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春の章 始まり編
7 ジーク登場
ふっと影った僅かな空気の動きの流れに、アルカは目を開けた。
「ジーク」
逆光になった影が、呆れたような溜息を吐いた。強い光に寝転んだまま、怠惰に瞬きを繰り返す。
隣に腰を下ろしてアルカを見下ろす男は、ジークという。
アルカとは学生時代からの親友であり、現在は情報室の部下でもある。
「戻ったのか?予定では来週だって」
「早く終わらせた」
先日のデスマーチを運良く逃れた1人こそが、ジークである。
「もう1週間縮めてくれれば、お前も地獄に道連れに出来たのに」
「知るか。人員を増やせ」
「それな~……」
くあ、と大きな欠伸をして起き上がる。ぐっと伸びて息を吐く。半刻ほど眠りこけていたようだ。
「お前ほんと、不用心だから止めろ」
「大丈夫大丈夫。変な気配が近付けば、ちゃんと反応するから。俺、割と強いからね」
「そういう話じゃない」
はいはいと頷くと、ジークはじっとりとした目付きで睨んできた。
2人は12歳から8年間、全寮制の王立学園に通っていた同級生だ。
寮でもずっと隣室で、それこそ兄弟のように過ごしてきたせいか、ジークは少し過保護なところがある。
ジークは呆れたように、濡羽色の黒髪をかき上げた。耳の辺りまでの長さに切った、無造作な毛先が風に遊んでいる。
少し長めの前髪から覗く、サファイアのような深い蒼の瞳が神秘的な美丈夫だ。
騎士職のため、屈強かつ鋭い体つきで身長も高い。
レグルスよりも少し大きいくらいだろう。人気もレグルス派とジーク派に、別れているくらいだ。
良く研ぎ澄まされた剣のような男らしい美貌で、一見近寄り難い。
だが、懐に入れた者には分かりにくい形で甘くなりがちな、中々拗れた気質がある。
そのギャップが、皆に刺さるらしい。
ジークは魔術も魔法も全く使えない。だが情報室で、局長以下で言えば1位か2位の強さを持つ。
魔術適正ゼロの人物はギフテッドと呼ばれ、大体の国でかなりの稀少価値があり、国で囲う動きすらある程だ。
魔術適正ゼロの人はほとんど、体内に魔素を大量に保有しているが、魔力に変換する回路を宿さずに生まれる。
魔術で放出出来ない大量の魔素は体に作用し、常人よりも何倍もの身体能力を与える。この仕組みは、動物と殆ど同じだ。
それに加え、固有スキルが必ず付与されるため、高位魔術師相当、または以上に強くなる者が多い。
そのフィジカルチートお化けがジークで、固有スキルは『剣聖』。
魔術と引き換えに得た身体力は凄まじく、たった独り武器のみで、S級ドラゴンを屠った記録がある。全く頼もしい親友だ。
「もう調査報告してきたか?」
「お前が出勤したらやる。先にお前と話しに来た」
「ん?もしかして、ギルドに顔出した?」
ジークはそれには口を閉ざした。
休みと知って、引き返してきた様子だ。態々休みの自分に話したいなど、何があったのだろうか。
「なに?なんかヤバい案件でも、見つかったか?」
「……まあ、ダンジョンはヤバかった。一般解放する前に、俺たちで掃討が必要だ」
「あ~、あの新ダンジョン、やっぱA級以上だったか。発見報告の時からきな臭かったもんな~」
デスマ後だから比較的人員に余裕がある。何とかなりそうだ。頭の中で色々と段取りを組む。
「違うんだ。問題はそれじゃない」
「え、まだあんの?」
ぎょっとして尋ねれば、ジークは眉間にシワを寄せて、口を結んだ。
知らない人が見れば、怯える顔をしている。
だが、何か言い淀んで逡巡しているのは、アルカにはちゃんと判る。
「お前、局長と付き合ってるのか」
ピィチチと小鳥が囀って、流れる雲の影が落ちる。少し後、太陽が顔を出して明度が戻った。
「はぁ?」
漸く絞り出した返答に、ジークは殆ど睨むように目を眇めた。
「伝達係が言ってた。お前が特大のマーキングをされて出勤したって。それで急いで帰ってみれば、その噂が蔓延していた。何でも、お前が局長のモノになった証を見せつけたかったが、やり過ぎて怒られたから、以後マーキングは自粛すると局長自ら宣っていた、という証言すらあった」
あのやろォオオオ……!
何とかします任せてテヘっ☆と言った、あの無駄に頼もしかった笑顔が浮かぶ。
「待て、証言って誰だ」
「ウルクだが。というか本当なのか?」
先輩お金貸してくださいテヘっ☆といつもの口癖を宣う、あの図々しい笑顔が浮かぶ。
ヨシ、あいつらは出勤次第、分からす。一周回って笑顔になったアルカは頷いた。
「アルカ!」
いつにない真剣な親友の声に、現実に引き戻される。
「ちゃんと答えてくれ」
両肩を掴まれ覗き込まれた。黒髪の隙間から覗くサファイアが、やけに悲愴感を湛えて、切羽詰まったように揺れている。
「恥ずかしい話だけど、魔力枯渇を起こして、局長の前で倒れたんだよ。それで緊急的に魔力譲渡をしていただいた」
「……それだけ?」
「それだけ」
肩を掴んでいる武骨な指を、ぽんぽんと叩いてから外す。
ほ、と息を吐いて、ジークは素直に手を離した。
「相変わらず過保護だな。大丈夫、局長は俺に惑わされたりしないよ。俺より強いもの」
「……そういう問題じゃない。お前は昔っから、何にも分かってない」
「悪かったよ。心配させて」
「謝って欲しい訳じゃない」
「分かった分かった。ありがとうな」
少し落ちた肩を慰めるように叩くと、ジークはまた口を閉ざしてから、徐ろに手を伸ばしてきた。
その指先が項に触れて、アルカは飛び上がる。
「な、なに!?」
「ついてた」
目の前に移った指先から、草がはらりと落ちて風に舞う。
「ん、おぉ、ありがと」
何故かいたたまれずに目が泳ぐ。
「髪、また伸ばさないのか」
「いつの話だよ。子供の頃の話だろ」
ジークは昔を懐かしむように遠い眼差しをした。
魔力は髪にも宿りやすいので、魔法職の人間は髪を伸ばしてることが多い。
アルカも学園入学時は長かったが、すぐにばっさり切ってから、ずっと短いままだ。
「長いと面倒だし、首が鬱陶しいんだよ」
ジークは少し首を傾げてから、サラリとアルカの耳の横の髪を掬った。
「伸ばしてたら魔力枯渇の時役立つだろ。また伸ばせば?折角、綺麗な髪してんだし」
「……、暑苦しいから絶対嫌だ」
熱っぽい指先から、逃れるように立ち上がる。
ジークは時々、反応に困る接触をする。
それこそ他の人なら、勘違いをしそうなラインのものを。いつまでもじゃれ合っていた、子供時代の距離感のままだ。
「もうすぐ夕方だな。どうすんのお前」
「お前の家に帰る」
「いや、1回自分の家に帰れよ」
さっさと歩き出すと、ジークもすぐ後についてきた。
ジークはアルカの部屋が居心地が良いらしく、定期的に遊びに来ている。今日もどうやら来たいらしい。
「家帰っても何も食うもんが無い」
「それは俺もだよ。あ、イザベラさんがシチューお裾分けくれるって」
「……お前よくあのおっかねー婆さんと、仲良くできるよな」
「馬鹿、イザベラさんに失礼なこと言うなよ。すごく優しい方だぞ」
「俺はあの婆さんとだけは、戦いたくない。命懸けても引き分けられるかどうか」
「なんでご婦人と戦うんだよ。そもそもそんな状況になったら、俺が代わりにお前と戦うわ」
そんな益体のない会話を続けながら、2人は市場で食糧を買い込み、アルカのアパートメントへの帰途に着いた。
アパートメント入口に着いたところで、上から音も無くナンが降ってきた。
ナンはしゅたっと華麗に着地し、デンと道を防いだ。ナンは頼もしい門番の役目も担っている。
「出たか、腹黒猫」
「ナァン?」
「ジーク、お前ほんとナンと張り合うの止めろよ。ナンも相手にするな」
何故か睨み合いになった1人と1匹を置いて、アルカはさっさとイザベラの部屋を訪ねた。
シチューとお土産の焼き菓子を交換して、エントランスに戻ると、今度は何故かジークがナンにおやつを献上していた。
しかしおやつを食べているナンも与えているジークも、半笑いのような血走った表情で睨み合っている。
「仲良いんだか悪いんだか、本当に分からないコンビだな」
「は!利害関係の一致というだけの話だ」
「ナン!」
ちょうど空になったおやつの袋を、ぺいっと口から放り出して、うるうるとした瞳でナンが膝に頭を擦り付けてくる。
「おーよしよし、怖かったな」
「ナン」
「お前、ほんっと猫被ってんじゃねーよ」
「ナンは可愛い猫だよなー」
両手でふさふさの頬を挟んでうりうりと撫でると、ナンはチラとジークを見て、満足そうな表情で鳴いた。
ジークのこめかみに青筋が立ったところで、背中を押して部屋へ退散したのだった。
「ジーク」
逆光になった影が、呆れたような溜息を吐いた。強い光に寝転んだまま、怠惰に瞬きを繰り返す。
隣に腰を下ろしてアルカを見下ろす男は、ジークという。
アルカとは学生時代からの親友であり、現在は情報室の部下でもある。
「戻ったのか?予定では来週だって」
「早く終わらせた」
先日のデスマーチを運良く逃れた1人こそが、ジークである。
「もう1週間縮めてくれれば、お前も地獄に道連れに出来たのに」
「知るか。人員を増やせ」
「それな~……」
くあ、と大きな欠伸をして起き上がる。ぐっと伸びて息を吐く。半刻ほど眠りこけていたようだ。
「お前ほんと、不用心だから止めろ」
「大丈夫大丈夫。変な気配が近付けば、ちゃんと反応するから。俺、割と強いからね」
「そういう話じゃない」
はいはいと頷くと、ジークはじっとりとした目付きで睨んできた。
2人は12歳から8年間、全寮制の王立学園に通っていた同級生だ。
寮でもずっと隣室で、それこそ兄弟のように過ごしてきたせいか、ジークは少し過保護なところがある。
ジークは呆れたように、濡羽色の黒髪をかき上げた。耳の辺りまでの長さに切った、無造作な毛先が風に遊んでいる。
少し長めの前髪から覗く、サファイアのような深い蒼の瞳が神秘的な美丈夫だ。
騎士職のため、屈強かつ鋭い体つきで身長も高い。
レグルスよりも少し大きいくらいだろう。人気もレグルス派とジーク派に、別れているくらいだ。
良く研ぎ澄まされた剣のような男らしい美貌で、一見近寄り難い。
だが、懐に入れた者には分かりにくい形で甘くなりがちな、中々拗れた気質がある。
そのギャップが、皆に刺さるらしい。
ジークは魔術も魔法も全く使えない。だが情報室で、局長以下で言えば1位か2位の強さを持つ。
魔術適正ゼロの人物はギフテッドと呼ばれ、大体の国でかなりの稀少価値があり、国で囲う動きすらある程だ。
魔術適正ゼロの人はほとんど、体内に魔素を大量に保有しているが、魔力に変換する回路を宿さずに生まれる。
魔術で放出出来ない大量の魔素は体に作用し、常人よりも何倍もの身体能力を与える。この仕組みは、動物と殆ど同じだ。
それに加え、固有スキルが必ず付与されるため、高位魔術師相当、または以上に強くなる者が多い。
そのフィジカルチートお化けがジークで、固有スキルは『剣聖』。
魔術と引き換えに得た身体力は凄まじく、たった独り武器のみで、S級ドラゴンを屠った記録がある。全く頼もしい親友だ。
「もう調査報告してきたか?」
「お前が出勤したらやる。先にお前と話しに来た」
「ん?もしかして、ギルドに顔出した?」
ジークはそれには口を閉ざした。
休みと知って、引き返してきた様子だ。態々休みの自分に話したいなど、何があったのだろうか。
「なに?なんかヤバい案件でも、見つかったか?」
「……まあ、ダンジョンはヤバかった。一般解放する前に、俺たちで掃討が必要だ」
「あ~、あの新ダンジョン、やっぱA級以上だったか。発見報告の時からきな臭かったもんな~」
デスマ後だから比較的人員に余裕がある。何とかなりそうだ。頭の中で色々と段取りを組む。
「違うんだ。問題はそれじゃない」
「え、まだあんの?」
ぎょっとして尋ねれば、ジークは眉間にシワを寄せて、口を結んだ。
知らない人が見れば、怯える顔をしている。
だが、何か言い淀んで逡巡しているのは、アルカにはちゃんと判る。
「お前、局長と付き合ってるのか」
ピィチチと小鳥が囀って、流れる雲の影が落ちる。少し後、太陽が顔を出して明度が戻った。
「はぁ?」
漸く絞り出した返答に、ジークは殆ど睨むように目を眇めた。
「伝達係が言ってた。お前が特大のマーキングをされて出勤したって。それで急いで帰ってみれば、その噂が蔓延していた。何でも、お前が局長のモノになった証を見せつけたかったが、やり過ぎて怒られたから、以後マーキングは自粛すると局長自ら宣っていた、という証言すらあった」
あのやろォオオオ……!
何とかします任せてテヘっ☆と言った、あの無駄に頼もしかった笑顔が浮かぶ。
「待て、証言って誰だ」
「ウルクだが。というか本当なのか?」
先輩お金貸してくださいテヘっ☆といつもの口癖を宣う、あの図々しい笑顔が浮かぶ。
ヨシ、あいつらは出勤次第、分からす。一周回って笑顔になったアルカは頷いた。
「アルカ!」
いつにない真剣な親友の声に、現実に引き戻される。
「ちゃんと答えてくれ」
両肩を掴まれ覗き込まれた。黒髪の隙間から覗くサファイアが、やけに悲愴感を湛えて、切羽詰まったように揺れている。
「恥ずかしい話だけど、魔力枯渇を起こして、局長の前で倒れたんだよ。それで緊急的に魔力譲渡をしていただいた」
「……それだけ?」
「それだけ」
肩を掴んでいる武骨な指を、ぽんぽんと叩いてから外す。
ほ、と息を吐いて、ジークは素直に手を離した。
「相変わらず過保護だな。大丈夫、局長は俺に惑わされたりしないよ。俺より強いもの」
「……そういう問題じゃない。お前は昔っから、何にも分かってない」
「悪かったよ。心配させて」
「謝って欲しい訳じゃない」
「分かった分かった。ありがとうな」
少し落ちた肩を慰めるように叩くと、ジークはまた口を閉ざしてから、徐ろに手を伸ばしてきた。
その指先が項に触れて、アルカは飛び上がる。
「な、なに!?」
「ついてた」
目の前に移った指先から、草がはらりと落ちて風に舞う。
「ん、おぉ、ありがと」
何故かいたたまれずに目が泳ぐ。
「髪、また伸ばさないのか」
「いつの話だよ。子供の頃の話だろ」
ジークは昔を懐かしむように遠い眼差しをした。
魔力は髪にも宿りやすいので、魔法職の人間は髪を伸ばしてることが多い。
アルカも学園入学時は長かったが、すぐにばっさり切ってから、ずっと短いままだ。
「長いと面倒だし、首が鬱陶しいんだよ」
ジークは少し首を傾げてから、サラリとアルカの耳の横の髪を掬った。
「伸ばしてたら魔力枯渇の時役立つだろ。また伸ばせば?折角、綺麗な髪してんだし」
「……、暑苦しいから絶対嫌だ」
熱っぽい指先から、逃れるように立ち上がる。
ジークは時々、反応に困る接触をする。
それこそ他の人なら、勘違いをしそうなラインのものを。いつまでもじゃれ合っていた、子供時代の距離感のままだ。
「もうすぐ夕方だな。どうすんのお前」
「お前の家に帰る」
「いや、1回自分の家に帰れよ」
さっさと歩き出すと、ジークもすぐ後についてきた。
ジークはアルカの部屋が居心地が良いらしく、定期的に遊びに来ている。今日もどうやら来たいらしい。
「家帰っても何も食うもんが無い」
「それは俺もだよ。あ、イザベラさんがシチューお裾分けくれるって」
「……お前よくあのおっかねー婆さんと、仲良くできるよな」
「馬鹿、イザベラさんに失礼なこと言うなよ。すごく優しい方だぞ」
「俺はあの婆さんとだけは、戦いたくない。命懸けても引き分けられるかどうか」
「なんでご婦人と戦うんだよ。そもそもそんな状況になったら、俺が代わりにお前と戦うわ」
そんな益体のない会話を続けながら、2人は市場で食糧を買い込み、アルカのアパートメントへの帰途に着いた。
アパートメント入口に着いたところで、上から音も無くナンが降ってきた。
ナンはしゅたっと華麗に着地し、デンと道を防いだ。ナンは頼もしい門番の役目も担っている。
「出たか、腹黒猫」
「ナァン?」
「ジーク、お前ほんとナンと張り合うの止めろよ。ナンも相手にするな」
何故か睨み合いになった1人と1匹を置いて、アルカはさっさとイザベラの部屋を訪ねた。
シチューとお土産の焼き菓子を交換して、エントランスに戻ると、今度は何故かジークがナンにおやつを献上していた。
しかしおやつを食べているナンも与えているジークも、半笑いのような血走った表情で睨み合っている。
「仲良いんだか悪いんだか、本当に分からないコンビだな」
「は!利害関係の一致というだけの話だ」
「ナン!」
ちょうど空になったおやつの袋を、ぺいっと口から放り出して、うるうるとした瞳でナンが膝に頭を擦り付けてくる。
「おーよしよし、怖かったな」
「ナン」
「お前、ほんっと猫被ってんじゃねーよ」
「ナンは可愛い猫だよなー」
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・もふもふ獣人化
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などなど
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