ある程度の弱体化は見込めるという事ですか?」
「使えなくなるのは一時的で、紋章によって作られた左手が生えてきたら、同じように紋章が使えるようになってしまう。って感じかな。」
「成程…流石に人間の左腕は生えてきませんか。それはそれで面白いけど。」
「何処かだ。キモいだけだろ。」
トーラスは思わず突っ込む。
「まあ、そうですね。…まあ、基本的に私は弓でチクチク敵を攻撃するのがメインなので、紋章を使わないと近接である程度もできないので…御三方が主に左腕を斬り落としてください。」
「分かった。」
「氷の対処は大体私が何とかできます。…元とはいえ、親友の使っている紋章ですから。」
彼女は微笑む。
親友を恨んでいる筈なのに、親友であることを強調する。
彼女はいったい何を考えているのだろう。
「取り敢えず、氷結の紋章の人を探すぞ。」
「そうだな。倒すにしても本人がいないと話にならない。」
「貴方はその子の居場所が分かるのよね?」
「は、はい。完全にという訳では無いですが、ある程度は。」
「なら、貴方に付いて行くわ。さ、朝ご飯を食べてから向かいましょう?」
四人は朝食を取った後、村を出た。
トーラスは焦りながら魔法を使う。
「あいつ、妨害魔法を常時発動してやがるな…」
「そういうの、分かるの?」
「ああ。最初は氷結の紋章のせいで分からなかったが…」
「まあでも、普通に理由が無くても妨害魔法使う場合もあるし、こればかりは仕方ないわ。」
「魔法使いが本業の俺を舐めるなよ…!」
「何処か分かるのか!?」
トーラスの魔力が揺らぐ。
「村のはずれだ、遠くじゃない。でも魔物が寄ってくるぞ…!?」
「行くぞ。」
エレスト達は村のはずれに走っていった。
「あれ…」
血のナイフを振り上げている彼女の姿を見つけた。
「待て…!」
エレストは雷撃の紋章を使い高速で彼女のもとに移動した。
「何を…するつもりだ!?」
振り下ろした瞬間、間一髪エレストは彼女の腕を掴んだ。
「…!?」
「間に合った…」
「………」
彼女はエレストを一瞬だけ見る。
(…?一瞬だけ、俺を蔑む様な目を…いや、気のせいか…?)
「神は…なぜ私を…愛したの?何故神は…あの子を選んだの?」
静かにそう呟く。
「…人を皆殺しにする必要はある?何故私は生き残ってしまったの?全て終わってから…紋章を手に入れたの?本当に神に愛されているなら……!!私をこんなにも苦しめるの!!!!?」
エレストを突き放す。
「…なんで…めちゃくちゃにするの?」
「………」
沈黙の中、トーラスが話す。
「…明日は氷結の紋章の人を探さないといけないし、今日はもう休むぞ。身体が冷えるとろくなことが起きないからな。そういうのは、俺がいくら神聖魔法が使えるとはいえ、専門外だから治せないぞ。」
「……分かり…ました…」
トーラスは少しホッと溜息を吐き、全員で宿屋に戻った。
「神に愛されている者の自覚をもう少し持ったら?ロディ。」
母は言う。
(自覚ってなんだよ自覚って…)
ロディは不貞腐れていた。
しかし、急に態度を変えてきた者共に対する扱いはそろそろ慣れてきた。
「そう?あると思うんだけどなあ。」
ある意味自覚があるともいえる。
しかしながら、急に態度を変えてきた者共だと、見下しているようなロディが神に愛されて良いのだろうかというロディの疑問は甚だ尽きない。
(こんな思想を持っているなんて、味方じゃなくて、もはや敵側では…?)
自分ですらそう思っていしまう。
それに対して少しモヤっと考えるなら、恐らくロディ自身は心の中で人類の味方側の人間であると思っているに違いない。
というか、味方でありたいと思うのは大抵そうだろう。
神に愛されている者なら、多少の才能はくれるのだろうか。
実際に神の紋章と呼ばれている紋章があるくらいの世界だ。
神は実際にいるのがまあ普通の考えであろうから、本物の神に愛されているはずだ。
実際、過去の神に愛されている者は何かしらできたとあるから、きっとあるに違いない。
(元々の才能じゃないの?と、私は考えているけど…じゃあ、私生まれつきの才能あるってこと!?…無いけど。)
歴代の神に愛されている者は一体どういう人だっただろう。
「…神に愛されている者として、村を守らなきゃね。」
ロディは深く考える。
この村なんて嫌いだ。
見たこともない、神に縋っているこの村が。
そして神に愛されている者になってしまったせいで、ロディは村を出れない。
(まあ、まだこれくらいならなんとかなるか…)
村から少し出る。
魔物がいる。
「嘘!?魔物がいる!?」
この村には魔物はあまりいない筈だ。
魔物は基本放置だが、村の方に歩いているため、確実に襲撃される。
(今は妨害と隠蔽魔法を使っているから、魔物は私にあまり気付かない筈だけど。…追い払うくらいなら、私でもできるか?元々、私はこの村を出るつもりで、ある程度戦闘能力は持っていると思うけど、実践経験が如何せん無いのが怖いところ…)
奇襲攻撃くらいなら確実に成功する。
それで殺せるとは思えないが、ある程度はダメージを与えられるだろう。
「よし、誘導せよ。光矢。」
魔物はこちらに気付く。
ある程度はダメージを与えた。
「武器は…弓だけ。」
近接武器を親に持たせてくれなかった。
要は『戦うな』ということだ。
近接武器を持っていなかったら、逆に危ないであろうと思うが。
「ぶっ殺してやる。」
魔物を矢で貫く。
魔物は襲ってくる。
自分だけで魔物を追い払おうなんて浅はかだったようだ。
魔物を殲滅する前に、魔物の射程圏内に入ってしまった。
(ああ、クソ…!)
魔物の攻撃を必死に躱し、弓矢を引いた。
「舐めるな…!下級魔物如きが…!」
一体を殺した。
(よし…!)
その瞬間、後ろに気配を感じた。
振り返ると、魔物がいた。
「しまっ…」
ロディは殺されると思った。
「ロディ!!!!」
魔物は凍った。
そこにはロディの親友、リーレンがいた。
この氷はリーレンの仕業であるという確証だった。
「おはようございます…」
「おはよう。エレスト、トーラス。」
二人が宿屋の二階から降りてきた。
「…ああ。おはよう。」
「おはよう。二人とも。」
トーラスはコーヒーを眠そうな顔で啜っている。
「朝御飯は食べた?」
「いや、何も食べてないよ。トーラスがコーヒーを飲んでるだけ。」
トーラスは機嫌が悪そうにコーヒーを飲んでいる。
起きているだけマジといえるだろう。
「氷結の紋章の子を探すのは、俺の魔法じゃ無理だ。だから、君が見つけるしかない。」
「……そうですね。」
エレストは昨日の事を思い出しながらトーラスの会話を聞く。
変に彼女に問い詰める訳にもいかないし、恐らくスルーが正解なのかもしれない。
「…君は、元といえども親友を殺せるのか?」
「はい。私にはそれ以外の選択肢はありません。」
やはり殺す事に躊躇が無い。
「じゃあどう殺すんだ?」
「皆さんと共にあの子の左腕を切り落とします。それからは、私が一人で殺します。」
神の紋章に対する…と言うよりかは、紋章使いに対する一般的な殺し方だろう。
「相手は、幾ら紋章が使えるようになってから一か月も無いとはいえ、神の紋章なので左腕を斬り落とすのも滅茶苦茶大変だと思います。」
「ああ。俺達は神の紋章の使い手を一回殺したことがある。それで分かることだけど、左腕を斬り落としても、紋章を完全に無効化するわけじゃないぞ。」
「…そうなんですね。流石神に選ばれた存在…といったところ。」
彼女は絶望するどころか笑った。
「完全に無効化は出来ないと言いましたよね?」
「あ、ああ。」
「完全に…ということなら、ある程度の弱体化は見込めるという事ですか?」
「使えなくなるのは一時的で、紋章によって作られた左手が生えてきたら、同じように紋章が使えるようになってしまう。って感じかな。」
「成程…流石に人間の左腕は生えてきませんか。それはそれで面白いけど。」
「何処かだ。キモいだけだろ。」
トーラスは思わず突っ込む。
「まあ、そうですね。…まあ、基本的に私は弓でチクチク敵を攻撃するのがメインなので、紋章を使わないと近接である程度もできないので…御三方が主に左腕を斬り落としてください。」
「分かった。」
「氷の対処は大体私が何とかできます。…元とはいえ、親友の使っている紋章ですから。」
彼女は微笑む。
親友を恨んでいる筈なのに、親友であることを強調する。
彼女はいったい何を考えているのだろう。
「取り敢えず、氷結の紋章の人を探すぞ。」
「そうだな。倒すにしても本人がいないと話にならない。」
「貴方はその子の居場所が分かるのよね?」
「は、はい。完全にという訳では無いですが、ある程度は。」
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