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22 俺の好きは、こういう好き
卒業までは父親が様子を見に来ると言うことで、母親と妹は母方の実家に引っ越した。
何故こうなったかの説明に際して、飯田との始まりを抜きには追及を逃れることは出来ず、結局は性的嗜好について明かすことになり、余計に動画の信憑性が上がってしまったのが詰みだった。
多様性なんて声高に叫ぶ時代になっても、世の中の七割には、受け入れられない感性って残ってるんじゃないかと思う。
現に母親からは特に、何度も『まともになるための説得』をされたから。脳の仕組みなのだと説明しても、火に油だった。
何の音もしなくなったがらんとした家で、もう隠す必要も無いのかと、少しホッとした気になって笑えた。そこから俺はもう飯田たちに従うのも止めたし、学校も卒業さえ出来ればいいやと最低限しか行かなくなった。
受験もどうでも良くなったし、毎日していた配信もあれから出来なくなった。
そんな時に悠くんの配信を偶然見たんだ。それで久し振りに笑えたんだよ。
あの人って強烈な太陽みたいな、ザ・陽キャ代表みたいなとこあるじゃん。ちょうどバカゲー配信シリーズやってたんだけど、何かもうどうでも良くなって。ゲラゲラ笑って。
で、ある日、雑談配信の時に、男だけど悠くんが好きでファンだ、気持ち悪いかってコメントしてみたんだよ。
あの時はもう全部投げやりで、こんな陽キャがこう言われたらどう言うのかなって、意地悪な気持ちと自分を傷つけたいって衝動のまま送った。
そしたら悠くん、そのコメントをすぐ拾い上げて怒ったんだよね。
馬鹿野郎、嬉しいに決まってんだろって。俺のファンに気持ち悪いって言うな、同性のファンなんて一番嬉しいわって。
声に嘘が無くてさ、俺、わんわん泣いた。そんで、その時から悠くんが目標になったんだ。俺も悠くんみたいになりたいって。
それで、悠くんと同じ事務所に入ろうって決めた。大学も例えVになれなくても、何かで関われるように情報系にしてさ、元々の第一志望は落ちたけど、なんとか入れるように頑張った。
だから配信は辞めることにしたんだ。本気で事務所と大学に受かるために努力しようって。三月のあの日の最後の配信まで、しばらく更新が止まったのはこれが理由。
「慧がストーカーなら、俺も悠くんのストーカーだわ」
そこまで話してから一度区切ると、慧は顔を上げて揺らいだ瞳で見つめてきた。
「でも、俺は……、動機が違う」
「俺はそれ聞いて、それでも待ってるって言ったよね?」
慧、毛糸さんと最後に話したのは、配信を辞めると決めた最後のライブ配信だ。久々のそれは告知もせず、ただ朝まで耐久プレイ配信と銘打っただけのもので、百人も人が集まらなかった。
深夜になるにつれ、一人一人と視聴を止めていく中、最後まで残ったのが毛糸さんだった。
「毛糸さん、最後の一人になっちゃいましたね」
画面越しに話しかけると、コメント欄にはすぐ、朝まで付き合うとメッセージが入る。
「……これ、アーカイブに残らないんで、少しお話しないですか? ……というか俺、この配信でアカウント消す予定なんで」
コメント欄に動きが無くなったまま、数分が経過する。最後ということで、無敵の気分で大胆なことを言ってしまったことに苦笑する。
「良ければ、音声繋いでゲームしませんか?」
色々教えると毛糸さんは直ぐに通話を繋げててくれて、朝までずっと色々話して、俺の、配信者スイとしての活動は終わったのだった。
「俺が悠くんのこと話して、真剣に同じ事務所のVチューバー目指してるって言ったら、応援してくれたじゃん。それでさ、その後、追いかけて良いかって、言ってくれだだろ?」
慧の顔がバーッと赤くなる。珍しい反応に、可愛らしくて頭を撫でる。
「俺のこと好きだからって言ってくれたの、すごく嬉しかったんだ」
「ぅ、あ……」
更に耳まで真っ赤になった慧は、信じられないことに、あたふたと狼狽し出した。
「慧が、毛糸さんだったんだな。本当に追いかけて来てくれたんだ」
「ま、待って、翠、勘違いしてる。俺の好きは、翠が悠に思うようなのじゃなくて、もっと」
あわあわと口を震わせる慧に、胸が痛みながらも、物分りの良いフリをする。一瞬都合良く捉えてしまったけど、この狼狽ぶりじゃ勘違いってことだろう。慧の口から言われる前に、何でもないように笑う。
「分かってる。祭壇作るくらい、スイも空原花翠も最大限に推してくれてるってことだろ?」
「……は? ……え、なん、ま、まさか、……あの部屋入った……?」
「ごめん。慧が酔い潰れた日に、布団探してて」
慧がベッドに土下座みたいに突っ伏して、声なき悲鳴を上げた。
「ごめん、そんなにバレるの嫌だったのか。俺もちょっとビックリはしたけど、相方が自分を推してくれるなんて、すごく光栄で嬉しいよ」
慌てて肩を揺すってそう言うと、悲鳴がピタリと止む。
「……気持ち悪い、でしょ」
「まさか。慧が気持ち悪い訳ないじゃん」
「黙ってたんだぞ、全部。……その上で、翠に何食わぬ顔で近づいた」
「……それ言うなら、俺も悠くんに言ってないよ。同じ事務所に追いかけて入ってんのも、言ってないくらい」
慧はムクリと起き上がった。正座なのに、目が据わっている。
「翠は一つ勘違いしてる。俺はスイや空原花翠だから翠が好きなんじゃない。翠だから、スイや空原花翠が好きなんだ。スイがきっかけなのは確かだけど、俺はずっと翠として見てる」
「えっ……」
何かとんでもないことを言われた。言葉を反芻すると、まるで慧は俺自身が好きだと言っているみたいで。
「もう一つ言うと、俺の好きは、こういう好き」
するりと捕らえられた手が持ち上げられて、慧の口元に寄せられて、柔らかく口づけられる。指先、手の甲、手の平と、順番に繰り返される間にも、慧の瞳はひたと俺の目を見据えたまま。
「翠に触りたい、キスしたい、愛したい。それから、俺のこと好きになって欲しい。恋してるんだ、ずっと。俺はずっと、あの時から、翠に恋してる」
あんまりにも真っ直ぐな言葉に、全身が真っ赤になってるのが分かった。
「嘘、だって、俺……、あんなことがあったんだよ、軽蔑しないの?」
「翠を軽蔑することなんか絶対ない。それにあの配信で話した時、俺に話してくれたじゃん。恋人や友達だと思ってた人に裏切られて、家族からも捨てられたって。このことだったんだね」
慧は頭を垂れて、願うように俺の手を額に当てた。
「それを聞いて、俺は絶対翠の隣に立つって決めたんだ。俺が絶対に守って、ずっと味方でいて、傍に居て幸せにしたいって」
旋毛しか見えないけれど、また慧が怯えたように震えたのが分かった。
「馬鹿みたいだろ。俺はスイに救われて、コメント欄でやりとりするだけの関係だったのに、顔も見たことない、翠が、翠っていう人が好きで堪らなくなった。近づきたい、欲しいと、毎日どうしようもなく願った。事務所も三回落ちたけど、諦められなかった。だから事務所で初めて顔を合わせた時、奇跡みたいで。会ったらもっと好きになった。ユニットも組めるように、ずっと訴えてたんだ。……引くだろ」
重ねられる切実な言葉が降り積もって、目から溢れ落ちた。
「慧斗」
「……っ」
顔を上げた慧は、必死で熱っぽいのに心細そうな表情をしていた。
「ありがとう。俺が見放した俺を、ずっと見守ってくれて傍に居てくれて、諦めないでいてくれてありがとう」
「ぁ……、翠」
「俺も、慧が、慧斗が好き。好きだよ、大好き」
「……っ!」
くしゃっと赤い顔を歪めた慧の目からも、透明な涙が溢れた。
慧斗に飛びついて、ベッドに倒れ込む。ぎゅっと抱き締める慧斗の胸は震えていて、言葉もなく互いの存在だけを感じていた。
何故こうなったかの説明に際して、飯田との始まりを抜きには追及を逃れることは出来ず、結局は性的嗜好について明かすことになり、余計に動画の信憑性が上がってしまったのが詰みだった。
多様性なんて声高に叫ぶ時代になっても、世の中の七割には、受け入れられない感性って残ってるんじゃないかと思う。
現に母親からは特に、何度も『まともになるための説得』をされたから。脳の仕組みなのだと説明しても、火に油だった。
何の音もしなくなったがらんとした家で、もう隠す必要も無いのかと、少しホッとした気になって笑えた。そこから俺はもう飯田たちに従うのも止めたし、学校も卒業さえ出来ればいいやと最低限しか行かなくなった。
受験もどうでも良くなったし、毎日していた配信もあれから出来なくなった。
そんな時に悠くんの配信を偶然見たんだ。それで久し振りに笑えたんだよ。
あの人って強烈な太陽みたいな、ザ・陽キャ代表みたいなとこあるじゃん。ちょうどバカゲー配信シリーズやってたんだけど、何かもうどうでも良くなって。ゲラゲラ笑って。
で、ある日、雑談配信の時に、男だけど悠くんが好きでファンだ、気持ち悪いかってコメントしてみたんだよ。
あの時はもう全部投げやりで、こんな陽キャがこう言われたらどう言うのかなって、意地悪な気持ちと自分を傷つけたいって衝動のまま送った。
そしたら悠くん、そのコメントをすぐ拾い上げて怒ったんだよね。
馬鹿野郎、嬉しいに決まってんだろって。俺のファンに気持ち悪いって言うな、同性のファンなんて一番嬉しいわって。
声に嘘が無くてさ、俺、わんわん泣いた。そんで、その時から悠くんが目標になったんだ。俺も悠くんみたいになりたいって。
それで、悠くんと同じ事務所に入ろうって決めた。大学も例えVになれなくても、何かで関われるように情報系にしてさ、元々の第一志望は落ちたけど、なんとか入れるように頑張った。
だから配信は辞めることにしたんだ。本気で事務所と大学に受かるために努力しようって。三月のあの日の最後の配信まで、しばらく更新が止まったのはこれが理由。
「慧がストーカーなら、俺も悠くんのストーカーだわ」
そこまで話してから一度区切ると、慧は顔を上げて揺らいだ瞳で見つめてきた。
「でも、俺は……、動機が違う」
「俺はそれ聞いて、それでも待ってるって言ったよね?」
慧、毛糸さんと最後に話したのは、配信を辞めると決めた最後のライブ配信だ。久々のそれは告知もせず、ただ朝まで耐久プレイ配信と銘打っただけのもので、百人も人が集まらなかった。
深夜になるにつれ、一人一人と視聴を止めていく中、最後まで残ったのが毛糸さんだった。
「毛糸さん、最後の一人になっちゃいましたね」
画面越しに話しかけると、コメント欄にはすぐ、朝まで付き合うとメッセージが入る。
「……これ、アーカイブに残らないんで、少しお話しないですか? ……というか俺、この配信でアカウント消す予定なんで」
コメント欄に動きが無くなったまま、数分が経過する。最後ということで、無敵の気分で大胆なことを言ってしまったことに苦笑する。
「良ければ、音声繋いでゲームしませんか?」
色々教えると毛糸さんは直ぐに通話を繋げててくれて、朝までずっと色々話して、俺の、配信者スイとしての活動は終わったのだった。
「俺が悠くんのこと話して、真剣に同じ事務所のVチューバー目指してるって言ったら、応援してくれたじゃん。それでさ、その後、追いかけて良いかって、言ってくれだだろ?」
慧の顔がバーッと赤くなる。珍しい反応に、可愛らしくて頭を撫でる。
「俺のこと好きだからって言ってくれたの、すごく嬉しかったんだ」
「ぅ、あ……」
更に耳まで真っ赤になった慧は、信じられないことに、あたふたと狼狽し出した。
「慧が、毛糸さんだったんだな。本当に追いかけて来てくれたんだ」
「ま、待って、翠、勘違いしてる。俺の好きは、翠が悠に思うようなのじゃなくて、もっと」
あわあわと口を震わせる慧に、胸が痛みながらも、物分りの良いフリをする。一瞬都合良く捉えてしまったけど、この狼狽ぶりじゃ勘違いってことだろう。慧の口から言われる前に、何でもないように笑う。
「分かってる。祭壇作るくらい、スイも空原花翠も最大限に推してくれてるってことだろ?」
「……は? ……え、なん、ま、まさか、……あの部屋入った……?」
「ごめん。慧が酔い潰れた日に、布団探してて」
慧がベッドに土下座みたいに突っ伏して、声なき悲鳴を上げた。
「ごめん、そんなにバレるの嫌だったのか。俺もちょっとビックリはしたけど、相方が自分を推してくれるなんて、すごく光栄で嬉しいよ」
慌てて肩を揺すってそう言うと、悲鳴がピタリと止む。
「……気持ち悪い、でしょ」
「まさか。慧が気持ち悪い訳ないじゃん」
「黙ってたんだぞ、全部。……その上で、翠に何食わぬ顔で近づいた」
「……それ言うなら、俺も悠くんに言ってないよ。同じ事務所に追いかけて入ってんのも、言ってないくらい」
慧はムクリと起き上がった。正座なのに、目が据わっている。
「翠は一つ勘違いしてる。俺はスイや空原花翠だから翠が好きなんじゃない。翠だから、スイや空原花翠が好きなんだ。スイがきっかけなのは確かだけど、俺はずっと翠として見てる」
「えっ……」
何かとんでもないことを言われた。言葉を反芻すると、まるで慧は俺自身が好きだと言っているみたいで。
「もう一つ言うと、俺の好きは、こういう好き」
するりと捕らえられた手が持ち上げられて、慧の口元に寄せられて、柔らかく口づけられる。指先、手の甲、手の平と、順番に繰り返される間にも、慧の瞳はひたと俺の目を見据えたまま。
「翠に触りたい、キスしたい、愛したい。それから、俺のこと好きになって欲しい。恋してるんだ、ずっと。俺はずっと、あの時から、翠に恋してる」
あんまりにも真っ直ぐな言葉に、全身が真っ赤になってるのが分かった。
「嘘、だって、俺……、あんなことがあったんだよ、軽蔑しないの?」
「翠を軽蔑することなんか絶対ない。それにあの配信で話した時、俺に話してくれたじゃん。恋人や友達だと思ってた人に裏切られて、家族からも捨てられたって。このことだったんだね」
慧は頭を垂れて、願うように俺の手を額に当てた。
「それを聞いて、俺は絶対翠の隣に立つって決めたんだ。俺が絶対に守って、ずっと味方でいて、傍に居て幸せにしたいって」
旋毛しか見えないけれど、また慧が怯えたように震えたのが分かった。
「馬鹿みたいだろ。俺はスイに救われて、コメント欄でやりとりするだけの関係だったのに、顔も見たことない、翠が、翠っていう人が好きで堪らなくなった。近づきたい、欲しいと、毎日どうしようもなく願った。事務所も三回落ちたけど、諦められなかった。だから事務所で初めて顔を合わせた時、奇跡みたいで。会ったらもっと好きになった。ユニットも組めるように、ずっと訴えてたんだ。……引くだろ」
重ねられる切実な言葉が降り積もって、目から溢れ落ちた。
「慧斗」
「……っ」
顔を上げた慧は、必死で熱っぽいのに心細そうな表情をしていた。
「ありがとう。俺が見放した俺を、ずっと見守ってくれて傍に居てくれて、諦めないでいてくれてありがとう」
「ぁ……、翠」
「俺も、慧が、慧斗が好き。好きだよ、大好き」
「……っ!」
くしゃっと赤い顔を歪めた慧の目からも、透明な涙が溢れた。
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