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6 一緒に寝ていいんだよね?
「おっ、わったぁ~~!」
「……本当、ようやくだわ……」
配信開始から五時間ちょっと、しかも騒ぎ続けたとあって疲労困憊した俺は、ぐでんと背もたれに寝転がった。
慧も疲れた様子でラップトップを閉じて、がくりと机に突っ伏した。同接が一万人に届いたから、企画としてはかなり好調な出だしだし、アーカイブにも残したから、そちらの視聴数が伸びるのを期待を込めて祈る。
「慧~、ありがと、なんだかんだ乗り切れたわ」
「ん。声枯れちゃってんじゃん。温かいの淹れてやるから、待ってろ」
そう言うと慧が部屋を出たので、ふかふか毛布ともふもふ絨毯でごろごろする。深夜だから少し冷えてきたけど、最強セットのおかげで気持ち良いし、このまま寝れそう。
なんて幸せふやふやしていると、慧はすぐに戻って来て隣に座る。
「どうぞ」
「ホットミルクだ! ……しかも蜂蜜入り!」
甘くて美味いし、喉にも良い。熱いくらいのカップを袖で挟んでふうふうと飲んでいると、慧はテーブルに頭を打ち付けた。
「えっ、なに、どうした!? 疲れたよね、ごめん、もう寝る?」
「……俺は風呂入ってくるから。一番奥の寝室に、布団敷いてある」
「ありがとう! 一緒に寝ていいんだよね?」
「ン゛っ、おっ……同じ部屋だから、寝るまで話聞いてやるくらいは、してやらないでもない」
は~、慧様、ありがたや~と拝む。いつもより全然怖くない。誰かと居るって、こんなに心強かったんだ。
「待ってるから、早く上がって来てね」
「あ゛?」
「すんません、調子乗りました。ごゆっくり~」
その顔が暗黒に染まったので、へらへらと手を振ると、慧は扉に手を掛けてから思い出したように振り向いた。
「寝室はリビングの奥だから。この隣の部屋は物置だから使えないし、絶対に開けないでね」
「うん、了解~!」
念押しに親指を立てると、慧は頷いて部屋を出て行った。
絶対開けられたくないとか、実は前日急いで片付けた物が詰まってるとか、恥ずかしいものがあるのかも。慧も案外可愛いところあるじゃん。
「慧んちの開かずの間~、なんつって……」
シンとした防音室に、自分の呟きが嫌に大きく響く。で、我に返ってしまう訳だ。
さっきまで開かずの間が出てくるホラゲーやってましたね! と。
「あばば、はよオフトゥン……!」
カップに少しだけ残ったミルクを飲み干し、早足でキッチンで洗い物をし、猛スピードでリビングの奥の部屋に飛び込む。
主寝室はダブルベッドとサイドテーブル一つだけの、これまた殺風景な部屋だったけれど、ベッドの下にふかふかの布団が敷いてあって、迷わず潜り込む。
慧とはよっぽど敷物の好みが合うのか、この布団セットも肌触りの良い毛足が長いタイプだ。ずっと撫でていたいやつ。
頭まで潜り込むとほうっと息を吐く。ふわっとまた知らない香りがして、これが慧の家の匂いかと、何だかそわっとする。
さっき抱かれた時に感じた、慧の良い匂いを思い出す。香りの記憶につられて、感触や温度まで蘇って、顔が一瞬で熱くなる。
「っ……」
ぎゅっと目を瞑る。なんてことだ。さすがにもう誤魔化せないくらい、慧を意識してしまった。
馬鹿なことを考えるなと頭を抱える。相方をこんな邪な気持ちで、意識して良い訳無い。
だって俺の恋愛対象は男だから。最近の世間は同性愛にも多様性って言って受け入れてくれるような風潮だけど、実際はまだまだ受け入れられないことの方が多い。
実際に酷い経験だってしてるし、それから次の恋愛だって出来ないまま生きてる。
だから仕事の相棒をそういう対象として見られるとバレて、気持ち悪いと拒絶されたら死ねる。
こっちだって誰彼構わず見境なく、男なら誰でも良いなんて訳は無いのに、恋愛対象が男と知られた時に離れたり侮蔑した奴らは山ほどいる。
だから、もし相方の慧に、そんな風にされたら立ち直れない。意識する自分が悪いから、本当に戒めなきゃいけない。
いくら外見が格好良くて、性格もスパダリ最高でも、ノンケをそんな目で見てはいけない。
思うだけなら自由って言っても、目は口ほどに物を言うって本当なの、身をもって知ってる。
ライバーの中でもBL売りとか、ホモソーシャルとか、所謂特定層を狙う戦略もあるけど、俺はそういう売り方はしたくない。
セクシャルな部分は赤の他人に踏み込まれたくないし、何より金や人気のために恋愛のフリとか、それこそ男なら誰でも良いみたいだし、恋愛ごとをそういう風に切り売りすんのは嫌い。
恋愛は二人だけですれば良いし、世間に向けて晒すものでもない。
オープンな世界になっても、無闇にオープンにしなくても良いことって変わらないと思う。男女間だって同じことだと思う。
例えばすごく簡単に言うと、公衆の面前で度を越した乳繰り合いをしているカップルがいたとして、異性同性関係無く、下品で不愉快だなと思う。性別に関係無く人に迷惑をかけたり、公序良俗や倫理・マナーの違反、不道徳なことをするのはいけないことだと思う。
だって、許容を願うことと、多様性の言葉を免罪符にして思慮を失うのは違うことだと思うから。
「とは言え、恋愛ご無沙汰だなー……」
どの配信者も言うけど、昼夜逆転・身バレ防止・配信時間の確保の三重苦で恋愛は中々厳しいし、そもそも出会いが全くない。
強いて言えばライバー間やスタッフ絡みなんかは、比較的理解や生活リズムが合いそうだけど。
「俺らは身内には手を出しづらいからなぁ」
もぞもぞとスマホを見て、マッチングアプリなんぞ開いてみる。
恋愛なんてもう出来ないとは思うけど、人恋しさや知ってしまった快楽に苦しくなることは増えてきた。
そろそろ過去は吹っ切って、誰かに向き合うことが出来たら良いのにな。
画面を滑るたくさんのプロフィールをスクロールしても、何も引っ掛かることもなく、虚しい気持ちでアプリを閉じた。
「カズイ、寝た?」
「ひぃや!?」
ガバっと蓑虫から脱皮すると、近づいて来た慧がビクリと足を止めた。
「あー、怖かったか。ごめん、待たせた」
「慧~っ、待ってたぁ」
ふっと眉を下げて笑いながら、慧はベッドに腰を下ろす。首に掛けたタオルで髪を拭いてかき上げると、普段見ることのない額が顕になって、めちゃくちゃセクシーになる。
端正でくっきりした二重と、美しい切れ長の目に、すっきりして整った鼻梁に、少し薄いけど大きめの口が黄金比で配置されていて、あまりの眩しさに呻く。
「ちょっと話す? 反省会」
「う、うん。そしたらよく眠れそう」
「いや、反省会で眠くなんなや」
至極真っ当な意見だけれど、そろそろ寝た方が良いだろう。布団に横になりながら、座ったままの慧を見上げる。
「でももう三時だし。明日はオフじゃん? 早めにお暇するからさ」
「別に予定無いから、ゆっくりしてけば。忙しいなら引き止めないけど」
「さすがに悪いから、適当に起きて行くよ。慧は寝てて」
顔の良い男に帰るなと引き止められるのは満更でもないけど、そこまで甘える訳には。
「明日昼のフレンチトースト、仕込み済みなんだが」
「フレンチトースト、マジか!?」
「マジ」
「この間さ、旅番組で朝ご飯にフレンチトーストとベーコンとかおしゃんなの出すホテルがあってさ、行ってみて~ってなってたんだよ~」
ちょっと身を起こすと、横になった慧がふっと口端を上げて笑った。こういう顔はすごく大人っぽいと言うか、兄貴分みたいな感じで、心臓が掴まれた感じがする。
「ちなみに、ベーコンとフルーツもある」
「は? ホテルやん、高級ホテル星降やん」
くつくつと笑った慧は、じっとこちらを見ている。何だかいつもより機嫌が良さそうで、普段スンとしてる分、楽しそうで良かったなと安堵する。
「サービス満点、部屋キレイ、飯うま、五つ星以上だから、連泊したいくらいだわ」
「いいよ、毎日泊まっても」
「……月の請求百万とか言うだろ」
「ふふ、そう」
ふわ~っと微笑んだ慧に、今度こそ心臓が煩くなって、しばらく眠れそうになかった。
「……本当、ようやくだわ……」
配信開始から五時間ちょっと、しかも騒ぎ続けたとあって疲労困憊した俺は、ぐでんと背もたれに寝転がった。
慧も疲れた様子でラップトップを閉じて、がくりと机に突っ伏した。同接が一万人に届いたから、企画としてはかなり好調な出だしだし、アーカイブにも残したから、そちらの視聴数が伸びるのを期待を込めて祈る。
「慧~、ありがと、なんだかんだ乗り切れたわ」
「ん。声枯れちゃってんじゃん。温かいの淹れてやるから、待ってろ」
そう言うと慧が部屋を出たので、ふかふか毛布ともふもふ絨毯でごろごろする。深夜だから少し冷えてきたけど、最強セットのおかげで気持ち良いし、このまま寝れそう。
なんて幸せふやふやしていると、慧はすぐに戻って来て隣に座る。
「どうぞ」
「ホットミルクだ! ……しかも蜂蜜入り!」
甘くて美味いし、喉にも良い。熱いくらいのカップを袖で挟んでふうふうと飲んでいると、慧はテーブルに頭を打ち付けた。
「えっ、なに、どうした!? 疲れたよね、ごめん、もう寝る?」
「……俺は風呂入ってくるから。一番奥の寝室に、布団敷いてある」
「ありがとう! 一緒に寝ていいんだよね?」
「ン゛っ、おっ……同じ部屋だから、寝るまで話聞いてやるくらいは、してやらないでもない」
は~、慧様、ありがたや~と拝む。いつもより全然怖くない。誰かと居るって、こんなに心強かったんだ。
「待ってるから、早く上がって来てね」
「あ゛?」
「すんません、調子乗りました。ごゆっくり~」
その顔が暗黒に染まったので、へらへらと手を振ると、慧は扉に手を掛けてから思い出したように振り向いた。
「寝室はリビングの奥だから。この隣の部屋は物置だから使えないし、絶対に開けないでね」
「うん、了解~!」
念押しに親指を立てると、慧は頷いて部屋を出て行った。
絶対開けられたくないとか、実は前日急いで片付けた物が詰まってるとか、恥ずかしいものがあるのかも。慧も案外可愛いところあるじゃん。
「慧んちの開かずの間~、なんつって……」
シンとした防音室に、自分の呟きが嫌に大きく響く。で、我に返ってしまう訳だ。
さっきまで開かずの間が出てくるホラゲーやってましたね! と。
「あばば、はよオフトゥン……!」
カップに少しだけ残ったミルクを飲み干し、早足でキッチンで洗い物をし、猛スピードでリビングの奥の部屋に飛び込む。
主寝室はダブルベッドとサイドテーブル一つだけの、これまた殺風景な部屋だったけれど、ベッドの下にふかふかの布団が敷いてあって、迷わず潜り込む。
慧とはよっぽど敷物の好みが合うのか、この布団セットも肌触りの良い毛足が長いタイプだ。ずっと撫でていたいやつ。
頭まで潜り込むとほうっと息を吐く。ふわっとまた知らない香りがして、これが慧の家の匂いかと、何だかそわっとする。
さっき抱かれた時に感じた、慧の良い匂いを思い出す。香りの記憶につられて、感触や温度まで蘇って、顔が一瞬で熱くなる。
「っ……」
ぎゅっと目を瞑る。なんてことだ。さすがにもう誤魔化せないくらい、慧を意識してしまった。
馬鹿なことを考えるなと頭を抱える。相方をこんな邪な気持ちで、意識して良い訳無い。
だって俺の恋愛対象は男だから。最近の世間は同性愛にも多様性って言って受け入れてくれるような風潮だけど、実際はまだまだ受け入れられないことの方が多い。
実際に酷い経験だってしてるし、それから次の恋愛だって出来ないまま生きてる。
だから仕事の相棒をそういう対象として見られるとバレて、気持ち悪いと拒絶されたら死ねる。
こっちだって誰彼構わず見境なく、男なら誰でも良いなんて訳は無いのに、恋愛対象が男と知られた時に離れたり侮蔑した奴らは山ほどいる。
だから、もし相方の慧に、そんな風にされたら立ち直れない。意識する自分が悪いから、本当に戒めなきゃいけない。
いくら外見が格好良くて、性格もスパダリ最高でも、ノンケをそんな目で見てはいけない。
思うだけなら自由って言っても、目は口ほどに物を言うって本当なの、身をもって知ってる。
ライバーの中でもBL売りとか、ホモソーシャルとか、所謂特定層を狙う戦略もあるけど、俺はそういう売り方はしたくない。
セクシャルな部分は赤の他人に踏み込まれたくないし、何より金や人気のために恋愛のフリとか、それこそ男なら誰でも良いみたいだし、恋愛ごとをそういう風に切り売りすんのは嫌い。
恋愛は二人だけですれば良いし、世間に向けて晒すものでもない。
オープンな世界になっても、無闇にオープンにしなくても良いことって変わらないと思う。男女間だって同じことだと思う。
例えばすごく簡単に言うと、公衆の面前で度を越した乳繰り合いをしているカップルがいたとして、異性同性関係無く、下品で不愉快だなと思う。性別に関係無く人に迷惑をかけたり、公序良俗や倫理・マナーの違反、不道徳なことをするのはいけないことだと思う。
だって、許容を願うことと、多様性の言葉を免罪符にして思慮を失うのは違うことだと思うから。
「とは言え、恋愛ご無沙汰だなー……」
どの配信者も言うけど、昼夜逆転・身バレ防止・配信時間の確保の三重苦で恋愛は中々厳しいし、そもそも出会いが全くない。
強いて言えばライバー間やスタッフ絡みなんかは、比較的理解や生活リズムが合いそうだけど。
「俺らは身内には手を出しづらいからなぁ」
もぞもぞとスマホを見て、マッチングアプリなんぞ開いてみる。
恋愛なんてもう出来ないとは思うけど、人恋しさや知ってしまった快楽に苦しくなることは増えてきた。
そろそろ過去は吹っ切って、誰かに向き合うことが出来たら良いのにな。
画面を滑るたくさんのプロフィールをスクロールしても、何も引っ掛かることもなく、虚しい気持ちでアプリを閉じた。
「カズイ、寝た?」
「ひぃや!?」
ガバっと蓑虫から脱皮すると、近づいて来た慧がビクリと足を止めた。
「あー、怖かったか。ごめん、待たせた」
「慧~っ、待ってたぁ」
ふっと眉を下げて笑いながら、慧はベッドに腰を下ろす。首に掛けたタオルで髪を拭いてかき上げると、普段見ることのない額が顕になって、めちゃくちゃセクシーになる。
端正でくっきりした二重と、美しい切れ長の目に、すっきりして整った鼻梁に、少し薄いけど大きめの口が黄金比で配置されていて、あまりの眩しさに呻く。
「ちょっと話す? 反省会」
「う、うん。そしたらよく眠れそう」
「いや、反省会で眠くなんなや」
至極真っ当な意見だけれど、そろそろ寝た方が良いだろう。布団に横になりながら、座ったままの慧を見上げる。
「でももう三時だし。明日はオフじゃん? 早めにお暇するからさ」
「別に予定無いから、ゆっくりしてけば。忙しいなら引き止めないけど」
「さすがに悪いから、適当に起きて行くよ。慧は寝てて」
顔の良い男に帰るなと引き止められるのは満更でもないけど、そこまで甘える訳には。
「明日昼のフレンチトースト、仕込み済みなんだが」
「フレンチトースト、マジか!?」
「マジ」
「この間さ、旅番組で朝ご飯にフレンチトーストとベーコンとかおしゃんなの出すホテルがあってさ、行ってみて~ってなってたんだよ~」
ちょっと身を起こすと、横になった慧がふっと口端を上げて笑った。こういう顔はすごく大人っぽいと言うか、兄貴分みたいな感じで、心臓が掴まれた感じがする。
「ちなみに、ベーコンとフルーツもある」
「は? ホテルやん、高級ホテル星降やん」
くつくつと笑った慧は、じっとこちらを見ている。何だかいつもより機嫌が良さそうで、普段スンとしてる分、楽しそうで良かったなと安堵する。
「サービス満点、部屋キレイ、飯うま、五つ星以上だから、連泊したいくらいだわ」
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