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夏の章 バカンス編
43 幼馴染
ジョエルとウルクに泳ぎに誘われたアルカだったが、丁重に辞退して、ホテル備え付けのプールの1つに向かった。
ホテルは広大な敷地を有していて、テスタの森を思わせるほど豊富な南国の植物が植えられている。その隙間を縫うような通路を辿る。
ホテルのプールは大きな水路で繋がり、泳いで巡ることも可能だ。
水路を辿ればスパにも繋がっているという案内だったので、後で行っても良いかも知れない。
プールの中にバーが併設された、大きなプールに着く。左右を森に囲まれ、正面には浜辺という何とも贅沢な造りだ。
プールサイドには多くは無いが、のんびり過ごしたい人が思い思いに寛いでいた。
アルカも木陰に設置された、一組のパラソルチェアに座る。履いていたサンダルを放り脱いで、チェアに寝そべった。
今日は完全オフを決め込もうと、面倒な装備は全部部屋に置いて来た。
サンダルと膝までのハーフパンツに、薄手のシャツ1枚とラフなもんである。
熱い風がさわさわと頭上のヤシの葉を揺らし、白いパラソルに落ちる影を揺らした。
疲れた。ぼんやりと影の動きを黙って見つめる。
最近は前にも増して、よく眠れていない。それに反比例して、仕事は増やしている。
余計なことを考えないよう、くたびれ切っていれば直ぐに眠れると思ったが、徒に体力が奪われているだけだ。
結局ヒールと睡眠魔法で、強制的に何とか回復しているが、連続し過ぎているせいで、効きが悪くなって来ている。
潮風が前髪を揺らし、陽射しが気怠い。
遠くに聴こえる潮騒や人々の声、葉擦れの音に、目蓋を閉じて裏側で踊る影を見ている内に、眠気が訪れる。
久し振りの眠気は、半刻も経たぬ内に破られた。
目だけ動かして確認すると、隣にジークが座っていた。間のドリンクホルダーに2つ、汗をかいたグラスが置いてある。
起きたことに何を言うでもなく、視線すら寄越さずにジークは雑誌を捲っていた。
「起こすなよ」
寝転がったまま、掠れた声で文句を言う。
「勝手に起きたんだろ。寝たきゃ寝てろ」
「気配がうるさいんだ、気配が。どっか行けよ」
怠い手でドリンクを取り、横着して寝たまま、紙ストローでジュースを吸う。
果実がたくさん入っているようで、濃厚で美味いが、今のアルカには何が何だと味わう気力は無い。
「人の買ってきたもん飲んどいてよく言う」
「迷惑料だよ」
わざと音を立てて吸うと、顔を顰めたジークが咎める視線を寄越して来た。
「お前、あの部屋割りなんだよ」
「特に希望無かっただろ、お前」
「だからって何でウルクなんだ。アイツ、四六時中喋りっぱなしなんだぜ」
「楽しく過ごせて良かったじゃん」
薄く笑うと、ジークは眉間の皺を深くする。
「そんなに嫌かよ、俺と同じ部屋」
「嫌だね」
「なんで」
「お前と話したくねーから」
流石にジークが、むっと口を噤んだ。
「お前、俺になら何言ってもいいと思ってんだろ」
「うん」
隣から大きな溜息が聞こえた。
「もうお前なんか知らね」
ジークも雑誌を放り投げて椅子に寝転がる。
「はぁ?じゃあ別のとこ行けよ」
「知らん。お前が行け」
「最初に、ここに居たの俺だし」
「そもそもここは、お前の土地じゃねーし」
完全に眠気が飛んだアルカは、むくりと起き上がった。昼飯を取っていないことを自覚して、腹の虫が騒いでいる。
「やっぱ俺が行くわ」
「は?何処に?」
「何処だっていいだろ、付いてくんなよ」
アルカが立ち上がると、ジークも立ち上がった。歩き出すと、直ぐ隣をジークも歩き出す。
「付いてくんなって言ってんだろ」
「俺もこっちに用がある」
「絶対嘘だろ」
「自意識過剰」
バチバチと静かにやり合いながら、結局2人でビーチに併設されているレストランの同じテーブルに座る。
茅葺きの屋根で壁はなく、開放感があってのんびりした雰囲気だが、2人だけが睨み合っている。
「俺、飯食うんだけど」
「俺も飯食う用がある。すみません、コレ、とこっちも下さい」
「あっちに座れよ。あ、俺はコレとコレで」
にこにこと感じの良い中年のホテルスタッフが、注文を聞いて直ぐにオープンキッチンへ伝える。
「オーダー真似すんじゃねーよ。あのシャツ良くないか?」
ジークが目で追ってるのは、スタッフが着ているパキィーア群島の伝統模様が現代風にアレンジされた南国風シャツだ。
「お前こそ自意識過剰だろ。ホテルの近くの服屋に売ってるらしいけど、クソ高いって」
器用に罵倒を混ぜながら、結局2人で食事を取る。
「おい、ジーク、人の肉取るんじゃねー。ぶっ飛ばすぞ」
「あ?俺が頼んだやつだろ、コレ」
「あ?お前の方が多く食ってるだろ」
アルカが狙っていた大皿の最後の鳥足肉の煮込みに、先に箸をつけたジークとまた一触即発の空気になる。
「やるか?」
「上等だよ」
ジークが挑発の笑みを浮かべ、アルカの目にも殺気が宿る。
「恨みっこなしな!」
「じゃんけん!」
ポン、と2人ともグーを出した。そのまま、しゅばばとじゃんけんを繰り広げる。
殺気立った高速じゃんけんに、近くをうろついていた小鳥が走って逃げて行った。
「ははは!俺の勝ちぃ!お前、ほんとーにじゃんけんよぇー、バーカバーカ!」
「ぐ、クソぉ……、何で俺はいっつもアルカに勝てねーんだ……」
「ジーク君は、ほんとここ1番で弱いよねぇー、いつもありがとうねぇー」
遠慮なく鳥足を掻っ攫って齧りつく。勝利の味だ。美味い。
寮生時代から学食や夕食は凄まじい争奪戦で、常に腹を減らした若者たちは、毎日死力を尽くして闘っていた。
そう、じゃんけんで。
アルカとジークもよく勝ち上がり、何度も決勝で戦っている。
共に子供の頃から、これだけは互いに負けられない闘いなのだ。
2人の間にある、絶対に譲れない長年の闘いだ。
「え、やば、アルカさんにもこんな一面あるんだ」
「あっ、すみませんすみません、来いウルク!これ学園名物だから!」
部下2人の声に凍り付く。ついここが何処だか、忘れていた。
一連を目撃していた、通りすがりのジョエルとウルクがそそくさと逃げて行く。
ジークと居るとつい学生時代に戻ってしまうが、戻り過ぎた。頭を抱えながら、ジークを睨む。
「ジークのせいで大恥かいた。どうしてくれんだ、俺は冷静沈着で通ってんのに……!」
「は?アルカが乗ってきたんだろ、つうかお前が冷静沈着とか笑わせるわ」
ジークが冷笑して、自分の飯をかき込む。
「どうしよ、他の奴らにも見られてたら死ぬ……」
「そんぐらいで死なねーわ。それより食わねぇんだったら、もらうけど、それ」
「あ?食うに決まってんだろ」
羞恥に悶えながらも、アルカは意地汚く戦利品を手放さなかった。
食事を終え、夕食までまだ暫くあるため、アルカは浜に出た。
しかし、陽射しが強過ぎて、幾つも並んでいるパラソルチェアに引っ込む。パラソルは深い青色で、白砂との対比が美しい。
素足で白砂を触ってみたが火傷しそうに暑く、直ぐにチェアの上に引っ込めた。
「やることがなんもねー……」
隣に寝転がったジークが、目を閉じながら呟いた。やはり暇なせいで、こうも後を付いてくるのか。
「そんな暇なら、王子の護衛に行ってくれよ」
「冗談じゃねー、俺は忙しいんだよ」
「今、やることねーって、言ったばかりだろうが」
呆れて手慰みに触っていた、拾った小さな貝殻を投げ付ける。
「あ、貝でも採って来るかな」
「いや、ホテルに怒られんだろ。私有地だし」
「は~、んじゃ、やっぱやることねーわ」
ざざざと寄せて還る波が、白く泡立ち消えていく。波打ち際を小蟹が歩いて行った。
対岸の大小様々の群島の青々とした緑が太陽を照り返し、薄青の空が何処までも広がる。
「後で群島まで遠泳勝負、しようぜ……」
間延びしたジークの声が聞こえて、それから直ぐにすうすうと深い寝息が聞こえてくる。
微かに口を開けて、いつも皺の寄ってる眉間は穏やかだ。
子供の頃から全然変わらない寝顔だ。後で鼻でも摘んでやろう。
アルカも寝転がって目を閉じる。何も考えたくない。
あの頃に戻ってやり直したら、もう少しまともになるだろうか。
起点に戻るなら、何処まで戻ればいい?
学生時代、それとも学園入学前?
冗談じゃない。もう1度やり直すなんて、本気で願い下げだ。
またあんなに、嫌な思いをしなければいけないのか。
でもこのままでも、何処にも行けやしないんだよな。もう何にも耐えられそうにない。
美しい景色を見ても、アルカの心はちっとも晴れやしなかった。
ホテルは広大な敷地を有していて、テスタの森を思わせるほど豊富な南国の植物が植えられている。その隙間を縫うような通路を辿る。
ホテルのプールは大きな水路で繋がり、泳いで巡ることも可能だ。
水路を辿ればスパにも繋がっているという案内だったので、後で行っても良いかも知れない。
プールの中にバーが併設された、大きなプールに着く。左右を森に囲まれ、正面には浜辺という何とも贅沢な造りだ。
プールサイドには多くは無いが、のんびり過ごしたい人が思い思いに寛いでいた。
アルカも木陰に設置された、一組のパラソルチェアに座る。履いていたサンダルを放り脱いで、チェアに寝そべった。
今日は完全オフを決め込もうと、面倒な装備は全部部屋に置いて来た。
サンダルと膝までのハーフパンツに、薄手のシャツ1枚とラフなもんである。
熱い風がさわさわと頭上のヤシの葉を揺らし、白いパラソルに落ちる影を揺らした。
疲れた。ぼんやりと影の動きを黙って見つめる。
最近は前にも増して、よく眠れていない。それに反比例して、仕事は増やしている。
余計なことを考えないよう、くたびれ切っていれば直ぐに眠れると思ったが、徒に体力が奪われているだけだ。
結局ヒールと睡眠魔法で、強制的に何とか回復しているが、連続し過ぎているせいで、効きが悪くなって来ている。
潮風が前髪を揺らし、陽射しが気怠い。
遠くに聴こえる潮騒や人々の声、葉擦れの音に、目蓋を閉じて裏側で踊る影を見ている内に、眠気が訪れる。
久し振りの眠気は、半刻も経たぬ内に破られた。
目だけ動かして確認すると、隣にジークが座っていた。間のドリンクホルダーに2つ、汗をかいたグラスが置いてある。
起きたことに何を言うでもなく、視線すら寄越さずにジークは雑誌を捲っていた。
「起こすなよ」
寝転がったまま、掠れた声で文句を言う。
「勝手に起きたんだろ。寝たきゃ寝てろ」
「気配がうるさいんだ、気配が。どっか行けよ」
怠い手でドリンクを取り、横着して寝たまま、紙ストローでジュースを吸う。
果実がたくさん入っているようで、濃厚で美味いが、今のアルカには何が何だと味わう気力は無い。
「人の買ってきたもん飲んどいてよく言う」
「迷惑料だよ」
わざと音を立てて吸うと、顔を顰めたジークが咎める視線を寄越して来た。
「お前、あの部屋割りなんだよ」
「特に希望無かっただろ、お前」
「だからって何でウルクなんだ。アイツ、四六時中喋りっぱなしなんだぜ」
「楽しく過ごせて良かったじゃん」
薄く笑うと、ジークは眉間の皺を深くする。
「そんなに嫌かよ、俺と同じ部屋」
「嫌だね」
「なんで」
「お前と話したくねーから」
流石にジークが、むっと口を噤んだ。
「お前、俺になら何言ってもいいと思ってんだろ」
「うん」
隣から大きな溜息が聞こえた。
「もうお前なんか知らね」
ジークも雑誌を放り投げて椅子に寝転がる。
「はぁ?じゃあ別のとこ行けよ」
「知らん。お前が行け」
「最初に、ここに居たの俺だし」
「そもそもここは、お前の土地じゃねーし」
完全に眠気が飛んだアルカは、むくりと起き上がった。昼飯を取っていないことを自覚して、腹の虫が騒いでいる。
「やっぱ俺が行くわ」
「は?何処に?」
「何処だっていいだろ、付いてくんなよ」
アルカが立ち上がると、ジークも立ち上がった。歩き出すと、直ぐ隣をジークも歩き出す。
「付いてくんなって言ってんだろ」
「俺もこっちに用がある」
「絶対嘘だろ」
「自意識過剰」
バチバチと静かにやり合いながら、結局2人でビーチに併設されているレストランの同じテーブルに座る。
茅葺きの屋根で壁はなく、開放感があってのんびりした雰囲気だが、2人だけが睨み合っている。
「俺、飯食うんだけど」
「俺も飯食う用がある。すみません、コレ、とこっちも下さい」
「あっちに座れよ。あ、俺はコレとコレで」
にこにこと感じの良い中年のホテルスタッフが、注文を聞いて直ぐにオープンキッチンへ伝える。
「オーダー真似すんじゃねーよ。あのシャツ良くないか?」
ジークが目で追ってるのは、スタッフが着ているパキィーア群島の伝統模様が現代風にアレンジされた南国風シャツだ。
「お前こそ自意識過剰だろ。ホテルの近くの服屋に売ってるらしいけど、クソ高いって」
器用に罵倒を混ぜながら、結局2人で食事を取る。
「おい、ジーク、人の肉取るんじゃねー。ぶっ飛ばすぞ」
「あ?俺が頼んだやつだろ、コレ」
「あ?お前の方が多く食ってるだろ」
アルカが狙っていた大皿の最後の鳥足肉の煮込みに、先に箸をつけたジークとまた一触即発の空気になる。
「やるか?」
「上等だよ」
ジークが挑発の笑みを浮かべ、アルカの目にも殺気が宿る。
「恨みっこなしな!」
「じゃんけん!」
ポン、と2人ともグーを出した。そのまま、しゅばばとじゃんけんを繰り広げる。
殺気立った高速じゃんけんに、近くをうろついていた小鳥が走って逃げて行った。
「ははは!俺の勝ちぃ!お前、ほんとーにじゃんけんよぇー、バーカバーカ!」
「ぐ、クソぉ……、何で俺はいっつもアルカに勝てねーんだ……」
「ジーク君は、ほんとここ1番で弱いよねぇー、いつもありがとうねぇー」
遠慮なく鳥足を掻っ攫って齧りつく。勝利の味だ。美味い。
寮生時代から学食や夕食は凄まじい争奪戦で、常に腹を減らした若者たちは、毎日死力を尽くして闘っていた。
そう、じゃんけんで。
アルカとジークもよく勝ち上がり、何度も決勝で戦っている。
共に子供の頃から、これだけは互いに負けられない闘いなのだ。
2人の間にある、絶対に譲れない長年の闘いだ。
「え、やば、アルカさんにもこんな一面あるんだ」
「あっ、すみませんすみません、来いウルク!これ学園名物だから!」
部下2人の声に凍り付く。ついここが何処だか、忘れていた。
一連を目撃していた、通りすがりのジョエルとウルクがそそくさと逃げて行く。
ジークと居るとつい学生時代に戻ってしまうが、戻り過ぎた。頭を抱えながら、ジークを睨む。
「ジークのせいで大恥かいた。どうしてくれんだ、俺は冷静沈着で通ってんのに……!」
「は?アルカが乗ってきたんだろ、つうかお前が冷静沈着とか笑わせるわ」
ジークが冷笑して、自分の飯をかき込む。
「どうしよ、他の奴らにも見られてたら死ぬ……」
「そんぐらいで死なねーわ。それより食わねぇんだったら、もらうけど、それ」
「あ?食うに決まってんだろ」
羞恥に悶えながらも、アルカは意地汚く戦利品を手放さなかった。
食事を終え、夕食までまだ暫くあるため、アルカは浜に出た。
しかし、陽射しが強過ぎて、幾つも並んでいるパラソルチェアに引っ込む。パラソルは深い青色で、白砂との対比が美しい。
素足で白砂を触ってみたが火傷しそうに暑く、直ぐにチェアの上に引っ込めた。
「やることがなんもねー……」
隣に寝転がったジークが、目を閉じながら呟いた。やはり暇なせいで、こうも後を付いてくるのか。
「そんな暇なら、王子の護衛に行ってくれよ」
「冗談じゃねー、俺は忙しいんだよ」
「今、やることねーって、言ったばかりだろうが」
呆れて手慰みに触っていた、拾った小さな貝殻を投げ付ける。
「あ、貝でも採って来るかな」
「いや、ホテルに怒られんだろ。私有地だし」
「は~、んじゃ、やっぱやることねーわ」
ざざざと寄せて還る波が、白く泡立ち消えていく。波打ち際を小蟹が歩いて行った。
対岸の大小様々の群島の青々とした緑が太陽を照り返し、薄青の空が何処までも広がる。
「後で群島まで遠泳勝負、しようぜ……」
間延びしたジークの声が聞こえて、それから直ぐにすうすうと深い寝息が聞こえてくる。
微かに口を開けて、いつも皺の寄ってる眉間は穏やかだ。
子供の頃から全然変わらない寝顔だ。後で鼻でも摘んでやろう。
アルカも寝転がって目を閉じる。何も考えたくない。
あの頃に戻ってやり直したら、もう少しまともになるだろうか。
起点に戻るなら、何処まで戻ればいい?
学生時代、それとも学園入学前?
冗談じゃない。もう1度やり直すなんて、本気で願い下げだ。
またあんなに、嫌な思いをしなければいけないのか。
でもこのままでも、何処にも行けやしないんだよな。もう何にも耐えられそうにない。
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