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ぐすぐす
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隣に座っている彼がぐすぐすと泣いている。
「泣けた?」
「泣け…た…切ねぇ…」
年々涙もろくなってきているけど、ここまで泣くのは久しぶりだと思う。前に号泣してたのは、感動大作と銘打っただけはあって、僕もうるっときた。
「夢の国…本気…ぱねぇ」
「夢の国だからねぇ」
彼には悪いけど外国映画では感動するのは僕には難しい。ずれているっていえばいいのか、もう少しでうるってきそうってところで、話が飛んでしまうのだ。
日本映画も似たりよったりなんだけどね。
「かぁー…次は気分転換にアニメにしようぜ…これ古いのだよな?」
「見たことないでしょ?」
「ないな」
部活動にずっと勤しんでいた彼はアニメとかはあまり見たことがない。その時間帯は部活動真っ盛りだからだ。小さな頃なら見ていただろうけど、途中から本人いわくフィールドの守護神だったとかで借りてきたのもみたことはないらしい。
ちょっと珍しいかもしれない。
僕は何度も見ているけど、たまに見たくなるのだ。
「これは知ってる。尻だけ星人だっけ?」
「惜しい」
無敵の五歳児の感動する映画を何本かと不思議な道具を出すロボットのを借りてきた。
結果はぐすぐすとなっている彼で推し量るべし。
いつもより力を込めて抱きついて寝たせいか、暑くて僕は寝不足だ。彼は泣いたから腫れぼったいし、僕は寝不足で腫れぼったい。
それをお互い指摘しあって、朝から笑う。今日の夜も二人だけの鑑賞会をしよう。
毎日、少しずつ。僕らはお互いの知らないことを無くしていく。きっとそれは一生続けれる。楽しい時間だ。
「泣けた?」
「泣け…た…切ねぇ…」
年々涙もろくなってきているけど、ここまで泣くのは久しぶりだと思う。前に号泣してたのは、感動大作と銘打っただけはあって、僕もうるっときた。
「夢の国…本気…ぱねぇ」
「夢の国だからねぇ」
彼には悪いけど外国映画では感動するのは僕には難しい。ずれているっていえばいいのか、もう少しでうるってきそうってところで、話が飛んでしまうのだ。
日本映画も似たりよったりなんだけどね。
「かぁー…次は気分転換にアニメにしようぜ…これ古いのだよな?」
「見たことないでしょ?」
「ないな」
部活動にずっと勤しんでいた彼はアニメとかはあまり見たことがない。その時間帯は部活動真っ盛りだからだ。小さな頃なら見ていただろうけど、途中から本人いわくフィールドの守護神だったとかで借りてきたのもみたことはないらしい。
ちょっと珍しいかもしれない。
僕は何度も見ているけど、たまに見たくなるのだ。
「これは知ってる。尻だけ星人だっけ?」
「惜しい」
無敵の五歳児の感動する映画を何本かと不思議な道具を出すロボットのを借りてきた。
結果はぐすぐすとなっている彼で推し量るべし。
いつもより力を込めて抱きついて寝たせいか、暑くて僕は寝不足だ。彼は泣いたから腫れぼったいし、僕は寝不足で腫れぼったい。
それをお互い指摘しあって、朝から笑う。今日の夜も二人だけの鑑賞会をしよう。
毎日、少しずつ。僕らはお互いの知らないことを無くしていく。きっとそれは一生続けれる。楽しい時間だ。
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