【完結】痩せる！なるほどダイエット！

第２章 ダイエットの間違いを知る

過度なダイエット

ダイエットを目指す人の多くは、早く結果を出したいと思うでしょう。

ですが焦りは禁物です。

たとえ、水着や、結婚式のドレスといった急を要する場合であっても、

できることなら急激なダイエットはやめていただきたいです。

計画性のない、行き当たりばったりなダイエットは必ずといっていいほど、リバウンドを引き起こします。

やるのならば、理想は身体がそのダイエットに危険を感じないようにゆっくりと進めていくことです。

結果を焦らずに、長い期間をかけてやっていくのがリバウンドを予防します。

なので、短期集中型のダイエットや、最初にあまり張り切り過ぎると墓穴を掘ります。

ダイエットを始めよう！と気合十分に始めるのはいいですが、急がず、焦らず、途中でばててしまわぬようにやることが一番大事です。

例えるなら、ダイエットとは長距離走だと思ってください。

これは誰がする、どんなダイエットでもそうです。

これから長距離のマラソンをすると思って、いきなり全力疾走する人なんていないですよね？

そんなことしたら、途中で力尽きてリタイヤするのが目に見えています。

間違えないでください。

ダイエットのゴールは痩せることではありません。

痩せて、リバウンドをしないくらいに安定して、始めてゴールと言えます。

痩せて喜んでダイエットを終えてしまう人は、自己満足の途中リタイヤです。

かならず、ダイエットとは長距離走だと肝に命じてください。

周りの人が、ドンドン痩せていっても関係ありません。

最後まで走り抜けて、ゴールした人が勝ちです。

地道にゆっくりと、無理なく着実に進んでいけば、どこかで先走ってバテバテになった人達を優雅に追い抜くことができます。

大事なのは自分にあった、続けられる、辛くない方法が理想です。

例えば、勢いと気合で駆け抜けたAさんと、ゆっくりと着実に進んできたBさんが、スタートから同じ10キロ地点に到達したとします。

ダイエットという長距離走にはタイムは関係ありません。

ゴール出来きたか、出来ないかでしかありません。

それを踏まえた上で、両者の心境を見てみると、Aさんは早くに到達したので嬉しいですが、それは涙ぐましい頑張った結果であって、これまでの道のりを辛かったと思います。

対して、BさんはAさんが先に到達した時には、負けた気がして焦ってしまいますが、それでも自分は自分とゆっくり無理せずに進みました。

時間はかかりましたが、ゆっくりと無理なく進めたために、これまでの道のりをBさんはさほど辛くは感じていません。

ここで、両者に『さぁ、あと10キロ頑張りましょう』と言うと、二人の中で心境に大きな差がでます。

Bさんは、よし頑張ろうと心に余裕がありますが、

Aさんは違います。

またあの辛い道のりを行かなきゃいけないのかと、過去の体験を振り返ってはやる気が落ちてしまいます。

こうして、挫折、リタイヤしてしまう人が多数出てしまいます。

忘れないでください。

何度も言いますが、ダイエットという長距離走にはタイムはまったく、関係ありません。

その長い道のりをわざわざ辛くするのは挫折を招く行為だと理解してください。

太る原因とはいろいろありますが、遺伝というか、家庭環境で太るということがあります。

この場合は小さい頃から太っています。

原因としては、やはり食事の内容や、取り方にあります。

多いパターンだと、母親がふくよかな体型だと、子ども達も同じような体型になりがちです。

小さい頃から太っているという人は、ものの食べ方や、食事に対する価値観が普通体型の人と違います。

要は、小さい頃に習った、又は見て育った食事の取り方がその人の基本の食事スタイルになるわけです。

これが、もし、原則太りやすい食事スタイルだとすると、やはり太ってしまうのは必然です。

父親の体型というのは、あまり子どもには関係ありません。

なぜなら一般的に家庭の食事環境をつくるのは母親だからです。

食事スタイルはやはり、幼少期がベースとなりますので、同じ屋根のしたで暮らしていても、

その人の食事スタイルはなかなか変わらないので、同じ献立を出されたとしても、父親と母親では食べ方や量が違います。

なので、夫婦は基本的には体型が似ることはないでしょう。

まぁ、妻の料理が美味しくて、もしくは手料理が嬉しくて幸せ太りなんかはありますが。笑

ですが、子供は違います。

自分の食事スタイルなんてもっていないですから、親を見て育ちます。

ですから、幼少期の食事スタイルはかなり重要です。

だからといって、親が子供の体型を気にして量を決めるのは良くありません。

子供の頃には、いっぱい食べて、いっぱい遊ぶことは大切なことです。

気をつけて欲しいのは、『食べ方』です。

それさえ、しっかり管理すれば、偏った体型にはなりづらいはずです。

余談ですが、こういうタイプの人は基本的にダイエットに成功しやすいです。

若い時は痩せていて、社会人になって太ってしまったという人のほうが失敗する可能性が高いです。

なぜなら、基本的に痩せていた人は、心のどこかで、本気を出せばいつでも痩せれるという過信があります。

そんな気持ちが、ダイエットの大敵です。

このような考えは挫折を簡単に引き起こします。

やると思ったら、最後までやる。

太ってきた実感があまりない人もいます。

自信をもつことは良いことですが、客観的に物事を、考えてみて、出た答えがすべてです。

そこは、しっかりと現実を受け止めて、ダイエットへの活力にしましょう。