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冬の章 セドルア掃討編
88 モノクルの男
倉庫街に戻り、アルカは正面入口が見渡せる倉庫に潜んだ。
寒いから影に入って裏口を見張るとのことで、そちらはイドに任せた。
イドが加入して早2ヶ月。イドは随分変わった。
イザベラやナン、ジークやその家族、それから職員たちと接する間に、ぐんぐんと人について学んでいるらしい。それこそ赤子のように。
臨時ということで、いつまで共に居るかは分からないが、イドにとっても良い結果になればいい。
そんなことを考えながら、アルカはかじかんだ指先を擦った。
火の気の無い倉庫は底冷えする。収納袋から山装備を取り出して着込む。
火魔石をもっと補充して来れば良かったと少し後悔しながら、じっと出入りを張り込んだ。
夕方に1度イドと合流したがそちらも動きが無く、夜からは交代で明け方まで裏口を監視したが、やはり収穫は無かった。
意外にもイドは大人しく監視を続けており、やはり本職らしいところもあるという印象だった。
少し仮眠を取り、朝からまた同じ配置で監視を続けていると、手下の1人が慌てた様子で正面玄関から出て行く。
アルカはそっと後をつけた。
手下の男はカードゲームに興じていた男で、逃げたいと言っていた方だ。本当に逃げるつもりなのか、男の足は乗合馬車の乗り場に向かっている。
昨日の魔馬がのんびりと飼い葉を食んでいる横を通り、男は待合室に乗り込んで行く。
気配遮断しているが、魔馬だけがちらりとアルカを見た。人では感知出来ない、匂いか何かを嗅ぎ取ってるらしい。
しーっと合図すると、魔馬はフンと鼻を鳴らした。
「だから、こうちょっと良い身なりの、いかにも商会のヤツが来なかったか!?」
「商会ったって、毎日わんさか来るよ。町民でも無いのに、一々顔なんか覚えちゃいねーっての!」
中を覗くと、男は乗合受付のカウンターで喚き散らしていた。
「それかよ、ソリ引きの個人予約は!?」
「ここ数日はそんなのねぇよ。なんなんだお前、尋ね人なら警邏に聞けよ」
言葉に詰まった男は、よろよろと待合室を出て茫然とした。
それからもう1度待合室に戻って、中央区行きの馬車に乗り込むまでを見届ける。恐らくこちらの男は逃げたのだろう。
アルカは軽食を買って倉庫街へ戻ることにした。
倉庫裏口でイドと合流する。川の畔は風が強く寒く、2人で震えた。
「イド、1人逃げたから、こうなりゃ中に入るか」
「あ?根性ねえなあ。ちょっと様子見て、口割らせた方が早いかもな」
2人で遠慮なく裏口から入り、廊下に座って軽食を取る。見張り部屋からも距離があるため、声も届かないだろう。
「誰かが魔石を持ってくるのを待ってたらしい。だが、そいつはオークション当日になっても姿を現さない。1人逃げ出す程、取引相手がやばいと」
取り敢えず情報をまとめると、イドは頷いた。
「やつら何回も外に出てうろうろしてた。牢に入れてる奴ら、返さなきゃって言ってた」
「う~ん、その返す先を突き止めたいんだよな。あと誰がオークションに参加するかも、確認しなきゃだし。魔石以外にも商品があるみたいだから、夜まで泳がそう」
「……気長だなあ」
「今回は、北が関わってる可能性が高いからな」
「ふ~ん」
夜までは小部屋を見張ることにして、休息を終えた2人は場所を移した。
「なんでヨナスのヤツ、帰ってこないんだよ。お頭も来ねえし、こねままじゃ始まっちまうよ……!」
残された手下の男は独り言を言いながら、部屋の中をうろうろしていた。
「魔石がなきゃ、奴らに何て言われるか。どうすんだよぉ、俺1人で何が出来んだよ……!」
脂汗をかき始めた男が早足で裏口に回る。とうとう、こいつも逃げだす気だろうか。
後を追うと、イドが急に手を上げた。裏口の向こうに人の気配がする。
アルカは念の為、気配遮断を強め動きを止めた。
「やあ、こんにちは」
手下が扉を開ける前に外側から扉が開かれ、背の高い一団がぞろぞろと入って来た。
「こ、これは、皆様ようこそお越しくださいました……!」
「うん、準備は完了したかな?もうすぐお客様もいらっしゃるし」
手下と話す男からは僅かに慣れぬイントネーションが聞き取れ、顔付きも北らしさを感じる。
やはりかと、溜息を吐きたくなるのを堪えた。
それにゆったりと手下と話している、片目にモノクルを着けた代表のようなこの男からは、油断ならない気配がする。
慣れたように迷わず奥へ進む男に、手下が慌てて付いていく。
「あ、は、えぇ、商品は金庫に」
「ふむ。売り上げは後で精算するとして、うちの商品の支払いは先にいただこうかな。マーカスはどこだい?」
「え、ええ、あの、マーカス様は、少し外しておりまして……!」
「うん?私が来たのに?何かあった?」
「へ、あ、あの……」
モノクルの男は酷薄な笑みを浮かべた。イドも呼気を殺して、成り行きを見守っている。
「本当に、どうしたの?」
「おい、何かあるなら、洗いざらい吐け」
モノクルの男の部下が静かに圧力をかけた。一団は5人。ただの商人の雰囲気じゃない。
これまで分かっているヒト魔石の関係者は、サマルのダスハー将軍とシャキイフ商会、レーヴァンのマーカスとオーレリー商会。
ダスハー将軍は魔石の販売、マーカスは作成。
ダスハーは人を攫ってある違法魔術師に提供し、人工魔石を国内だけでなく何処かへ輸出し、不正に資金を得ていた。
この違法魔術師は、記憶こそ失っているがマーカスで決まりと目されている。
ダスハーが命を対価に契約した輸出先は、魔石が手に入らなくなったらどうするだろうか。
自ら買い付けとするのではないか。それこそ、ダスハーと同じように素材を提供して。
そして今この男は確かに、マーカスと言った。
マーカスと北に繋がりがあるなら、ダスハーとも繋がりがあっても、おかしくないのでは。
ざわりとアルカの背中に悪寒が走る。
ダスハー将軍に大金を与え、命を差し出させることが出来る者。そんなの一介の商会に出来る訳はないし、旨味も無い。
だが、目の前の男なら出来るのではないか。
一律に整った揺るがない呼吸。そろばんより剣を握るにふさわしい手。
商人の服装からでも判る、鍛えた体付き。
抑えていても滲み出る威圧的な空気。改めて目の前の集団を見る。
ドッと心臓が鳴った。冷や汗が背中から流れる。
「あ、あの……それが、マーカス様が未だ到着しなくて……、魔石がそろわなくて……。も、もちろん、他の商品はございますが……、その」
「ふむ?マーカスが……。ちなみに最後に連絡が取れたのは?」
「はい、2ヶ月ほど前に、間もなくこちらに移ると伝令が来たきりです……」
モノクルの男は少し考えて、右隣の男に目配せをした。
「それは困りましたね。私たちの方でもマーカスを探しますので、最後にいた場所は分かりますか?」
「あ、はい、アズカン地方からの伝令便でした」
「ははあ、成る程、どうもありがとう」
モノクルの男がにっこりと笑うと、右隣の男が即座にマーカスの手下を斬り伏せた。
顔色も変えず一撃の下に手下を斬り殺した男は、事も無げに剣を収めた。
正確無比な太刀筋は、訓練によって培われたものだ。これまで対峙したことは無いが判る。
この男たちは、フォルクロー帝国の軍関係者と見て間違いない。
「さて……」
モノクルの男がぐるりと首を回す。通路の壁に控えていたアルカとイドを見た。
「誰かな?居るのは、分かるよ」
一団の視線が一斉にアルカたちに注がれる。
だが、モノクルの男を始め、姿までは捉えていないらしい。正体を暴かれる訳にはいかない。
突破しようにも既に隙の無い男たちが、さり気なく通路の左右をカバーしている。
「少しお話しないかい。いつまでもコソコソしてないで」
イドだけなら、影を使えば脱出出来る。
読唇術はイドも使える筈だから、口の動きだけで影に入れと伝える。
アルカはどうすると問われて肩を竦める。取り敢えず全力の強化で切り抜けるしかない。
「私、実はあんまり気が長くなくてね」
魔力が集束する気配がしたと思った瞬間、炎の槍が宙に多数展開された。
「まあいいや、後で治してあげるから」
指先1つで、槍が猛スピードで発射された。
躱せそうも無い数に構えたが、下から足首を掴まれて、アルカはそのまま影に引きずり込まれた。
寒いから影に入って裏口を見張るとのことで、そちらはイドに任せた。
イドが加入して早2ヶ月。イドは随分変わった。
イザベラやナン、ジークやその家族、それから職員たちと接する間に、ぐんぐんと人について学んでいるらしい。それこそ赤子のように。
臨時ということで、いつまで共に居るかは分からないが、イドにとっても良い結果になればいい。
そんなことを考えながら、アルカはかじかんだ指先を擦った。
火の気の無い倉庫は底冷えする。収納袋から山装備を取り出して着込む。
火魔石をもっと補充して来れば良かったと少し後悔しながら、じっと出入りを張り込んだ。
夕方に1度イドと合流したがそちらも動きが無く、夜からは交代で明け方まで裏口を監視したが、やはり収穫は無かった。
意外にもイドは大人しく監視を続けており、やはり本職らしいところもあるという印象だった。
少し仮眠を取り、朝からまた同じ配置で監視を続けていると、手下の1人が慌てた様子で正面玄関から出て行く。
アルカはそっと後をつけた。
手下の男はカードゲームに興じていた男で、逃げたいと言っていた方だ。本当に逃げるつもりなのか、男の足は乗合馬車の乗り場に向かっている。
昨日の魔馬がのんびりと飼い葉を食んでいる横を通り、男は待合室に乗り込んで行く。
気配遮断しているが、魔馬だけがちらりとアルカを見た。人では感知出来ない、匂いか何かを嗅ぎ取ってるらしい。
しーっと合図すると、魔馬はフンと鼻を鳴らした。
「だから、こうちょっと良い身なりの、いかにも商会のヤツが来なかったか!?」
「商会ったって、毎日わんさか来るよ。町民でも無いのに、一々顔なんか覚えちゃいねーっての!」
中を覗くと、男は乗合受付のカウンターで喚き散らしていた。
「それかよ、ソリ引きの個人予約は!?」
「ここ数日はそんなのねぇよ。なんなんだお前、尋ね人なら警邏に聞けよ」
言葉に詰まった男は、よろよろと待合室を出て茫然とした。
それからもう1度待合室に戻って、中央区行きの馬車に乗り込むまでを見届ける。恐らくこちらの男は逃げたのだろう。
アルカは軽食を買って倉庫街へ戻ることにした。
倉庫裏口でイドと合流する。川の畔は風が強く寒く、2人で震えた。
「イド、1人逃げたから、こうなりゃ中に入るか」
「あ?根性ねえなあ。ちょっと様子見て、口割らせた方が早いかもな」
2人で遠慮なく裏口から入り、廊下に座って軽食を取る。見張り部屋からも距離があるため、声も届かないだろう。
「誰かが魔石を持ってくるのを待ってたらしい。だが、そいつはオークション当日になっても姿を現さない。1人逃げ出す程、取引相手がやばいと」
取り敢えず情報をまとめると、イドは頷いた。
「やつら何回も外に出てうろうろしてた。牢に入れてる奴ら、返さなきゃって言ってた」
「う~ん、その返す先を突き止めたいんだよな。あと誰がオークションに参加するかも、確認しなきゃだし。魔石以外にも商品があるみたいだから、夜まで泳がそう」
「……気長だなあ」
「今回は、北が関わってる可能性が高いからな」
「ふ~ん」
夜までは小部屋を見張ることにして、休息を終えた2人は場所を移した。
「なんでヨナスのヤツ、帰ってこないんだよ。お頭も来ねえし、こねままじゃ始まっちまうよ……!」
残された手下の男は独り言を言いながら、部屋の中をうろうろしていた。
「魔石がなきゃ、奴らに何て言われるか。どうすんだよぉ、俺1人で何が出来んだよ……!」
脂汗をかき始めた男が早足で裏口に回る。とうとう、こいつも逃げだす気だろうか。
後を追うと、イドが急に手を上げた。裏口の向こうに人の気配がする。
アルカは念の為、気配遮断を強め動きを止めた。
「やあ、こんにちは」
手下が扉を開ける前に外側から扉が開かれ、背の高い一団がぞろぞろと入って来た。
「こ、これは、皆様ようこそお越しくださいました……!」
「うん、準備は完了したかな?もうすぐお客様もいらっしゃるし」
手下と話す男からは僅かに慣れぬイントネーションが聞き取れ、顔付きも北らしさを感じる。
やはりかと、溜息を吐きたくなるのを堪えた。
それにゆったりと手下と話している、片目にモノクルを着けた代表のようなこの男からは、油断ならない気配がする。
慣れたように迷わず奥へ進む男に、手下が慌てて付いていく。
「あ、は、えぇ、商品は金庫に」
「ふむ。売り上げは後で精算するとして、うちの商品の支払いは先にいただこうかな。マーカスはどこだい?」
「え、ええ、あの、マーカス様は、少し外しておりまして……!」
「うん?私が来たのに?何かあった?」
「へ、あ、あの……」
モノクルの男は酷薄な笑みを浮かべた。イドも呼気を殺して、成り行きを見守っている。
「本当に、どうしたの?」
「おい、何かあるなら、洗いざらい吐け」
モノクルの男の部下が静かに圧力をかけた。一団は5人。ただの商人の雰囲気じゃない。
これまで分かっているヒト魔石の関係者は、サマルのダスハー将軍とシャキイフ商会、レーヴァンのマーカスとオーレリー商会。
ダスハー将軍は魔石の販売、マーカスは作成。
ダスハーは人を攫ってある違法魔術師に提供し、人工魔石を国内だけでなく何処かへ輸出し、不正に資金を得ていた。
この違法魔術師は、記憶こそ失っているがマーカスで決まりと目されている。
ダスハーが命を対価に契約した輸出先は、魔石が手に入らなくなったらどうするだろうか。
自ら買い付けとするのではないか。それこそ、ダスハーと同じように素材を提供して。
そして今この男は確かに、マーカスと言った。
マーカスと北に繋がりがあるなら、ダスハーとも繋がりがあっても、おかしくないのでは。
ざわりとアルカの背中に悪寒が走る。
ダスハー将軍に大金を与え、命を差し出させることが出来る者。そんなの一介の商会に出来る訳はないし、旨味も無い。
だが、目の前の男なら出来るのではないか。
一律に整った揺るがない呼吸。そろばんより剣を握るにふさわしい手。
商人の服装からでも判る、鍛えた体付き。
抑えていても滲み出る威圧的な空気。改めて目の前の集団を見る。
ドッと心臓が鳴った。冷や汗が背中から流れる。
「あ、あの……それが、マーカス様が未だ到着しなくて……、魔石がそろわなくて……。も、もちろん、他の商品はございますが……、その」
「ふむ?マーカスが……。ちなみに最後に連絡が取れたのは?」
「はい、2ヶ月ほど前に、間もなくこちらに移ると伝令が来たきりです……」
モノクルの男は少し考えて、右隣の男に目配せをした。
「それは困りましたね。私たちの方でもマーカスを探しますので、最後にいた場所は分かりますか?」
「あ、はい、アズカン地方からの伝令便でした」
「ははあ、成る程、どうもありがとう」
モノクルの男がにっこりと笑うと、右隣の男が即座にマーカスの手下を斬り伏せた。
顔色も変えず一撃の下に手下を斬り殺した男は、事も無げに剣を収めた。
正確無比な太刀筋は、訓練によって培われたものだ。これまで対峙したことは無いが判る。
この男たちは、フォルクロー帝国の軍関係者と見て間違いない。
「さて……」
モノクルの男がぐるりと首を回す。通路の壁に控えていたアルカとイドを見た。
「誰かな?居るのは、分かるよ」
一団の視線が一斉にアルカたちに注がれる。
だが、モノクルの男を始め、姿までは捉えていないらしい。正体を暴かれる訳にはいかない。
突破しようにも既に隙の無い男たちが、さり気なく通路の左右をカバーしている。
「少しお話しないかい。いつまでもコソコソしてないで」
イドだけなら、影を使えば脱出出来る。
読唇術はイドも使える筈だから、口の動きだけで影に入れと伝える。
アルカはどうすると問われて肩を竦める。取り敢えず全力の強化で切り抜けるしかない。
「私、実はあんまり気が長くなくてね」
魔力が集束する気配がしたと思った瞬間、炎の槍が宙に多数展開された。
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