【完結】BLゲーにモブ転生した俺が最上級モブ民の開発中止ルートに入っちゃった件

漠田ロー

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レグルスの章

102 出逢い

「坊っちゃん!レグ坊っちゃん!!」

 遠くでハリスの声が聞こえる気がしたが、まだ眠い。
 思う存分寝かせて欲しい。掛け布団を頭まで引っ張り上げる。

「起きろ!寝ぼすけ!」
「あいたぁ!」

 布団の上から額に重い一撃が入り、あまりの痛さに覚醒した。

「あっ、これ、頭、割れてんじゃない……?」

 まだぼんやりした視界に、真っ黒な塊と橄欖石の輝きが映る。

「割れてねーよ。いい加減起きろ。今日は遅れられないって、言ってただろうが」

 漸く結んだ焦点の先で、ナンが呆れたように溜息を吐いた。

「おはよう、ナン」
「おう、目が覚めたか?」
「うん、起きたぁ……」

 くぁと欠伸をすると、ナンは胡乱げにもう一発猫パンチを繰り出した。

「いっ!もう起きたってば!」
「お前のそれは信用ならん」

「しょうがないだろー、竜なんだから」
「都合の良い時だけ竜ぶるなよ、調子いいやつ」

 人と時間の流れが違う竜は数日寝ないで活動出来るが、1度寝ると長く寝る習性がある。

 レグルスの魔術的な中身は大部分が竜となり、その習性や本能がかなり強く出ている。
 そのため長時間寝ていたい欲求が強い。

 それでも人として1日の流れを保つようにしているが、とにかく寝起きが悪い。
 レグルス邸の使用人は、主人がちゃんと起きるか気を揉みながら1日が始まる。

 ナンは乗っていたレグルスの胸から飛び降りて、扉へ向かった。
 器用に前足で開けると、扉を叩いていたハリスに顔を出す。

「ナン様、ありがとうございます。やはりナン様がいると助かりますね。朝食をご用意しておりますよ」
「おう、くるしゅうない」

 ナンは尻尾をビンと立てて、さっさとハリスに付いて行ってしまった。

 レグルスも起き上がり、大きく伸びてからベッドを下りた。
 窓から覗いた外は快晴で、庭のリッカの木に花が咲いて風に散っている。
 春の始まりに、花々が朝露を浴びて一斉に開いている。

 この屋敷で暮らし始めて6度目の春だった。


「おはよーさん、レグルス」
「おはようございます、ハンク」

 代表室に顔を出すと、ハンクがにかっと笑った。

「今回の新入職員だけど、すげえ良いのが2人いるんだぜ」

 身上書を手渡しながら、ハンクが機嫌よく笑った。
 レグルスはギルド入職後1年で情報局長に就任し、まだ年功序列があった内部を実力重視に変えた。

 当初は風当たりが強かったが、最近では優秀な若い人材をどんどん登用しているおかげもあり、大分やりやすくなった。

 一昨年には局長直下組織の情報室も立ち上げ、追加の人材を常に探している状態だ。
 特に新卒の優秀な職員が居れば、すぐに回してもらい面接を行っている。

 今回ハンクが回してくれたのは、王立学園の卒業生が2人。
 片方は次席で卒業した秀才、片方はフィジカルギフテッドと、中々に優秀そうだった。

 だがレグルスには肩書は必要無く、その者の魔力を見れば良し悪しが分かる。
 信用がならない者は魔力が濁ってぐちゃぐちゃなことが多いし、信用に足る者は綺麗に澄んでいる。

 竜の直感か何か知らないが、一発で良い奴、嫌な奴と判るため、情報室員は自ら全ての面接を行っている。

「朝一、面接ですよね?」
「そうそう、お前が合わないなら、早く適正部署に回してやりたいからな」

「ハンクはどうします?」
「お前に任せるよ。結果だけ教えてくれ」
「了解です」
 
 抑えていた会議室に向かうと、最初の面接者が既に待っていた。
 黒髪のがっしりした青年だ。なるほど、ギフテッドと納得できる体躯と強さだ。

「すみません、お待たせしました」
「いえ」

 席をきちんと立ち、背筋を伸ばした姿は、萎縮も緊張もしていない。
 泰然自若として、魔素も濁っておらず綺麗なものだ。

「お名前からどうぞ」
「ジーク・エバンスです」
「はい、ジーク君ですね。では幾つか質問です」

 かなり強くなりそうだ。レグルスが少し威圧の魔力を強めても、呼吸や脈も視線も乱れない。
 既に合格は決めたが、人となりを知るべく30分ほど話を続けた。

 良い人材を回してくれたと感謝しながら、窓辺に佇んでコーヒーを啜る。次の面接時間まで、まだ時間がある。

 会議室のブラインドを開けると、暑いくらいの陽射しが差し込んで来た。
 春色の賑やかな街を見つめながら窓を開けると、爽やかな風が吹いて気持ちが良い。

 ふと首を巡らすと、ちょうど会議室の扉が叩かれた。ふわりと良い香りがした気がした。

「どうぞー」

 ぞんざいな返事をしながら、窓の外を覗き込む。
 妙に惹かれる香りの正体を探す。何か花でも咲いてるのだろうか。でも花にこんな反応したことあっただろうか。

「失礼します」

 扉が開いた瞬間、一際強い風が窓から入り込んで、机に置いていた書類が散らばる。

 扉を開けた次の面接者は微かに驚いた顔をしてから、すぐに散らばった書類を拾い集めた。

 ひらとレグルスの足元に落ちた1枚を、その青年は身を屈めて拾った。
 青年が立ち上がる動きに合わせて、目元に少しかかった前髪がさらりと流れた。

 白灰の髪は絹糸のように光に透けて、時折毛先がごく淡い水色に輝く。
 同じ色の長いまつ毛が、宝石のように澄んだアメジスト色の瞳をけぶるように縁取っている。

 切れ長の目は少し垂れているため、凛々しいというより気怠げで、何とも言えない色香がある。
 白い肌に色づいたように映える、薄めだが柔らかそうな桜色の唇が開いた。

「どうぞ」

 その青年が集めた書類を差し出した。瞳が真っ直ぐにぶつかった瞬間、ぶわりと香が立ち上った。

 項の毛が逆立ち、心臓が大きく跳ね上がり、息が止まる。

「……あの」

 青年は怪訝そうに首を傾げた。

「あっ、すみません、うわ」

 危うくコーヒーを落としそうになり、正気に返る。ガタガタと席に座った。

「ど、どうぞ、かけて」
「失礼します」

 すっと向かいの席に座るのを、ぼんやり眺める。動いているのが信じられない。
 何かこう、精巧な人形というか、まるで精霊の化身のような。

 嘘みたいに澄み切った魔力も含め、外も中もあまりにも人離れして美しく、レグルスは呆然とした。

「あの、情報局長……、面接を始めていただけませんか?」

 いつまでも黙ったままのレグルスに、少し不安そうな顔で青年が催促した。
 声も話し方も落ち着いて聞きやすく、柔らかくて深いのに透明感があって、ずっと聴いていたい。

「すみません……!お、お名前からどうぞ」
「アルカ・メイヤーです」

 青年はそう名乗った。
 アルカ・メイヤー、頭の中にその単語が入った瞬間、カチリと錠が嵌った感覚がした。


「おうこら!」
「だぇ!?」

 バチンと横っ面を叩かれ、レグルスは漸く正気に戻った。

 いつの間にか夜になって、家に帰って来ていた。今日1日の記憶が無い。
 改めると自室のソファに座っている。ナンが目を吊り上げて隣にいた。

「あれ、ナン……、ただいま」
「何、惚けてやがんだ!もう真夜中だから早く寝ろ!俺は今日はあっちに帰りたかったのに、お前のせいで帰りそびれた!」

 レグルスが邸を相続後、直ぐに元のアパートメントに引っ越してしまったイザベラを思い出し、一瞬胸が軋む。
 最後に自責ばかりするレグルスを叱り飛ばし、頭が冷えたら訪ねろと出て行ったイザベラに、未だに会いに行く勇気は無い。

「……今、夜中なの?……俺、ちゃんと仕事したよな、今日……」

 沈みかけた心を押しやって、今日のことを考える。
 何か局長室に座って手を動かしていたような気もするが、何も頭に入ってない。

「知らねーよ、そんなの。帰るなりそこに座り込んだまま、誰の声も聞いてないときたもんだ。タバサなんか、飯食ってもらえないって泣いてたぞ。俺が代わりに食ってやったけどさ、後で謝れよ」

「あっ、腹減った……」

 くるると腹が鳴る。そう言えば今日1日、何も食べていない気がする。
 だが、住み込みは執事のハリスと妻でメイド長のタバサ、料理人のジョーだけで、もう勤務外だから起こしたくない。

 レグルス邸の使用人は8人だが、住み込みも通いも自由にしてもらっているし、夜9時以降は勤務外としている。
 それでもこの3人は時間を問わず尽くしてくれるが、年齢のこともあり、無理はさせたくない。

「ジョーが台所に夜食用意してたぞ」
「よし、静かに取りに行こう」

 ナンと2人で、気配を消して台所に向かう。
 暗い台所の作業台の上に、冷めても美味いサンドイッチと唐揚げ、保温ジャーにスープが用意されていた。

「おい、ナンは夕飯食べたんだろ?」
「飯は誰かと食った方が美味いから、付き合ってやる」

 ナンはちゃっかりと専用おやつ袋から鶏ささみを拝借し、足取り軽く台所を出た。

「調子いいなあ、もう」

 2人でまたひそひそと暗闇の中を部屋に戻る。レグルスの瞳は竜の力で、暗闇でも灯り無しに良く見通せる。

「今日チャウダーだったのかぁ。ちゃんと食べたかったなあ」

 自室でナンと2人、遅い夜食を始める。

「お前がずっとボケてたせいだろ。俺だって今日の夜はリリーとデートの筈だったのに。いつまでも手のかかる弟だぜ、全く」

「ああ、花屋の白百合の君?上手くいったの?ほんとあちこち手ぇ出して、盛んだね」

 リリーは商業区にある花屋の飼い猫らしく、ナンが最近執心の相手だ。
 意外にナンはモテるらしく、しょっちゅう恋の話を聞かされていた。

「バカ、リリーはな、番なんだよ。そういう次元じゃない。あいつが最初で最後だ」
「げほ、つ、番?」

「そうだ。お前も竜の端くれなら、分かるだろうが」
「……俺は人だもん」

「朝は竜だって言った癖に。まあいい。人族だけだぜ、自分の番が分かんねーマヌケ」

 ささみの最後の一口をバリバリやってから、ナンは小馬鹿にしたように頷いた。

「ね、ねえ、番って直ぐに判るの?どんな感じ?」
「そらもうアレよ、ビンビンよ。一目見た瞬間に、本能が叫ぶのよ。こいつだ、こいつしかいねえってさ」

 レグルスのフォークから、ぽろりと唐揚げが落ちた。さっとナンが拾って、うなうな言いながら食べ出した。

「……なんかこう、いい匂いとか、特別な感じする?」

「ああ、絶対にモノにしてやりたい匂いがすんだよ。どうしようもなく孕ませたいっていうか、涎が出るみたいなさ。おっと、ガキには刺激が強いな」

 悪戯したように笑って、ナンは唐揚げを平らげた。

「なんだ、お子様。真っ赤になっちまって」
「あ、え、……えー……?」

「弟よ、お前は特に抜けてるからな、覚えておけよ。お前の竜の本能は誤魔化せないし、その時が来たらちゃんと分かるから、番は絶対に逃がすなよ。特にお前の竜は、この世で1番執念深い」

 口の端の鶏の油を舐めて、ナンは満足そうに頷いた。
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