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夏の章 プリトー村編
27 レーン湖群
気持ち良い。温かくて、もっと引っ付いていたい。
ふさふさしてる。ナンだろうか。
それにしても、ナンってこんなに大きくて筋肉質だっけ?ナンはもっと、腹の辺りがタプタプ……。
「っ!?」
さわりとした感触に、ばちっと目を開けた。
視界に広がる光景に、事態を把握する。
レグルスに、がっちり抱かれてる。剰え、胸元に自分から顔を埋めていた。
レグルスは、規則正しく寝息を立てていた。良かった。頬を擽っていたレグルスの髪を、そっと流す。
これのおかげでナンだと勘違いして、体を弄ってしまった。起きなくて良かった。
昨日、あのまま寝てしまったらしい。射し込む光量から夜明け前の様子だ。
ぐっすり寝たのとレグルスの魔力のおかげで、かなり体調が良い。
完全に目が覚めたので、アンディに会いに行って朝食も作ろうと思ったが、レグルスの腕から抜け出せない。
しばし格闘していると、レグルスが身動ぎした。
覚醒の気配に顔を上げると、レグルスの薄い目蓋が微かに動いた。
長い睫毛が震えて、ゆっくりと花が綻ぶように開いていく。
薄く開いた隙間から、エメラルドが段々に広がって、溶けたような輪郭が静かに光を集める。
アルカは知らずの内に、息を詰めて瞬きも出来ず、その神秘的な様を見つめた。
「おはよ……」
寝起きの掠れた声と、綻ぶ甘い笑み。
神秘から一転、レグルスはただの人、それもアルカだけを見つめて花開く、だだ1人の人になった。
「……っ」
アルカの心臓が跳ねて、顔に熱が一瞬で集まった。
「風邪引いて、ない……?」
寝惚けた声でも気遣いを滲ませながら、レグルスはそっとアルカの前髪を上げて、額に手を乗せた。
「大丈夫かな……、少し……熱い?」
レグルスはアルカを抱えたまま、転がって仰向けになった。
突然レグルスの上に乗り上げて、修羅場になっているアルカに気が付かず、レグルスは頭を撫で出した。
全身がしっかり密着して、足が絡んでる。レグルスの鼓動も体温も匂いも、全身で感じてしまう。
手の平が優しく髪を梳く感触が、体にどんどん熱を溜めていく。
今すぐに逃げ出したい感覚に、声にならない叫びが零れる。
アルカがパニックになっている間に、手の動きがゆったりとしてくる。
また眠りの気配を感じて、慌てて緩んだ腕から抜け出す。
「おはようございます!!」
音量調整に失敗して、怒鳴ってしまった。
あ、と思った時にはレグルスはベッドに一瞬で正座して、何度目かの例の美しい土下座を披露した。
今日から山で依頼の残りをこなすため、腹拵えをして装備を整えて、アンディとトマシュの様子を確認してから山道へ向かった。
昨日の雨から一転、今日は晴天だ。
多少道に水気は残るが、陽射しが強いので、昼までには乾くだろう。
そんな爽やかな空気の中、レグルスは何故かおどおどして、心なしか肩を落としながら後をついて来た。
「レグルス様」
「はいっ」
山道の入り口で耐えかねて振り返ると、レグルスはビクッと背筋を伸ばした。
そもそも上司なのに、何でそんなに下手に出るんだ。アルカは眉間の皺を、努めて緩めた。
「別に俺、怒ってません」
「ふぇ……」
クソ、大の男なのに可愛い。アルカの眉間に、また皺が寄った。
「……だって、俺、また勝手に君の許可なく、魔力調整しちゃったり、そのまま一緒に寝ちゃったり……。君が嫌なことしてしまったから」
「別に嫌じゃないです。とにかく怒ってないので!行きますよ!」
「えっ、今なんて……」
わざと早口で小さく呟いた一言目が、聞き取れたのかどうだったのかは知らない。
追いすがるレグルスを無視して、さっさと歩き出した。
2人はプリトー村の山道から、レーン山脈に踏み入った。
目指すのは2時間程歩いた先の湖となる。周りにも大小の湖があって景観が美しい。
ただ、観光用に整備されている訳ではないので、地元民すらたまにしか使わない、獣道を歩くことになる。
レーン山脈は実のところ、北部の霊峰セドルア大連山と繋がっていて、広大な北部山系を形成している。
その一帯に複数のダンジョンが形成されていて、地域全体に影響を及ぼし迷宮フィールドとなっている。
ここもピピ=ティティテスタと同じで、独自の魔法生態系が確立している。
霊峰セドルアを除けば、北部山系に魔素溜まりや魔障は、ほぼ起きない。
ちなみにセドルア大山だけは魔素掃討が必要だが、かなり過酷で、半年に1回全国から選抜チームを組んで大々的に行われる。
地獄合宿と呼ばれ、冒険者ギルド最大の行事だ。
山系一帯の低標高の場所には植物魔物、高地にはエレメント型の魔物が居て、これらがかなりの魔素を消費してくれる。
高地の魔物はかなり強く、高ランクの冒険者でなければ戦うことも厳しい。
更には雪と氷の世界となるため、生物的環境としても厳しくなる。
その生態系のおかげで、高地の魔物は殆ど里に下りては来ない。
それでもたまに、逸れた魔物に襲われることがあるので、北部の暮らしは対策が必要になる。
今回アルカたちが向かっている場所は、低地のため大きな危険は無い。
念の為、村を襲うような逸れ魔物がいないか確認しながら、山特有の素材を集めながら進む。
「あっ、アルカ君」
「……」
素材になるツル魔物を取ろうとした瞬間、見事に吊るされて、既視感に苛まれながらツルを断ち切った。
「アルカ君でも、こんなことあるんですねぇ」
「たまたまです。いつもじゃないです」
嘘つけと脳内のジークが突っ込んで来たが、しれっと流す。
「アルカ君さ、魔力探知に引っ掛からないんでしょ、植物魔物」
さすが特級魔術師、レグルスはアルカの弱点をあっという間に見抜いてしまった。
「昨日から見てて思ったんだけど、アルカ君、動物たちと親和性が高いよね?波長を合わせやすいっていうか、何となく彼らの気持ち解るんじゃない?」
「……確かに、言われてみれば、何となくですけど」
「いや、かなり通じ合ってたよ。たまに居るんだよ、そういう言わば、自然界の魔力と親和性が高い人。聞いたことない?女神や精霊の愛し子って呼ばれる人たち。そういう人は攻撃意思の無い、自然由来の魔力の探知が難しいんだよね」
レグルスは馬鹿にするでも無く、うんうんと納得するように頷いた。
「俺なんかは些細な魔力も感知し過ぎちゃって、煩いくらいだから、余程の時以外は探知は切っちゃってる。魔力気配に敏感過ぎるくらいだし」
国1番の魔術師にも、色々な苦労があるらしい。
それだけ途方もない力があるのは、多少羨ましい部分もあるが。
「魔術師として良い部分って、悪い部分にもなり得るから。俺だってそう。君も暗殺術スキルをマスターしてるんだし、探知しない時間を増やしてみると、もっと強くなれると思うよ」
ジークにも似たようなことを言われた。
「そうですね。癖になってるので、感知してしまうのはしょうがないですが、探知しないように少しずつ意識してみます」
魔術師の最高峰からの助言を有り難く受け入れ、ツルの採取を続けた。
採取を含めたので、丁度昼時に目的の湖に辿り着く。
木立に囲まれた開けた場所で、端が崖になっている。
その崖に湖から流れる水が、細く白糸のように滝となり、一段下の小さな湖に落ちている。
「わあ!すごいな……」
レグルスは目を瞠って辺りを眺めた。そうなのだ。
ここはアルカの、秘密の絶景スポットなのだ。村人は知っているが。
目の前の水は、底がはっきり見えるほど透明で、底には濃いピンクや黄色の花がたくさん咲いている。
深さは6、7メートル程あるが、中に木や草が生えていて、まるで別の世界が広がっているように見える。
この湖群は魔力を宿していて、里の湖とは様相が違うのだ。
「あ!村が見える!」
レグルスが湖の端に行って、下を覗き込んでいる。
現在地は標高500メートル程度のため、眼下の村の全景が良く見渡せた。
「あれ、アンディさんちだ!……あっち、俺たちの泊まってる家だ!見て、アルカ君!」
全力で子供よりはしゃいでいるレグルスが微笑ましく、アルカも傍に寄って下界を見渡した。
「今日は変な雲もないし、牛たち放牧してますね」
「本当だ、あの子、元気になったかな」
「トマシュ爺は牛のプロだから、大丈夫」
オレンジの洋瓦と村を巡る小川、風にそよぐ牧草の波、色とりどりの畑、青々としたホップ畑。
崖から村までたくさん自生している、リッカの濃い葉の緑と実の黄金色。
ずっと広がる平野も全て、陽光に照らされて色を濃くしている。
青い空に浮かぶ雲も、自由に気ままに流れていく。
「綺麗だな」
レグルスから零れた言葉も、風に乗って流れていく。
「気に入りました?ここ、俺のお気に入りの場所なんです」
「うん、すごく」
微笑みながら、レグルスはじっと眼下を見つめ続けた。蝉時雨が静かに降り注ぐ。
ぐうとレグルスの腹が鳴った。2人で顔を見合わせて笑う。
「今日は朝早かったですしね。ここを拠点にするので、テントを設営して昼にしましょう」
「野営なら俺の出番です!お任せ下さい!」
寧ろ情報室員なら皆得意なのだが、敢えて言わずに、張り切るレグルスに任せることにしたのだった。
ふさふさしてる。ナンだろうか。
それにしても、ナンってこんなに大きくて筋肉質だっけ?ナンはもっと、腹の辺りがタプタプ……。
「っ!?」
さわりとした感触に、ばちっと目を開けた。
視界に広がる光景に、事態を把握する。
レグルスに、がっちり抱かれてる。剰え、胸元に自分から顔を埋めていた。
レグルスは、規則正しく寝息を立てていた。良かった。頬を擽っていたレグルスの髪を、そっと流す。
これのおかげでナンだと勘違いして、体を弄ってしまった。起きなくて良かった。
昨日、あのまま寝てしまったらしい。射し込む光量から夜明け前の様子だ。
ぐっすり寝たのとレグルスの魔力のおかげで、かなり体調が良い。
完全に目が覚めたので、アンディに会いに行って朝食も作ろうと思ったが、レグルスの腕から抜け出せない。
しばし格闘していると、レグルスが身動ぎした。
覚醒の気配に顔を上げると、レグルスの薄い目蓋が微かに動いた。
長い睫毛が震えて、ゆっくりと花が綻ぶように開いていく。
薄く開いた隙間から、エメラルドが段々に広がって、溶けたような輪郭が静かに光を集める。
アルカは知らずの内に、息を詰めて瞬きも出来ず、その神秘的な様を見つめた。
「おはよ……」
寝起きの掠れた声と、綻ぶ甘い笑み。
神秘から一転、レグルスはただの人、それもアルカだけを見つめて花開く、だだ1人の人になった。
「……っ」
アルカの心臓が跳ねて、顔に熱が一瞬で集まった。
「風邪引いて、ない……?」
寝惚けた声でも気遣いを滲ませながら、レグルスはそっとアルカの前髪を上げて、額に手を乗せた。
「大丈夫かな……、少し……熱い?」
レグルスはアルカを抱えたまま、転がって仰向けになった。
突然レグルスの上に乗り上げて、修羅場になっているアルカに気が付かず、レグルスは頭を撫で出した。
全身がしっかり密着して、足が絡んでる。レグルスの鼓動も体温も匂いも、全身で感じてしまう。
手の平が優しく髪を梳く感触が、体にどんどん熱を溜めていく。
今すぐに逃げ出したい感覚に、声にならない叫びが零れる。
アルカがパニックになっている間に、手の動きがゆったりとしてくる。
また眠りの気配を感じて、慌てて緩んだ腕から抜け出す。
「おはようございます!!」
音量調整に失敗して、怒鳴ってしまった。
あ、と思った時にはレグルスはベッドに一瞬で正座して、何度目かの例の美しい土下座を披露した。
今日から山で依頼の残りをこなすため、腹拵えをして装備を整えて、アンディとトマシュの様子を確認してから山道へ向かった。
昨日の雨から一転、今日は晴天だ。
多少道に水気は残るが、陽射しが強いので、昼までには乾くだろう。
そんな爽やかな空気の中、レグルスは何故かおどおどして、心なしか肩を落としながら後をついて来た。
「レグルス様」
「はいっ」
山道の入り口で耐えかねて振り返ると、レグルスはビクッと背筋を伸ばした。
そもそも上司なのに、何でそんなに下手に出るんだ。アルカは眉間の皺を、努めて緩めた。
「別に俺、怒ってません」
「ふぇ……」
クソ、大の男なのに可愛い。アルカの眉間に、また皺が寄った。
「……だって、俺、また勝手に君の許可なく、魔力調整しちゃったり、そのまま一緒に寝ちゃったり……。君が嫌なことしてしまったから」
「別に嫌じゃないです。とにかく怒ってないので!行きますよ!」
「えっ、今なんて……」
わざと早口で小さく呟いた一言目が、聞き取れたのかどうだったのかは知らない。
追いすがるレグルスを無視して、さっさと歩き出した。
2人はプリトー村の山道から、レーン山脈に踏み入った。
目指すのは2時間程歩いた先の湖となる。周りにも大小の湖があって景観が美しい。
ただ、観光用に整備されている訳ではないので、地元民すらたまにしか使わない、獣道を歩くことになる。
レーン山脈は実のところ、北部の霊峰セドルア大連山と繋がっていて、広大な北部山系を形成している。
その一帯に複数のダンジョンが形成されていて、地域全体に影響を及ぼし迷宮フィールドとなっている。
ここもピピ=ティティテスタと同じで、独自の魔法生態系が確立している。
霊峰セドルアを除けば、北部山系に魔素溜まりや魔障は、ほぼ起きない。
ちなみにセドルア大山だけは魔素掃討が必要だが、かなり過酷で、半年に1回全国から選抜チームを組んで大々的に行われる。
地獄合宿と呼ばれ、冒険者ギルド最大の行事だ。
山系一帯の低標高の場所には植物魔物、高地にはエレメント型の魔物が居て、これらがかなりの魔素を消費してくれる。
高地の魔物はかなり強く、高ランクの冒険者でなければ戦うことも厳しい。
更には雪と氷の世界となるため、生物的環境としても厳しくなる。
その生態系のおかげで、高地の魔物は殆ど里に下りては来ない。
それでもたまに、逸れた魔物に襲われることがあるので、北部の暮らしは対策が必要になる。
今回アルカたちが向かっている場所は、低地のため大きな危険は無い。
念の為、村を襲うような逸れ魔物がいないか確認しながら、山特有の素材を集めながら進む。
「あっ、アルカ君」
「……」
素材になるツル魔物を取ろうとした瞬間、見事に吊るされて、既視感に苛まれながらツルを断ち切った。
「アルカ君でも、こんなことあるんですねぇ」
「たまたまです。いつもじゃないです」
嘘つけと脳内のジークが突っ込んで来たが、しれっと流す。
「アルカ君さ、魔力探知に引っ掛からないんでしょ、植物魔物」
さすが特級魔術師、レグルスはアルカの弱点をあっという間に見抜いてしまった。
「昨日から見てて思ったんだけど、アルカ君、動物たちと親和性が高いよね?波長を合わせやすいっていうか、何となく彼らの気持ち解るんじゃない?」
「……確かに、言われてみれば、何となくですけど」
「いや、かなり通じ合ってたよ。たまに居るんだよ、そういう言わば、自然界の魔力と親和性が高い人。聞いたことない?女神や精霊の愛し子って呼ばれる人たち。そういう人は攻撃意思の無い、自然由来の魔力の探知が難しいんだよね」
レグルスは馬鹿にするでも無く、うんうんと納得するように頷いた。
「俺なんかは些細な魔力も感知し過ぎちゃって、煩いくらいだから、余程の時以外は探知は切っちゃってる。魔力気配に敏感過ぎるくらいだし」
国1番の魔術師にも、色々な苦労があるらしい。
それだけ途方もない力があるのは、多少羨ましい部分もあるが。
「魔術師として良い部分って、悪い部分にもなり得るから。俺だってそう。君も暗殺術スキルをマスターしてるんだし、探知しない時間を増やしてみると、もっと強くなれると思うよ」
ジークにも似たようなことを言われた。
「そうですね。癖になってるので、感知してしまうのはしょうがないですが、探知しないように少しずつ意識してみます」
魔術師の最高峰からの助言を有り難く受け入れ、ツルの採取を続けた。
採取を含めたので、丁度昼時に目的の湖に辿り着く。
木立に囲まれた開けた場所で、端が崖になっている。
その崖に湖から流れる水が、細く白糸のように滝となり、一段下の小さな湖に落ちている。
「わあ!すごいな……」
レグルスは目を瞠って辺りを眺めた。そうなのだ。
ここはアルカの、秘密の絶景スポットなのだ。村人は知っているが。
目の前の水は、底がはっきり見えるほど透明で、底には濃いピンクや黄色の花がたくさん咲いている。
深さは6、7メートル程あるが、中に木や草が生えていて、まるで別の世界が広がっているように見える。
この湖群は魔力を宿していて、里の湖とは様相が違うのだ。
「あ!村が見える!」
レグルスが湖の端に行って、下を覗き込んでいる。
現在地は標高500メートル程度のため、眼下の村の全景が良く見渡せた。
「あれ、アンディさんちだ!……あっち、俺たちの泊まってる家だ!見て、アルカ君!」
全力で子供よりはしゃいでいるレグルスが微笑ましく、アルカも傍に寄って下界を見渡した。
「今日は変な雲もないし、牛たち放牧してますね」
「本当だ、あの子、元気になったかな」
「トマシュ爺は牛のプロだから、大丈夫」
オレンジの洋瓦と村を巡る小川、風にそよぐ牧草の波、色とりどりの畑、青々としたホップ畑。
崖から村までたくさん自生している、リッカの濃い葉の緑と実の黄金色。
ずっと広がる平野も全て、陽光に照らされて色を濃くしている。
青い空に浮かぶ雲も、自由に気ままに流れていく。
「綺麗だな」
レグルスから零れた言葉も、風に乗って流れていく。
「気に入りました?ここ、俺のお気に入りの場所なんです」
「うん、すごく」
微笑みながら、レグルスはじっと眼下を見つめ続けた。蝉時雨が静かに降り注ぐ。
ぐうとレグルスの腹が鳴った。2人で顔を見合わせて笑う。
「今日は朝早かったですしね。ここを拠点にするので、テントを設営して昼にしましょう」
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