窓際の不思議な彼

tatudoshinosasoriza

文字の大きさ
69 / 75

窓際の不思議な彼-part61-三連休⑤

しおりを挟む
■三連休⑤
「あれ?どうしたんですか?」
「ええ。もちろん。どうぞ」
「繰り返しになりますけど。どうしたんです?」
「こんな三連休の最終日の」
「朝一番に」
「はい?記事?」
「書くことが無い?」
「ああ・・・それは・・・」
「なんというか・・・」
「僕にはどうしようもできないですが・・・」
「ネタ?」
「無いですよ?」
「駄目です!ここに来た人のお話はできません!」
「そういうのはNG!」
「守秘義務です!」
「え?」
「それ・・・どこで聞いたんですか?」
「え?彼が?自分で話した?」
「自白の時に?」
「直接的なことは言ってないけど?」
「ここのことだろうって?」
「・・・」
「違います」
「え?彼って言った?」
「いや・・・言ってませんよ・・・」
「いいえ、言ってません!」
「ほらほら。こんなところで油を売ってないで!」
「記事を探しに行った方が良いですよ?」
「ですから・・・」
「ん?」
「ああ・・・いや、あの子達は・・・」
「駄目ですよ?巻き込まないで下さい!」
「ちょっ、ちょっと!」


「ごめんね。レン君。ホムラ君」
「変なことに巻き込んじゃって・・・」
「柳さん!本人達がOKっていうから仕方無いですが!」
「今回だけですよ!」
「それに、彼らに取材して記事になんてできるんですか?」
「プライバシーとか、変な記事を書かないで下さいよ!」
「もちろん!ここのことも!」
「まったく!」
「みなさん!飲み物は!?」
「はい!お待ちを!」
「はい!どうぞ!」
「お菓子も!」
「怒ってないよ!」


「ぐぎぇっ!?」
「な、なんで・・・」
「あ、いえ、なんでも・・・」
「いや・・・依頼人じゃなくて・・・」
「あ、あの・・・この通り・・・」
「満員御礼・・・でして・・・」
「す、座る場所も無い・・・ですから・・・」
「へ?立ってる?」
「ま、待つんですか?」
「いえ・・・構いませんけど・・・」
「あ!ちょっと!柳さん!」
「取材対象を変えないで下さいよ!」
「明智さんに失礼ですよ!」
「え?構わない?」
「そ、そうですか?」
「ちょっ!レン君まで!」
「明智さんに失礼だよ!」
「え?構わない?」
「そ、そうですか?」
「(いや、ここ・・・)」
「(僕が借りてる場所なんだけど・・・)」


「な・・・なんで・・・」
「よりによって・・・」
「おう・・・」
「見たら分かんだろ?」
「立ってるんだよ・・・」
「そう!俺の事務所だけど!」
「立ってるんだよ!」
「満員御礼なの!」
「それで!」
「お前までどうした!」
「怒ってねえよ!」
「ん?ああ、メシ?」
「カルビ!」
「行くか!今日!」
「なんか今日は、思いっきり食べたい気分だ!」
「そっちは?何時に終わる?」
「良し!ちょうど良いな!」
「じゃあ・・・」
「良し!それで!」
「おう。じゃあ、ここに来てくれ!」
「って・・・」
「なんですか?」
「柳さん?」
「こいつは何でもありません!」
「誰にでも興味を持たないで下さい!」
「ちょっ・・・明智さん?」
「レン君まで・・・」
「いいから!みんなで交流しないで下さい!」
「はいぃ?」
「カルビ!?」
「みんなで?」
「なんで!?」
「なんで、聞いてるんですか?」
「いやいや、夜になるまで何時間あると・・・」
「え?一旦、解散して?」
「また、ここに集合?」
「いやいや・・・」
「みなさん、お忙しいでしょう?」
「ね?だから・・・」
「また、別の機会に・・・」
「うえぇ・・・決定事項・・・」
「はい・・・」
「なんで、こうなるんだ・・・」
「柳さんは、もう帰ったらどうです?」
「なんでぇ?」
「なんで柳さんまで、カルビに?」
「記事は?」
「え?もうアイデアはもらった?」
「実は、そんなに焦ってない?」
「あ、そうですか・・・」
「でも・・・」
「男ばかりで、むさ苦しいですよ?」
「い、いや・・・別に・・・」
「来てほしくないとは・・・」
「はい・・・お待ちしてます・・・」


「こんなことになろうとは・・・」
「ええと・・・」
「次回に続きます・・・」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

清掃員と僕の密やかな情状

MisakiNonagase
恋愛
都心のオフィスビルで働く会社員の26歳・高城蓮(たかぎれん)。彼の無機質な日常に唯一の彩りを与えていたのは、夕方から現れる70歳の清掃員・山科和子だった。 青い作業服に身を包み、黙々と床を磨く彼女を、蓮は「気さくなおばあちゃん」だと思っていた。あの日、立ち飲み屋で私服姿の彼女と再会するまでは――。 肉じゃがの甘い湯気、溶けゆく氷の音、そして重ねた肌の温もり。 44歳の年齢差を超え、孤独を分かち合った二人が辿り着いた「愛の形」とは。これは、一人の青年が境界線の向こう側で教わった、残酷なまでに美しい人生の記録。

処理中です...