8 / 23
勇者なんて俺は知らない
あれ?俺、いらなくない?
しおりを挟む
ふくろう亭で一泊した翌朝。
もう少しのんびりしたい、と毛布に包まりながら一人でゴネたんだけど…
でも、半ば嫌々とはいえ、自分で決心したことをこうもすぐに曲げるのは、流石にどうかとも思ったので、俺は美味しく朝ご飯を頂いた後、御一行に合流することにした。
が、合流場所にした食堂には、俺以外だと、まだシャミィと、ナナ?だけしかいない。
改めてだけど、ホント、なんでこの人たち妙に露出が高いんだろ。昨日はお腹いっぱいになった後すぐ寝ちゃったから気づかなかったけど、弟子もやたら生足強調してるし。
師匠の方だって、あれ鎧着けてる意味ある?谷間すごいんだけど。
最早、視線誘導が本来の目的になってない?
ミレットは、スカートがめちゃくちゃ短いんだ。剣士なんだよね?なんでミニスカート?やっぱり視線誘導が目的だろ。
えっと、アミア?は魔術師らしく、黒いローブなんだけど、何故か胸元だけばっくりと切れ込み入ってて。
そこ、開ける意味ある?視線誘導しかないよね?
異世界とはいえ、こういう時代だ。
「セクハラだ!」
と言われないよう、なるべく視線を向けず、話題にもしないようにした。
「おはよう。遠目から見てたけど
朝からとんでもない食いっぷりだったねぇ…。アタシは、他の小娘共は置いてってもいいんだが…。」
「はい、師匠。」
シャミィと…ナナ?は、食後のコーヒーを楽しんでいた。
あとの二人は、準備に手間取っているようだ。
まぁ確かに、かなり食べたよな…。
店主さんごめん。そしてありがとう。
「約束を破るのは、主義じゃないから。
面倒でも、ちゃんと待つよ。」
俺もコーヒーをもらうことにした。
あ、ミルクと砂糖多めにください。
「ふ、お利口さんだねぇ。」
「何なら、あんたが抜けてもいいんじゃない?」
俺は熱いコーヒーをフーフーしながら嫌味を言ってみた。
「それは困る。アンタみたいな強いヤツ、そうお目にかかれるモンじゃない。
アンタと一緒にいりゃ、儲け話もベラボーに転がり込んでくるだろうから、さ。」
「はい、師匠。」
なるほど、確かに。
まぁ、どこまでが本心なのかは俺にはわからないけど。
「そう。俺は別に、自分がどんだけ強いのか…比較対象がいないからよくわからないし、あんまり興味も無いんだけど…。
一緒に来るって言うなら、それなりに協調性持ってもらわないと、ね。」
ミルクと砂糖をドバドバ入れながら、俺は釘を刺す。
「おやおや、手厳しい。」
「ご、ごめんなさい!お待たせしました!」
「準備、手間取った。ごめんね。」
女の子はいろいろ大変だっていうけど、本当なんだな。こればかりは仕方がない。
「じゃ、行きますか。道案内よろしく。」
というわけで、街の皆さんにあたたかく見送られながら、俺たちは街を出る。
なんと、ポレポレまで行く用事があるから、と、街の商人さんが馬車を手配してくれた。
ありがたすぎる。
被害は大きくなかったとはいえ、化け物に壊された家屋が、早く元通りになることを祈るばかりだ。
女性陣と共に馬車に揺られ、俺はゆったりと景色を眺めていた。
それにしても、昨日の今日ではあるけれど、街の外もかなり平穏だ。
広がる青空。生い茂る緑に、鳥の囀り。爽やかな風。川のせせらぎ。
昨日と同じような感想と着眼点だけど、中にいると心が落ち着くし、どうにものんびりしてしまう。
こんなんで、魔物?モンスター?は
どっから現れるんだろう?
「ねぇ、ちょっと聞きたいんだけど。」
道中、面々に疑問をぶつけてみる。
「魔物、っていうの?モンスター?
何でもいいんだけど、アレって、何?
どこから出てきて、どうして人を襲ったの?」
「魔物なら、多分私、一番詳しい。
魔物、元々この世界に住んでる、生き物。食物連鎖、上の方。人間、時々食べるため、出てくる。
でも、あんまり数、多くない、から、被害、そこまで多くない。
なのに…。」
なのに…?
あ、なるほどね。
「昨日は、かなりの数出てきたよね。しかも、どこからともなく。」
「勇者様、さすが。そう、最近魔物の動き、変。数、多い。突然出てきて、人間いっぱい、襲う。」
「うーん、確かに私の旅の途中でも、魔物に襲われたって言う人、かなり多かったですね。」
「アタシらは、主に犯罪者にかけられた賞金目当てで、この稼業やってるけど…最近は魔物に対する案件も相当なモンだよ。ま、おかげで儲かるけどね。」
ふむ。それが「勇者」が必要とされる理由なのか…?
でも、やっぱり腑に落ちないんだよなぁ。まだまだわからないことだらけだ。
「ん?!何だ、この気配。」
暖かな気候にウトウトしかけていた俺は、突如として、不穏な空気を感じ取った。ていうか、なんで?
あ…スキルとかそういうこと?すっかり忘れてた。
「え?!敵ですか?!」
「て、敵って…アタシは特に何も感じな…」
「?!転送、魔法…?!」
「上だ!!」
俺が叫ぶと同時に、ミレットとシャミィ、ナナはすぐ様、目にも止まらぬ速さで馬車から飛び出した。
次の瞬間、馬車の上から爆発音が響く。
「な、なんだ何だァァ?!」
馬車の御者さんの悲鳴が轟く。が、この爆発音の中で無事そうに叫んでいる…。
「大丈夫、防御魔法。これ、魔法の攻撃。」
慌てて隣に目を向けると、アミアが杖を天にかざしていた。杖の先からは、眩いばかりの光が迸っている。
どうやらアミアのおかげで助かったらしい。
「私も、出る。」
そう言うと、アミアはふわっと宙を舞うように、馬車の外に踊り出た。
この流れだと、俺も行かないとだよね…。
俺が急いで馬車から降りるやいなや、今度は雷が落ちるような轟音が鳴り響く。
たまらず目と耳を塞ぐ俺。
そして、恐る恐る目を開けると…。
数10体…30くらいはいるだろうか。昨日の化け物とは違う、かなり小型の化け物たちが、累々と地に伏していた。
その中で、女性陣たちが皆、ふぅ、と一息ついている。
え…何この人たち…。めっちゃ強いじゃん。
勇者別に、いらなくない?
もう少しのんびりしたい、と毛布に包まりながら一人でゴネたんだけど…
でも、半ば嫌々とはいえ、自分で決心したことをこうもすぐに曲げるのは、流石にどうかとも思ったので、俺は美味しく朝ご飯を頂いた後、御一行に合流することにした。
が、合流場所にした食堂には、俺以外だと、まだシャミィと、ナナ?だけしかいない。
改めてだけど、ホント、なんでこの人たち妙に露出が高いんだろ。昨日はお腹いっぱいになった後すぐ寝ちゃったから気づかなかったけど、弟子もやたら生足強調してるし。
師匠の方だって、あれ鎧着けてる意味ある?谷間すごいんだけど。
最早、視線誘導が本来の目的になってない?
ミレットは、スカートがめちゃくちゃ短いんだ。剣士なんだよね?なんでミニスカート?やっぱり視線誘導が目的だろ。
えっと、アミア?は魔術師らしく、黒いローブなんだけど、何故か胸元だけばっくりと切れ込み入ってて。
そこ、開ける意味ある?視線誘導しかないよね?
異世界とはいえ、こういう時代だ。
「セクハラだ!」
と言われないよう、なるべく視線を向けず、話題にもしないようにした。
「おはよう。遠目から見てたけど
朝からとんでもない食いっぷりだったねぇ…。アタシは、他の小娘共は置いてってもいいんだが…。」
「はい、師匠。」
シャミィと…ナナ?は、食後のコーヒーを楽しんでいた。
あとの二人は、準備に手間取っているようだ。
まぁ確かに、かなり食べたよな…。
店主さんごめん。そしてありがとう。
「約束を破るのは、主義じゃないから。
面倒でも、ちゃんと待つよ。」
俺もコーヒーをもらうことにした。
あ、ミルクと砂糖多めにください。
「ふ、お利口さんだねぇ。」
「何なら、あんたが抜けてもいいんじゃない?」
俺は熱いコーヒーをフーフーしながら嫌味を言ってみた。
「それは困る。アンタみたいな強いヤツ、そうお目にかかれるモンじゃない。
アンタと一緒にいりゃ、儲け話もベラボーに転がり込んでくるだろうから、さ。」
「はい、師匠。」
なるほど、確かに。
まぁ、どこまでが本心なのかは俺にはわからないけど。
「そう。俺は別に、自分がどんだけ強いのか…比較対象がいないからよくわからないし、あんまり興味も無いんだけど…。
一緒に来るって言うなら、それなりに協調性持ってもらわないと、ね。」
ミルクと砂糖をドバドバ入れながら、俺は釘を刺す。
「おやおや、手厳しい。」
「ご、ごめんなさい!お待たせしました!」
「準備、手間取った。ごめんね。」
女の子はいろいろ大変だっていうけど、本当なんだな。こればかりは仕方がない。
「じゃ、行きますか。道案内よろしく。」
というわけで、街の皆さんにあたたかく見送られながら、俺たちは街を出る。
なんと、ポレポレまで行く用事があるから、と、街の商人さんが馬車を手配してくれた。
ありがたすぎる。
被害は大きくなかったとはいえ、化け物に壊された家屋が、早く元通りになることを祈るばかりだ。
女性陣と共に馬車に揺られ、俺はゆったりと景色を眺めていた。
それにしても、昨日の今日ではあるけれど、街の外もかなり平穏だ。
広がる青空。生い茂る緑に、鳥の囀り。爽やかな風。川のせせらぎ。
昨日と同じような感想と着眼点だけど、中にいると心が落ち着くし、どうにものんびりしてしまう。
こんなんで、魔物?モンスター?は
どっから現れるんだろう?
「ねぇ、ちょっと聞きたいんだけど。」
道中、面々に疑問をぶつけてみる。
「魔物、っていうの?モンスター?
何でもいいんだけど、アレって、何?
どこから出てきて、どうして人を襲ったの?」
「魔物なら、多分私、一番詳しい。
魔物、元々この世界に住んでる、生き物。食物連鎖、上の方。人間、時々食べるため、出てくる。
でも、あんまり数、多くない、から、被害、そこまで多くない。
なのに…。」
なのに…?
あ、なるほどね。
「昨日は、かなりの数出てきたよね。しかも、どこからともなく。」
「勇者様、さすが。そう、最近魔物の動き、変。数、多い。突然出てきて、人間いっぱい、襲う。」
「うーん、確かに私の旅の途中でも、魔物に襲われたって言う人、かなり多かったですね。」
「アタシらは、主に犯罪者にかけられた賞金目当てで、この稼業やってるけど…最近は魔物に対する案件も相当なモンだよ。ま、おかげで儲かるけどね。」
ふむ。それが「勇者」が必要とされる理由なのか…?
でも、やっぱり腑に落ちないんだよなぁ。まだまだわからないことだらけだ。
「ん?!何だ、この気配。」
暖かな気候にウトウトしかけていた俺は、突如として、不穏な空気を感じ取った。ていうか、なんで?
あ…スキルとかそういうこと?すっかり忘れてた。
「え?!敵ですか?!」
「て、敵って…アタシは特に何も感じな…」
「?!転送、魔法…?!」
「上だ!!」
俺が叫ぶと同時に、ミレットとシャミィ、ナナはすぐ様、目にも止まらぬ速さで馬車から飛び出した。
次の瞬間、馬車の上から爆発音が響く。
「な、なんだ何だァァ?!」
馬車の御者さんの悲鳴が轟く。が、この爆発音の中で無事そうに叫んでいる…。
「大丈夫、防御魔法。これ、魔法の攻撃。」
慌てて隣に目を向けると、アミアが杖を天にかざしていた。杖の先からは、眩いばかりの光が迸っている。
どうやらアミアのおかげで助かったらしい。
「私も、出る。」
そう言うと、アミアはふわっと宙を舞うように、馬車の外に踊り出た。
この流れだと、俺も行かないとだよね…。
俺が急いで馬車から降りるやいなや、今度は雷が落ちるような轟音が鳴り響く。
たまらず目と耳を塞ぐ俺。
そして、恐る恐る目を開けると…。
数10体…30くらいはいるだろうか。昨日の化け物とは違う、かなり小型の化け物たちが、累々と地に伏していた。
その中で、女性陣たちが皆、ふぅ、と一息ついている。
え…何この人たち…。めっちゃ強いじゃん。
勇者別に、いらなくない?
0
あなたにおすすめの小説
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる