83 / 94
第82話 聖間戦争4 開戦と天敵
しおりを挟む
「ルールはシンプルに。ボクは戦闘不能になった人からルーツを回収させてもらいますよ。
……レッドさん、グリーンさん、ゴールドさん。ボクは『トーライ』の森であなた達に大切なことを教わったつもりです。だから今度はそれを貫き通すために力を存分に振るわせてもらいます」
闘技場内でお互い四対四で向かい合い、陣形を組んだ状態でクリアは自分の意志を言葉にした。
自分にも言い聞かせるように。
「……そうか。『トーライ』の時よりも厄介そうだな」
レッドが背負うように収めている炎の大剣の持ち手を握りながらそう言うと、本気で戦う事を決意した眼差しをクリアに向けてくる。
その言葉を皮切りに、両勢力は各々自らの武器を手にし。
まずは手始めにと言わんばかりにライズが鎌を振るい雷で出来た刃を飛ばして攻撃した。
当然、飛ばした先はライズの宿敵であるゴールドだ。
「よお、会いたかったぜ! 今のは軽い挨拶だ小僧!」
「とんだ挨拶っスね、おっさん!」
ライズの攻撃を空中に展開した五つの雷リングで作り出した雷の壁で防ぐと、ゴールドはライズを挑発するかのようにゴールドが返す。
「アンタの雷じゃ俺にはダメージを与えられないっスよ! さっさと他の人と交代した方がいいんじゃないっスか!」
『トーライ』での戦いを思い出せば、ゴールドの言っていることもあながち間違ってはいない。
あの時はまんまと実力とエレメンタルアームズの『所有者』であることを隠され騙された事でライズは敗北した。
だが、今のライズはと言えば。
「くくっ、そうだな。あん時は負けたが、だからこそ今回はテメェに『所有者』としての引導を渡してやるよ!」
それぐらいの大口を叩けるぐらいには幹部としての自覚を持ち、肩書きに負けない程の実力を身に付ける修行を陰でし直していた事をクリアはこっそりと知っていた。
だからこそ今回は安心してゴールドの相手を任せられる。
「それに、今回は僕もライズさんも遊んでやろうなんて思って無いですからね。例えルーツがあるからと言って油断していたら痛い目見ますよ!」
そう言いながら、クリアは闇の術式【漆黒の放出】を『所有者』組に向けて放った。
ザ・クロが得意としていたあの極太レーザーもどきを術式として名付けたものだ。
まあ、ルーツが生み出すエレメントを放出するだけなので術式のようにエレメントに命令しているわけでは無いので術式とは名ばかりだったが。
故に、クリアも術式名を口にする事なく放つ事ができた。
『ルーツを持つ奴と戦り合うんだろ? ならそん時だけは俺を存分に使っていいぜェ』
それは、ザ・クロの方から突然提案して来た。
好き放題表に出られるようで、前に言っていたようにルーツを回収する事に関しては積極的に協力してくれてクリアは助かると思う。
さらに言えば、ルーツが与える恩恵によりクリアがそのルーツの生み出したエレメントをキャスティングする際に【無属性】の【力】を使う事を阻害しないことをザ・クロ経由で知ったのは、つい昨日のことだ。
故に、この【漆黒の放出】も【引石による執行の一撃】と同様に【無属性】を薄く纏わせ放つ術式、【消去する黒】となり『所有者』達へと迫る。
それを、いち早く悟ったのはやはり聖属性をキャスティングするイクス王だった。
咄嗟に散開の指示を出し、レッド達は各々分かれてそれを回避した。
しかし、【漆黒の放出】の恐ろしさをよく知るクリアはそれが狙いだと言わんばかりに術式を持続させながらイクス王を追尾させる。
——一番厄介なのはやっぱり【無属性】に対抗し得る能力を持つイクス王だからね!
「ロザリアさんは可能な限り術式でイクス王の動きを妨害してください! シングさんはもしレッドさん達が遠距離攻撃で反撃してきたら【音波障壁】で防いでください!」
「オッケーよぉ! 【呪縛する茨】!」
ロザリアが手に取った植物の種を地面にばら撒き術式名を口にすると、急速に種は茨へと成長して地面の中からイクス王をめがけて伸びて行った。
ロザリアがキャスティングするは木属性。
木属性は術式により急成長を遂げることも、そしてそれを操ることもできる。
体の大半が木属性で構成されている植物達もまた、生属性で大半が構成されている人間と同じように生きている。
木属性は、数ある属性の中で数少ない生き物を操る珍しい属性だ。
下からはロザリアの触れれば拘束しようとする茨が、正面からは当たれば即戦闘不能になるのは必至の【黒き消去する者】がイクス王に迫る。
逃げ場など無い。
完璧に打ち取ったと、クリアは思った。
現に、【黒き消去する者】は王に着弾し、石壁へと押しやった感触がクリアに伝わって来ていた。
【黒き消去する者】が王と共に直撃した石壁付近は衝撃で土煙が立ち視界で捉える事はできなかったが、その感触でクリアは見ずともわかっていた。
……その筈だった。
しかし、恐るべき事にイクス王は【無属性】と【漆黒の放出】の組み合わせを直撃したにも関わらず、大したことも無かったように土煙の中より歩いて戻って来たではないか。
——本当、僕の能力に対して天敵だな……。
【黒き消去する者】をイクス王に着弾させた時点で術式を止めた事を、クリアは後悔するのだった。
……レッドさん、グリーンさん、ゴールドさん。ボクは『トーライ』の森であなた達に大切なことを教わったつもりです。だから今度はそれを貫き通すために力を存分に振るわせてもらいます」
闘技場内でお互い四対四で向かい合い、陣形を組んだ状態でクリアは自分の意志を言葉にした。
自分にも言い聞かせるように。
「……そうか。『トーライ』の時よりも厄介そうだな」
レッドが背負うように収めている炎の大剣の持ち手を握りながらそう言うと、本気で戦う事を決意した眼差しをクリアに向けてくる。
その言葉を皮切りに、両勢力は各々自らの武器を手にし。
まずは手始めにと言わんばかりにライズが鎌を振るい雷で出来た刃を飛ばして攻撃した。
当然、飛ばした先はライズの宿敵であるゴールドだ。
「よお、会いたかったぜ! 今のは軽い挨拶だ小僧!」
「とんだ挨拶っスね、おっさん!」
ライズの攻撃を空中に展開した五つの雷リングで作り出した雷の壁で防ぐと、ゴールドはライズを挑発するかのようにゴールドが返す。
「アンタの雷じゃ俺にはダメージを与えられないっスよ! さっさと他の人と交代した方がいいんじゃないっスか!」
『トーライ』での戦いを思い出せば、ゴールドの言っていることもあながち間違ってはいない。
あの時はまんまと実力とエレメンタルアームズの『所有者』であることを隠され騙された事でライズは敗北した。
だが、今のライズはと言えば。
「くくっ、そうだな。あん時は負けたが、だからこそ今回はテメェに『所有者』としての引導を渡してやるよ!」
それぐらいの大口を叩けるぐらいには幹部としての自覚を持ち、肩書きに負けない程の実力を身に付ける修行を陰でし直していた事をクリアはこっそりと知っていた。
だからこそ今回は安心してゴールドの相手を任せられる。
「それに、今回は僕もライズさんも遊んでやろうなんて思って無いですからね。例えルーツがあるからと言って油断していたら痛い目見ますよ!」
そう言いながら、クリアは闇の術式【漆黒の放出】を『所有者』組に向けて放った。
ザ・クロが得意としていたあの極太レーザーもどきを術式として名付けたものだ。
まあ、ルーツが生み出すエレメントを放出するだけなので術式のようにエレメントに命令しているわけでは無いので術式とは名ばかりだったが。
故に、クリアも術式名を口にする事なく放つ事ができた。
『ルーツを持つ奴と戦り合うんだろ? ならそん時だけは俺を存分に使っていいぜェ』
それは、ザ・クロの方から突然提案して来た。
好き放題表に出られるようで、前に言っていたようにルーツを回収する事に関しては積極的に協力してくれてクリアは助かると思う。
さらに言えば、ルーツが与える恩恵によりクリアがそのルーツの生み出したエレメントをキャスティングする際に【無属性】の【力】を使う事を阻害しないことをザ・クロ経由で知ったのは、つい昨日のことだ。
故に、この【漆黒の放出】も【引石による執行の一撃】と同様に【無属性】を薄く纏わせ放つ術式、【消去する黒】となり『所有者』達へと迫る。
それを、いち早く悟ったのはやはり聖属性をキャスティングするイクス王だった。
咄嗟に散開の指示を出し、レッド達は各々分かれてそれを回避した。
しかし、【漆黒の放出】の恐ろしさをよく知るクリアはそれが狙いだと言わんばかりに術式を持続させながらイクス王を追尾させる。
——一番厄介なのはやっぱり【無属性】に対抗し得る能力を持つイクス王だからね!
「ロザリアさんは可能な限り術式でイクス王の動きを妨害してください! シングさんはもしレッドさん達が遠距離攻撃で反撃してきたら【音波障壁】で防いでください!」
「オッケーよぉ! 【呪縛する茨】!」
ロザリアが手に取った植物の種を地面にばら撒き術式名を口にすると、急速に種は茨へと成長して地面の中からイクス王をめがけて伸びて行った。
ロザリアがキャスティングするは木属性。
木属性は術式により急成長を遂げることも、そしてそれを操ることもできる。
体の大半が木属性で構成されている植物達もまた、生属性で大半が構成されている人間と同じように生きている。
木属性は、数ある属性の中で数少ない生き物を操る珍しい属性だ。
下からはロザリアの触れれば拘束しようとする茨が、正面からは当たれば即戦闘不能になるのは必至の【黒き消去する者】がイクス王に迫る。
逃げ場など無い。
完璧に打ち取ったと、クリアは思った。
現に、【黒き消去する者】は王に着弾し、石壁へと押しやった感触がクリアに伝わって来ていた。
【黒き消去する者】が王と共に直撃した石壁付近は衝撃で土煙が立ち視界で捉える事はできなかったが、その感触でクリアは見ずともわかっていた。
……その筈だった。
しかし、恐るべき事にイクス王は【無属性】と【漆黒の放出】の組み合わせを直撃したにも関わらず、大したことも無かったように土煙の中より歩いて戻って来たではないか。
——本当、僕の能力に対して天敵だな……。
【黒き消去する者】をイクス王に着弾させた時点で術式を止めた事を、クリアは後悔するのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる