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第Ⅱ章
地獄 四
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虎城山寺の行在所で勝利の知らせを受けた欽宗は、小弐冬門を呼び出した。将家の諸事を取り仕切るべき太宰は、今や守城の要であり、長城を離れることができない。
冬門は、御所と虎城山寺を隔てる臨河に架けられた木橋を渡り、寺の山門を仰ぎ見る。楼門には兵が詰め、その背後に柳営の「踞る虎」に擬される虎城山の岩山が見える。代々の当主により、将家の菩提寺に変えられていたが、柳営を流れる臨河の別名は護城河、その懸崖に臨む虎城山の二つの峰は、かつて御所の背後を守る堅固な山城だった。
太宰条衛は、長城が破られる万に一つに備え、二つの峰に挟まれた虎城山寺へ、将家当主を移し、戦の間の行在所とした。
虎城山と臨河の天嶮に加え、本堂のある谷を塞ぐ築地は、山城だった時代の名残り、高さ二丈、厚さ八尺ある。裏には土俵を積んで厚さを倍、築地の上には足場を組んで楯板を並べた渡り楼とし、弓を持った兵を置く。条衛の手によって、長城同様に寺もまた往古の城塞としての姿を取り戻していた。
中門を守る禁軍の武者に迎えられ、本堂前庭に入る。本来であれば、小弐である冬門はおろか、太宰の条衛ですら中門の奥に入ることは出来ない。将家の墓所がここに定められて以来、将家一族と墓に仕える僧侶のみに入ることが許される場であった。本堂と前庭を挟んだ岩壁には、仏龕や石塔を祀る石窟が並んでいる。将家歴代の遺骨を納め、また追善の供養のため開削された洞である。かつて極楽浄土をおもわせるばかりに彩られたであろう石窟は、岩肌をしたたり落ちる水滴に、その殆どが今ではすっかり苔むしている。
玉砂利を敷き詰めた本堂前庭の両側には、左右十一本ずつの将家黒旗。本堂石壇の左には、将家当主の御在を示す朱傘、黄金の天蓋、そして黄幢二本が並べられていた。
本堂の脇殿で、住持の道了が待っていた。六尺ゆたかな色黒の大男で、鎧を着けている。公方様の所まで案内するという。道了はもともと将家の部将であり、先君の死に際して、剃髪し虎城山の住持となった。法体となっても血の気が多いらしく、兵具を身に付け、守城の将を自らもって任じているかのようである。
「御坊は、頭を丸められたにもかかわらず、血の気が収まりませぬか」
「今は、将家危急存亡の時、当寺の備えを見たであろう。たとい、太宰や小弐の軍が破られても、公方様をご守護できる用意はできておる」
冬門は、呆れ顔で道了を見上げる。虎城山寺の防御の備えは、条衛の指図によるところなのであり、そもそも、禁軍を寺に入れての築城に、歴代の墓所を汚すと一番に反対していたのは、この道了だったのではないか。
本堂で欽宗が待っていた。四面三間の内陣、本尊須弥壇の前に虎皮が敷かれ、床几に腰掛けている。本堂の床は、土を焼いた黒い瓦甎が敷き詰められ、どことなく寒々しい。
冬門が正面庇下に進み出て平伏する。
「小弐、待っておったぞ」
「はっ」
「長城を巡り、戦場の兵を労いたい。用意はできるか」
「!・・・」
冬門は欽宗よりも二十若い二十六。自らの知る限りで、将家の現当主が戦場に立ったことは無い。大常の時といい、いったいどうしたことだろうか。冬門が驚く。とにかく返答しなければならない。
「公方様の御言葉、誠にもったいない限り・・・・。ただ、公方様御出御の判断、臣の権を越えますれば、今一度、太宰と諮った上で、御心に添うべく・・・・」
「では、太宰とよく相談して欲しい」
「ははっ」
冬門は再度平伏し、冷たい床にその額をつけた。
冬門が再度虎城山に上がった数日後、将家当主欽宗が長城まで出御した。大の戦嫌いで通っている欽宗が、戦陣に立つのは、敵が迫っている訳ではないとはいえ、異例中の異例である。
街は、将家大君の出御の触れにざわめき立ち、大路の両脇を人が埋める。行列の露払いは小弐冬門、黒母衣衆百騎が三列になって前衛を務める。同じく黒母衣衆二百騎に囲まれた中、御側衆の掲げる朱傘を前に、黄金の天蓋下に騎乗した将家大君欽宗、後に黄幢二旗が続く。後衛は公子真宗と黒母衣衆二百騎が守った。
群衆に囲まれる中、大路を進んだ行列は、双鳳門に達する。洞門前に設けた木戸で、軍の指揮をとる太宰条衛が、苦い顔で迎えた。
戦場への出御にあたって、太宰は欽宗に、黒の具足を身に着けること、また、金輪聖王から賜った安東将軍を示す朱傘、天蓋、黄幢を伴わないことを願ったが、見たとおりで、主君の聞き入れるところにはならなかった。
本来、将家当主の近衛である禁軍黒母衣衆は、その身と靡かせる母衣をもって、戦陣を駈ける将家当主の楯となるのが役割である。いざとなれば遠目に当主であることを示す兜の鍬形を取り、黒備えの中に、相伝の黒具足を着けた当主を包み隠す。一方、当主を守る黒母衣衆にとっては、雲竜の飾り金具で、当主その人が知れる工夫であった。実際、公子真宗の初陣にあたっては、そのようにした。
欽宗は、虎城山を出るのに、小弐冬門と黒母衣衆五百騎を護衛とはしてきたが、黒革黒糸威の鎧「雲竜」は、公子真宗に与えたと言い、同じく相伝ではあるが、金小札緋威の鎧「赤龍」を身に着けた上、朱傘、天蓋、黄幢を伴ってきた。条衛は冬門の策を疑ったが、出御も含め、欽宗自らの意であるという。
欽宗と護衛の黒母衣衆百が下馬し、条衛の先導のもと馬道を登っていく。
条衛は壁に登る前に、塁上に朱傘、天蓋、黄幢を伴うことだけは止めるよう、主君に懇願した。敵方の目にとまれば、子母砲や大鉄炮の遠当てを招きかねない。大鉄炮が放つ鉄丸一つ、黒母衣衆のつくる人の楯では防ぎきれない。
兵が犠牲になるという条衛の諫言に、ようやく欽宗が頷く。朱傘、天蓋、黄幢は、壁下の馬場道を進む公子の一隊が預かるところとなった。
双鳳門から長城を歩き、数日前、敵勢が寄せてきた場へ至った。条衛は警戒を緩めてはいなかったが、幸い敵方に動きはないようだ。とは言え、ここは敵陣に最も近い。塁を守る兵、当主を囲む黒母衣衆にも緊張が走る。
戦場に臨んだ欽宗がうめく。硝煙の残臭や肉・毛の焦げた臭いは幾分和らいだが、城外の凄惨さは何ら変わってはいなかった。いや、屍肉を狙って鴉や山犬が集まり、かえって酷いものになっている。厳冬の中、甚だしい腐臭がしないのがせめてもの救いであった。
「これ、すべて我が罪・・・・」
傍らに控える条衛を振り返る。
「戦場に打ち捨てられた者達、何とか葬ることできぬものか」
平伏した条衛が、大君が敵の兵に示してくれた温情に礼を言い、早速に使者を立てる旨を返答した。
「たのむ」
呟いた欽宗は、塁壁の下に下りた。
兵の休む蔵兵洞を一つずつ訪ね、恐懼し平伏する兵へ声を掛ける。傷を受けて動けぬ兵も少なくない。
「許せ・・・・。予が至らぬばかりに、皆に苦しみを与えてしまった・・・・。」
欽宗は己の無力を嘆く。御行所虎城山への帰り、金の鎧に身を包んだ将家大君と、その御印たる朱傘、天蓋、黄幢を守る黒一色の禁軍の精兵は、柳営の民に、なお将家の武威衰えぬものと映ったが、兜の下に隠れた欽宗の沈痛な面もちはさらに深いものとなっていた。
前の城攻めの後、菅家に使いした叡俊を筆頭に、三人の高僧が、欽宗の意を受けて安家の陣に赴く。壁の外にさらされた兵の遺骸を集め弔うための休戦を申し入れに行った叡俊等はしかし、安家広起の命で、従っていた雑色一人を残し、尽く首を刎ねられた。
目の前で自らの主人や仲間を含め二十四人を殺された雑色は、恐怖のあまり声を失っていたが、戻ってきた雑色が引いてきた車に乗せられた首で、あらかたは知れた。
休戦の申し入れを断っただけではない。戦を続ける強い意志を、将家の側へ知らしめたのである。
知らせを虎城山寺の行在所で受けた欽宗がまたうめく。その顔は、我が身を抉られた苦痛に歪んでいた。
冬門は、御所と虎城山寺を隔てる臨河に架けられた木橋を渡り、寺の山門を仰ぎ見る。楼門には兵が詰め、その背後に柳営の「踞る虎」に擬される虎城山の岩山が見える。代々の当主により、将家の菩提寺に変えられていたが、柳営を流れる臨河の別名は護城河、その懸崖に臨む虎城山の二つの峰は、かつて御所の背後を守る堅固な山城だった。
太宰条衛は、長城が破られる万に一つに備え、二つの峰に挟まれた虎城山寺へ、将家当主を移し、戦の間の行在所とした。
虎城山と臨河の天嶮に加え、本堂のある谷を塞ぐ築地は、山城だった時代の名残り、高さ二丈、厚さ八尺ある。裏には土俵を積んで厚さを倍、築地の上には足場を組んで楯板を並べた渡り楼とし、弓を持った兵を置く。条衛の手によって、長城同様に寺もまた往古の城塞としての姿を取り戻していた。
中門を守る禁軍の武者に迎えられ、本堂前庭に入る。本来であれば、小弐である冬門はおろか、太宰の条衛ですら中門の奥に入ることは出来ない。将家の墓所がここに定められて以来、将家一族と墓に仕える僧侶のみに入ることが許される場であった。本堂と前庭を挟んだ岩壁には、仏龕や石塔を祀る石窟が並んでいる。将家歴代の遺骨を納め、また追善の供養のため開削された洞である。かつて極楽浄土をおもわせるばかりに彩られたであろう石窟は、岩肌をしたたり落ちる水滴に、その殆どが今ではすっかり苔むしている。
玉砂利を敷き詰めた本堂前庭の両側には、左右十一本ずつの将家黒旗。本堂石壇の左には、将家当主の御在を示す朱傘、黄金の天蓋、そして黄幢二本が並べられていた。
本堂の脇殿で、住持の道了が待っていた。六尺ゆたかな色黒の大男で、鎧を着けている。公方様の所まで案内するという。道了はもともと将家の部将であり、先君の死に際して、剃髪し虎城山の住持となった。法体となっても血の気が多いらしく、兵具を身に付け、守城の将を自らもって任じているかのようである。
「御坊は、頭を丸められたにもかかわらず、血の気が収まりませぬか」
「今は、将家危急存亡の時、当寺の備えを見たであろう。たとい、太宰や小弐の軍が破られても、公方様をご守護できる用意はできておる」
冬門は、呆れ顔で道了を見上げる。虎城山寺の防御の備えは、条衛の指図によるところなのであり、そもそも、禁軍を寺に入れての築城に、歴代の墓所を汚すと一番に反対していたのは、この道了だったのではないか。
本堂で欽宗が待っていた。四面三間の内陣、本尊須弥壇の前に虎皮が敷かれ、床几に腰掛けている。本堂の床は、土を焼いた黒い瓦甎が敷き詰められ、どことなく寒々しい。
冬門が正面庇下に進み出て平伏する。
「小弐、待っておったぞ」
「はっ」
「長城を巡り、戦場の兵を労いたい。用意はできるか」
「!・・・」
冬門は欽宗よりも二十若い二十六。自らの知る限りで、将家の現当主が戦場に立ったことは無い。大常の時といい、いったいどうしたことだろうか。冬門が驚く。とにかく返答しなければならない。
「公方様の御言葉、誠にもったいない限り・・・・。ただ、公方様御出御の判断、臣の権を越えますれば、今一度、太宰と諮った上で、御心に添うべく・・・・」
「では、太宰とよく相談して欲しい」
「ははっ」
冬門は再度平伏し、冷たい床にその額をつけた。
冬門が再度虎城山に上がった数日後、将家当主欽宗が長城まで出御した。大の戦嫌いで通っている欽宗が、戦陣に立つのは、敵が迫っている訳ではないとはいえ、異例中の異例である。
街は、将家大君の出御の触れにざわめき立ち、大路の両脇を人が埋める。行列の露払いは小弐冬門、黒母衣衆百騎が三列になって前衛を務める。同じく黒母衣衆二百騎に囲まれた中、御側衆の掲げる朱傘を前に、黄金の天蓋下に騎乗した将家大君欽宗、後に黄幢二旗が続く。後衛は公子真宗と黒母衣衆二百騎が守った。
群衆に囲まれる中、大路を進んだ行列は、双鳳門に達する。洞門前に設けた木戸で、軍の指揮をとる太宰条衛が、苦い顔で迎えた。
戦場への出御にあたって、太宰は欽宗に、黒の具足を身に着けること、また、金輪聖王から賜った安東将軍を示す朱傘、天蓋、黄幢を伴わないことを願ったが、見たとおりで、主君の聞き入れるところにはならなかった。
本来、将家当主の近衛である禁軍黒母衣衆は、その身と靡かせる母衣をもって、戦陣を駈ける将家当主の楯となるのが役割である。いざとなれば遠目に当主であることを示す兜の鍬形を取り、黒備えの中に、相伝の黒具足を着けた当主を包み隠す。一方、当主を守る黒母衣衆にとっては、雲竜の飾り金具で、当主その人が知れる工夫であった。実際、公子真宗の初陣にあたっては、そのようにした。
欽宗は、虎城山を出るのに、小弐冬門と黒母衣衆五百騎を護衛とはしてきたが、黒革黒糸威の鎧「雲竜」は、公子真宗に与えたと言い、同じく相伝ではあるが、金小札緋威の鎧「赤龍」を身に着けた上、朱傘、天蓋、黄幢を伴ってきた。条衛は冬門の策を疑ったが、出御も含め、欽宗自らの意であるという。
欽宗と護衛の黒母衣衆百が下馬し、条衛の先導のもと馬道を登っていく。
条衛は壁に登る前に、塁上に朱傘、天蓋、黄幢を伴うことだけは止めるよう、主君に懇願した。敵方の目にとまれば、子母砲や大鉄炮の遠当てを招きかねない。大鉄炮が放つ鉄丸一つ、黒母衣衆のつくる人の楯では防ぎきれない。
兵が犠牲になるという条衛の諫言に、ようやく欽宗が頷く。朱傘、天蓋、黄幢は、壁下の馬場道を進む公子の一隊が預かるところとなった。
双鳳門から長城を歩き、数日前、敵勢が寄せてきた場へ至った。条衛は警戒を緩めてはいなかったが、幸い敵方に動きはないようだ。とは言え、ここは敵陣に最も近い。塁を守る兵、当主を囲む黒母衣衆にも緊張が走る。
戦場に臨んだ欽宗がうめく。硝煙の残臭や肉・毛の焦げた臭いは幾分和らいだが、城外の凄惨さは何ら変わってはいなかった。いや、屍肉を狙って鴉や山犬が集まり、かえって酷いものになっている。厳冬の中、甚だしい腐臭がしないのがせめてもの救いであった。
「これ、すべて我が罪・・・・」
傍らに控える条衛を振り返る。
「戦場に打ち捨てられた者達、何とか葬ることできぬものか」
平伏した条衛が、大君が敵の兵に示してくれた温情に礼を言い、早速に使者を立てる旨を返答した。
「たのむ」
呟いた欽宗は、塁壁の下に下りた。
兵の休む蔵兵洞を一つずつ訪ね、恐懼し平伏する兵へ声を掛ける。傷を受けて動けぬ兵も少なくない。
「許せ・・・・。予が至らぬばかりに、皆に苦しみを与えてしまった・・・・。」
欽宗は己の無力を嘆く。御行所虎城山への帰り、金の鎧に身を包んだ将家大君と、その御印たる朱傘、天蓋、黄幢を守る黒一色の禁軍の精兵は、柳営の民に、なお将家の武威衰えぬものと映ったが、兜の下に隠れた欽宗の沈痛な面もちはさらに深いものとなっていた。
前の城攻めの後、菅家に使いした叡俊を筆頭に、三人の高僧が、欽宗の意を受けて安家の陣に赴く。壁の外にさらされた兵の遺骸を集め弔うための休戦を申し入れに行った叡俊等はしかし、安家広起の命で、従っていた雑色一人を残し、尽く首を刎ねられた。
目の前で自らの主人や仲間を含め二十四人を殺された雑色は、恐怖のあまり声を失っていたが、戻ってきた雑色が引いてきた車に乗せられた首で、あらかたは知れた。
休戦の申し入れを断っただけではない。戦を続ける強い意志を、将家の側へ知らしめたのである。
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