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夏の章 プリトー村編
28 名もなき滝裏洞窟
さすがに手慣れたもので、レグルスはあっという間に野営準備を整えた。
テントを二張り、簡易テーブルと小さな携帯イスまで用意した。
任務時には、適当な切り株か何かで済ますのだが、彼なりに冒険者らしい装備を揃えてきたらしい。
「それで、ここでやることは?」
「これから討伐、というか駆除に行きます」
早い昼食を終えて、2人は装備を整える。
今日のアルカの装備は、弓と双剣だ。レグルスはいつも通りの両刃剣を、腰に佩いている。
「ということは、水関連ですか?」
「そう言うことです」
流石にレグルスは理解が早い。
アルカの遠距離攻撃は、基本的に魔法だ。
しかし、それを弓に頼るのなら、アルカの氷と水魔法が効かない相手への対策、ということになる。
「まあ、魔法がなくても、対処できるレベルの魔物なので。では行きますか」
湖の奥を目指して、湖畔を歩く。
この湖はレーン山脈では小さい方で30分もあれば1周出来てしまうが、流れ込む小川を辿った行き止まりの崖下に、滝が流れる落ちる泉がある。
「少し滑りますからね」
その深い青を湛えた底無しの魔泉を回り込み、アルカは滝裏へとレグルスを導いた。
「凄いところですね」
滝裏にぽっかり開いた洞窟に、レグルスは目を瞬かせた。
「ダンジョンではなくて、ただの洞窟です」
洞窟内は水流に満たされ、水滴が落ちて湿度が高い。
その水の流れの中に、石や岩で出来た通路があり、奥へと繋がっていた。
水の中には、光苔という淡く青白く発光する苔が繁殖していて、水を暗闇から浮き立たせている。
光苔は壁や天井にも広がっていて、光源には困らない。まるで星空の中にいるみたいに、幻想的な光景だ。
「かなり広いんだけど、この洞窟を全部回って1番奥に行く」
少し通路に染み出た水を踏んで歩き出すと、アルカは背負っていた弓を抜いた。
「じゃあ始まるんで、頑張って」
「え?」
アルカが弓を絞ると同時に、水流が激しく盛り上がり、大きな魚の群れが飛び出して来た。魚の魔物である。
「魔魚!?」
「うん。大量に来るので、よろしく」
アルカは魔導具の無限筒から次々に矢を取り出して、飛び出す瞬間を狙い、精密に射殺していく。
レグルスも即応して、炎魔法で一息に固まりを仕留めた。
「やっぱり火魔法あると、ここ楽だなぁ。レグ、魔魚は任せた!」
「えっ、アルカ君!?」
「ほら、余所見しないで」
言い捨てて、アルカは少し先の岩場へと進む。どどど、と岩を踏み鳴らす音がする。
奥からリザードが、アルカ目掛けて大量に押し寄せて来た。
腰からオリハルコンの双剣を取り出して、アルカは襲い来るリザードを次々と捌いた。
このリザード皮はかなり丈夫で、素材としても人気なため、丁寧に倒していく。
「ま、待って……!」
「入り口の魔魚、ちゃんと全部倒した?」
レグルスが寄って来たので確認すると、困惑しながらも頷いた。
「ここ、夏だけ水棲魔物が大量湧きするんだ。それで理由は……後で話すけど、駆除する必要がある」
「わ、分かった。片っ端から、倒せば良いんだよね?」
「そういうこと」
もご、とレグルスは何か言いかけたが、第2波の気配がして2人とも戦闘体勢に入った。
多種の魔魚やリザード、虫魔物の幼生を片端から駆除しながら、徐々に洞窟の奥へと向かう。
奥まで残り3分の1というところで、天井が崩落して光が差す小さな空間に出た。
背の高い木が1本と、その足元に青草が生えている。
この場所は周りに水が無く、魔物が近寄らないため、アルカは毎年ここで休憩を取る。
手近な岩に2人で腰を下ろして、一息吐いた。
「はい、どうぞ」
レグルスから、冷たく冷えた果実水の瓶を渡される。
収納袋に入れてきたのだろうか。案外マメなところがある。礼を言って、遠慮なく喉を潤す。
「アルカ君、あの……」
どう問えばいいかと、揺れる瞳を待たずに答える。
「ここは、俺が一生、誰にも言うつもりが無かった場所」
レグルスは視線をアルカに定めて、動きを止めた。
「だから、ここにあんたを入れた時点で、俺は覚悟を決めた」
本当はこの洞窟だけは、直前まで悩んでいたのだ。レグルスを連れて来ることを。
魔術師には誰しも、秘密がある。
中でも自らの魔術根源に関わることは、極力明かさないのが魔術師だ。
そしてここは、アルカの本当の秘密の場所。
生涯、誰にも教えたくなかった場所。魔術師足る根源に関わる場所。
そこに入れるのであれば、もう取り繕う意味が無い。上司や友人としての肩書も、もう意味が無い。
ただレグルスという1つの存在として、対峙することに決めた。
適当に濁して、別行動をしても良かった。けれどアルカは、レグルスをここまで連れて来た。
自分でも正気の沙汰じゃないと思う。場合によっては、魔術師として全て失うのだ。
「怖気づいたなら、ここで待ってても良いよ」
微かに笑って首を傾げると、レグルスはきっぱりと首を振った。
「……アルカが許してくれるなら、一緒にいたい」
レグルスの瞳と声に、腹を決めたことを知る。
アルカが決めたように、レグルスも対等な存在として対峙してくれることに、少し微笑んだ。
「本当は、ここまでは連れて来るつもり、無かったんだけど。俺もパーティー組んだの初めてだったから、楽しくなっちゃって」
こんなに邪気の無い人を欺かなくても良いのではないか、なんて甘い考えに陥ったのが正直なところだ。
もしかしたら、ほんの僅か、誰かに預けて楽になりたいところもあったのかも知れない。
「じゃ、行こっか」
アルカは吹っ切れた顔で、立ち上がった。
暫く進んで広い空間に出る。浮島のような岩場を囲んでぐるりと水に囲まれている。
岩壁からも水が染み出ていて、ちょろちょろと音を立てて流れている。
幌馬車より大きな塊が、ゆっくりと振り返った。
「リザード亜種、やっぱりここまで入ってたか」
首を巡らせたのは、殆ど竜と言える程の大きさのリザードだった。しかも3体もいた。
更に鮫ほどの魔魚と、大型の毒ガエルが何匹か跳ねている。
「じゃあレグ、もうひと暴れよろしく!」
「了解!」
長い付き合いがあるジークと同じくらい、レグルスと共闘するのは楽だ。
相棒として組んでいることもあり、戦術的な考えは互いに良く理解している。
だから、またどんどん集まってきた他の魔物も含め、順調に屠っていった。
今年のリザード亜種は、かなり外皮が硬い。鋭い噛み付きを躱しながら、比較的軟らかな腹や関節部を狙う。
さすがに綺麗に捌くのは難しそうだ。
バグン、と咬み付き攻撃が耳を掠める。
背後からオオガエルが、貫通威力も持つ舌を高速で伸ばした。右手に舌が巻き付いたが、左の双剣で切り落とす。
そのタイミングでリザードの尻尾が飛んできたので、宙返りの要領で避けて、そのままリザードの首の後ろを切り裂いた。
吹き出した血を避け、次の1体へと走る。
レグルスは刃が滑るカエルたちと魔魚を、同時に魔法で相手していた。
「レグ!多分もう一波来る!」
「アルカも気を付けて!」
互いに声がけをして背中を合わせて、また魔物に立ち向かう。暫く2人で、魔物の殲滅に専念した。
「これで終わりだ。お疲れ様、レグ」
「アルカもお疲れ様。それにしても結構な数だったなあ。これは回収する?」
2人共、流石にくたびれて、累々と積まれた魔物の死骸を見つめる。
「リザード亜種とカエル以外は結構集まったし、焼却かな。頼める?」
「お安い御用です」
少し戯けて、レグルスは火魔法で死骸を燃やした。
魔物の死骸を大量に放置すると、魔素が穢れて他の魔物を凶悪化させやすくなるためだ。
その間、アルカは素材や魔物を回収して回った。
返り血で汚れた手や顔を水で清め、体についた汚れを浄化魔法を施す。
汗も分解され水になるものの、乾いてはくれないので、痒いところに手が届かない魔法である。
2人で大分小ざっぱりすると、アルカは浮島の奥、水の間に浮かぶ細い岩の道を歩いて、最奥へと進んだ。
最奥には背を屈めなければ入れない縦穴が開いており、そこには弱々しい結界が張られていた。
アルカがそっと指先で触れると、結界は水となって流れ落ちた。
「ここが、俺の根源の1つ。来るのなら、覚悟して」
縦穴を潜る前にアルカは振り返って、レグルスを見上げた。
テントを二張り、簡易テーブルと小さな携帯イスまで用意した。
任務時には、適当な切り株か何かで済ますのだが、彼なりに冒険者らしい装備を揃えてきたらしい。
「それで、ここでやることは?」
「これから討伐、というか駆除に行きます」
早い昼食を終えて、2人は装備を整える。
今日のアルカの装備は、弓と双剣だ。レグルスはいつも通りの両刃剣を、腰に佩いている。
「ということは、水関連ですか?」
「そう言うことです」
流石にレグルスは理解が早い。
アルカの遠距離攻撃は、基本的に魔法だ。
しかし、それを弓に頼るのなら、アルカの氷と水魔法が効かない相手への対策、ということになる。
「まあ、魔法がなくても、対処できるレベルの魔物なので。では行きますか」
湖の奥を目指して、湖畔を歩く。
この湖はレーン山脈では小さい方で30分もあれば1周出来てしまうが、流れ込む小川を辿った行き止まりの崖下に、滝が流れる落ちる泉がある。
「少し滑りますからね」
その深い青を湛えた底無しの魔泉を回り込み、アルカは滝裏へとレグルスを導いた。
「凄いところですね」
滝裏にぽっかり開いた洞窟に、レグルスは目を瞬かせた。
「ダンジョンではなくて、ただの洞窟です」
洞窟内は水流に満たされ、水滴が落ちて湿度が高い。
その水の流れの中に、石や岩で出来た通路があり、奥へと繋がっていた。
水の中には、光苔という淡く青白く発光する苔が繁殖していて、水を暗闇から浮き立たせている。
光苔は壁や天井にも広がっていて、光源には困らない。まるで星空の中にいるみたいに、幻想的な光景だ。
「かなり広いんだけど、この洞窟を全部回って1番奥に行く」
少し通路に染み出た水を踏んで歩き出すと、アルカは背負っていた弓を抜いた。
「じゃあ始まるんで、頑張って」
「え?」
アルカが弓を絞ると同時に、水流が激しく盛り上がり、大きな魚の群れが飛び出して来た。魚の魔物である。
「魔魚!?」
「うん。大量に来るので、よろしく」
アルカは魔導具の無限筒から次々に矢を取り出して、飛び出す瞬間を狙い、精密に射殺していく。
レグルスも即応して、炎魔法で一息に固まりを仕留めた。
「やっぱり火魔法あると、ここ楽だなぁ。レグ、魔魚は任せた!」
「えっ、アルカ君!?」
「ほら、余所見しないで」
言い捨てて、アルカは少し先の岩場へと進む。どどど、と岩を踏み鳴らす音がする。
奥からリザードが、アルカ目掛けて大量に押し寄せて来た。
腰からオリハルコンの双剣を取り出して、アルカは襲い来るリザードを次々と捌いた。
このリザード皮はかなり丈夫で、素材としても人気なため、丁寧に倒していく。
「ま、待って……!」
「入り口の魔魚、ちゃんと全部倒した?」
レグルスが寄って来たので確認すると、困惑しながらも頷いた。
「ここ、夏だけ水棲魔物が大量湧きするんだ。それで理由は……後で話すけど、駆除する必要がある」
「わ、分かった。片っ端から、倒せば良いんだよね?」
「そういうこと」
もご、とレグルスは何か言いかけたが、第2波の気配がして2人とも戦闘体勢に入った。
多種の魔魚やリザード、虫魔物の幼生を片端から駆除しながら、徐々に洞窟の奥へと向かう。
奥まで残り3分の1というところで、天井が崩落して光が差す小さな空間に出た。
背の高い木が1本と、その足元に青草が生えている。
この場所は周りに水が無く、魔物が近寄らないため、アルカは毎年ここで休憩を取る。
手近な岩に2人で腰を下ろして、一息吐いた。
「はい、どうぞ」
レグルスから、冷たく冷えた果実水の瓶を渡される。
収納袋に入れてきたのだろうか。案外マメなところがある。礼を言って、遠慮なく喉を潤す。
「アルカ君、あの……」
どう問えばいいかと、揺れる瞳を待たずに答える。
「ここは、俺が一生、誰にも言うつもりが無かった場所」
レグルスは視線をアルカに定めて、動きを止めた。
「だから、ここにあんたを入れた時点で、俺は覚悟を決めた」
本当はこの洞窟だけは、直前まで悩んでいたのだ。レグルスを連れて来ることを。
魔術師には誰しも、秘密がある。
中でも自らの魔術根源に関わることは、極力明かさないのが魔術師だ。
そしてここは、アルカの本当の秘密の場所。
生涯、誰にも教えたくなかった場所。魔術師足る根源に関わる場所。
そこに入れるのであれば、もう取り繕う意味が無い。上司や友人としての肩書も、もう意味が無い。
ただレグルスという1つの存在として、対峙することに決めた。
適当に濁して、別行動をしても良かった。けれどアルカは、レグルスをここまで連れて来た。
自分でも正気の沙汰じゃないと思う。場合によっては、魔術師として全て失うのだ。
「怖気づいたなら、ここで待ってても良いよ」
微かに笑って首を傾げると、レグルスはきっぱりと首を振った。
「……アルカが許してくれるなら、一緒にいたい」
レグルスの瞳と声に、腹を決めたことを知る。
アルカが決めたように、レグルスも対等な存在として対峙してくれることに、少し微笑んだ。
「本当は、ここまでは連れて来るつもり、無かったんだけど。俺もパーティー組んだの初めてだったから、楽しくなっちゃって」
こんなに邪気の無い人を欺かなくても良いのではないか、なんて甘い考えに陥ったのが正直なところだ。
もしかしたら、ほんの僅か、誰かに預けて楽になりたいところもあったのかも知れない。
「じゃ、行こっか」
アルカは吹っ切れた顔で、立ち上がった。
暫く進んで広い空間に出る。浮島のような岩場を囲んでぐるりと水に囲まれている。
岩壁からも水が染み出ていて、ちょろちょろと音を立てて流れている。
幌馬車より大きな塊が、ゆっくりと振り返った。
「リザード亜種、やっぱりここまで入ってたか」
首を巡らせたのは、殆ど竜と言える程の大きさのリザードだった。しかも3体もいた。
更に鮫ほどの魔魚と、大型の毒ガエルが何匹か跳ねている。
「じゃあレグ、もうひと暴れよろしく!」
「了解!」
長い付き合いがあるジークと同じくらい、レグルスと共闘するのは楽だ。
相棒として組んでいることもあり、戦術的な考えは互いに良く理解している。
だから、またどんどん集まってきた他の魔物も含め、順調に屠っていった。
今年のリザード亜種は、かなり外皮が硬い。鋭い噛み付きを躱しながら、比較的軟らかな腹や関節部を狙う。
さすがに綺麗に捌くのは難しそうだ。
バグン、と咬み付き攻撃が耳を掠める。
背後からオオガエルが、貫通威力も持つ舌を高速で伸ばした。右手に舌が巻き付いたが、左の双剣で切り落とす。
そのタイミングでリザードの尻尾が飛んできたので、宙返りの要領で避けて、そのままリザードの首の後ろを切り裂いた。
吹き出した血を避け、次の1体へと走る。
レグルスは刃が滑るカエルたちと魔魚を、同時に魔法で相手していた。
「レグ!多分もう一波来る!」
「アルカも気を付けて!」
互いに声がけをして背中を合わせて、また魔物に立ち向かう。暫く2人で、魔物の殲滅に専念した。
「これで終わりだ。お疲れ様、レグ」
「アルカもお疲れ様。それにしても結構な数だったなあ。これは回収する?」
2人共、流石にくたびれて、累々と積まれた魔物の死骸を見つめる。
「リザード亜種とカエル以外は結構集まったし、焼却かな。頼める?」
「お安い御用です」
少し戯けて、レグルスは火魔法で死骸を燃やした。
魔物の死骸を大量に放置すると、魔素が穢れて他の魔物を凶悪化させやすくなるためだ。
その間、アルカは素材や魔物を回収して回った。
返り血で汚れた手や顔を水で清め、体についた汚れを浄化魔法を施す。
汗も分解され水になるものの、乾いてはくれないので、痒いところに手が届かない魔法である。
2人で大分小ざっぱりすると、アルカは浮島の奥、水の間に浮かぶ細い岩の道を歩いて、最奥へと進んだ。
最奥には背を屈めなければ入れない縦穴が開いており、そこには弱々しい結界が張られていた。
アルカがそっと指先で触れると、結界は水となって流れ落ちた。
「ここが、俺の根源の1つ。来るのなら、覚悟して」
縦穴を潜る前にアルカは振り返って、レグルスを見上げた。
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