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おまけ
ジョエルとウルクの新年祭
見るからに高級そうな絨毯が引かれた広間に、40人以上が集まり年越しの宴が開催された。
何故か1番上座の家族席に座らされたジョエルは、内心ビクついていた。
真向かいには舌舐めずりする三姉妹に、更に右手最高位の上座には一般人は滅多に会うことの出来ない、メジエアト商会会長夫妻が座っている。
隣のウルクも含め、全員が仕立ての良い民族衣装のガウンを纏っており、古代の砂漠を治めていた旧王族のようだ。
ちなみにジョエルも何故か、一族と同じ衣装を着させられている。しかも長女の旦那と対の位置、ウルクの隣に座らされたため、様々な視線が集まっている。
親戚の親戚までの一族は皆、砂漠らしく土、火、風の属性持ちばかりで、肌の色も小麦や褐色だ。
その中で顕著な水属性を瞳と髪に宿したジョエルは、水の化身だのと崇められている。
乾杯も前なのに大勢が引っ切り無しに挨拶に訪れ、やれ嫁を婿にと自己紹介を繰り返され、10人を超えたところでジョエルは覚えるのを諦めた。
「先輩、飯食ったら、上に行きましょ」
ひそとウルクが耳打ちして来て、頷きかけると背の高い、王の風格を持つ男が現れた。バブ・イルムの正式な食事作法で床に座っているが、それを差し引いても大きい。
貫禄のある口髭に少し白髪の入った褪せた金髪。メジエアト会長、その人だ。隣には小柄な可愛らしい、少女に見える女性が立っている。
「貴殿がジョエル殿だな。倅がいつもお世話になり、かたじけない」
「あっ、すみません、ご挨拶が遅れました。私は情報局情報室所属、ジョエル・リンツと申します。この度はご家族のお集まりにお招きいただき、大変光栄です」
メジエアトは大商人らしい厳しい顔で頷いた。
「これはご丁寧なご挨拶を。では改めまして」
「……親父」
ウルクが睨んだのを手で制して、メジエアトは咳払いをした。
「ウルちゃんのパパ上で~す!」
「ウルちゃんのママ上で~す!」
「……死にたい」
2人で手を繋いで決めポーズをした夫妻に、ウルクが頭を抱えて項垂れた。
「やだやだ、ウルちゃん、こんな可愛い人が居るのに、どうしてパパ上に内緒にしてたの?あっ、でもパパの1番はママだからね!」
「そうよぉ、早く言ってくれれば、もっとちゃんとしたおもてなしが出来たのにぃ!あん、パパ、愛してるぅ~」
いちゃついてるのか見せつけられてるのか、判断出来かねて唖然とウルクを見る。
「きちぃって……。すんません、ウチの親、こんなんで」
「まあ、聞いた、パパ?やっぱり大きくなるとつれないわ」
「そうだなあ。ヨシ、ウルちゃん、弟と妹どっちが良い?」
「いらんいらん!やめろ恥ずかしい!」
「ねえジョエルちゃん、パパと一緒に飲まない?」
「ほらお話しましょうよ~?ウルクとはどこまで進んでるの?婚約?ウチにこんなに可愛い息子が増えるなんて、幸せだわ~」
ポンポン進む会話に呆気に取られていると、ウルクが目をひん剥いた。
「ちょ!親父、お袋!勝手に話を進めるな!」
「あら、だって大事な人でしょ~?ウルちゃん、そんなこと言ったの初めてじゃない~。ねぇ、ジョエルちゃん、ほら私たちと飲む約束したでしょ~」
三姉妹が乱入して来てあれよあれよと、ジョエルを攫って行く。
「あっ、ずるい、パパも混ぜて!」
「あ~ん、ママも!」
実の息子を放って両親までついて来て、ぐいぐいと姉妹に両脇から胸を押しつけられながら連行されていく。
「あっ、ちょ、先輩!」
焦るウルクに目配せして、素直に座に導かれる。ここまで歓迎されれば、流石に無碍には出来ないだろう。ウルクもあっと言う間に多数の親戚に囲まれた。
ジョエルはその後、癖の強い家族に質問攻めに合い、ようやく解放されたのが深夜前だった。
ウルクの一族は殆ど酒豪で、1番が母、次いで長女、残りの姉妹、ウルクの順に強く、意外に1番弱いのが父だった。
だがこの一族、潰れずに酔ったまま呑み続けられる本当の呑兵衛ばかりで、宴は歌って踊って楽器を鳴らし、始終乾杯を続ける終わりの無いものだった。
「はー、漸く落ち着きましたね、先輩」
ウルクと隙を見て屋上のテラスに避難をし、人心地ついてゆっくりと座った。
「うん、でも楽しかった!俺、こんなたくさんの人と年越しなんて初めてだよ」
流石に酔いが回って、ジョエルはばたりと仰向けになった。
テラスにも絨毯とクッションが置かれ、ゆっくりと足を伸ばして寛げる。火照った体に、夜の冷たい風が気持ち良い。
「先輩、見てて、もう少ししたらさ」
ウルクが隣に横たわり空を指す。
ゴーンと大きな鐘が鳴り、空に花火が多数打ち上がった。
「うわあ!すごい花火だな!」
「でしょ~。新年祭中は毎日バンバカやるよ。イルムっ子はお祭り騒ぎ大好きだからね」
ふふとウルクが穏やかに笑った。
「先輩、明けましておめでとうございます」
「お、おめでとう、今年もよろしくな、ウルク」
嬉しそうな笑顔で覗き込まれて、ジョエルは少しドギマギした。バラバラと弾けた青や緑、赤の光が降り注いで、ウルクの顔を彩っている。
「あ、あのさ、ウルク」
「はい。どうしました?」
「ありがとう」
そう呟くと、ウルクは微笑んだ。また1つ、知らなかった顔を知る。心臓がおかしな動きをした気がして、ふいと顔を逸らす。
「新年から先輩と過ごせて、幸せっす」
「あんま調子良いこと、言ってんなし」
「も~、信用ないなあ、俺」
苦笑したウルクに、うっかりと本音が漏れる。
「……大事な人って、どういう意味だよ」
ちょうど上がった特大花火に釣られたのか、階下のバルコニーに人が集まり、庭のプールに飛び込む音や、乱痴気騒ぎの声が響き出した。
騒音に掻き消された呟きに、がっかりしたような安堵したような。
「先輩、明日、出かけませんか?S級ガイド付きのイルム観光ツアー」
「おっ、いいな。俺、バブ・イルムって任務以外、来たことない」
「じゃあ決まり!俺の取って置きに連れてくっすね」
「前の砂漠ロブスターの店も行きたいな」
「うん!日数あるから、色々行きましょ!新しい水族館とか出来たし、イルムは移り変わり激しいからね。退屈する暇が無いんで」
機嫌良さそうに、あれもこれもと指折りするウルクに笑う。
「随分張り切るな」
「そりゃあそうっすよ。先輩にはこの街好きになって、毎年来て欲しいし」
この間から、どういう意味だと聞きたくなることばかり言うウルクに、言葉に詰まって黙る。
「それにさ、初デートだからね」
「!?」
ニカッと笑ったウルクの顔を、また花火が彩った。
何故か1番上座の家族席に座らされたジョエルは、内心ビクついていた。
真向かいには舌舐めずりする三姉妹に、更に右手最高位の上座には一般人は滅多に会うことの出来ない、メジエアト商会会長夫妻が座っている。
隣のウルクも含め、全員が仕立ての良い民族衣装のガウンを纏っており、古代の砂漠を治めていた旧王族のようだ。
ちなみにジョエルも何故か、一族と同じ衣装を着させられている。しかも長女の旦那と対の位置、ウルクの隣に座らされたため、様々な視線が集まっている。
親戚の親戚までの一族は皆、砂漠らしく土、火、風の属性持ちばかりで、肌の色も小麦や褐色だ。
その中で顕著な水属性を瞳と髪に宿したジョエルは、水の化身だのと崇められている。
乾杯も前なのに大勢が引っ切り無しに挨拶に訪れ、やれ嫁を婿にと自己紹介を繰り返され、10人を超えたところでジョエルは覚えるのを諦めた。
「先輩、飯食ったら、上に行きましょ」
ひそとウルクが耳打ちして来て、頷きかけると背の高い、王の風格を持つ男が現れた。バブ・イルムの正式な食事作法で床に座っているが、それを差し引いても大きい。
貫禄のある口髭に少し白髪の入った褪せた金髪。メジエアト会長、その人だ。隣には小柄な可愛らしい、少女に見える女性が立っている。
「貴殿がジョエル殿だな。倅がいつもお世話になり、かたじけない」
「あっ、すみません、ご挨拶が遅れました。私は情報局情報室所属、ジョエル・リンツと申します。この度はご家族のお集まりにお招きいただき、大変光栄です」
メジエアトは大商人らしい厳しい顔で頷いた。
「これはご丁寧なご挨拶を。では改めまして」
「……親父」
ウルクが睨んだのを手で制して、メジエアトは咳払いをした。
「ウルちゃんのパパ上で~す!」
「ウルちゃんのママ上で~す!」
「……死にたい」
2人で手を繋いで決めポーズをした夫妻に、ウルクが頭を抱えて項垂れた。
「やだやだ、ウルちゃん、こんな可愛い人が居るのに、どうしてパパ上に内緒にしてたの?あっ、でもパパの1番はママだからね!」
「そうよぉ、早く言ってくれれば、もっとちゃんとしたおもてなしが出来たのにぃ!あん、パパ、愛してるぅ~」
いちゃついてるのか見せつけられてるのか、判断出来かねて唖然とウルクを見る。
「きちぃって……。すんません、ウチの親、こんなんで」
「まあ、聞いた、パパ?やっぱり大きくなるとつれないわ」
「そうだなあ。ヨシ、ウルちゃん、弟と妹どっちが良い?」
「いらんいらん!やめろ恥ずかしい!」
「ねえジョエルちゃん、パパと一緒に飲まない?」
「ほらお話しましょうよ~?ウルクとはどこまで進んでるの?婚約?ウチにこんなに可愛い息子が増えるなんて、幸せだわ~」
ポンポン進む会話に呆気に取られていると、ウルクが目をひん剥いた。
「ちょ!親父、お袋!勝手に話を進めるな!」
「あら、だって大事な人でしょ~?ウルちゃん、そんなこと言ったの初めてじゃない~。ねぇ、ジョエルちゃん、ほら私たちと飲む約束したでしょ~」
三姉妹が乱入して来てあれよあれよと、ジョエルを攫って行く。
「あっ、ずるい、パパも混ぜて!」
「あ~ん、ママも!」
実の息子を放って両親までついて来て、ぐいぐいと姉妹に両脇から胸を押しつけられながら連行されていく。
「あっ、ちょ、先輩!」
焦るウルクに目配せして、素直に座に導かれる。ここまで歓迎されれば、流石に無碍には出来ないだろう。ウルクもあっと言う間に多数の親戚に囲まれた。
ジョエルはその後、癖の強い家族に質問攻めに合い、ようやく解放されたのが深夜前だった。
ウルクの一族は殆ど酒豪で、1番が母、次いで長女、残りの姉妹、ウルクの順に強く、意外に1番弱いのが父だった。
だがこの一族、潰れずに酔ったまま呑み続けられる本当の呑兵衛ばかりで、宴は歌って踊って楽器を鳴らし、始終乾杯を続ける終わりの無いものだった。
「はー、漸く落ち着きましたね、先輩」
ウルクと隙を見て屋上のテラスに避難をし、人心地ついてゆっくりと座った。
「うん、でも楽しかった!俺、こんなたくさんの人と年越しなんて初めてだよ」
流石に酔いが回って、ジョエルはばたりと仰向けになった。
テラスにも絨毯とクッションが置かれ、ゆっくりと足を伸ばして寛げる。火照った体に、夜の冷たい風が気持ち良い。
「先輩、見てて、もう少ししたらさ」
ウルクが隣に横たわり空を指す。
ゴーンと大きな鐘が鳴り、空に花火が多数打ち上がった。
「うわあ!すごい花火だな!」
「でしょ~。新年祭中は毎日バンバカやるよ。イルムっ子はお祭り騒ぎ大好きだからね」
ふふとウルクが穏やかに笑った。
「先輩、明けましておめでとうございます」
「お、おめでとう、今年もよろしくな、ウルク」
嬉しそうな笑顔で覗き込まれて、ジョエルは少しドギマギした。バラバラと弾けた青や緑、赤の光が降り注いで、ウルクの顔を彩っている。
「あ、あのさ、ウルク」
「はい。どうしました?」
「ありがとう」
そう呟くと、ウルクは微笑んだ。また1つ、知らなかった顔を知る。心臓がおかしな動きをした気がして、ふいと顔を逸らす。
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苦笑したウルクに、うっかりと本音が漏れる。
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