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レグルスの章
98 再誕
「おはよう、調子はどうだい?」
キィと扉が開いて、カーテンが開かれる。窓辺から眩しい朝日が差し込む。
カーテンを開けた人は、女の人だ。たくさんの魔力と怖い魔力を持っていて、いつもたくさん言葉を教えてくれる人。
それから、魔力の塊ごとに名前があることを教えてくれた人。
この人の名前は、イザベラという。
「う、ら」
「ああ、おはよう。今日は、昨日より良いみたいだね」
額の髪を優しく払って、少し冷たい手が載せられた。熱というものを測るらしい。
「朝食にしようね」
「あ」
「ふふ、食欲はあるみたいだね。今日はお前の好きな、野菜スープだよ」
「う」
イザベラは動かない体を優しく起こして、背にクッションを入れてから、口元にスープを運ぶ。優しい味わいに喉が鳴る。
暫く夢中で与えられる食事を平らげると、口元を布で丁寧に拭かれて、バスケットから緑の瓶が取り出された。
「しかし、あれから3年経つのに、全然落ち着かない魔力だねぇ……」
「う!う!」
「こら!我儘言わないの、ちゃんと薬を飲まないと大きくなれないよ!」
力の入らない体では碌な抵抗も出来ず、唇を開けられて薬瓶を突っ込まれる。
苦くて不味いどろりとした薬を、為す術なく飲まされた。
「はい、偉かったね」
ポンポンと頭を撫でられ、しゅわっと溶ける砂糖菓子を口に入れられる。それで漸く強張っていた体が緩んだ。
1日3回食事ごとに苦い薬があるが、その度にしゅわしゅわが貰えるので、何とか我慢出来る。
「よし、じゃあ今日はどの本にしようか」
「あ、あ」
「またこれかい?あんたも好きだねぇ」
イザベラは朝から夜、外が暗くなるまで、ほとんど一緒に居てくれる。
そしてたくさんのことを話して、本も読んでくれた。
「じゃあ少し触るからね」
昼食と夕食の間に、イザベラは少し嫌なことをする。
イザベラが額を触ると怖い魔力が流れてきて、体の中の魔力に触ろうとする。
それが気持ち悪くて、とにかく辛いのだ。
「おえっ」
「ああ、すまないね。今日はここまでだね。良く頑張ったね」
震えてえずくと、また甘いしゅわしゅわが与えられた。
「やあ、今日の調子はどうだい?」
夜になると、制服を着た大きな男がやってくる。男はマティアスと言って、イザベラの夫なるものらしい。
マティアスは大きな硬い手の平で、優しく頭を撫でてくれる。
「昨日より1センチ大きくなってる!」
「う!」
マティアスは毎日、そう言って笑う。
そうして3人で夕食を取って、2人は家というものに帰っていく。
ある日の朝、イザベラが食事のバスケットの他に、もう1つバスケットを持ってやってきた。
中に見たことの無い魔力の塊が入ってる。
「ジー、う?」
「ふふ、分かるかい?今日は友達を連れてきたよ」
バスケットからぴょこんと、黒い塊が顔を出した。
初めて見る黒い塊に慄いていると、それは無遠慮にベッドへ跳び乗って来た。
たくさん髪の毛が体中に生えて、枕ほどの大きさで、目が爛々している。
「う!う!?」
ふんふんと湿った鼻先がいきなり顔に近付いて来て、本能的な恐怖に身を竦めた。
「大丈夫、取って食いやしないよ!この子はとっても賢い猫でね、ナンっていう私たちの家族さ」
「ナン」
猫と呼ばれる魔力の塊は、ナンと鳴いた。
それからは毎朝ナンとイザベラがやって来て、時折は昼からマティアスが来た。
夜には全員必ずそろって食卓を囲み、イザベラたちは家に帰っていく。
そしたら暗くて静かな部屋で、また明るくなるまで1人きり。
毎日そうやって過ぎていく。この明るい部屋に来てから、実に7年もの月日が経った。
その日の朝は、イザベラとナンが来る少し前に目が覚めた。
ベッドを下りてカーテンを開ける。窓を見上げると、空は青く澄んでいた。
「おはよう、今日の調子は」
キィと扉が開いてから、ゴトンとバスケットが落ちる音がした。
「おはよう、師匠」
振り返ると、イザベラが目を見開いていた。だっとナンが駆け出して、飛び付いてくるのを受け止める。
少したたらを踏んだが、しっかりと立っていられた。
昨日まで死んでいた筋肉や身長は全て、年相応、またはそれ以上になっている。
「乗り越えたんだね……、あんた」
「はい、師匠たちのおかげです」
「そうかい……!こうしちゃいられない、マティアスを呼んでくるから少し待ちな……!」
「あっ」
イザベラが慌ただしく駆けて行ってしまい、腹の虫が鳴いた。
「お腹すいたね、ナン」
「ナン」
取り敢えず落ちたバスケットを拾い、ナンと2人でベッドに腰掛けた。
ドタドタと転がるように部屋に入って来たマティアスは、既に号泣していた。
それからがっしりと、熊みたいな体に抱き締められる。ナンが迷惑そうに飛び退いた。
「うっ、うわああ、良かった……!本当に、良かった!」
「マティアス、痛い、苦しいです」
「うん!?すまない……!」
マティアスは目をぱちくりさせながら、体を離してイザベラを見た。イザベラも頷く。
一先ず全員が座ってから、イザベラが切り出した。
「完全に竜核と魔力が統合されたね。それで、お前はどこまで分かる?」
「……そうですね、自分が人であり竜であり、そのどちらでもないことは知りました。他に一通りのことは、全てナンが教えてくれました。魔力の使い方も言葉も、世界のことも」
ナンを見つめると、得意げに尻尾を揺らした。
仲良くなってからは、ナンはしょっちゅう泊まって、色々面倒を見てくれたのだ。
魔術的なことや、魔力操作、調整方法をナンが手解きしてくれたから、時間はかかったが自力で整えて、完全に竜核と融合することが出来た。
「待ちな、ナンが教えただって?確かにナンは私の使い魔だけど、他の人とは話せないはず……、まさか」
「ナァン」
「あんた、坊主とも契約したのかい!?ま~、浮気な猫だね!」
イザベラが複雑そうな顔をするのに、マティアスが宥めた。
「そういえば、最近ナンが大きくなってる気がしたんだよ。成猫なのに成長期なのかなって。まあでもいいじゃないか、おかげでこの子が助かったんだから」
魔術師と従魔契約した動物は、魔術師の魔力量に比例して大きく強くなり、寿命も殆ど魔術師が死ぬくらいまでは生きることが出来る。
確かにナンは2人分の魔力のせいか、日に日に大きくなっていってる。この分だと寿命は相当になりそうだ。
「まあ、そうさね。仕方ない。ナンが望んでしたのなら、私から言うことはないよ」
イザベラは肩をすくめて、気を取り直すように咳払いをした。
「改めて、私からも教えることは山程ある。まずここは王宮にある、魔術師団の魔術塔の1室だ。私は魔術師団の顧問を務めている。そしてお前はこの私の直弟子として、ここにいることが許されている。今後、お前は魔術師として、王宮魔術師団に所属することが決定されている」
「イザベラ、何も今言わなくても……」
「いや、もうこの子がこうなったのなら、王は直ぐにでも結果を求めるはずだ」
イザベラが首を振ると、マティアスは黙り込んだ。
「お前は基本的に、部屋の外に出るには、私の監督が必要になる。魔術塔内、下の訓練場は出歩いても良いとはされているが、暫くは私がいない時に1人で歩いてはいけないよ」
「……はい。でも理由は?」
「……皆、お前の魔力が怖いのさ。だから、お前が安全だって、全員納得するまでは、気を付けないといけない」
確かに今となっては、イザベラ以外の魔力は酷くちっぽけに感じてしまう。
「師匠やナン、マティアスも、俺が怖い?」
「いや、怖いことなんてないぞ」
「ナン!」
マティアスとナンが笑ったのに少し安堵する。
「……ところで俺たちの呼び名だけど、それもナンから?」
「はい」
「ナン……、やっぱり下に見られてたか……」
くっとマティアスが項垂れた。やれやれと首を振るイザベラと目が合うと、くうとまた腹が鳴った。
「ああ、すまないね、朝食をすっかり忘れていた。続きは食べながらにしようか」
「あの、師匠、マティアス」
イザベラが立ち上がるのを制して、ずっと聞いてみたかったことを尋ねる。
「俺の名前は何ですか?」
イザベラとマティアスは、顔を見合わせた。
「そうだね。君が乗り越えたら、俺たちで贈らせてもらいたかった名前がある」
「マティアスたちから、名前を貰えるんですね。ナンも師匠から貰ったと言ってました。嬉しい、何ですか?」
「ナン」
隣のナンは、黄緑の瞳を煌めかせて頷いた。
「君の名前は、レグルス」
「レグルス……」
「そう、古代から航海で、道しるべとされる星の名前だ。君が人生を迷わず進めるように、そして、いつか誰かの道しるべになるように」
「私たちから、最初の贈り物だよ」
その時確かに、これまで見えなかった瞳に光が差した気がした。
「レグルス。……俺の名前は、レグルス」
もう1度確かめる。その日、レグルスはこの世に再びの生を受けた。
キィと扉が開いて、カーテンが開かれる。窓辺から眩しい朝日が差し込む。
カーテンを開けた人は、女の人だ。たくさんの魔力と怖い魔力を持っていて、いつもたくさん言葉を教えてくれる人。
それから、魔力の塊ごとに名前があることを教えてくれた人。
この人の名前は、イザベラという。
「う、ら」
「ああ、おはよう。今日は、昨日より良いみたいだね」
額の髪を優しく払って、少し冷たい手が載せられた。熱というものを測るらしい。
「朝食にしようね」
「あ」
「ふふ、食欲はあるみたいだね。今日はお前の好きな、野菜スープだよ」
「う」
イザベラは動かない体を優しく起こして、背にクッションを入れてから、口元にスープを運ぶ。優しい味わいに喉が鳴る。
暫く夢中で与えられる食事を平らげると、口元を布で丁寧に拭かれて、バスケットから緑の瓶が取り出された。
「しかし、あれから3年経つのに、全然落ち着かない魔力だねぇ……」
「う!う!」
「こら!我儘言わないの、ちゃんと薬を飲まないと大きくなれないよ!」
力の入らない体では碌な抵抗も出来ず、唇を開けられて薬瓶を突っ込まれる。
苦くて不味いどろりとした薬を、為す術なく飲まされた。
「はい、偉かったね」
ポンポンと頭を撫でられ、しゅわっと溶ける砂糖菓子を口に入れられる。それで漸く強張っていた体が緩んだ。
1日3回食事ごとに苦い薬があるが、その度にしゅわしゅわが貰えるので、何とか我慢出来る。
「よし、じゃあ今日はどの本にしようか」
「あ、あ」
「またこれかい?あんたも好きだねぇ」
イザベラは朝から夜、外が暗くなるまで、ほとんど一緒に居てくれる。
そしてたくさんのことを話して、本も読んでくれた。
「じゃあ少し触るからね」
昼食と夕食の間に、イザベラは少し嫌なことをする。
イザベラが額を触ると怖い魔力が流れてきて、体の中の魔力に触ろうとする。
それが気持ち悪くて、とにかく辛いのだ。
「おえっ」
「ああ、すまないね。今日はここまでだね。良く頑張ったね」
震えてえずくと、また甘いしゅわしゅわが与えられた。
「やあ、今日の調子はどうだい?」
夜になると、制服を着た大きな男がやってくる。男はマティアスと言って、イザベラの夫なるものらしい。
マティアスは大きな硬い手の平で、優しく頭を撫でてくれる。
「昨日より1センチ大きくなってる!」
「う!」
マティアスは毎日、そう言って笑う。
そうして3人で夕食を取って、2人は家というものに帰っていく。
ある日の朝、イザベラが食事のバスケットの他に、もう1つバスケットを持ってやってきた。
中に見たことの無い魔力の塊が入ってる。
「ジー、う?」
「ふふ、分かるかい?今日は友達を連れてきたよ」
バスケットからぴょこんと、黒い塊が顔を出した。
初めて見る黒い塊に慄いていると、それは無遠慮にベッドへ跳び乗って来た。
たくさん髪の毛が体中に生えて、枕ほどの大きさで、目が爛々している。
「う!う!?」
ふんふんと湿った鼻先がいきなり顔に近付いて来て、本能的な恐怖に身を竦めた。
「大丈夫、取って食いやしないよ!この子はとっても賢い猫でね、ナンっていう私たちの家族さ」
「ナン」
猫と呼ばれる魔力の塊は、ナンと鳴いた。
それからは毎朝ナンとイザベラがやって来て、時折は昼からマティアスが来た。
夜には全員必ずそろって食卓を囲み、イザベラたちは家に帰っていく。
そしたら暗くて静かな部屋で、また明るくなるまで1人きり。
毎日そうやって過ぎていく。この明るい部屋に来てから、実に7年もの月日が経った。
その日の朝は、イザベラとナンが来る少し前に目が覚めた。
ベッドを下りてカーテンを開ける。窓を見上げると、空は青く澄んでいた。
「おはよう、今日の調子は」
キィと扉が開いてから、ゴトンとバスケットが落ちる音がした。
「おはよう、師匠」
振り返ると、イザベラが目を見開いていた。だっとナンが駆け出して、飛び付いてくるのを受け止める。
少したたらを踏んだが、しっかりと立っていられた。
昨日まで死んでいた筋肉や身長は全て、年相応、またはそれ以上になっている。
「乗り越えたんだね……、あんた」
「はい、師匠たちのおかげです」
「そうかい……!こうしちゃいられない、マティアスを呼んでくるから少し待ちな……!」
「あっ」
イザベラが慌ただしく駆けて行ってしまい、腹の虫が鳴いた。
「お腹すいたね、ナン」
「ナン」
取り敢えず落ちたバスケットを拾い、ナンと2人でベッドに腰掛けた。
ドタドタと転がるように部屋に入って来たマティアスは、既に号泣していた。
それからがっしりと、熊みたいな体に抱き締められる。ナンが迷惑そうに飛び退いた。
「うっ、うわああ、良かった……!本当に、良かった!」
「マティアス、痛い、苦しいです」
「うん!?すまない……!」
マティアスは目をぱちくりさせながら、体を離してイザベラを見た。イザベラも頷く。
一先ず全員が座ってから、イザベラが切り出した。
「完全に竜核と魔力が統合されたね。それで、お前はどこまで分かる?」
「……そうですね、自分が人であり竜であり、そのどちらでもないことは知りました。他に一通りのことは、全てナンが教えてくれました。魔力の使い方も言葉も、世界のことも」
ナンを見つめると、得意げに尻尾を揺らした。
仲良くなってからは、ナンはしょっちゅう泊まって、色々面倒を見てくれたのだ。
魔術的なことや、魔力操作、調整方法をナンが手解きしてくれたから、時間はかかったが自力で整えて、完全に竜核と融合することが出来た。
「待ちな、ナンが教えただって?確かにナンは私の使い魔だけど、他の人とは話せないはず……、まさか」
「ナァン」
「あんた、坊主とも契約したのかい!?ま~、浮気な猫だね!」
イザベラが複雑そうな顔をするのに、マティアスが宥めた。
「そういえば、最近ナンが大きくなってる気がしたんだよ。成猫なのに成長期なのかなって。まあでもいいじゃないか、おかげでこの子が助かったんだから」
魔術師と従魔契約した動物は、魔術師の魔力量に比例して大きく強くなり、寿命も殆ど魔術師が死ぬくらいまでは生きることが出来る。
確かにナンは2人分の魔力のせいか、日に日に大きくなっていってる。この分だと寿命は相当になりそうだ。
「まあ、そうさね。仕方ない。ナンが望んでしたのなら、私から言うことはないよ」
イザベラは肩をすくめて、気を取り直すように咳払いをした。
「改めて、私からも教えることは山程ある。まずここは王宮にある、魔術師団の魔術塔の1室だ。私は魔術師団の顧問を務めている。そしてお前はこの私の直弟子として、ここにいることが許されている。今後、お前は魔術師として、王宮魔術師団に所属することが決定されている」
「イザベラ、何も今言わなくても……」
「いや、もうこの子がこうなったのなら、王は直ぐにでも結果を求めるはずだ」
イザベラが首を振ると、マティアスは黙り込んだ。
「お前は基本的に、部屋の外に出るには、私の監督が必要になる。魔術塔内、下の訓練場は出歩いても良いとはされているが、暫くは私がいない時に1人で歩いてはいけないよ」
「……はい。でも理由は?」
「……皆、お前の魔力が怖いのさ。だから、お前が安全だって、全員納得するまでは、気を付けないといけない」
確かに今となっては、イザベラ以外の魔力は酷くちっぽけに感じてしまう。
「師匠やナン、マティアスも、俺が怖い?」
「いや、怖いことなんてないぞ」
「ナン!」
マティアスとナンが笑ったのに少し安堵する。
「……ところで俺たちの呼び名だけど、それもナンから?」
「はい」
「ナン……、やっぱり下に見られてたか……」
くっとマティアスが項垂れた。やれやれと首を振るイザベラと目が合うと、くうとまた腹が鳴った。
「ああ、すまないね、朝食をすっかり忘れていた。続きは食べながらにしようか」
「あの、師匠、マティアス」
イザベラが立ち上がるのを制して、ずっと聞いてみたかったことを尋ねる。
「俺の名前は何ですか?」
イザベラとマティアスは、顔を見合わせた。
「そうだね。君が乗り越えたら、俺たちで贈らせてもらいたかった名前がある」
「マティアスたちから、名前を貰えるんですね。ナンも師匠から貰ったと言ってました。嬉しい、何ですか?」
「ナン」
隣のナンは、黄緑の瞳を煌めかせて頷いた。
「君の名前は、レグルス」
「レグルス……」
「そう、古代から航海で、道しるべとされる星の名前だ。君が人生を迷わず進めるように、そして、いつか誰かの道しるべになるように」
「私たちから、最初の贈り物だよ」
その時確かに、これまで見えなかった瞳に光が差した気がした。
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