【本編完結・R18】苦手だった元婚約者にドロドロに甘やかされています

堀川ぼり

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過去が動く

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 食事を終えたあと、仕事が終わるくらいの時間に連絡するという約束を交わして出勤する結人を玄関で見送った。
 片付けは私がするからと押し切ったけれど、使った食器はお皿とコップだけですぐに洗い終わってしまう。
 洗い物を済ませ、昨日着ていたのと同じ服に袖を通す。
 結人の家で乾燥までする事が出来て助かったと思いながら着替えを終え、もらった合鍵でしっかりと施錠してから家を出た。

 電車で移動しながら、早急に用意しなくてはいけないものを頭の中でリストアップしていく。
 結人に借りる事は出来ないし、とりあえず着る物は一番に揃えなくてはいけない。
 職場にも着ていける着回しやすい服を中心に、上下5セット程あれば暫く困る事はないだろうか。
 出来るだけ節約しておきたいし、自分の好きな服は今は後回しにして利便性だけで選ばないとなぁ。必要に迫られるだけのこんなにも楽しめないショッピングは、生まれて初めてな気がする。
 スーツや制服を着る仕事じゃなくてまだ良かったなと思いながら服を選び、シンプルなトップスやスカートを中心にカゴに入れていく。
 ユニクロさんには本当に頭が上がらない。オフィスカジュアルっぽい服を一気に揃えるのに、こんなに便利で助かるお店は他にないと思う。
 ついでにルームウェアも一緒に購入して、次はいつも下着を買っているお店に向かった。

 下着や化粧品、細々した雑貨。
 数時間歩き回って一通りの買い物を終え、少し休憩するために目についたカフェに入る。
 楽しく選ぶような買い物ではないかもしれないが、少しでも気に入ったもので揃えたいと思っていたら結構な時間が掛かってしまった。
 時間だけでなく、それなりにお金も掛かった。
 生活に必要最低限な物を一から揃えるだけでもこれだけの金額が掛かるのに、これに加えて宿泊費や外食代まで上乗せされていた可能性があるのだから、助けてくれる結人には本当に頭が上がらない。

「……あと一時間くらいか」

 運ばれてきたアイスティーに口付けながら時間を確認して、ぽつりと独り言を落とす。
 結人の仕事が終わるまで一時間もない中途半端な時間だ。
 余裕があるなら一度帰って荷物を置いてこようと思っていたのに、本当に予定していたよりも多く時間を使ってしまった。
 あと買う予定の物は布団くらいだが、「そういう大きい物は荷物になるし、布団抱えて迎え待つのも大変でしょ。俺が合流してから買う方がいいよね」と結人に言われていて、一緒に買いに行くことになっている。
 ふらふら歩いてこれ以上散財したくないし、このままカフェで時間を潰して結人を待つのが正解なのだろうけど、一度考え出すとどうしても気になってくる。

「はぁ……。なんでもかんでも少し頼りすぎな気がする……」

 待ってから行動するのが普通の流れだと理解はしているのに、やっぱり色々と甘えすぎだよなぁと、どうしてもそんな風に考えてしまう。
 たくさん買い物したあとで荷物は多いし、結人が提案してくれた事は正直助かるしありがたい。
 だけどわざわざ迎えに来てくれた人を買い物に付き合わせて、そのまま荷物持ちまでさせるのは如何なものだろうか。
 恋人でもなんでもない関係で、無理に私に合わせてくれているのだと今朝気付いたばっかりなのに。
 やっぱり少し休憩したら、結人が来る前に買い物を終わらせに行こう。そんなことを思いながら再度ストローに口付けた瞬間、卓上に置いていたスマホが小さく震えた。
 画面を見ると、予定より早く切り上げられたから今から向かうというメッセージが表示されていて、私にとって都合の良い内容にまた少し息が詰まりそうになる。
 夕方顔を出さなくてはいけない所があるけど遅くならないようにすると、今日の朝家を出る時に結人は言っていた。その言葉通り、私の買い物に付き合うために急いで終わらせてきてくれたのだろう。
 仕事の詳細までは分からないけれど、私のせいで時間を割かせてしまっている事は容易に想像ができる。
 急がせてしまうほどの事でもないのに気を使わせて、嬉しいよりも先に申し訳ないと思う気持ちが前に出た。
 続けて届いたどこにいるのかを尋ねるメッセージに、今いる店名を返信する。分かったという返事が届いた十数分後に、わざわざ結人は店内まで迎えに来てくれた。
 仕事終わりの疲れた様子は微塵も見せず、私を見つけると同時に結人は嬉しそうに瞳を細める。

「おつかれ。ごめんね、少し待たせた?」
「え、そんな全然……! 結人こそ、お仕事お疲れ様。ごめんね、あの、迎えなんて頼んで……」
「それこそ全然気にする必要ないよ。荷物これで全部?」

 そう言いながら手を伸ばす結人を止めようとしたが、私の行動は軽く流されてしまった。
 それどころか、私の購入品すべてを手に持った結人は、慌てて席から立ち上がった私を再度座らせようとする。

「そんなに慌てなくていいし、また戻ってくるから和音はもう少し休憩してて。とりあえず一度車に置いてくる」
「え、そんなの本当にいいから……全然、一人で持って歩ける量だったし」
「持って歩ける量だとしても置いてきた方がいいでしょ。すぐ戻るから待っててよ」
「それでも、あ……それならせめて私が運ぶから」
「そう? じゃあ一緒に行こうか。これだけお願いしていい?」

 そう言いながら渡されたのは下着が入った紙袋一つだけで、結局ほとんど持たせてしまっている現状にまた罪悪感が募る。
 ごめんなさいと口にしても結人は全然気にしていなさそうで、「何も謝ることないのに」と軽く言いながら私の隣を歩いてくれた。

 そこからはずっと、結人のお世話になってばかりだ。
 車に荷物を置いてから寝具を買いに向かい、シンプルな布団三点セットとカバーを購入したけれど、それらも全て結人に運ばせてしまった。
 支払いまで結人が持とうとしてくれたから流石に必死で断ったけど、私が出したのは自分が使う布団の金額だけである。
 結人が予約してくれていた夜ご飯の焼肉も、明日の朝食を買うために寄ったスーパーも全て会計は結人持ちで、荷物持ちさえ私はさせてもらえなかった。
 私の分まで結人に負担させたくないと言っても、「俺が付き合わせてるだけだし、燃えて無くなって色々買い揃えなくちゃいけないから和音も大変でしょ」と受け流されて、何一つ受け取ってもらえない。
 食事と買い物を終えて車で自宅に帰った後も、「何回も往復するの面倒でしょ」と言って、ほとんどが私の荷物だというのにその八割を結人が部屋の中に運んだ。

 私はただ部屋を使わせてもらっているだけの居候なのに、お風呂は先にどうぞとか布団にカバーつける時は手伝うよとか、結人はずっと私を気遣う事ばっかり言って優しく笑っている。
 今朝も思ったことだけど、この表情は営業用だ。
 昔から何度か見た事がある、仕事で付き合う人に結人が向けていた、愛想の良い人好きのする笑顔。
 家の中でまで気を張る必要ないのに、私がそうさせているのだとしたら最悪すぎる。
 私が住む場所を失って困っていたことは確かだけど、結人にストレスを与えてまで助けて欲しいなんて思ってない。

「あの、あんまり私に気を使わなくてもいいよ」

 家の中でくらい気を抜いてくれていいのにと、そう思って口にした言葉に、結人は困ったように眉を下げた。
 言ってる意味がちゃんと通じていないのか、未だに外向きの笑顔を崩さないままだ。

「夕飯の支払いのこと? 和音は俺に付き合わされただけなんだから、本当にそんな風に思わなくてもいいのに」
「その……お金の事もそうだけど、仕事早めに切り上げて迎えに来てくれたりとかも、色々と結人に無理させてるわけだし」
「別に気を使って早く行ったわけじゃないよ。思ってたより早く話が済んだし、元々そのまま直帰する予定だったから結果的にあの時間になっただけ。そもそも、そんな簡単に和音のこと優先するなら、俺は今日の仕事を誰かに引き継いで最初から休みにしてると思うけど」

 もっともらしいことを言ってるように聞こえるけど、私が伝えたいのは迎えに来てくれた件に関してだけじゃない。
 言葉遣いも表情も、その気遣い全てがやり過ぎな気がして、結人がどんどん私に対して他人行儀になっているように感じて少し怖くなる。
 怖いとか嫌だとか思ってしまうのは自分勝手な感情なのに、一度口にしてしまうと止まらない。
 
「……今の結人、昔一緒にいた時と全然違うし、結人がずっと外向けの顔してるのも分かるからそれが苦しい。私は取引先とかじゃないし、本当に気を使う必要ないよ。もっと自然に過ごして欲しいし、無理に繕わないで素の顔出してくれていいのにって思って……」

 そこまで言ってようやく、結人が纏っていた空気が変わった気がした。
 エレベーターの中で再会した時のような、少しだけ硬くなった結人の声が私の鼓膜を揺らす。

「……好きな子を前にして男が考えることなんて一つだと思うけど、どこまでなら出していいの? 好きだって言いながら迫っても、和音はただ怖がるだけでしょ」
「そ、そんなこと……」
「俺だって別に無理してるわけじゃないから。和音が安心してここで過ごしてくれるなら単純に接触回数増えるし、変に素を出して警戒されるより仕事の時みたいに作ってた方が簡単で楽なだけ。それで少しでも俺のこと好きになってくれるなら全然いいよ」

 自嘲するようにそう言われ、どう返したらいいのか分からず一瞬息が詰まった。
 それでも何か言おうと私が口を開くより先、再び笑顔を貼り付けた結人が、優しく声を作って私を制する。

「和音が近くにいてくれると、嬉しくて直ぐに触りたくなる。どこまでなら普通のことだって許容してもらえるのか分からないし、変に近付いて怖がらせたくないから最初から自制してるだけ。気を使ってるわけじゃないから本当に気にしないで」
「……っ」

 そこまで言ってくれる人を相手に、何も気にしないなんて出来る気がしない。
 何かをしてもらう度に、また結人が無理してるって思い続けてしまう方が私は嫌だ。
 ただでさえ結人の好意に甘えてお世話になりっぱなしなのに、本音を抑えて家の中まで楽にできない状況を結人に課すなんて、私はその方が落ち着かない。

「ごめん。自分勝手なことばっかり言っちゃうけど、これは結人のためとかじゃなくて、私がそれを負担に思うからやめて欲しいの。一度気になり出したらもう気にしないなんて無理だし、優しくしてもらってるのに申し訳なくて、全然素直に受け取れない」
「あのさ、和音は……」
「変なことするわけじゃないなら怖がったりしないし、触りたかったら好きに触ってくれていいよ。変に距離取られる方が遠慮されてるみたいで、気になっちゃって苦しくなる」
「は……?」

 無理したり我慢したりするのは、結人じゃなくて私がいい。
 変に距離を取られると苦しいと感じたのは私の本音だし、今の結人は私を無理に押し倒して変な事をしたりしないだろう。
 結人が言う「触る」というのが、常識の範囲内なら私だって怖がったりしない。
 もっと近い距離で座って話せる方がずっといい。他人行儀に扱われる方が辛いのだと、私はそう思ってしまった。
 このくらいなら平気だという意味も込めて、私から手を伸ばして結人の服の裾を軽く握る。
 窺うように視線を合わせると、一瞬だけ揺れた結人の瞳にすっと影が落ちる。

「あー……うん、そうだったね。ある程度耐えられるレベルまでなら、自分のこと犠牲にした方が楽なんだっけ、和音は」
「えっと、なにが……」
「俺に気を使われると後から何を要求されるか分からなくて不安? 負担になる?」
「なんで? そんなこと思ってないよ」
「じゃあ今の状態でまた俺と付き合ってくれたりするの?」
「……それは、その……まだ分からないから……」
「何が?」

 私はそんなにも結人を苛立たせることを言ってしまっただろうか。少しずつ冷たくなっていく声が辛くて、思わず視線を足元まで下げてしまう。
 結人に触れたままの手をどうしていいか分からず、服を掴んだ指先はそのままに、喉から絞り出すように声を出した。

「だって、付き合ったらキスとかそれ以上とか、やっぱり色々する……よね?」
「あー……まあ、後々ね。和音が平気だって思ってくれるならしたいよ、そりゃあ」
「その、ちゃんとそういうこと出来るか分からないから、付き合うとか言うのはまだ待って欲しい。今ここで付き合うって返事して、やっぱり何も出来なかったからやめようって言うのは無責任な気がするから……」
「うん。だからほんと、別に気にしなくていいんだよ。酷いことしてた自覚は俺だってあるし、トラウマになって出来ないなら出来ないでいい。もう二度と嫌がる和音に手を出したいとは思わないし、せめて次はちゃんとしたいって思ってるから距離を」
「違う、そうじゃなくて……あの、あ……それなら、付き合う前に一通りしてみたりするのって、駄目……?」

 何を言っても上手く伝える事が出来なくて、そのもどかしさの所為かおかしな事が口を衝いた。
 変に距離を作られるのが嫌だと、それだけの事を言いたいだけなのに絶対に言葉を間違えた気がする。
 馬鹿な事を言い出した私を前に、ついに結人の顔から完全に笑みが消えた。

「……一通りって何? 付き合えるか試すためにキスとかしていいの?」
「あ……えっと、キスだけなら多分……」
「ああ、言ってたね。キスくらい大したことないって。昔は毎日してたし、そのくらいは今でも平気そう?」

 自分で言い出した事を取り下げる事も出来ず、ただ弱々しく「平気なわけではないけど……」と口にすることが精一杯だった。
 決して平気なわけではないし、結人とキスをすると考えるだけで緊張して、手の平に汗が滲むくらいには意識してしまう。
 だけど、学生の頃に毎日されていたのは事実だ。
 今更意識していると言ったって信じてもらえないかもしれない。

「まあ、もう一回付き合い出したら、俺は絶対に別れたりしないで恋人って立場に縋りつくだろうし、和音がそういう安全策とるの分からなくもないけど」
「え……?」

 言われた事を理解するより先に、一度頭を撫でた大きな手が首の後ろに回る。
 そのまま引き寄せられて近付いた距離に、考えていたことが全て頭から弾け飛んでしまった。

「どう? 今から試す?」
「っえ……」
「和音がしてもいいって言うならするよ。……キス、俺と出来るか試す?」

 試すも何も、ここまでしてから断る選択肢なんてあるのだろうか。
 胸の辺りが締め付けられたように苦しくて、呼吸の仕方が急に分からなくなる。
 この距離が嫌じゃないのだから平気だろうと、小さく頷いてからぎゅっと目を瞑った。

 唇が触れるのなんて、ほんの一瞬だ。
 柔らかい感触に唇が潰されたと思った瞬間には離れていて、終わった事を確認する為にゆっくりと目を開ける。
 至近距離に、まだ結人の顔があった。

「もっと深いのしたい。いい?」
「あ、え……あの」
「ごめん。嫌じゃなかったら口あけて」

 声が近くて、息が触れるだけでぞわぞわする。嫌な意味じゃなく、興奮するとかそういう類の感情だ、これ。
 確認するように再度唇が触れ、唇が潰れたと思うと同時にまたすぐに離れた。
 指先が熱くて、心臓の辺りがバクバクと煩い。自分でも意味が分からないけど、何故か涙腺が緩んで泣きそうになる。
 考えるより先に自然と身体が動き、結人の声に応えるように薄く口を開いていた。
 嫌じゃないって意思表示になってしまうのに、何をしてるんだろう。私は。
 それでも今更引けなくて、ぎゅっと指先に力を込めて結人の服を握る。
 ここだけ空間が切り取られているかのように、自分の心臓の音と、結人が動く音しか聞こえない。
 更に顔が近付いた瞬間、また無意識に目を瞑ってしまう。

「ふっ……」

 唇が塞がれると同時に息が漏れる。
 ゆっくりと口内に差し込まれた舌が、熱を確かめるようにして私の舌に触れた。
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