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「颯斗、最近ちょっと元気なくない?」
ある日、講義終わりに慧に話しかけられた
「別に普通だよ」
「そっか、ならいいけど」
慧はそれ以上は追及しなかった
でも、俺を見る目が少しだけ深くなった気がして落ち着かなかった
慧と別れて空きコマを潰そうとしている時、沈んだ俺に追い打ちをかけるように友達が言った
「おい颯斗!須藤って彼女できたのか!」
「え...?」
「この前ずっと一緒にいた子いるじゃん、あの子本命らしいよ」
あの時学食で見た可愛い子か、
《彼女》
その二文字が、やけに現実味を持って胸に刺さる
そりゃあ、そうか
慧が今まで彼女がいなかった方が不思議なくらいなんだから
彼女ができるのなんて、むしろ自然なことだ
なんて、頭ではわかってるのに心は全然受け入れられなかった。
「なんで俺には言わないんだよ」
小さな声で心の内を吐く
言う義務なんかあるわけない
でも、せめて周りからも1番仲がいいと言われるくらいの俺には、言って欲しかった
そうすればこの片想いもきっぱり友情に戻せたかもしれないのに
苦しくて、情けなくて
その日から俺は、慧を避けるようになった
連絡は必要最低限
廊下で見かけても、用事があるふりをして逃げる
痛いほどの視線は感じるが、彼女といるところなんて見たくなくて、知らないふりをした
スマホに届くメッセージの通知を見て、胸が痛んだ。
〈颯斗、俺のこと避けてる?〉
返信できないまま時間だけが過ぎた
このまま自然に距離ができればいい
そうすれば、きっとそのうち諦められる
ある日、講義終わりに慧に話しかけられた
「別に普通だよ」
「そっか、ならいいけど」
慧はそれ以上は追及しなかった
でも、俺を見る目が少しだけ深くなった気がして落ち着かなかった
慧と別れて空きコマを潰そうとしている時、沈んだ俺に追い打ちをかけるように友達が言った
「おい颯斗!須藤って彼女できたのか!」
「え...?」
「この前ずっと一緒にいた子いるじゃん、あの子本命らしいよ」
あの時学食で見た可愛い子か、
《彼女》
その二文字が、やけに現実味を持って胸に刺さる
そりゃあ、そうか
慧が今まで彼女がいなかった方が不思議なくらいなんだから
彼女ができるのなんて、むしろ自然なことだ
なんて、頭ではわかってるのに心は全然受け入れられなかった。
「なんで俺には言わないんだよ」
小さな声で心の内を吐く
言う義務なんかあるわけない
でも、せめて周りからも1番仲がいいと言われるくらいの俺には、言って欲しかった
そうすればこの片想いもきっぱり友情に戻せたかもしれないのに
苦しくて、情けなくて
その日から俺は、慧を避けるようになった
連絡は必要最低限
廊下で見かけても、用事があるふりをして逃げる
痛いほどの視線は感じるが、彼女といるところなんて見たくなくて、知らないふりをした
スマホに届くメッセージの通知を見て、胸が痛んだ。
〈颯斗、俺のこと避けてる?〉
返信できないまま時間だけが過ぎた
このまま自然に距離ができればいい
そうすれば、きっとそのうち諦められる
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