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終末
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世界が終わる音が聞こえた。
仕方ないことなのだ。
仮初めで、裏道のようで、秘匿され、日の目を見せる予定もなく、秘蔵され、隠蔽し、蓋をして、情報を規制して隠していても。
終わりというのはやってくる。
管理者が決めたことに逆らうことなどできようはずもない。
「で?どうすんの?」
白亜の宮殿を思わせる居城。その玉座に腰を落として目を閉じていると、間延びした男の声が耳を打つ。
目をあけると作務衣を着たヒゲの生えたドワーフ族の骸骨と、ウエディングドレスを着て、目元を布で覆ったゴルゴンの女が立っていた。
彼らの姿は異形だ。
現実の世界なら逃げ出すだろうが、ここはゲームの中だ。
エタニティアはファンタジーを元に作ったゲームだ。様々な人種が必要だろうと判断して世界中の神話や童話から種族を作った。
特にリーダーの入れ込みは酷く、自分はアバターを作りはしなかったが、各種族のバックボーンになる神話や伝説を一から作ったほどである。
「ヨリタは?」
「睨んだ通り嫁さんと逃亡済み…というか、あの人の護衛を倒せる人いるわけない」
リーダーことヨリタは同じアジア圏に住んでいるが、あまりアジア圏の顔つきではない男だった。どちらかというとヨーロッパ圏側の遺伝子を使った顔立ちを会議では晒していた。
そして本物の化け物でもある。
「国家元首様から自分のアップデートの催促を指命されたのがよっぽど嫌だったんだろうね」
エタニティアが爆発的に人気な理由の一つに、感覚があることだ。
電脳会議のように特殊な機械を脳にインプラントしたうえで行う技術が主流な中、彼は脳が出す電磁波を打ち返して感覚を作るということを一人でやってのけたのだ。
また、自己進化のAIに趣味嗜好といった取捨の自由を持たせることもできた。
それ以外にも各分野において彼の功績は凄まじく、百年どころか千年先の人間といわれて、国が保護という軟禁をしている人物でもある。
そんな彼が急にいったのだ。
「ごめん。奥さんとのんびりするから。あとは代理人に任せることにした!じゃ!」
そのまま二人は行方不明になった。珍しいことこのうえないが、結婚の残る地域で産まれた幼馴染というやつで、奥さんをもらってからは、毎回のろけてくるのがデフォでもあった。
「懐古主義者は自由がないと生きていけないんだろ」
俺は頬杖をついて、ドワーフの骸骨にいってやる。
そう、ヨリタは俺たちのように遺伝子操作で産まれてきた人間ではなく、親から産まれた人間だったのだ。
だからこそ、真正の化け物であり自由奔放というか…その宣言のあとエタニティアの権利などを大手のゲーム会社に譲渡して、雲隠れしたのだ。
まぁ、ヨリタの護衛はかなり凄い人だから放っておくか。
それよりも残念なことがある。俺の人生の半分ほどをエタニティアの中で過ごしていたというのに…終わりがくる。
正確には俺たちのエタニティアはもう終わるのだ。
「他のみんなはどうするって?」
「新しくアカウント作って遠くから見守るってさ」
「むしろ、戸籍も新しく作ったらしいよ。手が早いわぁ」
玉座についている彫刻を撫でながら二人に尋ねるのは今後のことだ。
俺たちのいるエタニティアは『裏』ともいえる場所。開発者専用のワールドだ。『表』とまったく同じ世界ではあるが、開発者以外にプレイヤーはいない。AIの搭載されたNPCばかりの世界。
ここで遊ぶようにしたのは俺たち全員が決めたことだ。
住み分けをしたのは、俺たちが開発者であり異端であるから。
他の一般プレイヤーが自由に楽しめないのもあるし、せっかくヨリタが盾になって俺たちの自由を保障してくれていたのに、エタニティアで所在がわかっては面白くない。ヨリタみたく下手に指命なんてされて国に捕まりたくはない。
最初はエタニティアをプレイする気なんてなかった。担当したプログラミングはかなり楽しんで作ったのだが、完成したら興味が失せてしまう。俺はそんなやつだ。
ヨリタがあんまりにもしつこかったので仕方なくプレイしたのが始まりだ。
開発しているときとは違う。
工場から出る部品として見ているんじゃない。一個人として俺を見てくれている。
気付けば、開発者の中、いや、『表』のプレイヤーと比べても一番にやりこんでいたのだ。
「残念だよな。楽しかったのに」
「そうね…せっかくこの子も真人間になれたっていうのにね」
「…こっちの嫁さんまで置いていくことになるとは、つくづくお前も運がないな。あっちの嫁さんは別もんだろ?」
「嫁いうな!あくまで設定なだけだろ!」
あのくそヨリタが変な設定をしくさるから、やたらと口うるさくなったんだぞ!
「とかいいつつ、一番話してくせに」
「しっかり二人の時間を作ってね」
二人がニヤニヤしているが、あくまで設定上だし、AI相手に何をいってるんだか。確かにヨリタが本気を出して組んだだけはあって、完全に人間のようなAIだが、口うるさすぎる。
あと、二人の時間とかじゃねぇから。配下もいたっちゅうの!
「んなこと、ねーよ。俺のジョブを忘れたのか?エタニティアの仕様だよ。だいたい、俺が一番仲がよかったってのは…」
あいつとはゲーム上の付き合いだが、本当に一番側に誰がいたか。それはいわなくてもわかるだろう。
今まで一度もいったことはない。今日がここ俺たちのエタニティアも終末だからなんとなく思った。
たまには素直にいってもいいんじゃないか。
「あのさ…メタボライオン、アラモジョサー」
そんな俺にこの二人は付き合ってくれた、無理難題も協力して解決してきた。
味気ないリアルの名前ではなく、エタニティアのプレイヤーネームで名前を呼ぶ。
この二人は、俺よりも一回り以上年齢が上で、仲間たちの中で俺の世話役をかって出ていた。ゲームを始める前まではうっとおしくて仕方がなかった。
「今まで…ありがとう」
なんとなく感謝の言葉を二人にいえば。
「ちょっと、奥さん!聞いた!?あの反抗期がこんな立派になったよ!」
「聞いたわよ!旦那さん!あたしらの教育成果ねぇ!ふぇっふぇっふぇっ!」
手を握りあって喜んでやがる。
数年前に結婚してから、どうも俺のことを手のかかる長男とみていたことが発覚したときはPKしまくってやったが、あれから数年。俺もいい歳の大人だ。
「…ちっ」
舌打ちがでるのは仕方ない。むしろそれで我慢できたのだ。よしとしよう。
「まぁ、何にしろ…この世界ともお別れか」
「引継したらまた教えて。三人で冒険としゃれこもうよ」
「他のやつもそのうち捕まえないとね」
大手ゲーム会社がエタニティアの権利を得てまず何をしたのかというと、現在のエタニティアの停止だ。
無論、反対が多く出て統合国家にクレームがいくってほど影響があったがそれも会社からの発表で収まった。
「前開発者にたくされた続編を出す。引継ぎも可能。大型のアップデートと思って欲しい」
その一声で反対の声は収まったが、俺たちはその言葉に疑問しかわかなかった。
俺たちは開発に携わっていない上に、開発に名前を載せているのは、俺たちより下の人間しかいない。
そして『裏』のワールドは破壊するようにいわれた。従う必要はなかったが、ヨリタからワールドを壊せるプログラムを渡されていたようでかなり強気に出てきていた。
ろくでもない言葉も多く聞いたような気もするが、レベル上げのときにいわれても聞こえない。
くだらない話を切り上げて、当初の予定をすることにした。
いくらか情報を交換をして、慣れ親しんだ居城を何枚か写真で撮ったりもして…データの移行を開始した。
今日が期日だった。
今日が終日だった。
今日が末日だった。
俺たちの世界は終わる。
「さよなら…ではないな。また会おう」
データーの移行が終わればワールドは自然と崩壊する。
ここは俺の『家』だった。また作るにしても…もうこの『国』ほどにはできないな。
ログアウトしてひと眠りした。ふて寝だ。
数時間もすれば目が覚める。
仕方ないことなのだ。
仮初めで、裏道のようで、秘匿され、日の目を見せる予定もなく、秘蔵され、隠蔽し、蓋をして、情報を規制して隠していても。
終わりというのはやってくる。
管理者が決めたことに逆らうことなどできようはずもない。
「で?どうすんの?」
白亜の宮殿を思わせる居城。その玉座に腰を落として目を閉じていると、間延びした男の声が耳を打つ。
目をあけると作務衣を着たヒゲの生えたドワーフ族の骸骨と、ウエディングドレスを着て、目元を布で覆ったゴルゴンの女が立っていた。
彼らの姿は異形だ。
現実の世界なら逃げ出すだろうが、ここはゲームの中だ。
エタニティアはファンタジーを元に作ったゲームだ。様々な人種が必要だろうと判断して世界中の神話や童話から種族を作った。
特にリーダーの入れ込みは酷く、自分はアバターを作りはしなかったが、各種族のバックボーンになる神話や伝説を一から作ったほどである。
「ヨリタは?」
「睨んだ通り嫁さんと逃亡済み…というか、あの人の護衛を倒せる人いるわけない」
リーダーことヨリタは同じアジア圏に住んでいるが、あまりアジア圏の顔つきではない男だった。どちらかというとヨーロッパ圏側の遺伝子を使った顔立ちを会議では晒していた。
そして本物の化け物でもある。
「国家元首様から自分のアップデートの催促を指命されたのがよっぽど嫌だったんだろうね」
エタニティアが爆発的に人気な理由の一つに、感覚があることだ。
電脳会議のように特殊な機械を脳にインプラントしたうえで行う技術が主流な中、彼は脳が出す電磁波を打ち返して感覚を作るということを一人でやってのけたのだ。
また、自己進化のAIに趣味嗜好といった取捨の自由を持たせることもできた。
それ以外にも各分野において彼の功績は凄まじく、百年どころか千年先の人間といわれて、国が保護という軟禁をしている人物でもある。
そんな彼が急にいったのだ。
「ごめん。奥さんとのんびりするから。あとは代理人に任せることにした!じゃ!」
そのまま二人は行方不明になった。珍しいことこのうえないが、結婚の残る地域で産まれた幼馴染というやつで、奥さんをもらってからは、毎回のろけてくるのがデフォでもあった。
「懐古主義者は自由がないと生きていけないんだろ」
俺は頬杖をついて、ドワーフの骸骨にいってやる。
そう、ヨリタは俺たちのように遺伝子操作で産まれてきた人間ではなく、親から産まれた人間だったのだ。
だからこそ、真正の化け物であり自由奔放というか…その宣言のあとエタニティアの権利などを大手のゲーム会社に譲渡して、雲隠れしたのだ。
まぁ、ヨリタの護衛はかなり凄い人だから放っておくか。
それよりも残念なことがある。俺の人生の半分ほどをエタニティアの中で過ごしていたというのに…終わりがくる。
正確には俺たちのエタニティアはもう終わるのだ。
「他のみんなはどうするって?」
「新しくアカウント作って遠くから見守るってさ」
「むしろ、戸籍も新しく作ったらしいよ。手が早いわぁ」
玉座についている彫刻を撫でながら二人に尋ねるのは今後のことだ。
俺たちのいるエタニティアは『裏』ともいえる場所。開発者専用のワールドだ。『表』とまったく同じ世界ではあるが、開発者以外にプレイヤーはいない。AIの搭載されたNPCばかりの世界。
ここで遊ぶようにしたのは俺たち全員が決めたことだ。
住み分けをしたのは、俺たちが開発者であり異端であるから。
他の一般プレイヤーが自由に楽しめないのもあるし、せっかくヨリタが盾になって俺たちの自由を保障してくれていたのに、エタニティアで所在がわかっては面白くない。ヨリタみたく下手に指命なんてされて国に捕まりたくはない。
最初はエタニティアをプレイする気なんてなかった。担当したプログラミングはかなり楽しんで作ったのだが、完成したら興味が失せてしまう。俺はそんなやつだ。
ヨリタがあんまりにもしつこかったので仕方なくプレイしたのが始まりだ。
開発しているときとは違う。
工場から出る部品として見ているんじゃない。一個人として俺を見てくれている。
気付けば、開発者の中、いや、『表』のプレイヤーと比べても一番にやりこんでいたのだ。
「残念だよな。楽しかったのに」
「そうね…せっかくこの子も真人間になれたっていうのにね」
「…こっちの嫁さんまで置いていくことになるとは、つくづくお前も運がないな。あっちの嫁さんは別もんだろ?」
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あのくそヨリタが変な設定をしくさるから、やたらと口うるさくなったんだぞ!
「とかいいつつ、一番話してくせに」
「しっかり二人の時間を作ってね」
二人がニヤニヤしているが、あくまで設定上だし、AI相手に何をいってるんだか。確かにヨリタが本気を出して組んだだけはあって、完全に人間のようなAIだが、口うるさすぎる。
あと、二人の時間とかじゃねぇから。配下もいたっちゅうの!
「んなこと、ねーよ。俺のジョブを忘れたのか?エタニティアの仕様だよ。だいたい、俺が一番仲がよかったってのは…」
あいつとはゲーム上の付き合いだが、本当に一番側に誰がいたか。それはいわなくてもわかるだろう。
今まで一度もいったことはない。今日がここ俺たちのエタニティアも終末だからなんとなく思った。
たまには素直にいってもいいんじゃないか。
「あのさ…メタボライオン、アラモジョサー」
そんな俺にこの二人は付き合ってくれた、無理難題も協力して解決してきた。
味気ないリアルの名前ではなく、エタニティアのプレイヤーネームで名前を呼ぶ。
この二人は、俺よりも一回り以上年齢が上で、仲間たちの中で俺の世話役をかって出ていた。ゲームを始める前まではうっとおしくて仕方がなかった。
「今まで…ありがとう」
なんとなく感謝の言葉を二人にいえば。
「ちょっと、奥さん!聞いた!?あの反抗期がこんな立派になったよ!」
「聞いたわよ!旦那さん!あたしらの教育成果ねぇ!ふぇっふぇっふぇっ!」
手を握りあって喜んでやがる。
数年前に結婚してから、どうも俺のことを手のかかる長男とみていたことが発覚したときはPKしまくってやったが、あれから数年。俺もいい歳の大人だ。
「…ちっ」
舌打ちがでるのは仕方ない。むしろそれで我慢できたのだ。よしとしよう。
「まぁ、何にしろ…この世界ともお別れか」
「引継したらまた教えて。三人で冒険としゃれこもうよ」
「他のやつもそのうち捕まえないとね」
大手ゲーム会社がエタニティアの権利を得てまず何をしたのかというと、現在のエタニティアの停止だ。
無論、反対が多く出て統合国家にクレームがいくってほど影響があったがそれも会社からの発表で収まった。
「前開発者にたくされた続編を出す。引継ぎも可能。大型のアップデートと思って欲しい」
その一声で反対の声は収まったが、俺たちはその言葉に疑問しかわかなかった。
俺たちは開発に携わっていない上に、開発に名前を載せているのは、俺たちより下の人間しかいない。
そして『裏』のワールドは破壊するようにいわれた。従う必要はなかったが、ヨリタからワールドを壊せるプログラムを渡されていたようでかなり強気に出てきていた。
ろくでもない言葉も多く聞いたような気もするが、レベル上げのときにいわれても聞こえない。
くだらない話を切り上げて、当初の予定をすることにした。
いくらか情報を交換をして、慣れ親しんだ居城を何枚か写真で撮ったりもして…データの移行を開始した。
今日が期日だった。
今日が終日だった。
今日が末日だった。
俺たちの世界は終わる。
「さよなら…ではないな。また会おう」
データーの移行が終わればワールドは自然と崩壊する。
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