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41 おまけ 深く澄む 1
その日のことはよく覚えている。
「ばーちゃん、裏にいる」
「みぃ君、そっから外に行っちゃいけないよ!」
婆ちゃんの声も最後まで聞かず、俺は店の裏口から外へ出た。その時、俺は五歳。婆ちゃんも若かった。
土曜の昼下がり、俺の子守り要員として来ていた婆ちゃんも店に駆り出されて、俺は死ぬほど退屈していた。千弘はまだ生まれてなかったし、狭い二階で一人で過ごすのはうんざりしていた。
店の裏にはボロいアパートがあって、家との間に木が二本植えられてる。それを挟んでアパートの敷地があって、各部屋の入口が全部見える。
暇を持て余した俺は木に登った。虫を捕りたかったのか、アパート観察しようとしたのかどっちかは忘れた。そこそこ野生児だった。
とにかく木のてっぺんはアパートの二階の高さで、俺はそこからアパートを見渡した。
錆だらけの手すりの向こうに、ぽつんと立った小さな子供を見つけた。首回りがだぶだぶで肩が半分出た大人物のTシャツに、膝から下は剥き出しの白くて細い足が覗いていた。
肩まで伸びた髪は癖があってパシャパシャと跳ねて、親指をしゃぶって中空を見る瞳は黒目がちで大きく、不健全に白い肌が日差しを浴びていた。
知らず息を止めていた。すごく美人な子だと思った。あと何と表現すれば良かったのか、この時は分からなかったけれど、今にして思えば、ハッとするような妖艶な美しさの片鱗がある子供だった。
衝動のまま、俺はアパートへ駆け出した。木の下のフェンスをよじ登って、カンカン煩い鉄製の階段を上る。
実は消えてるんじゃないかと思ったその子は、やっぱり同じ場所で指をしゃぶりながら突っ立ったままだった。
近付くとビー玉みたいな目がこちらを見た。その子の目の中に自分が映っている、それだけで随分高揚した。
「何してんの?」
その子はチラと後のドアを見た。俺もドアを見ると、中から男と女の獣みたいな声が聞こえた。幼心に異様なものを感じて、開けてはいけないことを悟った。
「俺は深澄。名前なんていうの?」
その子は黙って指をしゃぶりながら俺を見た。口の利けない子なのかなと思った。近くで見ると随分小さいし痩せている。
どうしようかと思った時、ぐううと盛大な腹の音がした。
「お腹空いてるの?」
その子はこくんと頷いた。ゴソゴソとポッケを漁ると、ちょっと溶けた平らなペロキャンが出てきた。
包みを剥いて、あーんと言うと、その子は素直に口を開けた。薄桃色の唇が花みたいで可愛かった。そっと口にペロキャンを入れると、ガラス玉の目がきらきらと輝き出した。
俺はびっくりして、すっかり目を奪われた。虚ろな目をした作り物みたいな子が、急に人間みたいに生き生きしだしたから。花が綻ぶ、蛹が蝶になる、そんな現象を齢五歳で目の当たりにした。
俺の手できらきらと輝き出した子はとても美しく、心臓を鷲掴みにされた。
「あぃあと」
舌っ足らずで高めの小さな声でそう言って、その子は笑った。あまりにも眩しい笑顔に、俺はそこから他に何も見えなくなった。
この子と一生居るのは俺だと思った。
「おいで、ご飯食べさせてあげる」
「あい」
その小さな手を繋いだ瞬間、電流が走った。二度と離さないと心に決めた。
それが恋次との初めての出会いだった。
小さな恋次を連れて店に行くと、大分客は少なくなっていて、入って来た俺たちを見て母さんがぎょっとした。
「みぃ、あんたどっからその別嬪さん連れてきたの!?」
「俺のお嫁さん。今日から一緒に暮らす」
「がはは、なんだナンパかよう! さっすが俺の子!」
「がははじゃないよ! みぃ君、どこで見つけて来たの?」
笑った父さんが母さんに怒られてる間に、婆ちゃんがしゃがんで俺に問いかけたので、裏のアパートから連れて来たことを告げた。
途端に母さんと婆ちゃんの間に、何とも言えない空気が流れた。最近引っ越して来た例の、なんて話が聞こえた。
「深澄、人様の家の子を勝手に連れて来ちゃいけないよ」
「だって家の外で一人で立って、腹空かしてた。あと、お嫁さんにするって決めたし」
「んはは、可愛いもんな、その子!」
「あんた本当黙ってな!」
母さんと婆ちゃんがひそひそしている間にも、恋次の腹が盛大に鳴った。父さんが昼定食の残りだろうおかずとご飯、味噌汁を出して恋次をテーブルに座らせた。
「ほら、お嬢ちゃん、たくさん食べな!」
恋次はほかほかのご飯と俺と家族を順番に見て、またあの笑顔を振り撒いた。
「あぃあとっ」
「うっ、こりゃあ、すげえの見つけて来たな、深澄よ……」
「あらやだ、可愛いわぁ……」
「……アタシが話つけてくるよ」
父さんも母さんも婆ちゃんも、それだけで恋次に落ちた。ちなみに後で会った爺ちゃんも漏れなくやられた。
それからすぐ婆ちゃんがアパートに向かって、恋次の母親と話をつけてきて、その日から俺たちの長い付き合いが始まった。
恋次は放置されていたせいで発育も悪く、言葉も大分遅れていた。けれど天性だろうか、誰からも愛されて、あっという間に家の子みたいになった。男だと発覚した時は、皆仰天したけれど。
実際、家族全員が恋次を愛してる。恋次は分かっていない。月代家がどれだけ、恋次を家族だと思っているか。
「ちっ、千弘にかかかか、彼女ぉお!?」
「なに、俺だって彼女くらい出来るよ」
定休日に月代の家の居間で集合して、炬燵で寛いでいたら、千弘の発言に恋次が発狂した。
「どっ、どこの女狐だよ、俺のちぃを誑かすやつは……」
「も~、そんな子じゃないよ! レンにーには心配症過ぎんだから」
「みすみす深澄! 何落ち着いてんだよ、一大事だろ!? ちぃが弄ばれてたら、どうすんだ! めっ、面接しないとだろ!?」
ぺりぺりとミカンを剥いてると、隣に座る恋次が目玉をひん剥いて迫って来たから、ミカンを突っ込んで黙らす。
「あっ、甘い美味い。も一個剥いて~。あ、白いの取ってね」
単純な恋次はミカンに夢中になったから、また二個目を剥いてやる。
「はっ、ちげーよ、ちぃだよ、ちぃ!」
「もーいいよ、俺だって成人してるし、一応報告しただけだから。だから別に、何も心配しなくて良いからね」
千弘はちらと俺を見たので、肩を竦める。恋次は全く意味を分かってない。けれど別にそれで良い。
「まあ家は三人も息子が居るしな。だけど店は継がなきゃ継がないで、別に良いんだよ。ちぃもせっかく大学行ってんだしよ」
昼から酒を飲んでいた父さんが、赤い顔で口を出してきた。
「ま、レンも深澄も、継ぎたくなったら帰ってきな」
「……俺ぇ?」
「あんた、あんまり強要すんじゃないよ」
台所で夕飯の準備をしていた母さんの鋭い声がした。恋次に真剣にその話をしたら、期待に応えようとするからだろう。
「あとは深澄の養子になれば、深澄も安心かぁ」
「父さん!」
「あんた!」
「哲!」
俺たち二人以外が一斉に突っ込む。驚いたのは、座椅子でうとうとしていた婆ちゃんまで、昔みたいに突っ込んだことだ。
横目で見ると恋次は目をぱちくりさせて、今のやりとりを反芻してから、顔を真っ赤にした。
「え……、なに、皆、え……?」
「レンは昔から、可愛いとこは変わんないねぇ」
「レンちゃんは色男だよ」
しみじみと母さんと婆ちゃんが話してるのを、わなわなしながら見た恋次が、ぐりんと俺を見た。
「ま、ずっとそういう話で、やってきてるってことだな」
「!?」
「お前、三歳で俺に嫁いだようなモンだから」
「っ、は、はぁあ!?」
真っ赤な顔が可愛くて、家族といえど見せたくはない。恋次は炬燵に突っ伏したから、図らずも願い通りになった。
誰も居なきゃ抱いてるところだと、剥いたミカンを口に運ぶ。
「たまにレンにーに、不憫だなあと思うな。みぃにいは、ヤバいから」
「まあ確かになあ。誰に似て、こんなしつこいんだァ?」
好き勝手なことを言い出した奴らを睨むと、後は各々またそれぞれ寛ぎ出した。
耳が赤いまま机に突っ伏したままの、恋次の手を炬燵の中で握ると、がばりと起きて口をパクパクさせた。
「ま、諦めな」
そう笑って、あの日みたいにミカンを恋次の口に入れたら、あの頃よりもっと愛しい顔でいーっとした。
「ばーちゃん、裏にいる」
「みぃ君、そっから外に行っちゃいけないよ!」
婆ちゃんの声も最後まで聞かず、俺は店の裏口から外へ出た。その時、俺は五歳。婆ちゃんも若かった。
土曜の昼下がり、俺の子守り要員として来ていた婆ちゃんも店に駆り出されて、俺は死ぬほど退屈していた。千弘はまだ生まれてなかったし、狭い二階で一人で過ごすのはうんざりしていた。
店の裏にはボロいアパートがあって、家との間に木が二本植えられてる。それを挟んでアパートの敷地があって、各部屋の入口が全部見える。
暇を持て余した俺は木に登った。虫を捕りたかったのか、アパート観察しようとしたのかどっちかは忘れた。そこそこ野生児だった。
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錆だらけの手すりの向こうに、ぽつんと立った小さな子供を見つけた。首回りがだぶだぶで肩が半分出た大人物のTシャツに、膝から下は剥き出しの白くて細い足が覗いていた。
肩まで伸びた髪は癖があってパシャパシャと跳ねて、親指をしゃぶって中空を見る瞳は黒目がちで大きく、不健全に白い肌が日差しを浴びていた。
知らず息を止めていた。すごく美人な子だと思った。あと何と表現すれば良かったのか、この時は分からなかったけれど、今にして思えば、ハッとするような妖艶な美しさの片鱗がある子供だった。
衝動のまま、俺はアパートへ駆け出した。木の下のフェンスをよじ登って、カンカン煩い鉄製の階段を上る。
実は消えてるんじゃないかと思ったその子は、やっぱり同じ場所で指をしゃぶりながら突っ立ったままだった。
近付くとビー玉みたいな目がこちらを見た。その子の目の中に自分が映っている、それだけで随分高揚した。
「何してんの?」
その子はチラと後のドアを見た。俺もドアを見ると、中から男と女の獣みたいな声が聞こえた。幼心に異様なものを感じて、開けてはいけないことを悟った。
「俺は深澄。名前なんていうの?」
その子は黙って指をしゃぶりながら俺を見た。口の利けない子なのかなと思った。近くで見ると随分小さいし痩せている。
どうしようかと思った時、ぐううと盛大な腹の音がした。
「お腹空いてるの?」
その子はこくんと頷いた。ゴソゴソとポッケを漁ると、ちょっと溶けた平らなペロキャンが出てきた。
包みを剥いて、あーんと言うと、その子は素直に口を開けた。薄桃色の唇が花みたいで可愛かった。そっと口にペロキャンを入れると、ガラス玉の目がきらきらと輝き出した。
俺はびっくりして、すっかり目を奪われた。虚ろな目をした作り物みたいな子が、急に人間みたいに生き生きしだしたから。花が綻ぶ、蛹が蝶になる、そんな現象を齢五歳で目の当たりにした。
俺の手できらきらと輝き出した子はとても美しく、心臓を鷲掴みにされた。
「あぃあと」
舌っ足らずで高めの小さな声でそう言って、その子は笑った。あまりにも眩しい笑顔に、俺はそこから他に何も見えなくなった。
この子と一生居るのは俺だと思った。
「おいで、ご飯食べさせてあげる」
「あい」
その小さな手を繋いだ瞬間、電流が走った。二度と離さないと心に決めた。
それが恋次との初めての出会いだった。
小さな恋次を連れて店に行くと、大分客は少なくなっていて、入って来た俺たちを見て母さんがぎょっとした。
「みぃ、あんたどっからその別嬪さん連れてきたの!?」
「俺のお嫁さん。今日から一緒に暮らす」
「がはは、なんだナンパかよう! さっすが俺の子!」
「がははじゃないよ! みぃ君、どこで見つけて来たの?」
笑った父さんが母さんに怒られてる間に、婆ちゃんがしゃがんで俺に問いかけたので、裏のアパートから連れて来たことを告げた。
途端に母さんと婆ちゃんの間に、何とも言えない空気が流れた。最近引っ越して来た例の、なんて話が聞こえた。
「深澄、人様の家の子を勝手に連れて来ちゃいけないよ」
「だって家の外で一人で立って、腹空かしてた。あと、お嫁さんにするって決めたし」
「んはは、可愛いもんな、その子!」
「あんた本当黙ってな!」
母さんと婆ちゃんがひそひそしている間にも、恋次の腹が盛大に鳴った。父さんが昼定食の残りだろうおかずとご飯、味噌汁を出して恋次をテーブルに座らせた。
「ほら、お嬢ちゃん、たくさん食べな!」
恋次はほかほかのご飯と俺と家族を順番に見て、またあの笑顔を振り撒いた。
「あぃあとっ」
「うっ、こりゃあ、すげえの見つけて来たな、深澄よ……」
「あらやだ、可愛いわぁ……」
「……アタシが話つけてくるよ」
父さんも母さんも婆ちゃんも、それだけで恋次に落ちた。ちなみに後で会った爺ちゃんも漏れなくやられた。
それからすぐ婆ちゃんがアパートに向かって、恋次の母親と話をつけてきて、その日から俺たちの長い付き合いが始まった。
恋次は放置されていたせいで発育も悪く、言葉も大分遅れていた。けれど天性だろうか、誰からも愛されて、あっという間に家の子みたいになった。男だと発覚した時は、皆仰天したけれど。
実際、家族全員が恋次を愛してる。恋次は分かっていない。月代家がどれだけ、恋次を家族だと思っているか。
「ちっ、千弘にかかかか、彼女ぉお!?」
「なに、俺だって彼女くらい出来るよ」
定休日に月代の家の居間で集合して、炬燵で寛いでいたら、千弘の発言に恋次が発狂した。
「どっ、どこの女狐だよ、俺のちぃを誑かすやつは……」
「も~、そんな子じゃないよ! レンにーには心配症過ぎんだから」
「みすみす深澄! 何落ち着いてんだよ、一大事だろ!? ちぃが弄ばれてたら、どうすんだ! めっ、面接しないとだろ!?」
ぺりぺりとミカンを剥いてると、隣に座る恋次が目玉をひん剥いて迫って来たから、ミカンを突っ込んで黙らす。
「あっ、甘い美味い。も一個剥いて~。あ、白いの取ってね」
単純な恋次はミカンに夢中になったから、また二個目を剥いてやる。
「はっ、ちげーよ、ちぃだよ、ちぃ!」
「もーいいよ、俺だって成人してるし、一応報告しただけだから。だから別に、何も心配しなくて良いからね」
千弘はちらと俺を見たので、肩を竦める。恋次は全く意味を分かってない。けれど別にそれで良い。
「まあ家は三人も息子が居るしな。だけど店は継がなきゃ継がないで、別に良いんだよ。ちぃもせっかく大学行ってんだしよ」
昼から酒を飲んでいた父さんが、赤い顔で口を出してきた。
「ま、レンも深澄も、継ぎたくなったら帰ってきな」
「……俺ぇ?」
「あんた、あんまり強要すんじゃないよ」
台所で夕飯の準備をしていた母さんの鋭い声がした。恋次に真剣にその話をしたら、期待に応えようとするからだろう。
「あとは深澄の養子になれば、深澄も安心かぁ」
「父さん!」
「あんた!」
「哲!」
俺たち二人以外が一斉に突っ込む。驚いたのは、座椅子でうとうとしていた婆ちゃんまで、昔みたいに突っ込んだことだ。
横目で見ると恋次は目をぱちくりさせて、今のやりとりを反芻してから、顔を真っ赤にした。
「え……、なに、皆、え……?」
「レンは昔から、可愛いとこは変わんないねぇ」
「レンちゃんは色男だよ」
しみじみと母さんと婆ちゃんが話してるのを、わなわなしながら見た恋次が、ぐりんと俺を見た。
「ま、ずっとそういう話で、やってきてるってことだな」
「!?」
「お前、三歳で俺に嫁いだようなモンだから」
「っ、は、はぁあ!?」
真っ赤な顔が可愛くて、家族といえど見せたくはない。恋次は炬燵に突っ伏したから、図らずも願い通りになった。
誰も居なきゃ抱いてるところだと、剥いたミカンを口に運ぶ。
「たまにレンにーに、不憫だなあと思うな。みぃにいは、ヤバいから」
「まあ確かになあ。誰に似て、こんなしつこいんだァ?」
好き勝手なことを言い出した奴らを睨むと、後は各々またそれぞれ寛ぎ出した。
耳が赤いまま机に突っ伏したままの、恋次の手を炬燵の中で握ると、がばりと起きて口をパクパクさせた。
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