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夏の章 砂漠編
36 旧市街
ウルクと手筈通り合流したアルカは、かなり悩んだが予定通り旧市街へ、一先ず向かうことにした。
アルカは既に挑発を受けている。のこのこと本拠地に足を踏み入れたら、藪蛇になりそうだ。
だが、カードはたくさん持っていた方が、有利になる。増してあの格上を相手にするなら、尚の事。
ウルクと共に闇に紛れ、隠密で旧市街を慎重に進んでいく。
よく裏取引が行われる一帯に、深く潜れば潜る程、街の様相は荒れていく。
縦横に重なり乱立する土壁の家に囲われた路地裏は、日中の熱が留まったまま膿んで滞留し、饐えた匂いがどこからとも無く漂って来る。
「ここです」
ウルクが、とある家の前で止まった。
何の変哲も無い民家のようだが、扉を開けると地下へ続く細い階段がある。
ウルクは躊躇無く階段を下り、その先にある小さな扉を潜った。
「よう、オッサン」
薄暗い狭い部屋の中に、小さなカウンターと古ぼけた椅子が数脚。バーにしても寂れ切って、営業している気配すら無い。
カウンターの隅からすっと出てきた男は、全身を覆うガウンを纏い、隈の濃い目元以外は隠していた。
「久し振りだな、坊主」
オッサンと呼ばれた男は、意外にも気安い声でウルクに応じた。
「頼んでた情報くれ」
「相変わらず、人使いの荒い家だよ」
男は掛けるよう促した。ギシリと軋むスツールに座ると、ウルクが実家が懇意にしている情報屋だと説明した。
「今回は高いぞ。かなりヤバイ話だったから」
「大丈夫大丈夫、後でギルドに経費請求するから、取り敢えずこれ前金ね。足りない分はウチに請求しておいて」
ウルクはごとりと音のする金の袋を、カウンターに置いた。情報屋は、中身を確かめると頷いた。
「早速だが、最近街に入り込んだのは、サマルの暗殺ギルドの野郎たちだ。手引きしたのはシャキイフ商会だ」
「てことは、西地区が拠点か?」
「ああ、シャキイフの奴らの根城の、地下街に出入りするのを見た」
「分かった、ありがとう」
「坊主、気を付けろよ。あいつら、サマルじゃ名の知れた凄腕だ。特に今回は、首領も来てるって話だぜ」
「うん、何かの時は、よろしくぅ」
「高くつくぜ」
軽口を叩いて、話は終わりとなった。ウルクが席を立つのに合わせて、アルカも後を追う。
「シャキイフ商会ですが、表じゃ細々やってんですが、裏でヤバいこと手広くやってるんすよ」
路地裏を歩きながら、ウルクが切り出した。
「人身売買に違法娼館、魔石密輸なんかが主かな。それがこのタイミングで、サマルの暗殺ギルドを手引きしたんなら、間違いなく黒幕と繋がってますねぇ」
「王太子を廃したい程の有力者と、繋がってるのか。厄介な商会だな」
最もらしい返答をしたが、犯人と動機だけなら知っているのだ。
それを証明しない限り、アルカは何も言えない。だが、今回の情報があれば最悪の場合、利用出来るだろう。
「先に手を回してくれていて、ありがとうな。局長も2人のこと褒めてたぞ」
ポンと高い位置にある肩を叩くと、ウルクはむずむずした後、堪えきれぬ子供のように嬉しそうに笑った。
「へへ、褒められた」
チャラチャラとピアスを鳴らして、ウルクが弾みながら歩く。全く可愛い部下である。
「あと情報屋の経費は、よろしくお願いしまぁす!ついでに~、ご褒美にカジノに連れてってくださぁ~い」
前言撤回、直ぐに調子に乗る部下である。
2日目、襲撃が本格的になり、アルカ班は1日かなり忙しかった。
ギルド本部での夜の会食まで襲撃は引っ切り無しで、アルカも何度か会敵していた。
1度は移動中の場所に向け、近距離で爆発魔法を使われそうになって危なかった。
ジョエルの張った結界と、ウルクの連携で事なきを得た。
また、市内での騒ぎや小火が数件、経路上で起き、陽動と思われる騒動に奔走した。
ヒールと強化を駆使して3人で1日対処に奮闘したが、神経が擦り減った1日であった。
少し遅れて定時報告に向かうと、レグルスは既に待ち合わせ場所で待っていた。
「お疲れ様です。……疲れてる?」
「多少。今日は、ほぼ1日捌いていました。明日の最終日は、かなり激化する可能性が有ります」
ウルクの掴んだ情報を共有すると、レグルスは暫し考え込んだ。
明日の夜にパーティー会場に潜り込んだ、暗殺者が事を起こす。
第2王子一行とサマル王太子は一緒に行動をしているから、明日もシナリオ通りに進む筈だ。
「……その、少し困ったことになりました」
レグルスが逡巡しながら、言葉を選びながら口を開いた。常に無い様子に首を傾げる。何かロクでも無いことらしい。
「君に呼び出しがかかってます」
「誰からです?」
堪えるように、レグルスの眉が寄せられた。
「今は言えないです。今日の深夜迎えに行きます」
そんなの1つしか、答えがないじゃないか。本当にロクでも無いことだった。
昨夜のように逢瀬を楽しむ余裕も無く、アルカは途方に暮れながら解散して、残りの任務に当たった。
パーティーが終わり貴人たちがホテルに戻ったのを見届けて、アルカ班も宿舎へ帰投となる。
手短にシャワーを浴びて軽い食事を取り、仮眠を取りながらレグルスを待つことにした。
暫く浅い眠りに身を委ねていると、部屋が控え目にノックされた。
ホテルマンかと思いドアを開けると、そこに立っていたのはレグルスだった。
「局ちょ」
言い終わらぬ内に、部屋に滑り込んだレグルスに抱き寄せられる。
「セクハラしてる場合じゃないだろ、呼び出しされてんでしょ」
大きな身体で縋るようにきつく抱き締められ、背中をポンポンして宥める。
「少しだけ魔力入れていい?」
「マーキング残ったら、明日部下に、何て言えば良いと思ってんの?任務中なんだよ?」
するりと絡められた指から逃れると、レグルスは焦った顔をした。
「今、連れてくのに、跡残したいの!」
「ハァ?それこそ意味分からん」
肩に額をグリグリ擦り付けられ、まるで子供の駄々みたいだ。しょうがなく頭を撫でると、レグルスは渋々身を離した。
自分で突き放した癖に、何故か傷ついた気持ちになる。
「アルカ、そんな瞳するのはズルい」
「……別に、ズルいって言われても……」
「俺のこと弄んでる、ねぇ?……勘違いしそうになる」
「な、人聞き悪いこと言うなよ。大体弄んでるのは」
これ以上は問答無用とばかりに、唇を塞がれた。
一瞬で魔力が流れ込んで、背中が震えた。血流のように身の内を巡るのは、圧倒的な歓喜だ。
レグルスを全身で感じる。
夢にまで見た温もりと匂いが、穴の開いた身体の空洞を満たしていく。
絡んでいた舌が、水音を立てて離れた。レグルスの蕩けた瞳に映るのは、同じく蕩けた顔の自分だ。
「……このまま、すっぽかそう」
「上司の癖に悪いこと言うな」
2人は乱れた息を整えながら部屋を出て、目的地まで急いだ。
目的地は新市街の接待によく使われる、高級歓楽街だった。
高級なバーや、娼館、賭場が建ち並び、色の付いた多数の魔石ランプが妖しく光り、色めき立った人々がそぞろに歩いている。
目に喧しい不夜城の光に、居心地悪くレグルスと黙って歩く。
程なく奥まった場所にある高級娼館に着いた。
ここは娼館と言っても社交倶楽部に近く、キャストを侍らせ酒を飲み、希望すれば朝まで過ごせる仕組みらしい。
団体利用も酒だけの利用も問題が無いため、貴人たちの接待を兼ねた会合にも使われるそうだ。
レグルスを認めると、黒服が恭しく重い両開きの扉を開いた。
踏み入った中はかなり広く、重厚なソファにシャンデリア、ピアノと生演奏用の舞台、噴水まであった。
落とされた照明にシャンデリアが輝き、店は満員で思い思いに盛り上がっている。
席の間には葉の大きい観葉植物や、淡い色の薄布が吊るされていて、開放的なのに何処か秘した雰囲気も漂っている。
焚きしめられた香の匂いも相まって、淫靡さも感じられた。
初めて入った高級娼館に物珍しく、辺りを観察しながら黒服に着いていくと、フロアの奥まった空間に案内された。
ちょうど噴水の影で、他とは違う何重にも重ねられたオーガンジーの天幕から貴賓席だと判った。
「失礼致します。お客様のご到着です」
黒服が最敬礼をし、薄布の向こうの人物が鷹揚に手を上げると、恭しく布の入り口が持ち上げられた。
「呼び出しご苦労、歓迎しよう」
最奥のソファに座った人物、ヘラン=サマル神聖王国が王太子アハトが、ゆるりと煙管から煙を吐いた。
アルカは既に挑発を受けている。のこのこと本拠地に足を踏み入れたら、藪蛇になりそうだ。
だが、カードはたくさん持っていた方が、有利になる。増してあの格上を相手にするなら、尚の事。
ウルクと共に闇に紛れ、隠密で旧市街を慎重に進んでいく。
よく裏取引が行われる一帯に、深く潜れば潜る程、街の様相は荒れていく。
縦横に重なり乱立する土壁の家に囲われた路地裏は、日中の熱が留まったまま膿んで滞留し、饐えた匂いがどこからとも無く漂って来る。
「ここです」
ウルクが、とある家の前で止まった。
何の変哲も無い民家のようだが、扉を開けると地下へ続く細い階段がある。
ウルクは躊躇無く階段を下り、その先にある小さな扉を潜った。
「よう、オッサン」
薄暗い狭い部屋の中に、小さなカウンターと古ぼけた椅子が数脚。バーにしても寂れ切って、営業している気配すら無い。
カウンターの隅からすっと出てきた男は、全身を覆うガウンを纏い、隈の濃い目元以外は隠していた。
「久し振りだな、坊主」
オッサンと呼ばれた男は、意外にも気安い声でウルクに応じた。
「頼んでた情報くれ」
「相変わらず、人使いの荒い家だよ」
男は掛けるよう促した。ギシリと軋むスツールに座ると、ウルクが実家が懇意にしている情報屋だと説明した。
「今回は高いぞ。かなりヤバイ話だったから」
「大丈夫大丈夫、後でギルドに経費請求するから、取り敢えずこれ前金ね。足りない分はウチに請求しておいて」
ウルクはごとりと音のする金の袋を、カウンターに置いた。情報屋は、中身を確かめると頷いた。
「早速だが、最近街に入り込んだのは、サマルの暗殺ギルドの野郎たちだ。手引きしたのはシャキイフ商会だ」
「てことは、西地区が拠点か?」
「ああ、シャキイフの奴らの根城の、地下街に出入りするのを見た」
「分かった、ありがとう」
「坊主、気を付けろよ。あいつら、サマルじゃ名の知れた凄腕だ。特に今回は、首領も来てるって話だぜ」
「うん、何かの時は、よろしくぅ」
「高くつくぜ」
軽口を叩いて、話は終わりとなった。ウルクが席を立つのに合わせて、アルカも後を追う。
「シャキイフ商会ですが、表じゃ細々やってんですが、裏でヤバいこと手広くやってるんすよ」
路地裏を歩きながら、ウルクが切り出した。
「人身売買に違法娼館、魔石密輸なんかが主かな。それがこのタイミングで、サマルの暗殺ギルドを手引きしたんなら、間違いなく黒幕と繋がってますねぇ」
「王太子を廃したい程の有力者と、繋がってるのか。厄介な商会だな」
最もらしい返答をしたが、犯人と動機だけなら知っているのだ。
それを証明しない限り、アルカは何も言えない。だが、今回の情報があれば最悪の場合、利用出来るだろう。
「先に手を回してくれていて、ありがとうな。局長も2人のこと褒めてたぞ」
ポンと高い位置にある肩を叩くと、ウルクはむずむずした後、堪えきれぬ子供のように嬉しそうに笑った。
「へへ、褒められた」
チャラチャラとピアスを鳴らして、ウルクが弾みながら歩く。全く可愛い部下である。
「あと情報屋の経費は、よろしくお願いしまぁす!ついでに~、ご褒美にカジノに連れてってくださぁ~い」
前言撤回、直ぐに調子に乗る部下である。
2日目、襲撃が本格的になり、アルカ班は1日かなり忙しかった。
ギルド本部での夜の会食まで襲撃は引っ切り無しで、アルカも何度か会敵していた。
1度は移動中の場所に向け、近距離で爆発魔法を使われそうになって危なかった。
ジョエルの張った結界と、ウルクの連携で事なきを得た。
また、市内での騒ぎや小火が数件、経路上で起き、陽動と思われる騒動に奔走した。
ヒールと強化を駆使して3人で1日対処に奮闘したが、神経が擦り減った1日であった。
少し遅れて定時報告に向かうと、レグルスは既に待ち合わせ場所で待っていた。
「お疲れ様です。……疲れてる?」
「多少。今日は、ほぼ1日捌いていました。明日の最終日は、かなり激化する可能性が有ります」
ウルクの掴んだ情報を共有すると、レグルスは暫し考え込んだ。
明日の夜にパーティー会場に潜り込んだ、暗殺者が事を起こす。
第2王子一行とサマル王太子は一緒に行動をしているから、明日もシナリオ通りに進む筈だ。
「……その、少し困ったことになりました」
レグルスが逡巡しながら、言葉を選びながら口を開いた。常に無い様子に首を傾げる。何かロクでも無いことらしい。
「君に呼び出しがかかってます」
「誰からです?」
堪えるように、レグルスの眉が寄せられた。
「今は言えないです。今日の深夜迎えに行きます」
そんなの1つしか、答えがないじゃないか。本当にロクでも無いことだった。
昨夜のように逢瀬を楽しむ余裕も無く、アルカは途方に暮れながら解散して、残りの任務に当たった。
パーティーが終わり貴人たちがホテルに戻ったのを見届けて、アルカ班も宿舎へ帰投となる。
手短にシャワーを浴びて軽い食事を取り、仮眠を取りながらレグルスを待つことにした。
暫く浅い眠りに身を委ねていると、部屋が控え目にノックされた。
ホテルマンかと思いドアを開けると、そこに立っていたのはレグルスだった。
「局ちょ」
言い終わらぬ内に、部屋に滑り込んだレグルスに抱き寄せられる。
「セクハラしてる場合じゃないだろ、呼び出しされてんでしょ」
大きな身体で縋るようにきつく抱き締められ、背中をポンポンして宥める。
「少しだけ魔力入れていい?」
「マーキング残ったら、明日部下に、何て言えば良いと思ってんの?任務中なんだよ?」
するりと絡められた指から逃れると、レグルスは焦った顔をした。
「今、連れてくのに、跡残したいの!」
「ハァ?それこそ意味分からん」
肩に額をグリグリ擦り付けられ、まるで子供の駄々みたいだ。しょうがなく頭を撫でると、レグルスは渋々身を離した。
自分で突き放した癖に、何故か傷ついた気持ちになる。
「アルカ、そんな瞳するのはズルい」
「……別に、ズルいって言われても……」
「俺のこと弄んでる、ねぇ?……勘違いしそうになる」
「な、人聞き悪いこと言うなよ。大体弄んでるのは」
これ以上は問答無用とばかりに、唇を塞がれた。
一瞬で魔力が流れ込んで、背中が震えた。血流のように身の内を巡るのは、圧倒的な歓喜だ。
レグルスを全身で感じる。
夢にまで見た温もりと匂いが、穴の開いた身体の空洞を満たしていく。
絡んでいた舌が、水音を立てて離れた。レグルスの蕩けた瞳に映るのは、同じく蕩けた顔の自分だ。
「……このまま、すっぽかそう」
「上司の癖に悪いこと言うな」
2人は乱れた息を整えながら部屋を出て、目的地まで急いだ。
目的地は新市街の接待によく使われる、高級歓楽街だった。
高級なバーや、娼館、賭場が建ち並び、色の付いた多数の魔石ランプが妖しく光り、色めき立った人々がそぞろに歩いている。
目に喧しい不夜城の光に、居心地悪くレグルスと黙って歩く。
程なく奥まった場所にある高級娼館に着いた。
ここは娼館と言っても社交倶楽部に近く、キャストを侍らせ酒を飲み、希望すれば朝まで過ごせる仕組みらしい。
団体利用も酒だけの利用も問題が無いため、貴人たちの接待を兼ねた会合にも使われるそうだ。
レグルスを認めると、黒服が恭しく重い両開きの扉を開いた。
踏み入った中はかなり広く、重厚なソファにシャンデリア、ピアノと生演奏用の舞台、噴水まであった。
落とされた照明にシャンデリアが輝き、店は満員で思い思いに盛り上がっている。
席の間には葉の大きい観葉植物や、淡い色の薄布が吊るされていて、開放的なのに何処か秘した雰囲気も漂っている。
焚きしめられた香の匂いも相まって、淫靡さも感じられた。
初めて入った高級娼館に物珍しく、辺りを観察しながら黒服に着いていくと、フロアの奥まった空間に案内された。
ちょうど噴水の影で、他とは違う何重にも重ねられたオーガンジーの天幕から貴賓席だと判った。
「失礼致します。お客様のご到着です」
黒服が最敬礼をし、薄布の向こうの人物が鷹揚に手を上げると、恭しく布の入り口が持ち上げられた。
「呼び出しご苦労、歓迎しよう」
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