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愛し合う2
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輝いている金髪が緩く肩に落ちている。
おれを愛おしいと言っている目が、おれを真っ直ぐに見ている。
おれは居た堪れない。恥ずかしさに全身が赤くなる。
「や、おれ」
こんなに綺麗なジェイクに、おれみたいな貧相な体は見せられない。もう知られているけど、恥ずかしい。
焦ってジタバタする。まだ服を脱いでもいない体を隠してしまう。
慌てたジェイクが「ゆっくりでいい」と背中を優しく叩いてくれる。
「ノアが好きだ。ノアと結ばれたい」
ジェイクがいうのにおれは照れる。
結ばれるってそういうことするってことだよな。
おれみたいなのと、おれなんかと、と思っていると、ジェイクに「ノア!」と強く言われる。
「おれノアが好きだよ。優しくて、時にはすごい勇気のある行動も取れるノアが好きだ。ノアがおれと同じ気持ちなら抱き合いたい。おれのことまだそういう対象じゃないなら、待つよ」
きらきらと輝く金髪を肩に靡かせて、優しいエメラルドグリーンの瞳でおれを見てくる。
強引にできるのに、待つと言ってくれるジェイクが優しくて辛い。
「ごめん」って謝りたくなる。
でもおれはそうせずに、上の服を脱いだ。勇気を出して。
おれだってジェイクが好きだ。ジェイクと結ばれたい。たった一度でも、今だけでも大好きなジェイクと結ばれたい。
だけど脱いでからやっぱり貧相な体が恥ずかしくて脱いだ服と両腕で隠してしまう。どこもかしこも羞恥で真っ赤になる。
ジェイクが固まったみたいに動かない。
涙目になりながら、「ジェイク?」と呼ぶ。
やっぱりおれの体ダメだった?
ジェイクは「ノア可愛い」と呟くと、短くて可愛いキスを数回してきたと思ったら、いきなり深いキスをしてきた。舌と舌を絡められて、なんて言ったか聞き返せない。
ジェイクが優しく甘く、おれの涙の跡が残る頬や耳をキスしながら優しく噛んできて、ドキドキする。
手は優しく胸や腰を触ってくる。
ジェイクが乳首や臍を舐める頃には、履いていた下衣もほぼ脱がされていて、おれの反応しているものも丸見えだ。
大きな硬い手なのに、優しく触られて、ビクンビクン体が震えるくらい感じる。
「・・あ・・ん、ん」
声が出るのが恥ずかしい。
立ち上がった物も舐められて、股を開かされて、後ろの穴もペロって舐められる。
「き、きたない」
慌てて体を少し起き上がらせて言うと、ジェイクがおれの股の間で、陰茎を咥えているのが見えた。
「・・・」絶句してしまう。
ジェイクは微笑むと
「おれずっとこの可愛い体を舐めたいって思っていたんだ。全部食べたいって」
ジェイクは顔を傾げながら言ってくる。股の間にいるのに、やっていることはやらしいのに、ジェイクが可愛い。なんでも言うことを聞いてあげたくなる。
「ダメ?」っ哀しそうに聞かれて、首をフルフル振ってしまう。
ジェイクは嬉しそうに破顔すると、おれのそれを甘噛みしたり、舐めたりしてくる。
そうされながらおれの体はビクビクと震えてしまう。快感の衝撃に震える。あ、あ、ジェイク狡い。
「可愛い。好きだよ」
「おれも、おれもジェイクが好きだ」
涙目で言う。あー、自分が考えていたよりも、おれはジェイクを欲していたし、求められて嬉しい。
互いに相手に飢えていた。
もっと近寄りたいし、もっと一つになりたい。
このままおれがジェイクの体の一部になればいいのに。
そうすれば、いつまでも一緒にいられる。
だけどこうして互いが不足しているかのように、求め合うのも幸せだ。
「愛してる。愛してるノア」
自分より体も大きくて、強いジェイクが必死になって愛を伝えてくる。
その幸せにおれはうっとりと身を任せる。
ジェイクの肩越しに、部屋の窓の外には満月が煌々と輝いていた。おれは静かに瞼を閉じた。
そうしてジェイクとおれは結ばれた。
おれを愛おしいと言っている目が、おれを真っ直ぐに見ている。
おれは居た堪れない。恥ずかしさに全身が赤くなる。
「や、おれ」
こんなに綺麗なジェイクに、おれみたいな貧相な体は見せられない。もう知られているけど、恥ずかしい。
焦ってジタバタする。まだ服を脱いでもいない体を隠してしまう。
慌てたジェイクが「ゆっくりでいい」と背中を優しく叩いてくれる。
「ノアが好きだ。ノアと結ばれたい」
ジェイクがいうのにおれは照れる。
結ばれるってそういうことするってことだよな。
おれみたいなのと、おれなんかと、と思っていると、ジェイクに「ノア!」と強く言われる。
「おれノアが好きだよ。優しくて、時にはすごい勇気のある行動も取れるノアが好きだ。ノアがおれと同じ気持ちなら抱き合いたい。おれのことまだそういう対象じゃないなら、待つよ」
きらきらと輝く金髪を肩に靡かせて、優しいエメラルドグリーンの瞳でおれを見てくる。
強引にできるのに、待つと言ってくれるジェイクが優しくて辛い。
「ごめん」って謝りたくなる。
でもおれはそうせずに、上の服を脱いだ。勇気を出して。
おれだってジェイクが好きだ。ジェイクと結ばれたい。たった一度でも、今だけでも大好きなジェイクと結ばれたい。
だけど脱いでからやっぱり貧相な体が恥ずかしくて脱いだ服と両腕で隠してしまう。どこもかしこも羞恥で真っ赤になる。
ジェイクが固まったみたいに動かない。
涙目になりながら、「ジェイク?」と呼ぶ。
やっぱりおれの体ダメだった?
ジェイクは「ノア可愛い」と呟くと、短くて可愛いキスを数回してきたと思ったら、いきなり深いキスをしてきた。舌と舌を絡められて、なんて言ったか聞き返せない。
ジェイクが優しく甘く、おれの涙の跡が残る頬や耳をキスしながら優しく噛んできて、ドキドキする。
手は優しく胸や腰を触ってくる。
ジェイクが乳首や臍を舐める頃には、履いていた下衣もほぼ脱がされていて、おれの反応しているものも丸見えだ。
大きな硬い手なのに、優しく触られて、ビクンビクン体が震えるくらい感じる。
「・・あ・・ん、ん」
声が出るのが恥ずかしい。
立ち上がった物も舐められて、股を開かされて、後ろの穴もペロって舐められる。
「き、きたない」
慌てて体を少し起き上がらせて言うと、ジェイクがおれの股の間で、陰茎を咥えているのが見えた。
「・・・」絶句してしまう。
ジェイクは微笑むと
「おれずっとこの可愛い体を舐めたいって思っていたんだ。全部食べたいって」
ジェイクは顔を傾げながら言ってくる。股の間にいるのに、やっていることはやらしいのに、ジェイクが可愛い。なんでも言うことを聞いてあげたくなる。
「ダメ?」っ哀しそうに聞かれて、首をフルフル振ってしまう。
ジェイクは嬉しそうに破顔すると、おれのそれを甘噛みしたり、舐めたりしてくる。
そうされながらおれの体はビクビクと震えてしまう。快感の衝撃に震える。あ、あ、ジェイク狡い。
「可愛い。好きだよ」
「おれも、おれもジェイクが好きだ」
涙目で言う。あー、自分が考えていたよりも、おれはジェイクを欲していたし、求められて嬉しい。
互いに相手に飢えていた。
もっと近寄りたいし、もっと一つになりたい。
このままおれがジェイクの体の一部になればいいのに。
そうすれば、いつまでも一緒にいられる。
だけどこうして互いが不足しているかのように、求め合うのも幸せだ。
「愛してる。愛してるノア」
自分より体も大きくて、強いジェイクが必死になって愛を伝えてくる。
その幸せにおれはうっとりと身を任せる。
ジェイクの肩越しに、部屋の窓の外には満月が煌々と輝いていた。おれは静かに瞼を閉じた。
そうしてジェイクとおれは結ばれた。
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