【完結】BLゲーにモブ転生した俺が最上級モブ民の開発中止ルートに入っちゃった件

漠田ロー

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夏の章 プリトー村編

23 プリトー村の朝

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 肩を落としながら浴室に向かったレグルスを見送って、アルカは寝室に向かった。
 ベッドに腰掛けて、タオルで髪をガシガシと拭く。

 明日の予定を頭の中で確認しながら、もう寝てしまおうとベッドに横になった。
 旧型の冷房から、そよそよと心地良い風が吹いて、暫くうとうとしてから、ハッと目を覚ました。

 慌ててもう1つの子供部屋を覗くと、案の定ベッドには剥き出しのマットレスが1つだった。
 しかもこちらの部屋は、冷房が無い。

 やってしまった。毎年1人だったから、すっかり忘れていた。さっき、寝具を借りてくれば良かった。
 デイジーが言い出さなかったのは、盛大な誤解のせいだろう。大失敗だ。

 絶対に揉める。レグルスは自分に主寝室を譲るだろう。そうなったら流石に、不敬が過ぎる。

「アルカ君?」

 ギクリとして振り返る。レグルスが風呂から上がって来てしまっていた。

 無造作に掻き上げた前髪から滴る水が、少し上気した頬を伝って生々しい。

「あっ、えっと、レグルス様はあちらの寝室です!ではお休みなさい!」

 慌てて部屋に滑り込んで、扉を閉める。
 だが扉が、ガっと途中で止まる。レグルスが外側からノブを引いてた。

「待って、何か変です」
「別に何でも、無いですよ……!」
「知ってます?君って案外、嘘が吐けないの」

 拮抗した力で、扉が中途半端な場所で軋んでいる。どちらもぐぬぬと力を込め続ける。

「分かりました。もう良いです」

 不意にレグルスがあっさりと力を脱いて、扉が音を立てて閉まった。

 ほっと一息吐いた瞬間、ぐいっと扉が開かれて、ノブを握ったままのアルカはつんのめった。
 そのままレグルスの胸に飛び込む。

「ふふ、俺の方が上手だった」

 レグルスはアルカを抱き留めたまま、勝ち誇ったように笑った。

 それが憎らしい程に様になっていて、言葉を奪われて照れ隠しに睨むことしか出来ない。

「うわ、この部屋、冷房が無いのか……。なるほど、寝具も無し……」

 アルカが腕を外そうと藻掻いている間に、レグルスは少し考えてから、ひょいとアルカを抱き上げた。

「レッ、レグルス様!?」
「閃きました」

 子供のように抱えられたまま、隣の主寝室に運ばれる。
 アルカがパニックになっている間に、ベッドに下ろされた。

「さす、がに……、これは、」

 ベッドはダブルで、2人が眠られる広さはあるが、あのレグルスと共寝など絶対に無理だ。有り得ない。

 ギシッとベッドが軋んで、レグルスが反対側に座った。ふわりと香る匂いに、顔に熱が集まって、まともに上げられない。

「アルカ君」

 近寄った気配に身体が強張る。何と言えば良いのか。焦燥に喉が鳴った。

「れ、レグ」
「俺に睡眠魔法、付与して」

 殆ど同時に言葉が重なる。ぽかんとして顔を上げた。

「大丈夫。朝まで強めにかけてくれれば、絶対起きないから、一緒でも平気でしょ?俺のことはデカい人形かなんかだと、思ってくれればいいし」

 柔らかく微笑んだ表情に、何故か泣きそうになる。
 アルカの闇魔法で睡眠のバステを付与すれば、それこそ何をしても起きなくなるのに。

 言い換えるとアルカがその気になれば、眠るレグルスをどうとでも出来るということだ。寝首を搔くことだって可能だ。

 何故、そうも容易く自分を差し出してまで、アルカを優先するのか。

「馬鹿、なんじゃないの……」

 小さく呟いた言葉が、聞こえなかった筈は無い。

 ベッドの上の僅か30センチに満たない隙間が、上司と部下の距離として正しい訳がない。
 だが、レグルスが見せているのは、それ以上の信頼だ。

「俺、もう眠いんで寝ます」

 ぼふっとシーツに倒れ込んだ。レグルスが困った声で名前を呼んでいるが、無視して目を瞑る。

「お休みなさい、レグルス様」

 馬車での長距離移動の疲れが、どっと押し寄せて来た。
 アルカは抗うこと無く、あっさりと眠りへと引きずり込まれていった。

 翌朝、鳥の声と共に夜明けに目覚めると、レグルスはベッドの上に居なかった。

 隣室で寝てるのだろうかと一瞬ぎょっとしたが、ふと見ると、レグルスは反対側の壁と、ベッドの隙間に挟まって床に寝ていた。

 意外に寝相が悪いのだろうか。これも貴重なSSRには違いないが。

 引っ張って起こしてしまうのも忍びなく、アルカはそっと自分にだけ掛かっていた薄掛けを、苦悶の顔で眠るレグルスに掛けた。

 アルカは静かに身支度を済ませて、そっと家を出た。
 夜明け前の村は朝靄に包まれて、あちこちから鶏や家畜の、朝を告げる声がする。少し急いで、アンディの家と向かった。

「おはよう、アンディさん」

 ちょうど家の脇の小屋から出て来た、アンディと挨拶を交わす。

「なんだよ、もう起きちまったのか?昼にでも、起こしに行ってやろうかと思ってたのに」
「俺、遊びに来たんじゃないからね。依頼の件、教えて」

「ルカ坊は働きモンだなあ。じゃあ早速、まとめた依頼書渡すから、入りな」

 アンディはにこやかに、家の中へと招いてくれた。

 プリトー村の朝は早い。
 夏はここら一帯の一大産業のトウモロコシや、ホップの収穫が最盛期を迎える。

 皆、日の出と共に活動を始め、日の入りと共に眠るような生活をしている。アンディ夫妻も例外ではない。

「ルカちゃん、早いわね!毎年だけど、朝は寝てたって良いんだよ」

 朝食を用意していたデイジーが苦笑する。何も言わずとも、沸かしていたコーヒーを淹れてくれた。

「昨日の煮込み美味しかった、ご馳走さま。連れ……レグもすごく喜んでた」

「まあまあ、そりゃ良かった!……レグはまだ寝てんのかい?」
「うん、疲れてたみたいだから」

 適当に濁すと、デイジーはにまにまと笑った。

 誤解を訂正しようと口を開きかけたところで、書斎に行っていたアンディが戻って来た。

「早速だけど、これが依頼一覧だ。分かんねーこと、は無いと思うが、何かあったらいつでも聞いてくれ」

 コーヒーを飲みながら、ざっと依頼一覧に目を通す。

「うん、大丈夫。概ねいつも通りだね」
「まあそうだなぁ、俺らの暮らしも変わり映えがねーからな」
 それが悪くないのだと言う風に、アンディは翳りなく笑った。

「ご馳走様。牛たちに、ついでに餌やってくよ」
「おう、助かるぜ!」

「ルカちゃん、これ持ってきな。あの色男にも飲ませてやって」

 保温ジャーに入ったスープを渡され、礼を言ってアンディと家を出た。

 アルカは家の裏手にある牛舎に向かい、餌やりと掃除をしてから帰途に着いた。
 時折すれ違う、顔見知りの村民に声を掛けられながら、朝日に照らされた小道を急ぐ。

 借家に着くと、奥でレグルスが起きた気配がした。まだ眠っていたらしく安堵した。

「おはよう……」

 寝間着のまま寝癖が跳ねた頭で、裸足でペタペタやって来たレグルスは、大きな欠伸をした。
 この世界でも外の汚れを持ち込まないよう、家内土足禁止の風習がある。

「おはようございます。良く眠れました?」
「……うん」

 まだ眠いのだろうか、少々舌っ足らずにレグルスは頷いた。

 任務では朝もしゃっきりしているのに、プライベートのレグルスは、寝起きが良くなさそうだ。

「ホラ、顔を洗ってきて。朝ご飯にしましょう」

 ごしごし目を擦っているレグルスを止めさせると、そのまま抱き込まれて髪に頬擦りをされた。そのままむにゃむにゃと呟く。

「……何だ、……もう少し……寝かせてよ……」
「レグルス様!?」

 強めに叫んで肩を揺さぶると、とろんとしていた瞳が見る間に焦点を結んでいく。

「……、うわ!ごめんなさい!間違えました!」

 漸く覚醒したレグルスが、バッと身を離した。

「お、俺はまた……セクハラを……」

 寝起き早々に、さーっと顔を青褪めさせたレグルスに失笑する。

「ほら、いいから顔、洗って来て。今日からクエストで忙しいですよ!」

 レグルスに悪気は無いのだ。
 なんだかんだ絆されてきている気もするが、ここまで来て一々目くじらを立てていても、しょうがあるまい。

 アルカは苦笑しながら、朝食の準備を始めた。

 デイジー特製の鶏出汁の野菜たくさんスープは、朝採れのコーンがたっぷり入っていて優しい味だ。

 昨日もらったパンと卵を焼く。レグルスの好みが分からなかったので、冷蔵庫に入れてくれていた牛乳とバターでオムレツに仕立てた。

「うわぁ、すごい。アルカ君が作ったんですか?」

 身支度を整えたレグルスが、台所に寄ってきた。

「オムレツだけですよ。好みが分からなかったので、好きにやっちゃいましたが」

「昨日から食事の用意、任せっきりにしてしまい、すみません。俺、コーヒー淹れますね」

 むふっと気合を入れたレグルスを、チラと窺う。

「流石にコーヒーは、失敗しません。仕事中、自分で淹れてるの知ってるでしょ?それに俺、野営ではちゃんと煮炊きしてるし」

 言外を察知したのか、レグルスは項垂れながらコーヒーの支度に掛かった。

 ちゃんと薬缶に水を汲んで魔石コンロに掛けたので、大丈夫そうだ。念の為、昨日教えておいて良かった。
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