87 / 168
冬の章 セドルア掃討編
81 お似合いの2人
初日は予定通り、迷宮2つの魔素掃除を終えたところで日没になり、全員が帰還地点の転移陣から無事にヤズマイシュ支部へと帰投した。
「か~っ、シャバの空気は美味いぜ~っ」
「そうだな。アレ、行きたくなるな?」
「んふふ、そうっすよねぇ、先輩」
転移エリアの隅で、ウルクとジョエルが珍しく意気投合していたので、アルカは首を傾げた。
「アレってなんだよ?」
つい口を挟むと、2人は息ぴったりに顔を見合わせた。
「すんません、今回ばかりはアルカさんはちょっと」
ウルクの言葉に除け者にされた気がして、ややショックを受けていると、ジョエルが気まずげに慌てた。
「いや、その、ウォッカのショットバーに行こうかと」
「えっ、初日からそんなハイペースで大丈夫か?お前たち」
ぽかんとすると、2人は不敵に笑った。取り敢えず除け者扱いでは無くホッとする。
「休養日に行きましょうね、局長も誘って」
「そうそう。あんまり酔わせると殺されちゃうんで」
2人はひそひそと告げてから、待ち切れないとばかりに連れ立って行った。
やや淋しい気もするが、今日の任務は終了、解散のためアルカも素直に見送った。
飲みか。やっぱりバックスを誘う千載一遇のチャンスでは。
「アルカ、帰るよ」
見透かしたようなタイミングで、レグルスが隣に寄り背中を押した。
ヤズマイシュ支部の外に出ると、街も雪に覆われ大きな綿雪が降っていた。
冬の山の日暮れは早いため、まだ夕刻だが灯りが点っている。王都であればまだ明るい時分だろう。
「疲れてない?どうしようか?」
レグルスが顔を覗き込む。まだ支部前で職員がたくさんいる。
ジークは居ないようだが、アルカは少し顔を外して素っ気なく返した。
「飯食って、ホテル行く」
レグルスは気にした風でも無く、頷いて歩き出した。かじかんだ手を伸ばしかけて、やっぱり止めた。
「ああ、レグルス君とアルカ君」
情報室員と総本部職員の一部に割り当てられた中級のホテルに着くと、ロビーで書類を見ていた総務部長のシェンに呼び止められた。
「本日以降の業務報告は、こちらに」
がさっと10日分の報告書用紙が手渡されて、レグルスの代わりに受け取る。
「何か異常はありませんでしたか?」
「特には。魔素は例年より多いようですね」
レグルスとシェンの会話を聞きながら、書類の様式を確かめる。
シェンはあまりやり合いたくない相手のため、レグルスに任せて気配を消す。
たまに勤怠管理で是正勧告をされることがあるが、またその話が正論な上、ねちっこい。
「そうそう、君たち」
特に問題も無いためフロントへ向おうとすると、シェンはいつもの笑っていない笑顔で呼び止めてきた。
2人で振り返ると、シェンは一層目を細めた。
「仲が良いのは良いことですが、2人とも立場がありますから、きちんと弁えてくださいね。全国の職員が集まっていること、くれぐれもお忘れなく」
2人がそういう関係だということは、もう隠さずにピアスでも示しているが、厭に含みのある言い方だ。
釈然としないまま曖昧に頷いてフロントに向かう。
「マクファーレン様と、メイヤー様ですね……。はい、こちらがお部屋の鍵となります」
差し出された鍵は1つだった。バッと横を向くと、レグルスは涼しい顔で鍵を受け取る。
背後からあからさまな視線を送られているが、レグルスはさっさと廊下を歩き出した。
ちらほら居る職員は特に気にしていないようなので、アルカは一旦口を閉じて後に続いた。
「レグルス!なんで同室なんだよ!」
部屋の扉を閉めるなり我慢していた分ワッと叫ぶと、レグルスはシレッとした顔をしていた。
予算の都合上、宿泊は2人1組で1室の決まりではあるが、出発前に確認した際には、相手はジョエルと思い込まされていた。
「予約したの総務だよ?2人組みで泊まることになってるから、当然の配慮じゃない?」
「いや、お前、態と教えなかっただろ!」
レグルスは悠々と備え付けのソファに座って、つんと窓の外を見た。
「だって言ったら、アルカ、部屋変えちゃうじゃん。逆に言うと、誰と10日も泊まるつもりだったの?」
「え、それはジョエルとか」
「俺を差し置いて、俺の目の前で、他の男と10日も2人で過ごすとか、正気?」
「う……」
珍しくむっつりしたレグルスが、ポンポンとソファを叩く。有無を言わさぬ圧力に隣に座ると、膝の上に抱え直される。
「だって、シェンさんの言う通り、何も出来ないじゃん」
「別に強いマーキングしなきゃバレないし。ていうかアルカは、何も出来ないなら俺と居たくないの?」
どこか機嫌の悪そうなレグルスを覗き込む。
ぶすっとした顔を上向かせても、レグルスは頑なに目を合わせない。
「そうじゃなくて……」
ちゅ、とゆっくり唇を合わせる。直ぐに互いの魔力が惹かれ合う気配がして、アルカは苦笑した。
「ホラ、すぐ混ざっちゃうだろ。何もしなくてもレグルスと居たいけど、一緒に寝たら俺が我慢できなくなるの。お前に触れるのに触っちゃ駄目だなんて、辛すぎて死んじゃう」
ぎゅっと抱き締めて頬擦りをすると、漸くレグルスの雰囲気が和らいだ。
「アルカのえっち」
「そうだよー、俺はお前限定でスケベになんの。お前がそうしたんだから、責任取れよなー」
ぎゅーと力を込めながらゆらゆら揺れると、レグルスが嬉しそうに笑った。
「今日、ずっとバックスさんばっか見てたでしょ」
「ん゛!……そんなことないよ」
「俺の目は誤魔化せないんだからな。アルカが何見てるかなんて、すぐ解るんだから」
ぐりぐりと肩に頭を擦られ、レグルスの髪が頬を掠めて擽ったい。
「ふふ、バックスさんにまで嫉妬すんなよな」
美しい紅髪を梳くように、ゆっくり撫でる。レグルスは少し身を離して顔を合わせてきた。
「だってさ、ぽーっとした顔で見惚れちゃってさ。俺のことなんか全然見ないし。俺以外見ないでって、あんなにお願いしたのに」
湿度の高い熱が浮かんだ瞳を見て、漸く安堵する。
こんなに嫉妬でやきもきしている男が、余所見なんてする暇は無いはずだ。
今朝ヤズマイシュ支部の玄関ロビーで見た光景を思い出す。
レグルスとオルデン辺境伯は、まるで1枚の絵画のように美しく完璧だった。
どこからどう見ても、お似合いの2人。家格だって釣り合いが取れてる。
それから辺境伯の言葉。あれはまるで。
「アルカ?」
「魔力操作の練習、しようか」
「う、んむ」
強引に唇を奪って、最初から深く仕掛ける。惹かれ合う魔力を引き離して留める。
他者に対してはあれ程簡単に止められるのに、レグルスとは交ざるのが抗えない。
あれ程、嫌だった触れ合いも、したくてしたくて堪らない。
今更この男を逃してなるものかと、本能が囁く。
「アルカ、流れて来ちゃってる。抑えて……」
「は……、レグが止めて、受け入れないで……、っん」
水音を響かせて、ゆっくりと口内を貪る。混ざりそうで混ざらない感覚がもどかしい。
「アルカを受け入れないなんて、無理」
「ふ、練習だって。これじゃあ10日もお預けになるよ……?」
「やだ……!」
キスを続けながらも、器用に眉根を寄せて駄々を捏ねたレグルスに笑う。
「自分だって、したい癖にさ……」
「したいに決まってる。ねぇ、ずるい、アルカばっかり。ちゃんと閉じて」
鼻先を触れ合わせて瞳を合わせる。どこにも不安は無い筈だ。
「なんか、すごく、レグのことヨシヨシしてあげたくなっちゃったんだけどな……?」
「う、……ほんとずるいなあ」
誰にも見せない顔を見せて、よくレグルスがアルカに乞う言葉だ。
今、欲に塗れて弱り切ったその顔を間近にし、アルカも漸く身につまされた気がした。
「か~っ、シャバの空気は美味いぜ~っ」
「そうだな。アレ、行きたくなるな?」
「んふふ、そうっすよねぇ、先輩」
転移エリアの隅で、ウルクとジョエルが珍しく意気投合していたので、アルカは首を傾げた。
「アレってなんだよ?」
つい口を挟むと、2人は息ぴったりに顔を見合わせた。
「すんません、今回ばかりはアルカさんはちょっと」
ウルクの言葉に除け者にされた気がして、ややショックを受けていると、ジョエルが気まずげに慌てた。
「いや、その、ウォッカのショットバーに行こうかと」
「えっ、初日からそんなハイペースで大丈夫か?お前たち」
ぽかんとすると、2人は不敵に笑った。取り敢えず除け者扱いでは無くホッとする。
「休養日に行きましょうね、局長も誘って」
「そうそう。あんまり酔わせると殺されちゃうんで」
2人はひそひそと告げてから、待ち切れないとばかりに連れ立って行った。
やや淋しい気もするが、今日の任務は終了、解散のためアルカも素直に見送った。
飲みか。やっぱりバックスを誘う千載一遇のチャンスでは。
「アルカ、帰るよ」
見透かしたようなタイミングで、レグルスが隣に寄り背中を押した。
ヤズマイシュ支部の外に出ると、街も雪に覆われ大きな綿雪が降っていた。
冬の山の日暮れは早いため、まだ夕刻だが灯りが点っている。王都であればまだ明るい時分だろう。
「疲れてない?どうしようか?」
レグルスが顔を覗き込む。まだ支部前で職員がたくさんいる。
ジークは居ないようだが、アルカは少し顔を外して素っ気なく返した。
「飯食って、ホテル行く」
レグルスは気にした風でも無く、頷いて歩き出した。かじかんだ手を伸ばしかけて、やっぱり止めた。
「ああ、レグルス君とアルカ君」
情報室員と総本部職員の一部に割り当てられた中級のホテルに着くと、ロビーで書類を見ていた総務部長のシェンに呼び止められた。
「本日以降の業務報告は、こちらに」
がさっと10日分の報告書用紙が手渡されて、レグルスの代わりに受け取る。
「何か異常はありませんでしたか?」
「特には。魔素は例年より多いようですね」
レグルスとシェンの会話を聞きながら、書類の様式を確かめる。
シェンはあまりやり合いたくない相手のため、レグルスに任せて気配を消す。
たまに勤怠管理で是正勧告をされることがあるが、またその話が正論な上、ねちっこい。
「そうそう、君たち」
特に問題も無いためフロントへ向おうとすると、シェンはいつもの笑っていない笑顔で呼び止めてきた。
2人で振り返ると、シェンは一層目を細めた。
「仲が良いのは良いことですが、2人とも立場がありますから、きちんと弁えてくださいね。全国の職員が集まっていること、くれぐれもお忘れなく」
2人がそういう関係だということは、もう隠さずにピアスでも示しているが、厭に含みのある言い方だ。
釈然としないまま曖昧に頷いてフロントに向かう。
「マクファーレン様と、メイヤー様ですね……。はい、こちらがお部屋の鍵となります」
差し出された鍵は1つだった。バッと横を向くと、レグルスは涼しい顔で鍵を受け取る。
背後からあからさまな視線を送られているが、レグルスはさっさと廊下を歩き出した。
ちらほら居る職員は特に気にしていないようなので、アルカは一旦口を閉じて後に続いた。
「レグルス!なんで同室なんだよ!」
部屋の扉を閉めるなり我慢していた分ワッと叫ぶと、レグルスはシレッとした顔をしていた。
予算の都合上、宿泊は2人1組で1室の決まりではあるが、出発前に確認した際には、相手はジョエルと思い込まされていた。
「予約したの総務だよ?2人組みで泊まることになってるから、当然の配慮じゃない?」
「いや、お前、態と教えなかっただろ!」
レグルスは悠々と備え付けのソファに座って、つんと窓の外を見た。
「だって言ったら、アルカ、部屋変えちゃうじゃん。逆に言うと、誰と10日も泊まるつもりだったの?」
「え、それはジョエルとか」
「俺を差し置いて、俺の目の前で、他の男と10日も2人で過ごすとか、正気?」
「う……」
珍しくむっつりしたレグルスが、ポンポンとソファを叩く。有無を言わさぬ圧力に隣に座ると、膝の上に抱え直される。
「だって、シェンさんの言う通り、何も出来ないじゃん」
「別に強いマーキングしなきゃバレないし。ていうかアルカは、何も出来ないなら俺と居たくないの?」
どこか機嫌の悪そうなレグルスを覗き込む。
ぶすっとした顔を上向かせても、レグルスは頑なに目を合わせない。
「そうじゃなくて……」
ちゅ、とゆっくり唇を合わせる。直ぐに互いの魔力が惹かれ合う気配がして、アルカは苦笑した。
「ホラ、すぐ混ざっちゃうだろ。何もしなくてもレグルスと居たいけど、一緒に寝たら俺が我慢できなくなるの。お前に触れるのに触っちゃ駄目だなんて、辛すぎて死んじゃう」
ぎゅっと抱き締めて頬擦りをすると、漸くレグルスの雰囲気が和らいだ。
「アルカのえっち」
「そうだよー、俺はお前限定でスケベになんの。お前がそうしたんだから、責任取れよなー」
ぎゅーと力を込めながらゆらゆら揺れると、レグルスが嬉しそうに笑った。
「今日、ずっとバックスさんばっか見てたでしょ」
「ん゛!……そんなことないよ」
「俺の目は誤魔化せないんだからな。アルカが何見てるかなんて、すぐ解るんだから」
ぐりぐりと肩に頭を擦られ、レグルスの髪が頬を掠めて擽ったい。
「ふふ、バックスさんにまで嫉妬すんなよな」
美しい紅髪を梳くように、ゆっくり撫でる。レグルスは少し身を離して顔を合わせてきた。
「だってさ、ぽーっとした顔で見惚れちゃってさ。俺のことなんか全然見ないし。俺以外見ないでって、あんなにお願いしたのに」
湿度の高い熱が浮かんだ瞳を見て、漸く安堵する。
こんなに嫉妬でやきもきしている男が、余所見なんてする暇は無いはずだ。
今朝ヤズマイシュ支部の玄関ロビーで見た光景を思い出す。
レグルスとオルデン辺境伯は、まるで1枚の絵画のように美しく完璧だった。
どこからどう見ても、お似合いの2人。家格だって釣り合いが取れてる。
それから辺境伯の言葉。あれはまるで。
「アルカ?」
「魔力操作の練習、しようか」
「う、んむ」
強引に唇を奪って、最初から深く仕掛ける。惹かれ合う魔力を引き離して留める。
他者に対してはあれ程簡単に止められるのに、レグルスとは交ざるのが抗えない。
あれ程、嫌だった触れ合いも、したくてしたくて堪らない。
今更この男を逃してなるものかと、本能が囁く。
「アルカ、流れて来ちゃってる。抑えて……」
「は……、レグが止めて、受け入れないで……、っん」
水音を響かせて、ゆっくりと口内を貪る。混ざりそうで混ざらない感覚がもどかしい。
「アルカを受け入れないなんて、無理」
「ふ、練習だって。これじゃあ10日もお預けになるよ……?」
「やだ……!」
キスを続けながらも、器用に眉根を寄せて駄々を捏ねたレグルスに笑う。
「自分だって、したい癖にさ……」
「したいに決まってる。ねぇ、ずるい、アルカばっかり。ちゃんと閉じて」
鼻先を触れ合わせて瞳を合わせる。どこにも不安は無い筈だ。
「なんか、すごく、レグのことヨシヨシしてあげたくなっちゃったんだけどな……?」
「う、……ほんとずるいなあ」
誰にも見せない顔を見せて、よくレグルスがアルカに乞う言葉だ。
今、欲に塗れて弱り切ったその顔を間近にし、アルカも漸く身につまされた気がした。
あなたにおすすめの小説
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。
余命僅かの悪役令息に転生したけど、攻略対象者達が何やら離してくれない
上総啓
BL
ある日トラックに轢かれて死んだ成瀬は、前世のめり込んでいたBLゲームの悪役令息フェリアルに転生した。
フェリアルはゲーム内の悪役として15歳で断罪される運命。
前世で周囲からの愛情に恵まれなかった成瀬は、今世でも誰にも愛されない事実に絶望し、転生直後にゲーム通りの人生を受け入れようと諦観する。
声すら発さず、家族に対しても無反応を貫き人形のように接するフェリアル。そんなフェリアルに周囲の過保護と溺愛は予想外に増していき、いつの間にかゲームのシナリオとズレた展開が巻き起こっていく。
気付けば兄達は勿論、妖艶な魔塔主や最恐の暗殺者、次期大公に皇太子…ゲームの攻略対象者達がフェリアルに執着するようになり…――?
周囲の愛に疎い悪役令息の無自覚総愛されライフ。
※最終的に固定カプ
追放された『呪物鑑定』持ちの公爵令息、魔王の呪いを解いたら執着溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
「お前のそのスキルは不吉だ」
身に覚えのない罪を着せられ、聖女リリアンナによって国を追放された公爵令息カイル。
死を覚悟して彷徨い込んだ魔の森で、彼は呪いに蝕まれ孤独に生きる魔王レイルと出会う。
カイルの持つ『呪物鑑定』スキル――それは、魔王を救う唯一の鍵だった。
「カイル、お前は我の光だ。もう二度と離さない」
献身的に尽くすカイルに、冷徹だった魔王の心は溶かされ、やがて執着にも似た溺愛へと変わっていく。
これは、全てを奪われた青年が魔王を救い、世界一幸せになる逆転と愛の物語。
オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000の勇者が攻めてきた!
モト
BL
異世界転生したら弱い悪魔になっていました。でも、異世界転生あるあるのスキル表を見る事が出来た俺は、自分にはとんでもない天性資質が備わっている事を知る。
その天性資質を使って、エルフちゃんと結婚したい。その為に旅に出て、強い魔物を退治していくうちに何故か魔王になってしまった。
魔王城で仕方なく引きこもり生活を送っていると、ある日勇者が攻めてきた。
その勇者のスキルは……え!? 性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000、愛情Max~~!?!?!?!?!?!
ムーンライトノベルズにも投稿しておりすがアルファ版のほうが長編になります。