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夏の章 砂漠編
33 連合ギルド総会
休暇明け早々、アルカとレグルスにギルド統括代表のハンクから招集が掛かり、2人は連れ立って代表室へと向かった。
「……局長、見過ぎです」
「あっ、ごめんなさい」
歩きながらチラチラと視線が刺さって、辟易とする。
昨夜王都に戻り、別れ際に念入りに釘を刺しておいたが、何にも理解っていなかったらしい。
騒がれるような真似はするな、職場では必要以上に馴れ馴れしくするな、呼び捨て禁止と言い含めたが、この分だと早晩ボロが出そうだ。
「昨日から良く考えたんだけど」
内緒話をするようにレグルスが声を潜めて、顔を寄せて耳打ちして来た。
「職場では馴れ馴れしくするなってことは、プライベートならしていいってことだよね」
ほらな。何にも分かってねえ。職員たちが小声できゃーっと騒ぐのを聞きながら、頭の中で毒吐いた。
「えっ、ちゃんと分かってるよ。そういうことでしょ?」
口に出ていたらしい。チッと舌打ちして、アルカは無言で足を早めた。
「失礼します」
まだ何事か言っているレグルスに構わず、代表室の扉を叩いて入る。
「おう、休み明け忙しいとこ、悪いな」
ハンクは珍しくデスクに座って、難しい顔で腕を組んでいた。
「どうしました?ハンク」
「まぁた面倒事だぜ。再来週の連合ギルド総会に、サマルのギルド総裁が出席することになった」
「えっ、今からですか?警備は?再編するにも時間が……」
そこまで言って、アルカは口を噤んだ。レグルスも面倒臭そうな顔をしている。
「俺は勘の良いガキは好きだぜ」
「だから、俺の部下を口説かないでください!」
にっと笑ったハンクに、レグルスが噛み付いた。
再来週に年に1度の隣国との連合ギルド総会が、3日に渡り開催される。
レーヴァステイン王国と西の隣国ヘラン=サマル神聖王国とは同盟関係にあり、両国のギルドも連合を組んでいる。
その連合総会がバビルアジャフ地方の、西部最大の交易都市バブ・イルムで再来週開催される。
隣国との境界を有すネフディト砂漠入り口に位置するバブ・イルムは、ヘラン=サマルとの玄関口になる。
定期的にキャラバンが訪れ、隣国の冒険者の出入りも多い。
両国のギルドを連合とすることで、両国民の冒険者は犯罪歴審査と登録手続きをすれば、自由にどちらの国でも依頼を受けることが可能だ。
10年前に結ばれた約定は、互いの経済成長を支えて今に至る。
国同士非常に重要な会合なので、サマル側のギルド総裁である王太子アハトが来臨するのはまだ分かる。
「なんであのアホ共も、参加するんですか?」
歯に衣着せぬレグルスの物言いに、アルカも不謹慎ながら同意した。
レグルスは思いっ切り、眉間に皺を寄せている。
例の第2王子と愉快な仲間たちも総会に顔を出し、期間中は滞在するとのことだ。
先日のゴーレム事件から、情報室は第2王子一行への元々少なかった好感度が、ゼロになっている。
特にレグルスは、氷点下まで下がってしまっていた。
「知らん、先方が王子を出すと言うから、こちらも王子を出すんだと」
「何故、王太女殿下を差し置いて?」
「……まあ、担ぎ上げたい輩の思惑が通っちまったんだろ。結局、王はあのクソガキの方が可愛いんだろうさ」
確かに第2王子が何故、ああも奔放に振る舞えるかというと、正妃よりも寵愛を一身に受ける側妃の後ろ盾が大きい。
正妃と側妃のどちらが、王宮で権勢を誇っているかと言えば、側妃の方がやや優勢な状態だ。
「俺らを巻き込まないで、勝手にやってくれという話です」
「全く正論だが、両国の王族がそろうなら、もう1回警備態勢を見直さなきゃならん。という訳で今回は情報室員は、全員参加に変更。あとはお前たちで、人員配置を計画してくれ」
「せめて先月から言ってくれれば……」
アルカが思わずボヤくと、ハンクは片眉を上げた。
「逆に言えば、今日まで言えなかったということだ。……どうにもきな臭ぇぜ」
「……ふむ。十中八九誘ってますね」
「だよなあ……。自分の国でやってくれっつーに」
2人の会話に同意する。おそらくサマル王太子は暗殺の危機にあるのだ。
それをこの地で解決しようとしている。いや、本当、巻き込むな。
「アルカ、そういう訳だから、お前にはそっちの対応を頼む」
「はい。承知しました」
アルカは身を引き締めて返事をした。対暗殺の要人警護なら、アルカの得意分野である。
ただ、あちらの思惑を考えると、多少厄介かも知れない。
アルカとレグルスは急ぎ計画の再編すべく、部屋を退出した。
深夜家に帰り着いて寝支度を済ませてから、ベッドに寝転がって手帳を捲る。
バブ・イルムの名を探していくと、一匹狼ユセフのイベントで見つかった。
アンチヒーローとして中々大きなイベントで、やっぱりサマル王太子の暗殺に絡んで、黒幕を王子一行が見つけると記載していた。
なるほどそちらは、アルカが気にする必要もなく、勝手によろしくやってくれるらしい。
とは言え、サマル王太子が万が一にも暗殺されると、戦争すら引き起こしかねない。
アルカの仕事は徹底して、暗殺の危険を陰で潰すことと定めた。
それにしても、レイは一体何を考えているのだろう。色々なイベントを起こしているような気がする。
シナリオはもうめちゃくちゃだろうが、とにかく様々なキャラのイベントだけはこなしている。
もしかしてゲームには無いが、ハーレムエンドでも狙っているのだろうか。
欲を煮詰めたような、どろどろしたレイの笑顔を思い出す。
またレグルスに絡まないと良いが。手帳を放り投げて、目を瞑って開いて、寝返りを打つ。
レグルスを思い出した瞬間、ここにあの腕が無いことを思い知る。
冷たいシーツに、あの熱を、匂いを探してしまう。
たった1日離れただけなのに、もう求めてしまう。
あの7日間が特別だっただけなのに、まるで元々持っていたかのように手放し難い。
弁えるべきだ。きっと2人とも直ぐに忙殺されて、あっと言う間に遠ざかっていくだろう。
欲張るな。もらった言葉だけ大事に抱えて、生きていけばいいだけなのだ。
例え一時の気の迷いだって、あの言葉が在れば良い。
自分には過ぎた言葉だったが、あの言葉を思い出せば、きっと独りで立ち続けられる。
中々訪れてはくれない眠りを待ち侘びながら、アルカはその身を丸めた。
アルカの予想通り総会まで忙殺され、あっと言う間に出立の日となった。
何とか警護計画も納得できるものになった。
やや寝不足の疲れた身体で、アパートメントの階段を下りると、ナンがエントランスをうろうろしていた。
「ナン、どうした?大丈夫か?」
いつになく落ち着かない様子に慌てて近づくと、ナンはずっと鳴きながら、アルカの足元を遮り付きまとう。
「また何かあるって?」
「ナンナンナン、ナァン……」
悲しげな焦燥を滲ませるナンに、しゃがみ込んで抱き締める。落ち着かせようと背中を梳くが、まだナンナン何か言い続けている。
「ナン、いい加減におし」
振り向くと箒を持ったイザベラが、呆れながら立っていた。
「ナァン……」
「あんたも大概、過保護だわよ」
2人の会話を固唾を飲んで見守っていると、イザベラはひたとアルカを見つめた。
「いいかい、アルカちゃん。世の中にね、必要じゃないことなんてない。必要じゃないこと自体すら、必要なんだよ。過去も未来も必要なんだ、今を生きるのに」
ナンもアルカも、大人しくその言葉を聴いた。
「だから立ち止まったら、今を見なさい。今、あんたの足が立っている場所、手が持っているもの、目が見てるもの。それを見るんだ。いいかい、覚えておいて」
問答のような言葉に、全てを捉えきることは出来なかったが、アルカはしっかりと頷いた。
すっかりしょげたナンを抱き上げる。かなりの重さによろめいたが、何とか踏ん張った。
「大丈夫、俺、ちゃんとお前の所に帰ってくるから」
幼児のように抱っこして、背中をポンポンと叩いた。ナンは肩に顎と手を置いて小さく鳴いた。
「じゃあイザベラさん、ナン、行ってきます」
名残惜しく、熱いくらいの温もりをもう1度抱き締めてから、アルカはバブ・イルム任務へと出発した。
「……局長、見過ぎです」
「あっ、ごめんなさい」
歩きながらチラチラと視線が刺さって、辟易とする。
昨夜王都に戻り、別れ際に念入りに釘を刺しておいたが、何にも理解っていなかったらしい。
騒がれるような真似はするな、職場では必要以上に馴れ馴れしくするな、呼び捨て禁止と言い含めたが、この分だと早晩ボロが出そうだ。
「昨日から良く考えたんだけど」
内緒話をするようにレグルスが声を潜めて、顔を寄せて耳打ちして来た。
「職場では馴れ馴れしくするなってことは、プライベートならしていいってことだよね」
ほらな。何にも分かってねえ。職員たちが小声できゃーっと騒ぐのを聞きながら、頭の中で毒吐いた。
「えっ、ちゃんと分かってるよ。そういうことでしょ?」
口に出ていたらしい。チッと舌打ちして、アルカは無言で足を早めた。
「失礼します」
まだ何事か言っているレグルスに構わず、代表室の扉を叩いて入る。
「おう、休み明け忙しいとこ、悪いな」
ハンクは珍しくデスクに座って、難しい顔で腕を組んでいた。
「どうしました?ハンク」
「まぁた面倒事だぜ。再来週の連合ギルド総会に、サマルのギルド総裁が出席することになった」
「えっ、今からですか?警備は?再編するにも時間が……」
そこまで言って、アルカは口を噤んだ。レグルスも面倒臭そうな顔をしている。
「俺は勘の良いガキは好きだぜ」
「だから、俺の部下を口説かないでください!」
にっと笑ったハンクに、レグルスが噛み付いた。
再来週に年に1度の隣国との連合ギルド総会が、3日に渡り開催される。
レーヴァステイン王国と西の隣国ヘラン=サマル神聖王国とは同盟関係にあり、両国のギルドも連合を組んでいる。
その連合総会がバビルアジャフ地方の、西部最大の交易都市バブ・イルムで再来週開催される。
隣国との境界を有すネフディト砂漠入り口に位置するバブ・イルムは、ヘラン=サマルとの玄関口になる。
定期的にキャラバンが訪れ、隣国の冒険者の出入りも多い。
両国のギルドを連合とすることで、両国民の冒険者は犯罪歴審査と登録手続きをすれば、自由にどちらの国でも依頼を受けることが可能だ。
10年前に結ばれた約定は、互いの経済成長を支えて今に至る。
国同士非常に重要な会合なので、サマル側のギルド総裁である王太子アハトが来臨するのはまだ分かる。
「なんであのアホ共も、参加するんですか?」
歯に衣着せぬレグルスの物言いに、アルカも不謹慎ながら同意した。
レグルスは思いっ切り、眉間に皺を寄せている。
例の第2王子と愉快な仲間たちも総会に顔を出し、期間中は滞在するとのことだ。
先日のゴーレム事件から、情報室は第2王子一行への元々少なかった好感度が、ゼロになっている。
特にレグルスは、氷点下まで下がってしまっていた。
「知らん、先方が王子を出すと言うから、こちらも王子を出すんだと」
「何故、王太女殿下を差し置いて?」
「……まあ、担ぎ上げたい輩の思惑が通っちまったんだろ。結局、王はあのクソガキの方が可愛いんだろうさ」
確かに第2王子が何故、ああも奔放に振る舞えるかというと、正妃よりも寵愛を一身に受ける側妃の後ろ盾が大きい。
正妃と側妃のどちらが、王宮で権勢を誇っているかと言えば、側妃の方がやや優勢な状態だ。
「俺らを巻き込まないで、勝手にやってくれという話です」
「全く正論だが、両国の王族がそろうなら、もう1回警備態勢を見直さなきゃならん。という訳で今回は情報室員は、全員参加に変更。あとはお前たちで、人員配置を計画してくれ」
「せめて先月から言ってくれれば……」
アルカが思わずボヤくと、ハンクは片眉を上げた。
「逆に言えば、今日まで言えなかったということだ。……どうにもきな臭ぇぜ」
「……ふむ。十中八九誘ってますね」
「だよなあ……。自分の国でやってくれっつーに」
2人の会話に同意する。おそらくサマル王太子は暗殺の危機にあるのだ。
それをこの地で解決しようとしている。いや、本当、巻き込むな。
「アルカ、そういう訳だから、お前にはそっちの対応を頼む」
「はい。承知しました」
アルカは身を引き締めて返事をした。対暗殺の要人警護なら、アルカの得意分野である。
ただ、あちらの思惑を考えると、多少厄介かも知れない。
アルカとレグルスは急ぎ計画の再編すべく、部屋を退出した。
深夜家に帰り着いて寝支度を済ませてから、ベッドに寝転がって手帳を捲る。
バブ・イルムの名を探していくと、一匹狼ユセフのイベントで見つかった。
アンチヒーローとして中々大きなイベントで、やっぱりサマル王太子の暗殺に絡んで、黒幕を王子一行が見つけると記載していた。
なるほどそちらは、アルカが気にする必要もなく、勝手によろしくやってくれるらしい。
とは言え、サマル王太子が万が一にも暗殺されると、戦争すら引き起こしかねない。
アルカの仕事は徹底して、暗殺の危険を陰で潰すことと定めた。
それにしても、レイは一体何を考えているのだろう。色々なイベントを起こしているような気がする。
シナリオはもうめちゃくちゃだろうが、とにかく様々なキャラのイベントだけはこなしている。
もしかしてゲームには無いが、ハーレムエンドでも狙っているのだろうか。
欲を煮詰めたような、どろどろしたレイの笑顔を思い出す。
またレグルスに絡まないと良いが。手帳を放り投げて、目を瞑って開いて、寝返りを打つ。
レグルスを思い出した瞬間、ここにあの腕が無いことを思い知る。
冷たいシーツに、あの熱を、匂いを探してしまう。
たった1日離れただけなのに、もう求めてしまう。
あの7日間が特別だっただけなのに、まるで元々持っていたかのように手放し難い。
弁えるべきだ。きっと2人とも直ぐに忙殺されて、あっと言う間に遠ざかっていくだろう。
欲張るな。もらった言葉だけ大事に抱えて、生きていけばいいだけなのだ。
例え一時の気の迷いだって、あの言葉が在れば良い。
自分には過ぎた言葉だったが、あの言葉を思い出せば、きっと独りで立ち続けられる。
中々訪れてはくれない眠りを待ち侘びながら、アルカはその身を丸めた。
アルカの予想通り総会まで忙殺され、あっと言う間に出立の日となった。
何とか警護計画も納得できるものになった。
やや寝不足の疲れた身体で、アパートメントの階段を下りると、ナンがエントランスをうろうろしていた。
「ナン、どうした?大丈夫か?」
いつになく落ち着かない様子に慌てて近づくと、ナンはずっと鳴きながら、アルカの足元を遮り付きまとう。
「また何かあるって?」
「ナンナンナン、ナァン……」
悲しげな焦燥を滲ませるナンに、しゃがみ込んで抱き締める。落ち着かせようと背中を梳くが、まだナンナン何か言い続けている。
「ナン、いい加減におし」
振り向くと箒を持ったイザベラが、呆れながら立っていた。
「ナァン……」
「あんたも大概、過保護だわよ」
2人の会話を固唾を飲んで見守っていると、イザベラはひたとアルカを見つめた。
「いいかい、アルカちゃん。世の中にね、必要じゃないことなんてない。必要じゃないこと自体すら、必要なんだよ。過去も未来も必要なんだ、今を生きるのに」
ナンもアルカも、大人しくその言葉を聴いた。
「だから立ち止まったら、今を見なさい。今、あんたの足が立っている場所、手が持っているもの、目が見てるもの。それを見るんだ。いいかい、覚えておいて」
問答のような言葉に、全てを捉えきることは出来なかったが、アルカはしっかりと頷いた。
すっかりしょげたナンを抱き上げる。かなりの重さによろめいたが、何とか踏ん張った。
「大丈夫、俺、ちゃんとお前の所に帰ってくるから」
幼児のように抱っこして、背中をポンポンと叩いた。ナンは肩に顎と手を置いて小さく鳴いた。
「じゃあイザベラさん、ナン、行ってきます」
名残惜しく、熱いくらいの温もりをもう1度抱き締めてから、アルカはバブ・イルム任務へと出発した。
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