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第三章 運命の出会いとケモナー
出会い
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今日は画材を買いに街へ散歩がてらに向かった。
馬車を利用しているが、父様いわく、家の馬車ではなく、借り馬車だ。馬は、ランディが世話をしているそうだが、自由に森の中を駆け回っている。御者は、エセニアがしてくれる。
今日に限って、馬車は街のいかなる場所にも停めてはいけず、街道沿いに、今日だけ馬車番が立ってた。
祭りの時でさえ、馬車を停めていたのだが、何でも、明日、王族がやってくる為、警備上、馬車はもとより、樽一つ、道に置いてはいけないそうだ。
まぁ、爆薬をつんでいたり、伏兵が忍んでいるかもしれないということでのお達しだ。
それもあって、明日に買い物しようと思っていたのを、急遽、今日にした。
家族全員が、今日にしときなさいというのもあってだ。明後日ではダメなのかと思ったら、明日から、王族がいなくなる四日ほどは、街への外出を禁じられた。危ないかもしれないからということだ。確かに、王族のごたごたに巻き込まれるのは、勘弁してもらいたい。絵の期日は、来週なのもあるので、今日を逃すと、ちょっとまずいことになる。
新しいキャンパスを、エセニアと、執事見習いのミルデイが持つ。ミルデイが持つのは、手のひら程度のキャンパスだが、エセニアは、かなり大きいキャンパスを背負っている。
エセニアは、身長が百七十近くあって、女性でもかなり大きい方だ。そのエセニアよりも、頭一つ分でかいといえば、どれほどでかいかわかるだろう。たまに絵画の注文を受けるのだが、姿を隠して、スケッチした下絵を元に、等身大の肖像画を描くことがある。
確か、どこかの国のお客様が是非にと頼んだので、仕方なく描くことになった。肖像画は、親しい人や、描いてもいいかなって人のみ描くようにしているが、この絵のモデルは、四十代の男性で、ケルンが描くとは知らずに、話をしてみれば、面白い人だった。
ノリツッコミと、関西弁は、世界を越える。これは、知識に刻まなくてもいいだろうけど。
他にも、日常品や、ミルデイと遊ぼうと思って、ボールを買った。
皮のボールなので、固いのだが、ゴム製品は、まだそんなに出回っていないようだ。いまいち文明の開化スピードが一定ではないような気がする。
もしかして、俺みたいな知識を持つ人間がいたりするのか?
まさか…でも可能性はあるのか。
「今日は帰って、なにしょうかなぁ?」
ボール遊びか。絵だろ。
「ミルデイ、このあと遊べる?」
「申し訳ありません。勉強があります」
「そっかぁ…エセニアと待ってるねー」
ミルデイは、文字といった一般教養、礼儀作法や執事のたしなみをカルドやエセニアから受けている。それもかなりハイスピードでだ。もうすでに、キャスの授業も一通りやってのけたというのだ。
すごい頭がいいんだろうな。祝福の儀を受けていなかったので、教会で受けたが、結果は俺たちは知らない。父様たちは色々首をかしげていた。
「入学前にはきちんとお見せします。今のままでは恥ずかしいので」
なんて、ミルデイにいわれたら、素直にわかったとしかいえなくなる。
街道沿いに停めてある馬車がみえた。その時だった。
森の中から、人影が二つ転がってきた。
ケルンの視界に入ってきた瞬間、いつもならエセニアがケルンを抱えているはずの時間を超えていることに、不信感がわいた。
コンマの世界の話だが、思考加速状態が常のの俺にとっては時間の感覚はあってないようなものだ。
また洗脳か?しかし香水の匂いはない。
エセニアが、何も感じなかったことに、俺は疑問を持つが、その思考すら止まらざる終えなくなった。
突然のケルンの感情の高まりに、俺ごと思考は飲まれた。
「坊ちゃま!!」
エセニアとミルデイが、ケルンの前に立ち、身を守ろうとする。
しかし、ケルンいや、俺もだが…警戒する二人を押し退けて、飛び出た影に近づく。
「だ、大丈夫?」
声が震える。
体も若干震える。
落ち着け、ケルン。
落ち着け、俺。
怖がらせてはいけない。母親譲りの慈愛の微笑みを浮かべて、彼らに手を差しのべる。
「すまない…追われている。人を呼んでもらえまいか?」
少しの躊躇いがあったあと、転んだ人物は差し出した手を掴んで立ち上がる。その口からは、子供特有の高さを持ちつつ、落ち着いたような知性を感じさせる声音をしていた。
そして、何よりも大事なことだ。
ケルンの右手にモフモフの毛と、小さめな肉球が触れている。
思考加速が最大まであがり、俺はとりあえず、情報をまとめようと思う。
だが、その前に一言。
猫さんキタァァァ。
全ケモですね、わかりますよ!フードで隠そうとも、もこもこで、わかるから!
初めての全ケモですね!
棒神様に感謝!
俺、次に棒神様に会ったら、五体投地する!崇拝しちゃう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
登場人物(二章時点)を上げ忘れてましたのでよけらばちらみしてください。
ようやくモフモフの登場。長かった。
投稿をはじめて一か月。ようやくです。
面白い、続きが気になった方はぜひお気に入りをお願いします。励みになります。
馬車を利用しているが、父様いわく、家の馬車ではなく、借り馬車だ。馬は、ランディが世話をしているそうだが、自由に森の中を駆け回っている。御者は、エセニアがしてくれる。
今日に限って、馬車は街のいかなる場所にも停めてはいけず、街道沿いに、今日だけ馬車番が立ってた。
祭りの時でさえ、馬車を停めていたのだが、何でも、明日、王族がやってくる為、警備上、馬車はもとより、樽一つ、道に置いてはいけないそうだ。
まぁ、爆薬をつんでいたり、伏兵が忍んでいるかもしれないということでのお達しだ。
それもあって、明日に買い物しようと思っていたのを、急遽、今日にした。
家族全員が、今日にしときなさいというのもあってだ。明後日ではダメなのかと思ったら、明日から、王族がいなくなる四日ほどは、街への外出を禁じられた。危ないかもしれないからということだ。確かに、王族のごたごたに巻き込まれるのは、勘弁してもらいたい。絵の期日は、来週なのもあるので、今日を逃すと、ちょっとまずいことになる。
新しいキャンパスを、エセニアと、執事見習いのミルデイが持つ。ミルデイが持つのは、手のひら程度のキャンパスだが、エセニアは、かなり大きいキャンパスを背負っている。
エセニアは、身長が百七十近くあって、女性でもかなり大きい方だ。そのエセニアよりも、頭一つ分でかいといえば、どれほどでかいかわかるだろう。たまに絵画の注文を受けるのだが、姿を隠して、スケッチした下絵を元に、等身大の肖像画を描くことがある。
確か、どこかの国のお客様が是非にと頼んだので、仕方なく描くことになった。肖像画は、親しい人や、描いてもいいかなって人のみ描くようにしているが、この絵のモデルは、四十代の男性で、ケルンが描くとは知らずに、話をしてみれば、面白い人だった。
ノリツッコミと、関西弁は、世界を越える。これは、知識に刻まなくてもいいだろうけど。
他にも、日常品や、ミルデイと遊ぼうと思って、ボールを買った。
皮のボールなので、固いのだが、ゴム製品は、まだそんなに出回っていないようだ。いまいち文明の開化スピードが一定ではないような気がする。
もしかして、俺みたいな知識を持つ人間がいたりするのか?
まさか…でも可能性はあるのか。
「今日は帰って、なにしょうかなぁ?」
ボール遊びか。絵だろ。
「ミルデイ、このあと遊べる?」
「申し訳ありません。勉強があります」
「そっかぁ…エセニアと待ってるねー」
ミルデイは、文字といった一般教養、礼儀作法や執事のたしなみをカルドやエセニアから受けている。それもかなりハイスピードでだ。もうすでに、キャスの授業も一通りやってのけたというのだ。
すごい頭がいいんだろうな。祝福の儀を受けていなかったので、教会で受けたが、結果は俺たちは知らない。父様たちは色々首をかしげていた。
「入学前にはきちんとお見せします。今のままでは恥ずかしいので」
なんて、ミルデイにいわれたら、素直にわかったとしかいえなくなる。
街道沿いに停めてある馬車がみえた。その時だった。
森の中から、人影が二つ転がってきた。
ケルンの視界に入ってきた瞬間、いつもならエセニアがケルンを抱えているはずの時間を超えていることに、不信感がわいた。
コンマの世界の話だが、思考加速状態が常のの俺にとっては時間の感覚はあってないようなものだ。
また洗脳か?しかし香水の匂いはない。
エセニアが、何も感じなかったことに、俺は疑問を持つが、その思考すら止まらざる終えなくなった。
突然のケルンの感情の高まりに、俺ごと思考は飲まれた。
「坊ちゃま!!」
エセニアとミルデイが、ケルンの前に立ち、身を守ろうとする。
しかし、ケルンいや、俺もだが…警戒する二人を押し退けて、飛び出た影に近づく。
「だ、大丈夫?」
声が震える。
体も若干震える。
落ち着け、ケルン。
落ち着け、俺。
怖がらせてはいけない。母親譲りの慈愛の微笑みを浮かべて、彼らに手を差しのべる。
「すまない…追われている。人を呼んでもらえまいか?」
少しの躊躇いがあったあと、転んだ人物は差し出した手を掴んで立ち上がる。その口からは、子供特有の高さを持ちつつ、落ち着いたような知性を感じさせる声音をしていた。
そして、何よりも大事なことだ。
ケルンの右手にモフモフの毛と、小さめな肉球が触れている。
思考加速が最大まであがり、俺はとりあえず、情報をまとめようと思う。
だが、その前に一言。
猫さんキタァァァ。
全ケモですね、わかりますよ!フードで隠そうとも、もこもこで、わかるから!
初めての全ケモですね!
棒神様に感謝!
俺、次に棒神様に会ったら、五体投地する!崇拝しちゃう!
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カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
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