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創世戦争編 〜箱庭の主〜
分裂
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体調が回復したアレンは、昏睡中に起きた出来事を周囲から聞いてある程度把握していた。
バルタス王国はムーバレヘムまで撤退し、アネハル飛空艇艦隊や空軍も混乱を避ける為にナーシカルバフまで撤退した。連合海軍は帝国海軍と衝突を繰り返していて、陸軍を除けば完全な崩壊には至っていない。
そして問題の陸軍。クテシアや苏安など、魔人への反感が強い国ほど被害が大きくなっている。
獣人の国であるライカニアは複数の部族に分断されてしまい、ムーバリオス領内で散り散りになってしまった。ネメシアがライカニアの軍事企業の御曹司であるロルツに連絡を取ろうとしているが、通信状況が悪く連絡が取れない。
苏安は分断したという情報は無いが、偵察に行った者達の報告によれば、魔人とは別の観点で分断が起きている可能性が高いとの事だった。しかし大きな報告が無いのは、苏陽の手腕のお陰と言えるだろう。
そしてクテシアの状況は最悪だ。水晶盤の通信状況が悪い中でも、魔導王国アミリ朝クテシアから別の国家が独立したという噂、報告がアレンの元に舞い込んでくる。
「クテシア公国、ねぇ?植民地っつーか、傀儡国家じゃねぇの」
ムーバリオス領の西部とクテシア西部にできた、反魔人思想の強い国家。しかしその実態は魔人によって傀儡にされた国だ。
「暴動が起きてから、精霊達が負の感情を強く感じてる。どっかの誰かさんが連合内部に燻る負の感情を煽ったのよ」
フレデリカはアレンの身支度を手伝いながらそう言った。最近のアレンは錯綜する情報を見極める為に、常に水晶盤を見ている。寝癖を直したり、着替えるのも忘れる程だ。
「ほら、寝癖直った」
「お、ありがとう」
ふわふわして手触りの良い髪を撫でると、扉が叩かれる。
「どうした?」
扉が開くと、そこには四、五歳くらいの少女が立っていた。社龍と胡蝶の娘、昕玥だ。
「お兄様、お姉様、おはようございます~。お祖父様とハーンお婆様が、来てくれって~」
苏月とヌールハーンはナオスクルで魔人達の襲撃を受けた後、拠点に移動して何やら怪しげな魔導具を開発している。
「また変なの造ってんの…?」
そう言いながらもアレンとフレデリカは昕玥の後ろをついて行く。
昕玥が連れて行った部屋は、兵器訓練場ではなく倉庫だった。
「此処で何をやってるの?」
アレンが問うと、昕玥は扉をノックしながら答えた。
「便利な魔導具造り!私はちっちゃいから兵器は造れないけど、ちっちゃな魔導具は作れるよ!」
えっへんと胸を張って昕玥がそう言うと、扉の向こうから入室を許可する苏月の声が聞こえる。アレン達は何をやっているのかと訝しげに思いながら入室した。
「二人共、今度は何してんのさ」
車椅子に座ったヌールハーンが作業に熱中していて答えないのを見ると、同じく来るに乗った苏月が答える。
「魔力を共鳴させて位置情報を特定する魔導具だ。〈厄災〉同士は共鳴出来るからな。〈英雄〉でも応用出来ないか試したい」
英雄の魔力を共鳴させられれば、苏安とクテシア王国軍の位置も分かる。より早く再集結が実現出来る可能性が高い。
「因みに〈厄災〉の位置情報は調整中だ」
細くて赤い鎖が羅針盤のような魔導具と苏月の左手首、そして地図を表示している円卓の水晶盤繋がっている。
「昕玥、アレンにも渡してやりなさい」
「はーいお祖父様!」
昕玥は棚から羅針盤を取り出した。その羅針盤はピンク色のビーズやリボン、真珠などで可愛らしい装飾が施されている。良い教育を受けているからか、使う素材は全て高級品で色のバランスも良い。
「おぅ…、随分と可愛いな」
五歳児とは思えない出来栄えに驚愕を隠せないアレンがそう言うと、苏月は不満そうな顔をした。
「孫の手作りとか、私が欲しいくらいだ」
「…だってよ昕玥ちゃん。お祖父ちゃんも欲しいって」
昕玥は笑みを浮かべる。
「お祖父様にも作ってるよ!とびっきり可愛くてキラキラしてるの!」
「そうかそうか、嬉しいな」
そう言って笑みを浮かべる苏月の顔は見たことが無いほど穏やかで、アレンは違和感の余り、背中がむずむずした。
「おい大人のお前達、煩い。孫が居ない我に対するマウントか?」
アレンとフレデリカは顔を見合わせた。
(…怒るとこ、そこ?)
苏月は欠伸しながら言った。
「ふわ…調整は終わったか?朝の三時からずーっと調整、調整、調整で疲れた…今まだ八時じゃないか」
「もう八時、な。最終調整中。この前の襲撃で胡蝶に試作品を投げ渡しただろう。機器同士の位置情報の特定も行う」
アレン達三人はヌールハーンの後ろに集まると、盤面を見た。
「これ、〈拠点〉の地図?」
「ああ。〈拠点〉と元の場所…取り敢えず〈外〉と呼ぶが、〈外〉の地図を切り替えられる。胡蝶と詩玥(胡蝶と社龍の次女)の居場所は…」
庁舎の厨房だ。
「厨房にはミルクも置いてあるからね。詩玥ちゃんにあげるミルクを取りに行っているのかも。ネメシアに聞いてみる?この時間帯なら厨房でムニちゃんとご飯食べてるだろうし」
フレデリカは水晶盤でネメシアに連絡を取ってみた。拠点内は通信状況が安定している為、特に問題無く掛けられる。
「もしもしネメシア、厨房付近に胡蝶は居る?」
『居る居る!カウンターでご飯を受け取ったけど、何か用事?』
「ううん、ちょっと試してる事があるんだけど、気になる事は以上よ。教えてくれてありがとう」
フレデリカが通話を終えると、話を聞いていた苏月が接続用の鎖を素早く外して膝に昕玥を乗せた。
「さあ朝餉の時間だ。行こう」
「ごはん、ごはん~」
魔改造された車椅子は魔力で動くらしく、早足くらいの速度で部屋を出て行ってしまった。
「しまった、あいつの鎖が使い勝手良過ぎてケーブルを用意していない」
ヌールハーンが不満気にそう言うと、アレンは肩をすくめた。
「腹が減ったら位置情報が狂いそうだから…先に食べようぜ。何か、あんたら夜中からやってるらしいし」
集中して位置を把握しようとしなければ出来ないこの計画を振り返り、ヌールハーンは渋々頷いた。
アレン達が部屋を出ると、ヌールハーンも車椅子を手で回しながら出て来る。
「あんたのは魔改造してないのか」
「我は他の事に熱中していたからな」
アレンは車椅子の後ろに回ると、車椅子を押し始めた。
「他に〈厄災〉の力を持っているのは?」
「シルヴェストロのウガルルム、メルティアのガーゴイル、キオネのリヴァイアサン、それからドゥリンのリントヴルムとヨルムンガンドだ」
アレンは眉をひそめた。
「ヨルムとドゥリン姐さんは親戚らしいけど…厄災の力を二つ以上持つってどういう事だ?」
「仮説だが、破壊神を除く〈厄災〉は普通の生命体だ。つまり血肉があるという事。その血肉を体内に入れる事で、二つの力を同時に保有出来る。ヨルムとドゥリンの祖先が、ヨルムンガンドかその力を持つ者を食らったのだろう」
アレンは亡き母を思い出した。アリシアも魔人の体液を体内に入れた為、常人を遥かに上回る怪力を手に入れた。
「…あんたの事だから、誰かで試すつもりだろ」
「先程仮説と言ったが、ほぼ確信している。試すまでも無かろう。お前がその証じゃないか」
「ああ…」
「コーネリアスの血を飲んだだろう。我の仮説は証明されたようなものだが、貴様は我にとってとても興味深い存在だ。研究に付き合え」
アレンはフレデリカの方を向いた。
「…フレデリカと親戚全員の許可を取ってからね」
その親戚に含まれる苏月は大反対しそうだから、徹夜の研究に付き合わされる事は無いだろう。
ヌールハーンが不満気に鼻を鳴らすと、大広間に到着した。分厚い扉の向こうから漂う香りを嗅ぐと、ヌールハーンの不満から来る殺気も気にならなくなる。
「腹が減っては何とやらと言うからな。早く食べようぜ」
そう言ってアレンは早足で車椅子を押して広間に入った。
バルタス王国はムーバレヘムまで撤退し、アネハル飛空艇艦隊や空軍も混乱を避ける為にナーシカルバフまで撤退した。連合海軍は帝国海軍と衝突を繰り返していて、陸軍を除けば完全な崩壊には至っていない。
そして問題の陸軍。クテシアや苏安など、魔人への反感が強い国ほど被害が大きくなっている。
獣人の国であるライカニアは複数の部族に分断されてしまい、ムーバリオス領内で散り散りになってしまった。ネメシアがライカニアの軍事企業の御曹司であるロルツに連絡を取ろうとしているが、通信状況が悪く連絡が取れない。
苏安は分断したという情報は無いが、偵察に行った者達の報告によれば、魔人とは別の観点で分断が起きている可能性が高いとの事だった。しかし大きな報告が無いのは、苏陽の手腕のお陰と言えるだろう。
そしてクテシアの状況は最悪だ。水晶盤の通信状況が悪い中でも、魔導王国アミリ朝クテシアから別の国家が独立したという噂、報告がアレンの元に舞い込んでくる。
「クテシア公国、ねぇ?植民地っつーか、傀儡国家じゃねぇの」
ムーバリオス領の西部とクテシア西部にできた、反魔人思想の強い国家。しかしその実態は魔人によって傀儡にされた国だ。
「暴動が起きてから、精霊達が負の感情を強く感じてる。どっかの誰かさんが連合内部に燻る負の感情を煽ったのよ」
フレデリカはアレンの身支度を手伝いながらそう言った。最近のアレンは錯綜する情報を見極める為に、常に水晶盤を見ている。寝癖を直したり、着替えるのも忘れる程だ。
「ほら、寝癖直った」
「お、ありがとう」
ふわふわして手触りの良い髪を撫でると、扉が叩かれる。
「どうした?」
扉が開くと、そこには四、五歳くらいの少女が立っていた。社龍と胡蝶の娘、昕玥だ。
「お兄様、お姉様、おはようございます~。お祖父様とハーンお婆様が、来てくれって~」
苏月とヌールハーンはナオスクルで魔人達の襲撃を受けた後、拠点に移動して何やら怪しげな魔導具を開発している。
「また変なの造ってんの…?」
そう言いながらもアレンとフレデリカは昕玥の後ろをついて行く。
昕玥が連れて行った部屋は、兵器訓練場ではなく倉庫だった。
「此処で何をやってるの?」
アレンが問うと、昕玥は扉をノックしながら答えた。
「便利な魔導具造り!私はちっちゃいから兵器は造れないけど、ちっちゃな魔導具は作れるよ!」
えっへんと胸を張って昕玥がそう言うと、扉の向こうから入室を許可する苏月の声が聞こえる。アレン達は何をやっているのかと訝しげに思いながら入室した。
「二人共、今度は何してんのさ」
車椅子に座ったヌールハーンが作業に熱中していて答えないのを見ると、同じく来るに乗った苏月が答える。
「魔力を共鳴させて位置情報を特定する魔導具だ。〈厄災〉同士は共鳴出来るからな。〈英雄〉でも応用出来ないか試したい」
英雄の魔力を共鳴させられれば、苏安とクテシア王国軍の位置も分かる。より早く再集結が実現出来る可能性が高い。
「因みに〈厄災〉の位置情報は調整中だ」
細くて赤い鎖が羅針盤のような魔導具と苏月の左手首、そして地図を表示している円卓の水晶盤繋がっている。
「昕玥、アレンにも渡してやりなさい」
「はーいお祖父様!」
昕玥は棚から羅針盤を取り出した。その羅針盤はピンク色のビーズやリボン、真珠などで可愛らしい装飾が施されている。良い教育を受けているからか、使う素材は全て高級品で色のバランスも良い。
「おぅ…、随分と可愛いな」
五歳児とは思えない出来栄えに驚愕を隠せないアレンがそう言うと、苏月は不満そうな顔をした。
「孫の手作りとか、私が欲しいくらいだ」
「…だってよ昕玥ちゃん。お祖父ちゃんも欲しいって」
昕玥は笑みを浮かべる。
「お祖父様にも作ってるよ!とびっきり可愛くてキラキラしてるの!」
「そうかそうか、嬉しいな」
そう言って笑みを浮かべる苏月の顔は見たことが無いほど穏やかで、アレンは違和感の余り、背中がむずむずした。
「おい大人のお前達、煩い。孫が居ない我に対するマウントか?」
アレンとフレデリカは顔を見合わせた。
(…怒るとこ、そこ?)
苏月は欠伸しながら言った。
「ふわ…調整は終わったか?朝の三時からずーっと調整、調整、調整で疲れた…今まだ八時じゃないか」
「もう八時、な。最終調整中。この前の襲撃で胡蝶に試作品を投げ渡しただろう。機器同士の位置情報の特定も行う」
アレン達三人はヌールハーンの後ろに集まると、盤面を見た。
「これ、〈拠点〉の地図?」
「ああ。〈拠点〉と元の場所…取り敢えず〈外〉と呼ぶが、〈外〉の地図を切り替えられる。胡蝶と詩玥(胡蝶と社龍の次女)の居場所は…」
庁舎の厨房だ。
「厨房にはミルクも置いてあるからね。詩玥ちゃんにあげるミルクを取りに行っているのかも。ネメシアに聞いてみる?この時間帯なら厨房でムニちゃんとご飯食べてるだろうし」
フレデリカは水晶盤でネメシアに連絡を取ってみた。拠点内は通信状況が安定している為、特に問題無く掛けられる。
「もしもしネメシア、厨房付近に胡蝶は居る?」
『居る居る!カウンターでご飯を受け取ったけど、何か用事?』
「ううん、ちょっと試してる事があるんだけど、気になる事は以上よ。教えてくれてありがとう」
フレデリカが通話を終えると、話を聞いていた苏月が接続用の鎖を素早く外して膝に昕玥を乗せた。
「さあ朝餉の時間だ。行こう」
「ごはん、ごはん~」
魔改造された車椅子は魔力で動くらしく、早足くらいの速度で部屋を出て行ってしまった。
「しまった、あいつの鎖が使い勝手良過ぎてケーブルを用意していない」
ヌールハーンが不満気にそう言うと、アレンは肩をすくめた。
「腹が減ったら位置情報が狂いそうだから…先に食べようぜ。何か、あんたら夜中からやってるらしいし」
集中して位置を把握しようとしなければ出来ないこの計画を振り返り、ヌールハーンは渋々頷いた。
アレン達が部屋を出ると、ヌールハーンも車椅子を手で回しながら出て来る。
「あんたのは魔改造してないのか」
「我は他の事に熱中していたからな」
アレンは車椅子の後ろに回ると、車椅子を押し始めた。
「他に〈厄災〉の力を持っているのは?」
「シルヴェストロのウガルルム、メルティアのガーゴイル、キオネのリヴァイアサン、それからドゥリンのリントヴルムとヨルムンガンドだ」
アレンは眉をひそめた。
「ヨルムとドゥリン姐さんは親戚らしいけど…厄災の力を二つ以上持つってどういう事だ?」
「仮説だが、破壊神を除く〈厄災〉は普通の生命体だ。つまり血肉があるという事。その血肉を体内に入れる事で、二つの力を同時に保有出来る。ヨルムとドゥリンの祖先が、ヨルムンガンドかその力を持つ者を食らったのだろう」
アレンは亡き母を思い出した。アリシアも魔人の体液を体内に入れた為、常人を遥かに上回る怪力を手に入れた。
「…あんたの事だから、誰かで試すつもりだろ」
「先程仮説と言ったが、ほぼ確信している。試すまでも無かろう。お前がその証じゃないか」
「ああ…」
「コーネリアスの血を飲んだだろう。我の仮説は証明されたようなものだが、貴様は我にとってとても興味深い存在だ。研究に付き合え」
アレンはフレデリカの方を向いた。
「…フレデリカと親戚全員の許可を取ってからね」
その親戚に含まれる苏月は大反対しそうだから、徹夜の研究に付き合わされる事は無いだろう。
ヌールハーンが不満気に鼻を鳴らすと、大広間に到着した。分厚い扉の向こうから漂う香りを嗅ぐと、ヌールハーンの不満から来る殺気も気にならなくなる。
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