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冬の章 新年祭編
117 ハリス
「おや、坊っちゃん、どうされました?まだ休暇は残っていられますでしょう?」
ランスロット邸から貴族街最南端のレグルス邸に向かうと、ハリスはいつも通り執事服を着て、庭師のボブと春の庭造りの計画をしていた。
「ハリス、ボブ!休みだって言っただろ?」
「ははあ、これは仕事じゃなくて趣味ですな。あんまり家で寝てると、呆けちまいそうでね」
ボブ爺さんが髭を揺らして笑った。ハリスはピシリと背を伸ばしてレグルスを見た。
「折角のアルカ様との時間を割くくらいなのですから、何か火急の件がお有りでは?」
「あ、そうだった!ちょっと話がある。ボブ、程々にしてちゃんと休んでね!」
にこにこ手を振るボブに見送られ、アルカたちは屋敷の応接室へと向かった。
固辞するハリスと一悶着の後、何とか全員ソファに座り、レグルスはスノウドラゴンの件を説明した。
全て聴き終わり、ハリスはかなり難しい顔で暫く黙り込んだ。
「私も、整理しながらになりますので……、取り留めが無くなりますがよろしいでしょうか」
頷くと、ハリスはダニエルのことを語り始めた。
ハリスは任務中の負傷により王家の影を辞し、レグルスが産まれる前にマクファーレン家に嫁いだ先王の姪、ジゼルへと下賜された。
「そのジゼル様が、ダニエル様を執拗に調べていたのです。誰と会って、何をして、何を話したか。果ては食事や飲み物のメニューまで」
レグルスと顔を見合わせる。確かマクファーレン夫妻は、仮面夫婦だったと聞いている。
その頃のダニエルと言えば、男女問わずあちこちに浮き名を流していた。手当たり次第に声を掛けていたのだ。
「元はと言えば、ダニエル様とジゼル様は幼馴染で、お二人は仲が良かった。しかし嫁いでからというもの、ダニエル様はジゼル様には興味を失くしておいでで」
それからジゼルは嫉妬とせん妄に取り憑かれ、常にダニエルを異常なまでに監視するようになった。
「ですから嫉妬でお心が触れてしまったのか、ずっと、私のダニーではない、ダニーはあんなことはしないと、現実をお受け止め切れなかった。そして私に長い間、調査を続けさせました」
ジゼルは実に執拗にダニエルの調査をした。
毎日報告する度に、ほら、やはり違うと爪を噛むジゼルに、ハリスは何度辟易したことか。
「そんな日々が続いて、とうとう貴方様の母君マリア様に、ダニエル様は執心され始めた。その頃から別館地下は魔術工房へと変わり、誰も立ち入りが出来なくなりました」
ハリスの膝に置かれた拳が、ぎゅっと握られた。
「そして坊っちゃんがお産まれになり、私どもはダニエル様を討ったのです」
「先代は何故、俺を作ったのか知ってる?失敗作だとは言われ続けたけど、一体何を目指してたのかは、知らないんだ」
「……それだけは私も分からぬのです。ダニエル様は突如としてお子様を生し、竜核を埋めたのです。動機を示す証拠は何一つ無かった。ただ、……坊っちゃんの中に溶けた竜核、または魔力を取り出す研究は続けておいででした」
レグルスの覚えていた単語を思い出す。確かに失敗作というくらいだから、何か成功させたかったものがあった筈だ。
「先代は何か残さなかった?例えば手下への指令とか、合図とか。研究を引き継いだり、助手は居なかった?」
少し考え込んで、ハリスは首を捻った。
「工房へはダニエル様しか出入りはありませんでした。最後の日、あの時も特に―……いえ、1つおかしな点がありました。……ダニエル様は介錯を何故か旦那様、いえマティアス様を指名したのです。特に親しい間柄では無かったので、皆が疑問でした」
「……先生が間違いなく、首を落としたんだよね?」
「はい、私がダニエル様を抑えて……」
ハリスはハッとした表情をしてから、少し言い淀んだ。
「……もう1つ、おかしなことがありました。処刑の際、マティアス様の様子に異変があったのです」
「異変?」
「はい。……あの御方が剣を振り上げた瞬間、ダニエル様はマディーと呟きました。その後です。マティアス様の様子がおかしくなったのは。茫然自失とされていて、数日は心ここにあらずといった風でした。……ダニエル様について、私が知ることはこのくらいです」
ハリスは1つ息を吐いて、床へと額づいた。
「しかし、私は全て知っておりました。盗まれた竜核がダニエル様の手元にあることも、マリア様が培養器に繋がれ、命を吸われ続けていたことも……!」
レグルスは立ち上がり、額を床に着けたままのハリスの身をそっと起こした。
「ハリスが謝ることなんて、ないよ」
「いいえ、私は見て見ぬ振りをしたのです……!」
断罪を待つ罪人のように、ハリスは項垂れて顔を上げない。
「俺のこと、命懸けで助けてくれたじゃないか。覚えてるよ、目も耳も口も利けなかった時、ハリスとタバサがどれだけ世話をしてくれたか」
ハリスの目が見開かれ、背中が微かに震えた。
「……いいえ、罪は罪なのです。……何をしようと、その事実は覆らない……!」
「じゃあ、許すよ。とっくに許してる、ハリス」
レグルスはハリスを穏やかに抱き締めた。
「……坊っちゃん」
「ハリスのこと、恨んだことなんてない。感謝してる。俺を助けてくれてありがとう。お蔭で俺は今、幸せなんだ」
常に感情を殺すことを徹底して来た、ハリスの目に涙は無い。しかし、ハリスは泣いているように見えた。
「そうだ、ちょっと待ってて」
レグルスはハリスを立たせてから、少し部屋を外した。アルカはそっと窓の外を見た。
「あらあら、どうなさいました?まあ、アルカ様、いらしていたのですね。ハリス、教えてくれれば焼き菓子が……」
レグルスに手を引かれ、メイド長のタバサが応接室へ入ってきた。直ぐにハリスの異変に気付き、急いで傍に寄る。
タバサは穏やかで優しい御婦人だ。細やかで良く気が付く。
レグルス邸にアルカが出入りするようになってから、レグルス不在時は一緒に茶を飲む仲だ。
「ハリス、タバサ。本当は時期を見て、言うつもりだったんだけど」
2人並んだハリスとタバサに、レグルスは向き直った。
「俺、アルカと結婚するね。今の大きい仕事に区切りがついてからだけど。2人には先に言っておきたくて。……父さん、母さん」
「……!」
タバサは口を両手で押さえ、皺が刻まれた目元から静かに涙を流した。ハリスも俯いたまま言葉も無い。
「おめでとうございます……!良かったですね、レグ坊っちゃん……!」
タバサが泣きながら笑うと、ハリスが長い息を吐いた。
「心から、お祝い申し上げます。……アルカ様、旦那様をよろしくお願い申し上げます」
ハリスが震えを隠せない声で頭を下げたため、アルカは立ち上がり、レグルスの隣に並んで腕を取った。
「はい。俺が責任を持って、この人を生涯幸せにします」
「ありがとうございます……!」
2人は再び頭を下げた。レグルスを見上げると、面映そうに笑った。
「さ、アルカ様のお宅へお帰りになるにしろ、今日はこちらで夕食をお召し上がり下さいませ」
ハリスは俯いたまま有無を言わさずそう告げると、返事も待たず足早に部屋を出て行った。
「まあ、ハリスったら。あの人も歳を取ったわね。ふふ、失礼致しました。夕食のご用意が出来ましたら、お呼びに上がりますね」
タバサが嬉しそうに笑って後を追い、部屋にレグルスと2人切りになる。
「アルカってさ」
ぎゅっと抱き締められて、肩口にぐりぐりと額を擦り付けられる。
「なんでそんなに格好良いの。また俺、出遅れた」
「ふふ、そうなんだよ、お前の番は格好良いんだよ。良かったな?」
目の前で揺れるアメジストのピアスを突く。
「傷跡残したから、責任取るって言っただろ。一生幸せにしてやるからな」
「んぐぅ……、結婚しよ……!」
「いや、するじゃん」
「あっ、指輪……!待って、やり直しさせて!もうちょっと俺も格好良くさせて!」
「はいはい、かっこいい、かっこいい」
「全然思ってないでしょ!?」
「んー、ふふ?指輪、2人で買いに行こうな~」
じたじたとするレグルスの頭を撫でる。レグルスは少し締まらないくらいが、ちょうど良いのだ。
こうやって穏やかにいられるよう、託されたバトンを繋ぐ。アルカは受け取ったものを、大事に抱き締めた。
ランスロット邸から貴族街最南端のレグルス邸に向かうと、ハリスはいつも通り執事服を着て、庭師のボブと春の庭造りの計画をしていた。
「ハリス、ボブ!休みだって言っただろ?」
「ははあ、これは仕事じゃなくて趣味ですな。あんまり家で寝てると、呆けちまいそうでね」
ボブ爺さんが髭を揺らして笑った。ハリスはピシリと背を伸ばしてレグルスを見た。
「折角のアルカ様との時間を割くくらいなのですから、何か火急の件がお有りでは?」
「あ、そうだった!ちょっと話がある。ボブ、程々にしてちゃんと休んでね!」
にこにこ手を振るボブに見送られ、アルカたちは屋敷の応接室へと向かった。
固辞するハリスと一悶着の後、何とか全員ソファに座り、レグルスはスノウドラゴンの件を説明した。
全て聴き終わり、ハリスはかなり難しい顔で暫く黙り込んだ。
「私も、整理しながらになりますので……、取り留めが無くなりますがよろしいでしょうか」
頷くと、ハリスはダニエルのことを語り始めた。
ハリスは任務中の負傷により王家の影を辞し、レグルスが産まれる前にマクファーレン家に嫁いだ先王の姪、ジゼルへと下賜された。
「そのジゼル様が、ダニエル様を執拗に調べていたのです。誰と会って、何をして、何を話したか。果ては食事や飲み物のメニューまで」
レグルスと顔を見合わせる。確かマクファーレン夫妻は、仮面夫婦だったと聞いている。
その頃のダニエルと言えば、男女問わずあちこちに浮き名を流していた。手当たり次第に声を掛けていたのだ。
「元はと言えば、ダニエル様とジゼル様は幼馴染で、お二人は仲が良かった。しかし嫁いでからというもの、ダニエル様はジゼル様には興味を失くしておいでで」
それからジゼルは嫉妬とせん妄に取り憑かれ、常にダニエルを異常なまでに監視するようになった。
「ですから嫉妬でお心が触れてしまったのか、ずっと、私のダニーではない、ダニーはあんなことはしないと、現実をお受け止め切れなかった。そして私に長い間、調査を続けさせました」
ジゼルは実に執拗にダニエルの調査をした。
毎日報告する度に、ほら、やはり違うと爪を噛むジゼルに、ハリスは何度辟易したことか。
「そんな日々が続いて、とうとう貴方様の母君マリア様に、ダニエル様は執心され始めた。その頃から別館地下は魔術工房へと変わり、誰も立ち入りが出来なくなりました」
ハリスの膝に置かれた拳が、ぎゅっと握られた。
「そして坊っちゃんがお産まれになり、私どもはダニエル様を討ったのです」
「先代は何故、俺を作ったのか知ってる?失敗作だとは言われ続けたけど、一体何を目指してたのかは、知らないんだ」
「……それだけは私も分からぬのです。ダニエル様は突如としてお子様を生し、竜核を埋めたのです。動機を示す証拠は何一つ無かった。ただ、……坊っちゃんの中に溶けた竜核、または魔力を取り出す研究は続けておいででした」
レグルスの覚えていた単語を思い出す。確かに失敗作というくらいだから、何か成功させたかったものがあった筈だ。
「先代は何か残さなかった?例えば手下への指令とか、合図とか。研究を引き継いだり、助手は居なかった?」
少し考え込んで、ハリスは首を捻った。
「工房へはダニエル様しか出入りはありませんでした。最後の日、あの時も特に―……いえ、1つおかしな点がありました。……ダニエル様は介錯を何故か旦那様、いえマティアス様を指名したのです。特に親しい間柄では無かったので、皆が疑問でした」
「……先生が間違いなく、首を落としたんだよね?」
「はい、私がダニエル様を抑えて……」
ハリスはハッとした表情をしてから、少し言い淀んだ。
「……もう1つ、おかしなことがありました。処刑の際、マティアス様の様子に異変があったのです」
「異変?」
「はい。……あの御方が剣を振り上げた瞬間、ダニエル様はマディーと呟きました。その後です。マティアス様の様子がおかしくなったのは。茫然自失とされていて、数日は心ここにあらずといった風でした。……ダニエル様について、私が知ることはこのくらいです」
ハリスは1つ息を吐いて、床へと額づいた。
「しかし、私は全て知っておりました。盗まれた竜核がダニエル様の手元にあることも、マリア様が培養器に繋がれ、命を吸われ続けていたことも……!」
レグルスは立ち上がり、額を床に着けたままのハリスの身をそっと起こした。
「ハリスが謝ることなんて、ないよ」
「いいえ、私は見て見ぬ振りをしたのです……!」
断罪を待つ罪人のように、ハリスは項垂れて顔を上げない。
「俺のこと、命懸けで助けてくれたじゃないか。覚えてるよ、目も耳も口も利けなかった時、ハリスとタバサがどれだけ世話をしてくれたか」
ハリスの目が見開かれ、背中が微かに震えた。
「……いいえ、罪は罪なのです。……何をしようと、その事実は覆らない……!」
「じゃあ、許すよ。とっくに許してる、ハリス」
レグルスはハリスを穏やかに抱き締めた。
「……坊っちゃん」
「ハリスのこと、恨んだことなんてない。感謝してる。俺を助けてくれてありがとう。お蔭で俺は今、幸せなんだ」
常に感情を殺すことを徹底して来た、ハリスの目に涙は無い。しかし、ハリスは泣いているように見えた。
「そうだ、ちょっと待ってて」
レグルスはハリスを立たせてから、少し部屋を外した。アルカはそっと窓の外を見た。
「あらあら、どうなさいました?まあ、アルカ様、いらしていたのですね。ハリス、教えてくれれば焼き菓子が……」
レグルスに手を引かれ、メイド長のタバサが応接室へ入ってきた。直ぐにハリスの異変に気付き、急いで傍に寄る。
タバサは穏やかで優しい御婦人だ。細やかで良く気が付く。
レグルス邸にアルカが出入りするようになってから、レグルス不在時は一緒に茶を飲む仲だ。
「ハリス、タバサ。本当は時期を見て、言うつもりだったんだけど」
2人並んだハリスとタバサに、レグルスは向き直った。
「俺、アルカと結婚するね。今の大きい仕事に区切りがついてからだけど。2人には先に言っておきたくて。……父さん、母さん」
「……!」
タバサは口を両手で押さえ、皺が刻まれた目元から静かに涙を流した。ハリスも俯いたまま言葉も無い。
「おめでとうございます……!良かったですね、レグ坊っちゃん……!」
タバサが泣きながら笑うと、ハリスが長い息を吐いた。
「心から、お祝い申し上げます。……アルカ様、旦那様をよろしくお願い申し上げます」
ハリスが震えを隠せない声で頭を下げたため、アルカは立ち上がり、レグルスの隣に並んで腕を取った。
「はい。俺が責任を持って、この人を生涯幸せにします」
「ありがとうございます……!」
2人は再び頭を下げた。レグルスを見上げると、面映そうに笑った。
「さ、アルカ様のお宅へお帰りになるにしろ、今日はこちらで夕食をお召し上がり下さいませ」
ハリスは俯いたまま有無を言わさずそう告げると、返事も待たず足早に部屋を出て行った。
「まあ、ハリスったら。あの人も歳を取ったわね。ふふ、失礼致しました。夕食のご用意が出来ましたら、お呼びに上がりますね」
タバサが嬉しそうに笑って後を追い、部屋にレグルスと2人切りになる。
「アルカってさ」
ぎゅっと抱き締められて、肩口にぐりぐりと額を擦り付けられる。
「なんでそんなに格好良いの。また俺、出遅れた」
「ふふ、そうなんだよ、お前の番は格好良いんだよ。良かったな?」
目の前で揺れるアメジストのピアスを突く。
「傷跡残したから、責任取るって言っただろ。一生幸せにしてやるからな」
「んぐぅ……、結婚しよ……!」
「いや、するじゃん」
「あっ、指輪……!待って、やり直しさせて!もうちょっと俺も格好良くさせて!」
「はいはい、かっこいい、かっこいい」
「全然思ってないでしょ!?」
「んー、ふふ?指輪、2人で買いに行こうな~」
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