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第一章 棒人間の神様とケモナー
魔法使いの父
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この世界の魔法は、よほどのことがない限り、どんな人間でも使える。才能がない者ですら魔石で魔力を補ったり、付与された魔法を使ったりしている。
『コール』の魔法は、連絡する上で欠かせない、基本魔法の一種だ。基本、基礎、初期などといい方は変われど簡単にできる。その代わり、使用者によって、距離や制度にばらつきがでやすい魔法でもある。属性は無。と、習ったばかりだ。
魔力の弱いものや、操作が苦手なものも、魔石や、魔道具の補助を借りれば、簡単に好きなだけ会話ができる。スキルが多い者ほど、補助に魔道具を使うらしい。
母様は、人よりちょっとだけ、スキルが多いのと、事故の影響で苦手だった魔力操作が、さらに苦手になったそうだ。
「ティス?ケルンが倒れたらしいの。ううん。元気みたいなのだけれど、一応みてもらえるかしら?」
相手の声は聞こえないが、会話は成立しているようだ。
証拠に、母様がかしら?と尋ねた瞬間、その母様の隣の空間が歪んだかと思うと、父様が立っていた。
「ケルン!どこも痛いとこはないかい?父様が、すぐにみてあげるからね!」
「父様!」
血相を変えて、わたわたとケルンの体をあちこち触る父様。
はたから見れば、祖父と孫にみえるかもしれないが、まぎれもなく俺たちの父親だ。
見た目六十代なのに、中身は三十代前半か、二十代後半に感じられる。妙に雰囲気が若々しい父様が、顔面を蒼白にして、ケルンを抱きしめる。ふわっとお香みたいないい匂い。さすが、父様だぜ。ナイスミドル。
父様と母様の年齢は、同い年らしい。なのに見た目はまるで親子ほど離れて見える。
これには、この世界での、人間の仕組みが絡んでくる。
この世界の平均寿命は、二百から三百前後。
人間がその年まで生きられるのは、知識の比較においても、珍しいのだが、どうやら、魔力の質がいいのか、魔力を使わない生活ならば、そのぐらいは生きられる。生命力の強さが魔力とも繋がっているらしい。
精神の発達は、平均的なものだが、見た目より、中身が若い人間もいる。何せ、俺が知る中の人間の倍以上も長く生きるのだから、人によって、中身は若い人だっているだろうし、反対に老成した人間もいるだろう。
父様は、魔法使いだからか、魔力をよく使う環境にいるからか、少し老けている。でも、父様はかっこいい!という、ケルンの感情からも、まぁ、あまり気になることではない。あまり、ケルンの知識がないから、断定できないが、大きな魔法には、ある程度の代償がいるみたいだ。
「父様はかっこいいよー?」
「ん?そうか、ありがとう!」
俺への言葉を父様は勘違いしたようだが、まぁ、いいか。事実だし…俺の考え方はケルンに引きずられてるな、やっぱり。
父様は、一つ呼吸を整えると真剣な目でケルンをみた。
「水の精霊よ、教えておくれ。『サーチ』」
父様が手をかざすと、明度の低い薄い水の膜が、ケルンの頭の先から全身を包み込む。冷たくはないし、濡れる心配はない。そして、瞬きの間に終わってしまう。
「大丈夫みたいだな…よかった。もう、心配はいらないよ。ケルンは、ディアに似たから、体は丈夫だしな。でも、どうして、倒れたんだ?」
ディアとは、母様のディアニアの愛称。父様の名前はは、ティストールという。
名前が似ている通りエセニアは、母様の名前から名づけられたということだ。この屋敷で生まれ育った住み込みメイドだ。もちろん、両親もこの家に住んでいるし、今は家を出ているエセニアの兄弟もこの屋敷で生まれ育った。
父様はまだ心配そうに問いかけてくるが、どう答えようか。状況を説明するのが無難かな。
「ちょうちょを追いかけて、お空を見上げたら、転んじゃった!そのまま、お空が綺麗だから見てたんだー!ふわふわなのー!」
実際は、俺が目覚めたことによる、再起動と情報整理で、動けなくなったんだがな。情報量が多すぎると人間もショートしてしまうもんだ。
ちらっとエセニアをみると、綺麗な姿勢で頭を下げている。
「旦那様!申し訳ありません!私の早とちりで」
ほっとしている、フィオナの横で、エセニアは、さらに深く頭を下げた。
「エセニア、気にすることはない。むしろ、ありがとう。ケルンをここまで、連れてきたのだろう?もし、何かあったとしたら、手遅れになっていたかもしれない。そう思えば、君は、きちんと仕事をした。それを私がどうして叱れるんだ?」
「もったいない…お言葉です」
父様の言葉に、エセニアは、声を震わせていた。
気分を変えるように、父様は、ケルンを抱き上げた。見た目は老人に近くても、身体は若い証拠だ。
それに、こうやって、使用人だからと当然だと、感謝を述べない貴族の中で、何をしても感謝を伝える父様は、かっこいいんだ。見習わないといけないな。
「さて、父様は、お仕事に戻るかな!ケルン、もうしばらく、母様とお留守番くぉ頼んだよ」
にこにこと、ほおずりする父様。髭が柔らかいって、どんな魔法なんだろうか。ぜひ、教えてもらいたい。
「うん!…お留守番してるよ?」
返事をしたときに、俺にまで響くような感情があった。
さびしい。いやだなぁ。
ケルンの感情が、強く流れてくる。まだ、父様と一緒にいたいのだろう。でも、父様は、夕ご飯直前まで、毎日仕事にでかけている。忙しいのだろう。
家族と使用人たちのお給与のためにも毎日のように、短時間でも屋敷の外にでて仕事をしている。
「あら?ケルン?何かしら?」
「うんとね…我慢するから、いいの!」
ケルンの様子に気づいた母様が、父様に抱かれたままのケルンの頭をなでながら、尋ねてくる。母親の直感は、騙せないようだ。
「ケルン、やっぱりどこか痛いのかい?」
ケルンをおろして、しゃがんで、覗き込む父様は、また心配顔に戻っている。仕事に行かないといけないのに、このままでは行けないだろ?しっかり説明しないと。
「ううん!そうじゃなくて!…えっとね、おやつを食べるんだ」
真剣な表情な父様と、くすりとわらっている母様が視界にはいる。まだ順序立てて話すことは苦手なのだから。母様も笑わないでほしい。まぁ、嫌な笑いではないんだけどな。
「だから、父様もご一緒して欲しかったんだけど、お仕事あるから、僕、我慢して、母様達と食べるね」
ちゃんと説明できて、よくやったとケルンに伝えれば、にっこりだ。
うん。わがままばかりせず、こうやって良い方向に持っていこう。まぁ、ケルンはあまりわがまを言わないが、甘やかされすぎるのもよくないからな。きちんと、知識としての俺の影響もあるようだ。
そんなケルンのいじらしさに、メイド親子はなぜか涙ぐみ、父様はくっと呟いて顔をそらした。
いや、泣く要素ないだろ。
「…『コール』…ああ、私だ。もう少し時間がかかる。何?つまり、私にしかできないというのか?…ああ、そうだろう。君にも、できる。なら、まだ時間はあるな?うん、君には期待しているからな。ああ、もう少ししたら、 戻ろう」
母様と違い、父様は道具が必要ないのか、耳に手を当てて、コールの魔法を使った。あと、その内容から察するに、仕事を別な人に押し付けたな。
「フィオナ、小腹が減ったので、少し休んでから、仕事に戻る。私の分も用意してもらうよう、ハンクに伝えてくれ」
そういって、再び、ケルンを抱き上げて、母様と連れ立って、庭の東屋に向かう。天気のいい日は、外でおやつを食べるから、そこへむかうのだ。
うちの家族、甘すぎるだろ。
だが、嫌いじゃない。愛情は、伝わりにくいものだ。
ケルンの喜びに負けたわけではない!そうだ、知識としては、何もいうまい。
「わーい!嬉しいー!」
父様大好き!おっと。溢れた。ケルンの感情だからな!俺じゃないぞ!
『コール』の魔法は、連絡する上で欠かせない、基本魔法の一種だ。基本、基礎、初期などといい方は変われど簡単にできる。その代わり、使用者によって、距離や制度にばらつきがでやすい魔法でもある。属性は無。と、習ったばかりだ。
魔力の弱いものや、操作が苦手なものも、魔石や、魔道具の補助を借りれば、簡単に好きなだけ会話ができる。スキルが多い者ほど、補助に魔道具を使うらしい。
母様は、人よりちょっとだけ、スキルが多いのと、事故の影響で苦手だった魔力操作が、さらに苦手になったそうだ。
「ティス?ケルンが倒れたらしいの。ううん。元気みたいなのだけれど、一応みてもらえるかしら?」
相手の声は聞こえないが、会話は成立しているようだ。
証拠に、母様がかしら?と尋ねた瞬間、その母様の隣の空間が歪んだかと思うと、父様が立っていた。
「ケルン!どこも痛いとこはないかい?父様が、すぐにみてあげるからね!」
「父様!」
血相を変えて、わたわたとケルンの体をあちこち触る父様。
はたから見れば、祖父と孫にみえるかもしれないが、まぎれもなく俺たちの父親だ。
見た目六十代なのに、中身は三十代前半か、二十代後半に感じられる。妙に雰囲気が若々しい父様が、顔面を蒼白にして、ケルンを抱きしめる。ふわっとお香みたいないい匂い。さすが、父様だぜ。ナイスミドル。
父様と母様の年齢は、同い年らしい。なのに見た目はまるで親子ほど離れて見える。
これには、この世界での、人間の仕組みが絡んでくる。
この世界の平均寿命は、二百から三百前後。
人間がその年まで生きられるのは、知識の比較においても、珍しいのだが、どうやら、魔力の質がいいのか、魔力を使わない生活ならば、そのぐらいは生きられる。生命力の強さが魔力とも繋がっているらしい。
精神の発達は、平均的なものだが、見た目より、中身が若い人間もいる。何せ、俺が知る中の人間の倍以上も長く生きるのだから、人によって、中身は若い人だっているだろうし、反対に老成した人間もいるだろう。
父様は、魔法使いだからか、魔力をよく使う環境にいるからか、少し老けている。でも、父様はかっこいい!という、ケルンの感情からも、まぁ、あまり気になることではない。あまり、ケルンの知識がないから、断定できないが、大きな魔法には、ある程度の代償がいるみたいだ。
「父様はかっこいいよー?」
「ん?そうか、ありがとう!」
俺への言葉を父様は勘違いしたようだが、まぁ、いいか。事実だし…俺の考え方はケルンに引きずられてるな、やっぱり。
父様は、一つ呼吸を整えると真剣な目でケルンをみた。
「水の精霊よ、教えておくれ。『サーチ』」
父様が手をかざすと、明度の低い薄い水の膜が、ケルンの頭の先から全身を包み込む。冷たくはないし、濡れる心配はない。そして、瞬きの間に終わってしまう。
「大丈夫みたいだな…よかった。もう、心配はいらないよ。ケルンは、ディアに似たから、体は丈夫だしな。でも、どうして、倒れたんだ?」
ディアとは、母様のディアニアの愛称。父様の名前はは、ティストールという。
名前が似ている通りエセニアは、母様の名前から名づけられたということだ。この屋敷で生まれ育った住み込みメイドだ。もちろん、両親もこの家に住んでいるし、今は家を出ているエセニアの兄弟もこの屋敷で生まれ育った。
父様はまだ心配そうに問いかけてくるが、どう答えようか。状況を説明するのが無難かな。
「ちょうちょを追いかけて、お空を見上げたら、転んじゃった!そのまま、お空が綺麗だから見てたんだー!ふわふわなのー!」
実際は、俺が目覚めたことによる、再起動と情報整理で、動けなくなったんだがな。情報量が多すぎると人間もショートしてしまうもんだ。
ちらっとエセニアをみると、綺麗な姿勢で頭を下げている。
「旦那様!申し訳ありません!私の早とちりで」
ほっとしている、フィオナの横で、エセニアは、さらに深く頭を下げた。
「エセニア、気にすることはない。むしろ、ありがとう。ケルンをここまで、連れてきたのだろう?もし、何かあったとしたら、手遅れになっていたかもしれない。そう思えば、君は、きちんと仕事をした。それを私がどうして叱れるんだ?」
「もったいない…お言葉です」
父様の言葉に、エセニアは、声を震わせていた。
気分を変えるように、父様は、ケルンを抱き上げた。見た目は老人に近くても、身体は若い証拠だ。
それに、こうやって、使用人だからと当然だと、感謝を述べない貴族の中で、何をしても感謝を伝える父様は、かっこいいんだ。見習わないといけないな。
「さて、父様は、お仕事に戻るかな!ケルン、もうしばらく、母様とお留守番くぉ頼んだよ」
にこにこと、ほおずりする父様。髭が柔らかいって、どんな魔法なんだろうか。ぜひ、教えてもらいたい。
「うん!…お留守番してるよ?」
返事をしたときに、俺にまで響くような感情があった。
さびしい。いやだなぁ。
ケルンの感情が、強く流れてくる。まだ、父様と一緒にいたいのだろう。でも、父様は、夕ご飯直前まで、毎日仕事にでかけている。忙しいのだろう。
家族と使用人たちのお給与のためにも毎日のように、短時間でも屋敷の外にでて仕事をしている。
「あら?ケルン?何かしら?」
「うんとね…我慢するから、いいの!」
ケルンの様子に気づいた母様が、父様に抱かれたままのケルンの頭をなでながら、尋ねてくる。母親の直感は、騙せないようだ。
「ケルン、やっぱりどこか痛いのかい?」
ケルンをおろして、しゃがんで、覗き込む父様は、また心配顔に戻っている。仕事に行かないといけないのに、このままでは行けないだろ?しっかり説明しないと。
「ううん!そうじゃなくて!…えっとね、おやつを食べるんだ」
真剣な表情な父様と、くすりとわらっている母様が視界にはいる。まだ順序立てて話すことは苦手なのだから。母様も笑わないでほしい。まぁ、嫌な笑いではないんだけどな。
「だから、父様もご一緒して欲しかったんだけど、お仕事あるから、僕、我慢して、母様達と食べるね」
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うん。わがままばかりせず、こうやって良い方向に持っていこう。まぁ、ケルンはあまりわがまを言わないが、甘やかされすぎるのもよくないからな。きちんと、知識としての俺の影響もあるようだ。
そんなケルンのいじらしさに、メイド親子はなぜか涙ぐみ、父様はくっと呟いて顔をそらした。
いや、泣く要素ないだろ。
「…『コール』…ああ、私だ。もう少し時間がかかる。何?つまり、私にしかできないというのか?…ああ、そうだろう。君にも、できる。なら、まだ時間はあるな?うん、君には期待しているからな。ああ、もう少ししたら、 戻ろう」
母様と違い、父様は道具が必要ないのか、耳に手を当てて、コールの魔法を使った。あと、その内容から察するに、仕事を別な人に押し付けたな。
「フィオナ、小腹が減ったので、少し休んでから、仕事に戻る。私の分も用意してもらうよう、ハンクに伝えてくれ」
そういって、再び、ケルンを抱き上げて、母様と連れ立って、庭の東屋に向かう。天気のいい日は、外でおやつを食べるから、そこへむかうのだ。
うちの家族、甘すぎるだろ。
だが、嫌いじゃない。愛情は、伝わりにくいものだ。
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