【完結】BLゲーにモブ転生した俺が最上級モブ民の開発中止ルートに入っちゃった件

漠田ロー

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冬の章 セドルア掃討編

幕間 イドとジーク

「イーヤッハー」

 ぼふんと土手下の雪が、煙のように舞い上がる。
 雪捨て場に使われているそこは、一昨日ドカ雪が降ったとかで、既に小山が出来ていた。

 もっとふんわりしているかと思ったが、イドが飛び降りた雪山は硬く、ざりっと足が突き刺さった。
 柔らかかったのは、表面に積もっていた雪だけだったらしい。

「ジークぅ゙ー、抜けね」

 腰まで刺さったまま、すたすた置いて歩く背中を呼ぶ。

「おーい、おっさーん」

 ひゅおおと風が吹いて、川から冷気が上がってくる。
 雪国に来たのも雪を見るのも初めてだが、早くも嫌になってきた。

「フラれやろー」

 ダンっと剣が投げられ、体の横に刺さった。
 ジークは剣を抜くついでにイドの襟首を引っ掴んで、雪山から引っこ抜いた。

「お前、マジでついてくんなよ」
「やーだよ、俺もお前んち行くかんな」

 来週からのセドルア魔素大掃除を控えて、ジークは休暇も使って、少し早めにヤズマイシュ入りしていた。

 イドも何だか面白そうだったので、嫌がるジークに付いてきたのだ。

 アルカに禁止されていたが、態々影に入ってまでつけてきたのだ。
 ヤズマイシュの支部を出てから、わっといきなり前に出た時のジークの顔といったら。

「ジーク、まだぁ?」
「だから、ホテルに帰れよ!俺は明後日まで休暇だ」

「そんなの、明後日まで暇すぎるだろうが」
「知るか!」

 どすどすと不機嫌に歩くジークの背を追う。雪道は所々凍っていて、途中何回かすっ転ぶ。

「なんで俺のブーツは滑るんだよ。ジークのは滑らねーのに。アルカ、嘘吐いたのかぁ?」

 アルカの単語に、前を歩く背中が分かりやすくぴくりと動く。先日、ジークがアルカに振られたのは分かっている。

 愛だの恋だの面倒なことは知らないが、他人の色恋沙汰を見るのはショーを観るようで楽しい。

 恋愛なんてとどのつまり、気に入った相手とセックスしたいという性欲が根源なのだから、皆もっと気楽にやればいいのだ。
 恋人や夫婦なんて、特定の相手としかヤりません、という契約のための名目にしか過ぎないと思っている。

 射精するだけのことにそんな難しい話なんかなくて、やりたきゃやればいいだけなのに、やれ愛だの恋だのやんや騒ぐから面倒な話になるのだ。

「お前の歩き方がわりーんだよ。一方向に体重をかけんな。後は滑らん場所を歩け」

 結局甘いんだよな、この男。イドはジークの背中を見ながら目を眇めた。

「滑らん場所ってどこよ」
「ざくざくしてるとこだよ」

 ざくざく?この一面の白い雪から、どう、ざくざくした場所を探せばいいのか。

「なーなー、どうやって分かんの」
「……面倒くせぇ。俺の足跡の上、歩け」
「ほ~ん、なるほどー」

 ジークはそれきり黙ってしまったが、大股の足跡にぴったり合わせて歩くのが楽しくなってきて、イドは鼻歌を歌いながら跡をついて行った。

 街の中心から外れた平民街の端、山裾にある一軒家でジークは足を止めた。

 平屋の小さな木造の家で三角に尖った屋根をしている。砂漠では見たことがない家の形だ。
 母屋の隣の小屋から牛と鶏の声がして、そちらに駆け出したくなったが、さっさと玄関へ向かうジークの背を追う。

 木造の引き戸を開けると鉢植えや傘が置いてある空間で、更にもう1枚扉があった。
 ジークはその扉にある呼び鈴を鳴らした。

「はいはい、どちらさま」

 重い木戸を開けて顔を出したのは、少しやつれてはいるが美しい中年の女性だった。

「ジーク!お帰り、良く来たね!」
「ただいま、母さん」

 パアッと顔を輝かせて、ジークに飛びついてハグを贈ったジークの母親は、後に立っていたイドを見つめて目を丸くした。

「えぇ、何この綺麗な子!?もしかして貴方がアルカ君!?」

 興奮した母親とは対照的に、ジークは苦虫を噛み潰したような顔をした。

「俺はアルカじゃなくて、イドだよ、レディ」
「きゃあ、やだ、おばさん捕まえてレディだなんて!私はエレン。エレンって呼んでちょうだいな。さ、寒いからとにかく入りなさい、イド君、ジーク!」

 イザベラに年上の女性は全てレディと呼ぶようにと、打ち据えられながら躾けられたお陰で、どうも喜んでもらえたようだ。
 まるで少女のように顔を赤くしたエレンに迎え入れられ、2人は家の中へと入った。

 ジークの生家は暖炉のある居間と台所に左右1室ずつと、ごく小さな家だった。イザベラの家に比べると物が少ない。
 きょろきょろ物珍しく首を巡らせていると、ジークに拳骨を落とされた。意味が分からない。

「イド君、飲み物はココアでいい?」
「何それ?飲んだことない」

「あらそうなの、じゃあ試してみようね。お砂糖は?」
「いっぱい、レディ」

「ふふ、ちょっと待っててね」

 エレンはにこにこと台所へ向かう。代わりにジークがじっとりした視線を送ってきた。

「どうしてあんな可愛いレディから、お前みたいなむっつりが産まれたんだ」
「今すぐ叩き出してもいいんだぞ」

 イドが肩を竦めると、ジークは奥の部屋へ向かう。後をぴったり付いていくと怒鳴られた。

「お前は絶対来るな!居間で大人しくしてろ!」
「なんで?怪しいな。何隠してるんだよ、見せろよ!」

「だからお前に関係ないだろ!何で勝手に入って来て、そう好き勝手出来るんだ、お前は!」

 ぎゃあぎゃあやっていると、中から小さな声が聞こえた。

「お兄ちゃん……?」

 2人でぴたりと動きを止める。ジークが深く溜息を吐いた。

「ただいま、クレア」

 観念したように扉を開けたジークに張り付いて、閉められる前に部屋に滑り込む。

 2つある内の奥のベッドに寝付いた、可憐な美少女が居た。美しい白銀の長い髪を、三つ編みに編み込んでいる。

 少女は熱でもあるのか頬を赤く染め、潤んだ目で苦しそうに呼吸していた。

「お友達?……すごく綺麗な人」
「俺はイドだよ。……小娘?」

 年上はレディと呼べとは言われていたが、年下については習っていない。
 首を傾げて適切な言葉を選んだつもりが、ジークに割と本気で引っ叩かれる。

「妹を小娘呼ばわりするんじゃねえ!あと見るな、口利くな!」
「うへぇ、拗れてる上にシスコンじゃん」
「お前の日頃の行いが悪いからだよ!」

「ふ、ふふふ。あはは、仲いいんだね」

 小さく鈴の鳴るような声でジークの妹、クレアが楽しそうに笑った。
 
「クレア、起きれそうなら居間で何か飲むか?」
「うん。少しだけ、私も一緒にお喋りしたい」

 頷いたジークが毛布ごとクレアを抱き抱え、居間へ移動した。
 暖炉の前のソファへそっと下ろして、ジークが隣に座ったため、イドは脇のスツールに腰掛けた。

「ねえ、イドさん、お兄ちゃんとはお友達なの?」
「友達?ジークと俺は、仕事の相棒なんだってー」

「じゃあイドさんも、ギルド職員なんだね」
「ああ、俺はフリーの暗」
「バイト職員だ」

 ジークが被せてきたところで、エレンがココアを運んで来た。1人ずつに大きなマグカップが手渡される。
 ふわんと甘い匂いが立ち昇る。早速飲んでみようとしたところで、クレアが制した。

「お母さん、マシュマロちょうだい」
「そう言うと思って、はい」

 エレンからマシュマロの小皿を受け取ったクレアは、イドを手招いた。
 ジークがどす黒い威嚇を放っているが、気にせずにのこのこと寄る。

「こうするとね、美味しいんだよ」

 1つ、2つ。クレアがイドのマグカップへ、マシュマロを入れた。
 真っ白なマシュマロが、ミルキーな茶色のココアに浮かぶ。

「飲んでみて」

 にこっと微笑んで、クレアは自分のマグにもマシュマロを入れた。

 ごくんと飲んだココアは甘く、牛乳とカカオの風味が口いっぱいに広がる。
 初めて見たマシュマロを齧ると、ぷわんと弾力があって、中からチョコレートが溢れた。

「なんだこれ!うめえ!」
「ふふっ、でしょ?」
「イド君、まだマシュマロあるわよ」

 夢中で熱いココアを啜っていると、クレアの呼気が荒くなってきた。

「クレア、大丈夫か?」
「うん……、久しぶりに楽しくて、ちょっと興奮したみたい」

 胸を抑えて蒼白になった、クレアの背中をジークが擦る。
 エレンが気つけ薬だろうか、薬を飲ませると少し楽になったようで、クレアはジークにもたれた。

「何の病気?」
「お前、いきなり失礼だろ」
「なんだよ。俺、治してやろうと思ってんのに」
「え?イド君、治療士なの?」

 エレンが目を丸くして驚いた。ジークが舌打ちして、イドの代わりに答える。

「治療士じゃないけど、上級ヒール使えんだ、こいつ」
「まあ、そうなの。ありがとうね、イド君。でもクレアの病気は、ヒールじゃ治らないのよ」

「ふうん?致死病?」
「お前!!」

 ジークが殺気を込めて睨むのを、エレンが抑えて首を振った。

「この子はね、生まれつき魔素に問題があるらしくて、体が弱いのよ。病気じゃなくて体質だって、お医者様が」
「はあ?魔素に問題?病気で弱ってんじゃないの?」

「……私の魔素が異常らしいの」

 クレアが諦めたような顔で笑うのを見て、イドは首を傾げた。

「てっきり他に病気で、そんなザマなのかと思ってたけど。なあ、どこのヤブ医者に見せたんだよ?でけー治療院には行かなかったのかよ?」

「は?ヤズマイシュで1番の治療士に見せてある」
「他の街には、この子の体力ではいけないし……」

 ジークとエレンは顔を見合わせた。イドは空になったマグを置いて、溜息を吐いた。

「魔素が異常なんじゃねーよ、妹。お前の魔術回路が異常なんだ」
「……え?」

 3人の注目を浴びたイドは何だか落ち着かずに、頭を掻いた。

「簡単なこった。お前ら2人とも持ってる魔素が多い。ジークは最初から回路なしの適正ゼロで、ギフテッドに産まれてるけど、妹は魔素に対して小さすぎる魔術回路だから、常に魔力詰まり起こしてんだよ」

「そんなこと、お医者様は……」

 3人は困惑して、顔を見合わせる。

「魔術回路が小さすぎて、感知できなかったんだろ。だから魔素の流れが狂ってんのは分かるけど、原因までは分からねーんだよ。3流だな」

 微かに震えたジークが口を開く前に、イドは片手を突き出した。

「これについては、情報室員の心得とか証拠とか言うなよな。視えるもんは視えんだからよ」

「お前、そこまでの魔術師なのか……。ま、待て、イド、教えてくれ。魔力詰まりってことは、治す方法があるのか……!?」

 イドはきょとんとしてから、顔を顰めた。

「だから治してやるって言ってんじゃん、俺ぇ」
「ほ、本当?イドさん……!」

 イドはすたすたとクレアの側に寄ると、跪いてじっと目を見た。

「いいか、妹。抗うなよ。一時的にお前の大きすぎる魔力を縛る。その後、詰まってる回路を開けて、無理やり大きくする。多分すげー痛いぞ」

「ま、待て、大丈夫なのか、それ」

 おろおろと慌てたジークを制して、クレアがしっかりとイドを見つめ返した。

「イドさん、大丈夫。私、18年も毎日苦しんだの。痛くたって構わない。お願いします。私を治してください……!」
「く、クレア!」

「まったく、本当に過保護なんだから!イド君、私からもお願いするわ。お代だって用意する」

 エレンがイドの傍らに寄り添い、肩に手を置いた。

「母さんまで……!」

 ジークは落ち着きなく立ち上がった。全く重度シスコンめ。

「ふ~ん、お代は考えておくわ。ただ、魔術回路を開けた後は、自力で回路を育てていかなきゃなんねーから、そこは自分で魔法の練習を毎日ちゃんとやれよ」
「分かった。イドさんの言う通りにする……!」

「……んじゃまあ、ちゃっちゃとやりますかね。ジークは妹抑えろよ。レディは舌噛まないように、口に布を入れてやって」
「せめて麻酔とか睡眠かけてやってくれよ!」

「アホか。本人がちゃんと魔術回路の形を知らないと、意味がねーんだよ。ほら、覚悟しろよ、お兄ちゃん」

 女2人が覚悟を決めたのに、情けない男だと肩を竦める。発狂するジークを無視して、クレアを抱えて寝室へ向かった。


 イドの凄絶な治療は小一時間程度で終わった。
 大の男でも気絶するような痛みを正気で耐え続けたクレアを、2人が世話する間にイドはさっさと庭へ出た。

 間もなく夕暮れとなるのか、細かな雪がちらちら降るのを雲の隙間から差した黄金の光が輝かせている。

 さて、牛でも見に行こうかなと小屋へ歩き出したところに、ジークが走って寄って来た。

「ありがとう……!イド……!」

 感極まったジークにガシッと抱き寄せられて、びゃっと毛を逆立てたイドは咄嗟に突き返した。

「何すんだ!馴れ馴れしい!」
「もうずっと下がらなかった熱が、下がったんだよ……!クレアが、もう苦しくないって」

 ポロッとジークの深い蒼の瞳から、涙が1つ落ちた。両肩を掴む手が震えている。

「本当に手詰まりだったんだ……、稼いでも稼いでも治療費が精一杯で、母さんとクレアに良い暮らしもさせらんねーし、根治も出来ねーし、何よりいつ、クレアの体に限界が来るかと……!」

 黄金の光に煌めく雫に目を丸くしていると、ジークが泣きながら笑った。

「本当に、ありがとうな……!」

 はく、とイドの唇が震えた。

「や、やめろ!調子狂うからやめろ!鬱陶しいから泣くな!お前の妹のが、まだ根性あったぞ!」

 体の中が爆発するような感情に揺さぶられ、イドは力任せに叫んだ。

「母さんもクレアも改めて礼がしたいから、来い」

 ガシッと手を掴まれ足を踏ん張るが、簡単に引き摺られる。

「要らん!礼なんか要らんから、離せぇ!俺は牛を見に行くんだよ!」
「牛は後で見せてやる。母さんが、ココア淹れてやるって」
「ぐ……、それは要る」

 問答している内に、まだ足下の覚束ないクレアとそれを支えるエレンまで庭にやって来た。

「おい、2、3日は安定しないから寝てろ、って、うわー!」

 泣き笑いの2人にもぎゅっと抱き着かれて、イドは今度こそ悲鳴を上げた。
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