121 / 168
冬の章 新年祭編
112 メイヤー伯領
「やっぱちょっと、職権濫用過ぎない?」
アルカは誰もいないギルドの、転移フロアの扉を開けるレグルスの袖を引っ張った。
「ふふ、局長特権です」
メイヤー伯領に冒険者用転移陣で向かうべく、ギルド総本部へ着いた訳だが。
レグルスは宿直職員に挨拶すると、さっさと地下に向かってしまった。
「セドルア絡みでしょ?調べたいことって」
「う……ん、まあ、そう。役に立つかは分かんないけど」
「じゃあ、特別任務ってことで」
魔力認証の鍵を開いて、レグルスはアルカの手を繋いだ。
「こら、職場だって!」
「誰もいないから、いいじゃん」
態となのか指を絡められて、アルカは口を噤んだ。
番になってから宣言通り我慢を止めたレグルスは、少し手強いところが出てきた。
「ふふ、アルカってさ、職場とか効いちゃうよね。……今度、局長室でしちゃおっか」
ひそと左耳に囁かれて反射的に顔が赤くなる。自分だって弱い癖に。
「それやったら、暫くお預けにするからな、マジで」
「ひっ、嘘です。ごめんなさい」
さっと顔を青くしたレグルスを引っ張って、メイヤー伯領にある、へレイアコッド地方の支部の転移陣に向かう。
「長居はしないよ。用済ませたら帰るから、直ぐに」
「うん」
手を繋いだまま、転移陣を起動させる。ふうと息を吐くと、レグルスがぎゅっと手を握った。
メイヤー伯領はへレイアコッド地方に属し、セドルア地方とレーン地方の間に位置する。
山脈と近いため湖水と川に恵まれ、主要産業は農業、紡績業が盛んだ。
領地は他領と比べ小さいが、一昔前までは豊富な鉱石資源と有名ダンジョンも複数保有していたため、財源が豊かな領だった。
ギルドが立て直される前は、迷宮資源は領主が自由に利益を独占していたため、メイヤー伯領もその恩恵で潤っていた。
しかしアルカの祖父の代になり、次々に迷宮が消滅し、まずは魔石やレア素材があまり採れなくなった。
それから鉱石資源採掘に傾倒した結果、今度は鉱石も掘り尽くしてしまった。
その頃には父親の代になっていたが、資源が掃いて捨てるほどあった時代の金銭感覚がいつまでも抜けない祖父と父が、身代を緩やかに喰い潰して今に至る。
現在では、結婚と同時に当主の座を継いだ兄が領主として、傾いた財源を紡績業を主軸に立て直しを図っている。
そしてこの兄が、アルカが帰省をしなくなった1番の原因だ。
両親2人は、アルカ自身には心底から無関心。妹は最後に会った時は子供ながらに女王様。
そして兄は、アルカの支配者だった。
「兄のことなんだけど、……視えたよな?」
コッド地方の支部から、更にメイヤー領中心部にある支部へ転移して、借り上げた馬車で街の外れにあるメイヤー城を目指す。
小さな湖の畔に建ち、有事の際には防衛機能を持つ旧い時代の城だ。
あの石造りの厳しい門を思い出すだけで、本当に嫌気が差す。
2人きりの馬車で手を繋いて、レグルスの肩に寄り掛かる。これがただの新婚旅行なら、どれほど楽しかっただろうか。
「……うん。だから来たかった」
「……入籍の話は最後にする。先ずは調べ物したいからさ」
何をどう言うか詰まって、車内に沈黙が降りる。
「……ねぇ、キスして、レグルス」
無性に熱を感じたくなる。レグルスは黙って、アルカに口付けた。
柔らかく穏やかなのに熱情を感じる。揺れる車内の中、しっかりと抱かれて身を委ね、ただ夢中で唇を深く合わす。
「は……、このまましたいな」
「アルカ……」
散々抱き合ったというのに、まだ互いに熱っぽく見つめ合えるのが嬉しい。
もう1度と鼻先が触れ合ったところで、馬車が減速して停まる気配がした。
「……残念、着いた」
「ね、無理しないで、俺を頼って」
降りる前に真摯な瞳で告げられ、顎を引いた。ひらりと馬車を降りて、久し振りの景色を仰ぎ見る。
雪を被った白亜の城と背後の湖面が、午後の陽射しに輝いている。
正面から見ると湖に浮かんでいるようだ。全盛期に建てられた城は、氷の城と呼ばれる程美しい。
見たことのない家令が怪訝そうにやって来る。先触れも無くやって来たのだから当然だろう。
「冒険者ギルド総本部、情報局長付きアルカだ。火急の用件にて、御当主に取次ぎ願いたい」
実家の家令にする挨拶ではないが、これで良い。今更家門を名乗る気はさらさら無い。
一先ずギルド名に邪険に出来なかった家令に連れられ、城に踏み入れる。
直ぐ後ろに居るレグルスに意識を合わせながら、玄関ホールへ進んだ。
「アルカ!」
ホール正面の階段から、男が下りて来た。腹に力を込めて顔から表情を消す。
「随分久し振りだね」
美しい男だ。ほとんど自分と同じ色だが、より白く白銀に近い長い髪を流している。
身長もアルカより高く、すらりとしている。
似ている顔だが、違うのは目だ。薄い青灰の切れ長の目は、吊り目がちのため凛々しい。
アルカの兄、ダヴィード・メイヤー伯爵は優雅に微笑んだ。
「ご無沙汰しております。突然の不躾な訪問、申し訳ございません」
「家族が帰って来るのに突然も無いさ。お前はもっと、顔を出すべきだからね」
正面に寄ったダヴィードが顎に手を掛けて、下を向いていた顔を有無を言わさず上げられる。
「だが、お客様を連れてくるなら、話は違うだろう?満足なおもてなしが出来ないじゃないか」
「任務途中に尽き、用事が済み次第、直ぐに御暇します」
殊更笑みを深めたダヴィードから、そっと視線を外す。
「年始なのに?父上たちもいらっしゃるし、リベリカも会いたがっている」
「……では、後ほどご挨拶だけ」
暫しじっと覗き込まれてから、漸く顔から手が外される。
「それでアルカ、こちらの御方は?」
「申し遅れました。不躾なご訪問失礼致します」
然りげ無くアルカとダヴィードの間に身を割り込ませて、レグルスが貴族的な笑みを浮かべる。
「マクファーレン公爵家が3男、レグルスと申します。冒険者ギルド総本部副代表を務めております」
「……ああ、これはお会い出来て光栄の極みです。私はメイヤー家当主、ダヴィード・メイヤー。以後お見知り置きを」
目の前で2人が握手を交わすのを、複雑な思いで眺める。
「それで、当家へはどのような御用向きで?」
「兄上、蔵書を改めさせていただきたいのです」
アルカは、兄の右手の親指に嵌った指輪に視線を送る。代々当主だけが継承し、使用出来るものだ。
この城は旧い仕組みで、それを用いてしか作動しない仕掛けが幾つかある。
「任務のため仔細は明かせませんが、どうしても必要なのです。何卒、御許可を」
ダヴィードは片眉を上げた。アルカの嘆願に合わせ、レグルスも頭を下げる。
「得た情報は秘匿し、御家門に不利益を及ぼさないと誓います故、何卒御協力いただきたく」
「頭をお上げ下さい。もちろん御協力させていただきますよ」
このためにレグルスは、態々家名を出したのだ。ダヴィードは意図を正しく汲んで、恭しく頭を下げた。
「では、こちらへ」
視線はアルカに定めながら、ダヴィードは歩き出した。ホッとして後に続くと、背中に温かい手が一瞬触れた。
絨毯の敷かれた階段を上がり、2階の執務室に通される。
壁際の書棚の間にある装置に、ダヴィードは当主の指輪を翳した。
すっと扉が開いて、門外不出とされる古い蔵書を納めた小部屋が開かれた。
「旧い仕組みで、面白いでしょう?こういった先祖の技術が、この城にはあちこちありまして」
ダヴィードが笑うのに、レグルスは鷹揚に頷いた。
「大変興味深いです」
「では、兄上、失礼します」
暫く開かれていないのか、黴臭い部屋に踏み入れる。
アルカを通すと、ダヴィードは入り口を塞ぐように体をずらした。
「この間に入れるのは当家の者だけと、先祖よりきつく命じられております」
にこりと微笑むダヴィードに、レグルスは1度口を噤んでから頷いた。
「ではこちらで、待たせていただきます」
「いえ、とんでもない。かのマクファーレン様をこのような場所でお待たせするなど、我が家の恥となりましょう。是非、サロンにて一献」
レグルスの視線に頷く。ここは申し訳ないが、兄の話に乗って欲しい。とにかく蔵書を見られれば、それでいいのだ。
「……それでは、お言葉に甘えて」
「はは、光栄です。早速参りましょう。ちょうど新年に合わせて、良いブランデーを仕入れたところです」
レグルスに笑いかけてから、ダヴィードがアルカを見た。
「後ほど迎えに来よう」
「……はい」
ダヴィードが再び指輪を掲げると、扉は音もなく閉まった。完全に遮断された窓の無い、真っ暗な部屋に取り残される。
昔と変わらない場所にある魔石ランプに火を灯すと、部屋は明るくなった。
しかし扉が閉まる直前に垣間見えた兄の眼に、アルカの背中は冷たい汗を流した。
アルカは誰もいないギルドの、転移フロアの扉を開けるレグルスの袖を引っ張った。
「ふふ、局長特権です」
メイヤー伯領に冒険者用転移陣で向かうべく、ギルド総本部へ着いた訳だが。
レグルスは宿直職員に挨拶すると、さっさと地下に向かってしまった。
「セドルア絡みでしょ?調べたいことって」
「う……ん、まあ、そう。役に立つかは分かんないけど」
「じゃあ、特別任務ってことで」
魔力認証の鍵を開いて、レグルスはアルカの手を繋いだ。
「こら、職場だって!」
「誰もいないから、いいじゃん」
態となのか指を絡められて、アルカは口を噤んだ。
番になってから宣言通り我慢を止めたレグルスは、少し手強いところが出てきた。
「ふふ、アルカってさ、職場とか効いちゃうよね。……今度、局長室でしちゃおっか」
ひそと左耳に囁かれて反射的に顔が赤くなる。自分だって弱い癖に。
「それやったら、暫くお預けにするからな、マジで」
「ひっ、嘘です。ごめんなさい」
さっと顔を青くしたレグルスを引っ張って、メイヤー伯領にある、へレイアコッド地方の支部の転移陣に向かう。
「長居はしないよ。用済ませたら帰るから、直ぐに」
「うん」
手を繋いだまま、転移陣を起動させる。ふうと息を吐くと、レグルスがぎゅっと手を握った。
メイヤー伯領はへレイアコッド地方に属し、セドルア地方とレーン地方の間に位置する。
山脈と近いため湖水と川に恵まれ、主要産業は農業、紡績業が盛んだ。
領地は他領と比べ小さいが、一昔前までは豊富な鉱石資源と有名ダンジョンも複数保有していたため、財源が豊かな領だった。
ギルドが立て直される前は、迷宮資源は領主が自由に利益を独占していたため、メイヤー伯領もその恩恵で潤っていた。
しかしアルカの祖父の代になり、次々に迷宮が消滅し、まずは魔石やレア素材があまり採れなくなった。
それから鉱石資源採掘に傾倒した結果、今度は鉱石も掘り尽くしてしまった。
その頃には父親の代になっていたが、資源が掃いて捨てるほどあった時代の金銭感覚がいつまでも抜けない祖父と父が、身代を緩やかに喰い潰して今に至る。
現在では、結婚と同時に当主の座を継いだ兄が領主として、傾いた財源を紡績業を主軸に立て直しを図っている。
そしてこの兄が、アルカが帰省をしなくなった1番の原因だ。
両親2人は、アルカ自身には心底から無関心。妹は最後に会った時は子供ながらに女王様。
そして兄は、アルカの支配者だった。
「兄のことなんだけど、……視えたよな?」
コッド地方の支部から、更にメイヤー領中心部にある支部へ転移して、借り上げた馬車で街の外れにあるメイヤー城を目指す。
小さな湖の畔に建ち、有事の際には防衛機能を持つ旧い時代の城だ。
あの石造りの厳しい門を思い出すだけで、本当に嫌気が差す。
2人きりの馬車で手を繋いて、レグルスの肩に寄り掛かる。これがただの新婚旅行なら、どれほど楽しかっただろうか。
「……うん。だから来たかった」
「……入籍の話は最後にする。先ずは調べ物したいからさ」
何をどう言うか詰まって、車内に沈黙が降りる。
「……ねぇ、キスして、レグルス」
無性に熱を感じたくなる。レグルスは黙って、アルカに口付けた。
柔らかく穏やかなのに熱情を感じる。揺れる車内の中、しっかりと抱かれて身を委ね、ただ夢中で唇を深く合わす。
「は……、このまましたいな」
「アルカ……」
散々抱き合ったというのに、まだ互いに熱っぽく見つめ合えるのが嬉しい。
もう1度と鼻先が触れ合ったところで、馬車が減速して停まる気配がした。
「……残念、着いた」
「ね、無理しないで、俺を頼って」
降りる前に真摯な瞳で告げられ、顎を引いた。ひらりと馬車を降りて、久し振りの景色を仰ぎ見る。
雪を被った白亜の城と背後の湖面が、午後の陽射しに輝いている。
正面から見ると湖に浮かんでいるようだ。全盛期に建てられた城は、氷の城と呼ばれる程美しい。
見たことのない家令が怪訝そうにやって来る。先触れも無くやって来たのだから当然だろう。
「冒険者ギルド総本部、情報局長付きアルカだ。火急の用件にて、御当主に取次ぎ願いたい」
実家の家令にする挨拶ではないが、これで良い。今更家門を名乗る気はさらさら無い。
一先ずギルド名に邪険に出来なかった家令に連れられ、城に踏み入れる。
直ぐ後ろに居るレグルスに意識を合わせながら、玄関ホールへ進んだ。
「アルカ!」
ホール正面の階段から、男が下りて来た。腹に力を込めて顔から表情を消す。
「随分久し振りだね」
美しい男だ。ほとんど自分と同じ色だが、より白く白銀に近い長い髪を流している。
身長もアルカより高く、すらりとしている。
似ている顔だが、違うのは目だ。薄い青灰の切れ長の目は、吊り目がちのため凛々しい。
アルカの兄、ダヴィード・メイヤー伯爵は優雅に微笑んだ。
「ご無沙汰しております。突然の不躾な訪問、申し訳ございません」
「家族が帰って来るのに突然も無いさ。お前はもっと、顔を出すべきだからね」
正面に寄ったダヴィードが顎に手を掛けて、下を向いていた顔を有無を言わさず上げられる。
「だが、お客様を連れてくるなら、話は違うだろう?満足なおもてなしが出来ないじゃないか」
「任務途中に尽き、用事が済み次第、直ぐに御暇します」
殊更笑みを深めたダヴィードから、そっと視線を外す。
「年始なのに?父上たちもいらっしゃるし、リベリカも会いたがっている」
「……では、後ほどご挨拶だけ」
暫しじっと覗き込まれてから、漸く顔から手が外される。
「それでアルカ、こちらの御方は?」
「申し遅れました。不躾なご訪問失礼致します」
然りげ無くアルカとダヴィードの間に身を割り込ませて、レグルスが貴族的な笑みを浮かべる。
「マクファーレン公爵家が3男、レグルスと申します。冒険者ギルド総本部副代表を務めております」
「……ああ、これはお会い出来て光栄の極みです。私はメイヤー家当主、ダヴィード・メイヤー。以後お見知り置きを」
目の前で2人が握手を交わすのを、複雑な思いで眺める。
「それで、当家へはどのような御用向きで?」
「兄上、蔵書を改めさせていただきたいのです」
アルカは、兄の右手の親指に嵌った指輪に視線を送る。代々当主だけが継承し、使用出来るものだ。
この城は旧い仕組みで、それを用いてしか作動しない仕掛けが幾つかある。
「任務のため仔細は明かせませんが、どうしても必要なのです。何卒、御許可を」
ダヴィードは片眉を上げた。アルカの嘆願に合わせ、レグルスも頭を下げる。
「得た情報は秘匿し、御家門に不利益を及ぼさないと誓います故、何卒御協力いただきたく」
「頭をお上げ下さい。もちろん御協力させていただきますよ」
このためにレグルスは、態々家名を出したのだ。ダヴィードは意図を正しく汲んで、恭しく頭を下げた。
「では、こちらへ」
視線はアルカに定めながら、ダヴィードは歩き出した。ホッとして後に続くと、背中に温かい手が一瞬触れた。
絨毯の敷かれた階段を上がり、2階の執務室に通される。
壁際の書棚の間にある装置に、ダヴィードは当主の指輪を翳した。
すっと扉が開いて、門外不出とされる古い蔵書を納めた小部屋が開かれた。
「旧い仕組みで、面白いでしょう?こういった先祖の技術が、この城にはあちこちありまして」
ダヴィードが笑うのに、レグルスは鷹揚に頷いた。
「大変興味深いです」
「では、兄上、失礼します」
暫く開かれていないのか、黴臭い部屋に踏み入れる。
アルカを通すと、ダヴィードは入り口を塞ぐように体をずらした。
「この間に入れるのは当家の者だけと、先祖よりきつく命じられております」
にこりと微笑むダヴィードに、レグルスは1度口を噤んでから頷いた。
「ではこちらで、待たせていただきます」
「いえ、とんでもない。かのマクファーレン様をこのような場所でお待たせするなど、我が家の恥となりましょう。是非、サロンにて一献」
レグルスの視線に頷く。ここは申し訳ないが、兄の話に乗って欲しい。とにかく蔵書を見られれば、それでいいのだ。
「……それでは、お言葉に甘えて」
「はは、光栄です。早速参りましょう。ちょうど新年に合わせて、良いブランデーを仕入れたところです」
レグルスに笑いかけてから、ダヴィードがアルカを見た。
「後ほど迎えに来よう」
「……はい」
ダヴィードが再び指輪を掲げると、扉は音もなく閉まった。完全に遮断された窓の無い、真っ暗な部屋に取り残される。
昔と変わらない場所にある魔石ランプに火を灯すと、部屋は明るくなった。
しかし扉が閉まる直前に垣間見えた兄の眼に、アルカの背中は冷たい汗を流した。
あなたにおすすめの小説
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。
余命僅かの悪役令息に転生したけど、攻略対象者達が何やら離してくれない
上総啓
BL
ある日トラックに轢かれて死んだ成瀬は、前世のめり込んでいたBLゲームの悪役令息フェリアルに転生した。
フェリアルはゲーム内の悪役として15歳で断罪される運命。
前世で周囲からの愛情に恵まれなかった成瀬は、今世でも誰にも愛されない事実に絶望し、転生直後にゲーム通りの人生を受け入れようと諦観する。
声すら発さず、家族に対しても無反応を貫き人形のように接するフェリアル。そんなフェリアルに周囲の過保護と溺愛は予想外に増していき、いつの間にかゲームのシナリオとズレた展開が巻き起こっていく。
気付けば兄達は勿論、妖艶な魔塔主や最恐の暗殺者、次期大公に皇太子…ゲームの攻略対象者達がフェリアルに執着するようになり…――?
周囲の愛に疎い悪役令息の無自覚総愛されライフ。
※最終的に固定カプ
追放された『呪物鑑定』持ちの公爵令息、魔王の呪いを解いたら執着溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
「お前のそのスキルは不吉だ」
身に覚えのない罪を着せられ、聖女リリアンナによって国を追放された公爵令息カイル。
死を覚悟して彷徨い込んだ魔の森で、彼は呪いに蝕まれ孤独に生きる魔王レイルと出会う。
カイルの持つ『呪物鑑定』スキル――それは、魔王を救う唯一の鍵だった。
「カイル、お前は我の光だ。もう二度と離さない」
献身的に尽くすカイルに、冷徹だった魔王の心は溶かされ、やがて執着にも似た溺愛へと変わっていく。
これは、全てを奪われた青年が魔王を救い、世界一幸せになる逆転と愛の物語。
オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000の勇者が攻めてきた!
モト
BL
異世界転生したら弱い悪魔になっていました。でも、異世界転生あるあるのスキル表を見る事が出来た俺は、自分にはとんでもない天性資質が備わっている事を知る。
その天性資質を使って、エルフちゃんと結婚したい。その為に旅に出て、強い魔物を退治していくうちに何故か魔王になってしまった。
魔王城で仕方なく引きこもり生活を送っていると、ある日勇者が攻めてきた。
その勇者のスキルは……え!? 性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000、愛情Max~~!?!?!?!?!?!
ムーンライトノベルズにも投稿しておりすがアルファ版のほうが長編になります。