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秋の章 感謝祭編
68 昇格祝い
感謝祭前夜、祭り用に飾り付けられた街へと、情報室員は繰り出した。
南瓜や紅葉、どんぐり、ススキを中心に、赤や橙、黄色、紫を基調とした可愛らしい飾りやオブジェが、街中至るところに置かれている。
明日から3日間、王城前広場、商業区一帯、河川敷の3箇所で催し物や作物や畜産の品評会、屋台村が開かれる。
王都外から観光に訪れた旅行者も多く、街は宵の口から大賑わいだ。
ジョエルが幹事となって貸し切ってくれた、隠れ家ダイニングバーで、アルカの昇格祝いを行ってくれるとのことで、イドを含めた室員全員が参加となった。
おまけにハンクからも心付けがあるらしく、今日は大盤振る舞いとのこと。
明日からの3連休の祝祭ということもあり、皆浮かれている。
「ではアルカさん、特級魔術師への昇格おめでとうございます!」
真ん中のテーブルに座らされたアルカに、全員が声を合わせて大きく乾杯をした。
やや勢いに押されたアルカは、しどろもどろに礼を言う。
「祝祭前の忙しいところ、皆、態々ありがとう」
「いえ、逆にこんなに遅くなってすみません」
「色々ありましたからね」
室員たちが三々五々にしみじみと呟き出したので、ウルクがパンパンと手を打った。
「今日は仕事の話はナシです!無礼講なんで、皆じゃんじゃん呑んじゃってください!」
「なんで、お前が仕切ってんだ!」
あちこちからヤジが飛んで、宴会はスタートした。
レグルスは当たり前の顔で、アルカの隣に座ってにこにこしている。
室員ももう慣れたもので、一々気にするのは止めたようだ。
「アルカぁ、ジークが意地悪する!」
開始早々、隣の卓からイドがジョエルとの間に、無理やり入り込んで来た。
隣の卓では、ジークが黙々と飲み食いしている。
「なに、どうした?」
「俺の酒、取った!」
イドが指差した先に、エールのジョッキが2つ置かれていた。
「そいつ未成年だ」
「えっ!?」
全員がざわつく。イドは最近でこそギルド職員に馴染んだが、個人的な情報は未だ殆どが知らない。
「知らねーよ、サマルじゃ飲んでたよ!アハトだって許してくれたし」
確かにサマルでは、飲酒可能年齢がレーヴァステインより低い。
この世界では宗教国以外はどの国も、飲酒にそれほど不寛容ではない。
だが、ギルド職員としては公の場では、特に法律遵守しなければならない。
「まあまあ、君は今、レーヴァステインの職員だからね。これなんてどう?」
面倒見の良いジョエルが、メニューからノンアルコールカクテルを指す。
「何それ、ガキじゃあるまいし」
「お前、ジョエル先輩に逆らってんじゃねーよ!黙ってソレ飲んでろ!」
反対側から、ウルクがきーっと歯を剥いた。
ウルクだけは、未だイドに蟠りがあるのか当たりがきつく、さっさと店員にそのカクテルを注文した。
「この間みたいに、あんまり飲み過ぎちゃだめだよ?」
喧騒の中、レグルスが声を潜めて、アルカだけに聞こえるように囁いた。
「……分かってる。この間は特別」
唇を尖らしてエールを呷ると、レグルスはクスリと笑った。
「かーっ、この卓、失敗だった」
ウルクが額を押さえて呻く。運ばれて来たパーティー料理を取り分けながら、ジョエルがウルクの足を蹴った。
「うまーい!甘いな、これ」
運ばれたノンアルコールカクテルを飲んで、イドが目を輝かせた。
「やっぱガキじゃねーか!」
ウルクが勝ち誇ったように笑っても、イドはどこ吹く風で隣の卓に戻って行った。
目で追うと、ジークに飲ませようとして嫌がられていた。こちらも知らぬ間に、イドが大分懐いてしまったようだ。
コース料理もどんどん運ばれ、全員腹が満ちると卓を移動して自由に話し始めた。
レグルスが呼ばれて席を離れると、ウルクがにまっと笑った。
「アルカさん、この間、局長とすげーラブラブでしたね」
「ウルク!」
飲みかけたエールに咽ると同時に、ジョエルがウルクを蹴った。
「ま、待て。……俺、なんかやらかした……?」
冷や汗を掻きながら、あの日の記憶を辿る。レグルスが迎えに来た時は、確かに記憶が切れ切れだ。
「アルカさんは別に大丈夫ですよ。ちょっとまあ、いつもとは違いましたけど」
ジョエルのフォローも心許ない雰囲気で、口が引き攣る。
「いや局長っすよ、局長も人の子なんすね。あんな空気が出せるとは。てっきり仕事人間だと思ってましたぁ」
「お前は一々、言い方が失礼なんだよ!」
何だ、レグルスも割と人目を気にしないので、やらかした可能性は十分にある。
「ど、どんな空気?」
恐る恐る尋ねると、ジョエルとウルクは顔を見合わせた。
「そらもう、ラブラブとしか。颯爽と全員の会計済ませて、アルカさんを、大事に大事にお姫様抱っこしてましたよ。俺は色んな意味でダメージが凄くて、取り敢えず砂吐きました」
「ぐう……、そうか。すまん、忘れさせてやるから、忘れるまで殴っていいか?」
「横暴!自分で聞いた癖にぃ!助けて、ジョエル先輩!」
羞恥に片手で額を押さえながら、ウルクが逃げる前に襟首を掴む。
しばらく深酒は止めよう、そう決意して拳を握り込むと、ウルクがヒンヒン鳴いた。
「でもアルカさん、多分、局長はアルカさんが大切過ぎるんだと、俺も思いました」
「ジョエルまで」
「そうっすねー。あんまり考え過ぎることないと思いますよ?」
思わず2人を見ると励まし半分、生温さ半分の笑顔で頷いていたので、アルカも堪らず他の席へ逃げた。
それぞれの卓を回り、あまり飲み過ぎないようにしながらも、全員と一通り話していく。
あらかた回り、テーブル席から離れた入り口近くのバーカウンターで、1人で呑んでいるジークの隣へ座る。
ずっとジークに付きまとっていたイドは、ウルクと酒とノンアルで飲み比べという、訳の分からない勝負をしてゲラゲラ笑っていた。
レグルス含め全員が勝負に注目し、他の参加者まで加わり賭けが始まったため、丁度良いタイミングだった。
「お疲れ」
声をかけてもジークは、チラとこちらに目だけしか寄越さなかった。
「今1番、お前の面、見たくねーんだわ」
ここまで直接的に言われたのは、学生時代の大喧嘩以来で、アルカは目を丸くした。
「ジーク、何で怒ってんだよ」
問い掛けてもジークは正面を向いて、グラスを呷ってる。
「お前って、昔からそうだよな」
「……何が」
ジークが漸く口を開いたかと思えば、喧嘩腰の意地の悪い声音で、アルカも癖で臨戦態勢になる。
「絶対に人に踏み込ませない癖に、人に甘えんのは好きだよな」
は、と息だけでジークが嗤う。アルカは何も言わず黙った。
「かと思えば、見境ないし」
「……何が言いたいんだよ」
初めてそこで、ジークが視線を寄越した。耳元に視線を向けてから、目を合わせる。
「決めたんだろ」
「……まあ、そういうこと」
ジークの目付きが鋭くなった。
「お前、何でもないって言ってただろ。俺、聞いたよな?」
「色々あったんだよ」
2人の間に下りた沈黙に、向こうからワッと歓声が響く。
「お前、嘘吐いてた」
「は?嘘?何の?」
ジークはロックのウイスキーの残りを全部呷った。
「バブ・イルムで、サマル王太子を護衛してたのは俺だぞ」
「それはそうだけど、だから何?」
「あいつらが秘密裏にホテルを抜け出した夜、俺は念の為に密かに追って、外で護衛してた」
「……!」
サマル王太子に、高級娼館に呼び出された夜。
あの日、レグルスと店を出て、手を繋いで歩いたことを思い出す。
「……いや、ただ手繋いだだけで、お前に言う必要あんの?初等部じゃあるまいし。つか、そもそも何で俺が、一々お前に報告しなきゃいけない訳?」
アルカも目付きを鋭くして応戦する。
「ホテル前でのアレも、魔力供給だったか?」
「……、お前、つけたのか……!?」
いくらジークでも許容できない。アルカは暫し絶句した後、漸く肚を決めた。
「ちょっと外で話そう」
顎で示すとジークも頷いて、2人で気配を消して外に出た。
南瓜や紅葉、どんぐり、ススキを中心に、赤や橙、黄色、紫を基調とした可愛らしい飾りやオブジェが、街中至るところに置かれている。
明日から3日間、王城前広場、商業区一帯、河川敷の3箇所で催し物や作物や畜産の品評会、屋台村が開かれる。
王都外から観光に訪れた旅行者も多く、街は宵の口から大賑わいだ。
ジョエルが幹事となって貸し切ってくれた、隠れ家ダイニングバーで、アルカの昇格祝いを行ってくれるとのことで、イドを含めた室員全員が参加となった。
おまけにハンクからも心付けがあるらしく、今日は大盤振る舞いとのこと。
明日からの3連休の祝祭ということもあり、皆浮かれている。
「ではアルカさん、特級魔術師への昇格おめでとうございます!」
真ん中のテーブルに座らされたアルカに、全員が声を合わせて大きく乾杯をした。
やや勢いに押されたアルカは、しどろもどろに礼を言う。
「祝祭前の忙しいところ、皆、態々ありがとう」
「いえ、逆にこんなに遅くなってすみません」
「色々ありましたからね」
室員たちが三々五々にしみじみと呟き出したので、ウルクがパンパンと手を打った。
「今日は仕事の話はナシです!無礼講なんで、皆じゃんじゃん呑んじゃってください!」
「なんで、お前が仕切ってんだ!」
あちこちからヤジが飛んで、宴会はスタートした。
レグルスは当たり前の顔で、アルカの隣に座ってにこにこしている。
室員ももう慣れたもので、一々気にするのは止めたようだ。
「アルカぁ、ジークが意地悪する!」
開始早々、隣の卓からイドがジョエルとの間に、無理やり入り込んで来た。
隣の卓では、ジークが黙々と飲み食いしている。
「なに、どうした?」
「俺の酒、取った!」
イドが指差した先に、エールのジョッキが2つ置かれていた。
「そいつ未成年だ」
「えっ!?」
全員がざわつく。イドは最近でこそギルド職員に馴染んだが、個人的な情報は未だ殆どが知らない。
「知らねーよ、サマルじゃ飲んでたよ!アハトだって許してくれたし」
確かにサマルでは、飲酒可能年齢がレーヴァステインより低い。
この世界では宗教国以外はどの国も、飲酒にそれほど不寛容ではない。
だが、ギルド職員としては公の場では、特に法律遵守しなければならない。
「まあまあ、君は今、レーヴァステインの職員だからね。これなんてどう?」
面倒見の良いジョエルが、メニューからノンアルコールカクテルを指す。
「何それ、ガキじゃあるまいし」
「お前、ジョエル先輩に逆らってんじゃねーよ!黙ってソレ飲んでろ!」
反対側から、ウルクがきーっと歯を剥いた。
ウルクだけは、未だイドに蟠りがあるのか当たりがきつく、さっさと店員にそのカクテルを注文した。
「この間みたいに、あんまり飲み過ぎちゃだめだよ?」
喧騒の中、レグルスが声を潜めて、アルカだけに聞こえるように囁いた。
「……分かってる。この間は特別」
唇を尖らしてエールを呷ると、レグルスはクスリと笑った。
「かーっ、この卓、失敗だった」
ウルクが額を押さえて呻く。運ばれて来たパーティー料理を取り分けながら、ジョエルがウルクの足を蹴った。
「うまーい!甘いな、これ」
運ばれたノンアルコールカクテルを飲んで、イドが目を輝かせた。
「やっぱガキじゃねーか!」
ウルクが勝ち誇ったように笑っても、イドはどこ吹く風で隣の卓に戻って行った。
目で追うと、ジークに飲ませようとして嫌がられていた。こちらも知らぬ間に、イドが大分懐いてしまったようだ。
コース料理もどんどん運ばれ、全員腹が満ちると卓を移動して自由に話し始めた。
レグルスが呼ばれて席を離れると、ウルクがにまっと笑った。
「アルカさん、この間、局長とすげーラブラブでしたね」
「ウルク!」
飲みかけたエールに咽ると同時に、ジョエルがウルクを蹴った。
「ま、待て。……俺、なんかやらかした……?」
冷や汗を掻きながら、あの日の記憶を辿る。レグルスが迎えに来た時は、確かに記憶が切れ切れだ。
「アルカさんは別に大丈夫ですよ。ちょっとまあ、いつもとは違いましたけど」
ジョエルのフォローも心許ない雰囲気で、口が引き攣る。
「いや局長っすよ、局長も人の子なんすね。あんな空気が出せるとは。てっきり仕事人間だと思ってましたぁ」
「お前は一々、言い方が失礼なんだよ!」
何だ、レグルスも割と人目を気にしないので、やらかした可能性は十分にある。
「ど、どんな空気?」
恐る恐る尋ねると、ジョエルとウルクは顔を見合わせた。
「そらもう、ラブラブとしか。颯爽と全員の会計済ませて、アルカさんを、大事に大事にお姫様抱っこしてましたよ。俺は色んな意味でダメージが凄くて、取り敢えず砂吐きました」
「ぐう……、そうか。すまん、忘れさせてやるから、忘れるまで殴っていいか?」
「横暴!自分で聞いた癖にぃ!助けて、ジョエル先輩!」
羞恥に片手で額を押さえながら、ウルクが逃げる前に襟首を掴む。
しばらく深酒は止めよう、そう決意して拳を握り込むと、ウルクがヒンヒン鳴いた。
「でもアルカさん、多分、局長はアルカさんが大切過ぎるんだと、俺も思いました」
「ジョエルまで」
「そうっすねー。あんまり考え過ぎることないと思いますよ?」
思わず2人を見ると励まし半分、生温さ半分の笑顔で頷いていたので、アルカも堪らず他の席へ逃げた。
それぞれの卓を回り、あまり飲み過ぎないようにしながらも、全員と一通り話していく。
あらかた回り、テーブル席から離れた入り口近くのバーカウンターで、1人で呑んでいるジークの隣へ座る。
ずっとジークに付きまとっていたイドは、ウルクと酒とノンアルで飲み比べという、訳の分からない勝負をしてゲラゲラ笑っていた。
レグルス含め全員が勝負に注目し、他の参加者まで加わり賭けが始まったため、丁度良いタイミングだった。
「お疲れ」
声をかけてもジークは、チラとこちらに目だけしか寄越さなかった。
「今1番、お前の面、見たくねーんだわ」
ここまで直接的に言われたのは、学生時代の大喧嘩以来で、アルカは目を丸くした。
「ジーク、何で怒ってんだよ」
問い掛けてもジークは正面を向いて、グラスを呷ってる。
「お前って、昔からそうだよな」
「……何が」
ジークが漸く口を開いたかと思えば、喧嘩腰の意地の悪い声音で、アルカも癖で臨戦態勢になる。
「絶対に人に踏み込ませない癖に、人に甘えんのは好きだよな」
は、と息だけでジークが嗤う。アルカは何も言わず黙った。
「かと思えば、見境ないし」
「……何が言いたいんだよ」
初めてそこで、ジークが視線を寄越した。耳元に視線を向けてから、目を合わせる。
「決めたんだろ」
「……まあ、そういうこと」
ジークの目付きが鋭くなった。
「お前、何でもないって言ってただろ。俺、聞いたよな?」
「色々あったんだよ」
2人の間に下りた沈黙に、向こうからワッと歓声が響く。
「お前、嘘吐いてた」
「は?嘘?何の?」
ジークはロックのウイスキーの残りを全部呷った。
「バブ・イルムで、サマル王太子を護衛してたのは俺だぞ」
「それはそうだけど、だから何?」
「あいつらが秘密裏にホテルを抜け出した夜、俺は念の為に密かに追って、外で護衛してた」
「……!」
サマル王太子に、高級娼館に呼び出された夜。
あの日、レグルスと店を出て、手を繋いで歩いたことを思い出す。
「……いや、ただ手繋いだだけで、お前に言う必要あんの?初等部じゃあるまいし。つか、そもそも何で俺が、一々お前に報告しなきゃいけない訳?」
アルカも目付きを鋭くして応戦する。
「ホテル前でのアレも、魔力供給だったか?」
「……、お前、つけたのか……!?」
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