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夏の章 プリトー村編
21 トスカ行馬車
仕事を終え、地方に帰省する職員たちがぞろぞろと歩く中、アルカとジークも人波に乗って、1階ロビーの隣にある転移陣区画を目指した。
ギルド総本部の地下には、全国の一定規模以上の支部に繋がる転移陣があるが、任務外の個人使用は禁じられている。
しかし、ギルドには冒険者用転移陣が設置されていて、全国に転移することが可能だ。
総本部の冒険者用転移陣は王都を中心に、東西南北のハブになる主要都市2カ所の支部を、総本部と繋いでいる。
遠距離移動が、かなり楽になる代物だ。
一般者が使用するにはちと高いが、料金を支払えば誰でも使える。
冒険者登録をしていれば格安で利用できるし、職員は更に割引があって、パン1個分の値段で数百kmある都市まで一飛びだ。
「じゃあ、ご家族によろしくな」
「ああ、……今年こそ俺の家に来ないか?」
転移陣に並ぶ列で別れの挨拶をして、ジークの家に誘われるのが毎年の恒例だ。
「いいよ、久し振りに水入らずで過ごせよ。……俺も流石に、年1度は実家に顔を出さないと煩いし」
全くの嘘である。学園を卒業する頃に出席した、兄の結婚式を最後に、一切帰省していない。
だが、毎年の夏季休暇の件は、ジークには隠していた。
幸い転移する方面が実家と一緒なので、これまで怪しまれてはいない。
もし実家に帰っていないことがバレれば、強引にジークの帰省に連れて行かれるだろう。
ジークの家族は、母と体の弱い妹の2人暮らしで、帰省を心待ちにしている。
どうして顔を合わせたことの無い他人が、邪魔出来るというのか。
はっきり言えば、夏季休暇の件は同情は無用、気遣いも過ぎればありがた迷惑となる。
「ほら、もうすぐだぞ。じゃあまた休暇明けに、良い送魂祭を!」
「……お前も」
アルカはバシッとジークの背を叩いて促した。ちょうど2人の順番が来て、それぞれの転移陣に乗る。
起動部分に職員カードを翳すと、転移陣が発動する。軽く手を上げると、ジークも手を上げて転移していった。
アルカもあっと言う間に東のハブ都市に着き、更にもう1度、地方都市行きの転移陣に乗る。
こうやってある程度の場所には転移で行けるので、アルカの目的地まで殆ど一瞬だ。
あとはこの地方都市から馬車で1日だが、明日の朝、出発となる。
レグルスとは、ここの宿で落ち合う約束だ。
何故なら、帰省の皆の前で一緒に転移陣を使用したら、完全に結婚秒読みと噂が進化するからである。
送魂祭を一緒に過ごすというのは、そういう意味に取られるのが普通なのだ。
いつもは1人でこの旅程を辿っているが、今日は不思議な気持ちで定宿へと向かう。
宿の2階に上がって、予約していた部屋の扉を叩いた。
「局長、もう来てたんですね」
「お疲れ様です。アルカ君」
扉を開けたレグルスが、満面の笑みで部屋に招き入れる。尻尾が、ぶんぶんと揺れている幻覚が見えた。
「すみません、繁忙期で部屋が1つしか取れず」
今日と明日は移動で、どこも混雑が起きる。
そのため、新たに部屋を追加することが出来ず、アルカが毎年取っている部屋がツインだったので増員とした。
「まさか、謝られることは無いですよ!こちらこそありがとう。……それに」
レグルスは慌てて首を振ってから、はにかんだ風に首の後を擦った。
「なんか、パーティーぽくて嬉しいです」
ミーハーですけどと、呟いた照れ隠しの笑顔に、ぎゅっと胸を押さえる。SSRの表情だ。
あれ、これ旅の間、心臓大丈夫か?
アルカはぎこちなく、空いている方のベッドへ腰掛けたのだった。
翌朝、王国の最東北に位置するレーン地方のヴェッセル領、トスカの町行きの乗り合い馬車に、アルカとレグルスは乗り込んだ。
公爵家令息を幌馬車に乗せることに、かなりの呵責があったが、レグルスにいつもの方法が良いと押し切られた。
魔馬と呼ばれる、魔力が高く脚の強い大型馬4頭立てで引く、12人乗りの馬車は満席だった。
例年であれば、アルカ1人でひっそりと過ごすのだが、今日は厭に注目を浴びている。
特に女性陣からの秋波がすごい。直ぐ隣のレグルスに対して。
当の本人は暑さ対策で、半分ほど上がった幌の間から、熱心に流れる景色を見ている。
黙っているとキリッとして、知的で精悍に見えるが。
「あっ、アルカ君、見て、あれ、あれ何?食べられるかな?」
何か見つけたレグルスが目を輝かせて、広がった畑を指差す。
「あれは花の畑ですね。食べられないやつです」
「なんだ、食べられないのか」
実のところ、万事が万事、この調子のバブちゃんになっているが、アルカ以外は預かり知らぬところだった。
熱を孕んだ風が、レグルスの赤毛をふわりと靡かせている。
田舎道で時折、車輪が跳ねる度に肩と肩が触れ合い、夏服の薄い生地越しに体温を感じる。
うとうとと船を漕ぐ。昨夜は緊張して、眠りが浅かった。任務でも、レグルスと同室で泊まったことなどない。
すぐ傍にレグルスの気配を感じて、中々寝付けなかった。少しだけ、アルカは目を閉じた。
バチバチと幌を叩く強い音に、ハッと目を覚ます。
「起きました?」
「あぇ、……っ、すみません!」
レグルスの肩に凭れて眠っていたことに気づいて、慌てて身を起こす。
外は激しい夕立が降り始め、幌は全て下りていた。
いつの間にか乗客の殆どが降車していて、1番前の席に夫婦らしき1組が座っているのみだった。
「もうすぐ終点だそうですよ」
「え……、俺、そんなに寝て……!?」
あの後、何回かあった筈の休憩中も寝ていたらしい。
「局長、休憩取りましたよね……?」
恐る恐る尋ねると、レグルスは眉を顰めた。
「今はプライベートですよ?昨日も間違えてました。いつまでも口調も硬いし、これじゃあ冒険者に見えなくなります」
「いや、そんなことより」
「2人とも身分偽るんですからね。そろそろお互いに徹しましょうか?」
「う、ぐぅ……、……トスカの町に着いたら、……人前だけですからね」
昨日の夜から何度目かになる問答に、アルカは最終的な落とし所を提示して、不承不承頷いた。
レグルスは片眉を上げたが、こちらも渋々了承したようだ。
終点トスカの町に着くと夕立は通り過ぎていて、水気を含んだ空に西陽が反射して橙に輝いていた。
少し待合室で休憩を取る。体を伸ばしていると、レグルスが首を傾げた。
「それで、ここが目的地ですか?」
「いえ、ここから更に北へ、馬車で2時間ほど行きます」
レグルスには最終目的地を伝えていないが、逆に楽しみにされてしまったので、少々不安になってくる。
何しろ、これから向かう場所は、本当に何も無いど田舎である。
「お~い!ルカ!ルカ坊!」
道を渡って向かいから、壮年の男が手を振りながら、馬車乗り場に駆けて来た。
「アンディさん、久しぶり!」
アルカも応えて手を振る。毎年、アルカを迎えに来てくれる男だ。
アンディは褪せた藁色の髪と、よく日に焼けたガタイの良い男だが、茶目っ気があって取っつきやすい顔をしている。
アンディはアルカの隣に立つレグルスを、目を丸くしてまじまじと見た。
レグルスも少し目を丸くして、アンディを見ている。
「あれ、ルカ坊、その人連れか?なんだ、えれ~良い男だなあ。どっかのお貴族さんのお忍びかあ?」
「まさか、そんな筈無いよ。今年からパーティー組んでる仲間で、……レグって言うんだ」
一瞬間が出来たが、アルカは何とかレグルスの偽名を呼んだ。というか愛称まんまである。
アルカもルカで登録しているため、安直さではどっこいだ。
「だよなあ!ウチみたいな田舎に、貴族なんか来る訳ねーよなあ!冒険者だって滅多に来ねぇのに!ガッハッハ」
アンディが豪快に笑っているのを横目にレグルスを窺うと、そちらも何故か、満面の笑みだった。
「レグ、俺はアンディだ!隣村の村長やってる!名ばかりだがな」
差し出されたアンディの手に、レグルスも嬉しそうに握手を交わした。
それからアンディはニカッと人好きのする笑顔で、アルカとレグルスを馬車へ誘う。
「よし、じゃあ暗くなる前に出立するぞ!いざ我らがプリトー村へ!」
時にアンディが唄い、わいわいと賑やかに馬車は走る。
夜の帳が降りる頃に一行は漸く、目的地プリトー村へと到着したのだった。
ギルド総本部の地下には、全国の一定規模以上の支部に繋がる転移陣があるが、任務外の個人使用は禁じられている。
しかし、ギルドには冒険者用転移陣が設置されていて、全国に転移することが可能だ。
総本部の冒険者用転移陣は王都を中心に、東西南北のハブになる主要都市2カ所の支部を、総本部と繋いでいる。
遠距離移動が、かなり楽になる代物だ。
一般者が使用するにはちと高いが、料金を支払えば誰でも使える。
冒険者登録をしていれば格安で利用できるし、職員は更に割引があって、パン1個分の値段で数百kmある都市まで一飛びだ。
「じゃあ、ご家族によろしくな」
「ああ、……今年こそ俺の家に来ないか?」
転移陣に並ぶ列で別れの挨拶をして、ジークの家に誘われるのが毎年の恒例だ。
「いいよ、久し振りに水入らずで過ごせよ。……俺も流石に、年1度は実家に顔を出さないと煩いし」
全くの嘘である。学園を卒業する頃に出席した、兄の結婚式を最後に、一切帰省していない。
だが、毎年の夏季休暇の件は、ジークには隠していた。
幸い転移する方面が実家と一緒なので、これまで怪しまれてはいない。
もし実家に帰っていないことがバレれば、強引にジークの帰省に連れて行かれるだろう。
ジークの家族は、母と体の弱い妹の2人暮らしで、帰省を心待ちにしている。
どうして顔を合わせたことの無い他人が、邪魔出来るというのか。
はっきり言えば、夏季休暇の件は同情は無用、気遣いも過ぎればありがた迷惑となる。
「ほら、もうすぐだぞ。じゃあまた休暇明けに、良い送魂祭を!」
「……お前も」
アルカはバシッとジークの背を叩いて促した。ちょうど2人の順番が来て、それぞれの転移陣に乗る。
起動部分に職員カードを翳すと、転移陣が発動する。軽く手を上げると、ジークも手を上げて転移していった。
アルカもあっと言う間に東のハブ都市に着き、更にもう1度、地方都市行きの転移陣に乗る。
こうやってある程度の場所には転移で行けるので、アルカの目的地まで殆ど一瞬だ。
あとはこの地方都市から馬車で1日だが、明日の朝、出発となる。
レグルスとは、ここの宿で落ち合う約束だ。
何故なら、帰省の皆の前で一緒に転移陣を使用したら、完全に結婚秒読みと噂が進化するからである。
送魂祭を一緒に過ごすというのは、そういう意味に取られるのが普通なのだ。
いつもは1人でこの旅程を辿っているが、今日は不思議な気持ちで定宿へと向かう。
宿の2階に上がって、予約していた部屋の扉を叩いた。
「局長、もう来てたんですね」
「お疲れ様です。アルカ君」
扉を開けたレグルスが、満面の笑みで部屋に招き入れる。尻尾が、ぶんぶんと揺れている幻覚が見えた。
「すみません、繁忙期で部屋が1つしか取れず」
今日と明日は移動で、どこも混雑が起きる。
そのため、新たに部屋を追加することが出来ず、アルカが毎年取っている部屋がツインだったので増員とした。
「まさか、謝られることは無いですよ!こちらこそありがとう。……それに」
レグルスは慌てて首を振ってから、はにかんだ風に首の後を擦った。
「なんか、パーティーぽくて嬉しいです」
ミーハーですけどと、呟いた照れ隠しの笑顔に、ぎゅっと胸を押さえる。SSRの表情だ。
あれ、これ旅の間、心臓大丈夫か?
アルカはぎこちなく、空いている方のベッドへ腰掛けたのだった。
翌朝、王国の最東北に位置するレーン地方のヴェッセル領、トスカの町行きの乗り合い馬車に、アルカとレグルスは乗り込んだ。
公爵家令息を幌馬車に乗せることに、かなりの呵責があったが、レグルスにいつもの方法が良いと押し切られた。
魔馬と呼ばれる、魔力が高く脚の強い大型馬4頭立てで引く、12人乗りの馬車は満席だった。
例年であれば、アルカ1人でひっそりと過ごすのだが、今日は厭に注目を浴びている。
特に女性陣からの秋波がすごい。直ぐ隣のレグルスに対して。
当の本人は暑さ対策で、半分ほど上がった幌の間から、熱心に流れる景色を見ている。
黙っているとキリッとして、知的で精悍に見えるが。
「あっ、アルカ君、見て、あれ、あれ何?食べられるかな?」
何か見つけたレグルスが目を輝かせて、広がった畑を指差す。
「あれは花の畑ですね。食べられないやつです」
「なんだ、食べられないのか」
実のところ、万事が万事、この調子のバブちゃんになっているが、アルカ以外は預かり知らぬところだった。
熱を孕んだ風が、レグルスの赤毛をふわりと靡かせている。
田舎道で時折、車輪が跳ねる度に肩と肩が触れ合い、夏服の薄い生地越しに体温を感じる。
うとうとと船を漕ぐ。昨夜は緊張して、眠りが浅かった。任務でも、レグルスと同室で泊まったことなどない。
すぐ傍にレグルスの気配を感じて、中々寝付けなかった。少しだけ、アルカは目を閉じた。
バチバチと幌を叩く強い音に、ハッと目を覚ます。
「起きました?」
「あぇ、……っ、すみません!」
レグルスの肩に凭れて眠っていたことに気づいて、慌てて身を起こす。
外は激しい夕立が降り始め、幌は全て下りていた。
いつの間にか乗客の殆どが降車していて、1番前の席に夫婦らしき1組が座っているのみだった。
「もうすぐ終点だそうですよ」
「え……、俺、そんなに寝て……!?」
あの後、何回かあった筈の休憩中も寝ていたらしい。
「局長、休憩取りましたよね……?」
恐る恐る尋ねると、レグルスは眉を顰めた。
「今はプライベートですよ?昨日も間違えてました。いつまでも口調も硬いし、これじゃあ冒険者に見えなくなります」
「いや、そんなことより」
「2人とも身分偽るんですからね。そろそろお互いに徹しましょうか?」
「う、ぐぅ……、……トスカの町に着いたら、……人前だけですからね」
昨日の夜から何度目かになる問答に、アルカは最終的な落とし所を提示して、不承不承頷いた。
レグルスは片眉を上げたが、こちらも渋々了承したようだ。
終点トスカの町に着くと夕立は通り過ぎていて、水気を含んだ空に西陽が反射して橙に輝いていた。
少し待合室で休憩を取る。体を伸ばしていると、レグルスが首を傾げた。
「それで、ここが目的地ですか?」
「いえ、ここから更に北へ、馬車で2時間ほど行きます」
レグルスには最終目的地を伝えていないが、逆に楽しみにされてしまったので、少々不安になってくる。
何しろ、これから向かう場所は、本当に何も無いど田舎である。
「お~い!ルカ!ルカ坊!」
道を渡って向かいから、壮年の男が手を振りながら、馬車乗り場に駆けて来た。
「アンディさん、久しぶり!」
アルカも応えて手を振る。毎年、アルカを迎えに来てくれる男だ。
アンディは褪せた藁色の髪と、よく日に焼けたガタイの良い男だが、茶目っ気があって取っつきやすい顔をしている。
アンディはアルカの隣に立つレグルスを、目を丸くしてまじまじと見た。
レグルスも少し目を丸くして、アンディを見ている。
「あれ、ルカ坊、その人連れか?なんだ、えれ~良い男だなあ。どっかのお貴族さんのお忍びかあ?」
「まさか、そんな筈無いよ。今年からパーティー組んでる仲間で、……レグって言うんだ」
一瞬間が出来たが、アルカは何とかレグルスの偽名を呼んだ。というか愛称まんまである。
アルカもルカで登録しているため、安直さではどっこいだ。
「だよなあ!ウチみたいな田舎に、貴族なんか来る訳ねーよなあ!冒険者だって滅多に来ねぇのに!ガッハッハ」
アンディが豪快に笑っているのを横目にレグルスを窺うと、そちらも何故か、満面の笑みだった。
「レグ、俺はアンディだ!隣村の村長やってる!名ばかりだがな」
差し出されたアンディの手に、レグルスも嬉しそうに握手を交わした。
それからアンディはニカッと人好きのする笑顔で、アルカとレグルスを馬車へ誘う。
「よし、じゃあ暗くなる前に出立するぞ!いざ我らがプリトー村へ!」
時にアンディが唄い、わいわいと賑やかに馬車は走る。
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