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最終章 旅路の涯
118 再びのヤズマイシュ
幸せだと思う。体の全てを預けて、この男の思うままに自由に慈しまれ愛される。
何も疑うこともなく、信じて溺れることが出来る。
体の1番深いところを繋げて交わることが、これ程幸せだと知らなかった。
「可愛い、きれい、世界一大事な、俺のアルカ」
感触を知り尽くした唇が、そう告げるのが擽ったい。甘くて溶けそうで、心からの言葉。
「好き、好きだよ、……大好き、レグルス」
温かくて安心出来る腕に包まれて、快楽に浸る。
「ねぇ、ずっと抱いてて。お前に抱かれてる時が、1番幸せ。……だからずっと、俺を離さないで。もっと愛して、必要として。もう1人にしないで」
「しないよ、1人になんかしないよ。ずっと一緒に居るから」
「うん、……約束して、絶対に俺を諦めないで」
少し早く目覚めて、隣で眠る裸の愛しい男を抱き締める。新年祭の休暇が終わり、今日から出勤だ。
結婚の宣言以外は殆ど抱き合っていたため、体は腑抜けているが魔力の調子は良い。
思ったより早く、レグルスの影響が出ている気がする。
「レグ、レグルス」
寝起きの悪いレグルスは、うんと唸った。
大きな体を小さく丸めて起きたくないという姿が、他人から見ればだらしなくても、アルカから見れば愛らしい。
「……愛してるよ、レグ」
頬を撫でて愛しさの溢れるまま、1人微笑む。
別に聞こえてなくても構わない。ただ言いたいだけだ。何度でも。
「う……」
薄い目蓋が動いて、特等席で美しい瞳が開く様を見守る。何度見ても飽くことない、綻んで輝くエメラルド。
金色に揺らめく光彩は竜の所以だろうが、特別に気に入っている。
今、開いて滲んだ瞳が丸く焦点を結んで、1番最初に映すのが自分だということが、それを見られる特権も、切りが無い程に嬉しい。
「おはよ、俺の仔竜ちゃん」
「おはよ……、何か良いことあった?……すごく、可愛い顔で笑ってる……」
寝起きで素直なレグルスが嬉しそうに笑う。
「ふふ、お仕事です、局長」
ばさりと毛布を頭まで被って、レグルスが二度寝を決め込む。
「休暇追加で……」
「局長、今日からは毎日でも魔力調整して良いですよ?」
ばさりと毛布が跳ね除けられて、レグルスがむくりと起き上がった。
「起きました」
「はい、偉い。お利口さん」
「さっきの話、詳しくお願いします」
「うん?だってもう婚約者だろ?もう何も隠すことないし。今日からケンカしない限りは、どっちかの家に一緒に帰りたいと思ってるけど」
「ん゛い……、一緒帰る、ケンカしない、毎日抱く……!」
「ふふ、ホラ、早くご飯食べよ。少しイザベラさんに顔出すんだろ?あと代表にも話さなきゃな?」
「はい!」
「ふふ、うるさ」
2人で朝食の準備をして、テーブルに着く。
カリカリベーコンと目玉焼き、トーストとシンプルだが、2人で食べると何でも美味い。
「あのさ、真面目な話なんだけど、ちょっとテスタに行って来ようかなって」
トーストを齧りながら、レグルスがやや真剣な顔をしたので、飲みかけていたコーヒーを置く。
「テスタ?なんでまた急に?」
「結婚指輪なんだけどさ、色々考えたけど、ゴーレム倒すかって」
コーヒーを飲んでたら、吹き出していた。
「何をどうしたらそうなるんだ!お前、ゴーレムつったらイザベラさんだって、3人で足掛け4日かかってんだぞ!?」
「うん。でも、アルカに1番良い指輪、着けたいし……」
無駄にキリッとしたレグルスに脱力する。
「いらん!却下!普通のにする、普通の!」
「えっ、何でぇ?ヒヒイロカネだよ?全属性半減させるんだよ?最高じゃん」
「どこの世界に、そんな罰当たりな結婚指輪があるんだ!そもそもあの番人、魂あるぞ。それに指輪見る度に、俺こいつに殺されかけたっけな~って、思い出すはめになるわ!」
そんな物騒な結婚指輪あってたまるか。そう告げると、レグルスの瞳から光が消えた。
「そうだった……。ねぇ、あの時、なんであんなに興奮してたの……?あと少しで、頭撃ち抜かれてたよね?」
「おっと時間だ。ほら早く食べちゃいな」
「アルカ?」
しつこいレグルスを放置して、アルカはさっさと朝食を終えた。
少し早く出てアパートメントの長い階段を下り、イザベラ宅を訪れた。
『暫く留守にします。大家』
しかし、イザベラの部屋の扉には貼り紙があった。
「珍しいな。どこ行ったんだろ?」
レグルスを見上げると、イザベラの署名の隣にあるナンの肉球印を見た。
「ヤズマイシュに行くって……」
2人で顔を見合わせて、急いでギルド総本部へ向かった。
「局長、おは……、おわ!アルカさん、え、局長……!?」
通りすがりの給湯室前で、女性職員たちとわいわいやっていたウルクが、ぎょっとして振り向いた。
「おはよう、ウルク。後でな」
気配の混ざり具合に目を丸くしているウルクの前を通り越し、レグルスと2人で急ぎハンクの下を訪ねる。
簡単に次第を話して、ヤズマイシュへと転移した。
数週間振りに訪れたヤズマイシュは、すっかり雪に覆われていた。雪が降りしきり、時折吹雪く。
禍々しい結界に覆われているセドルア大山も、今は見えない。空は厚い雲に覆われ、白く雪で煙っている。
ここ最近、人生で1番ヤズマイシュに来ている気がする。2人は深い雪の中をジークの家目指して歩いた。
「はい、どちら様で……、まあ、アルカ君!?」
呼び鈴を押すと出て来たジークの母、エレンは驚きながらも家に招き入れてくれた。
雪で濡れた上着を脱いでいる間に、イドが顔を出した。
「あれ、アルカとキョクチョーじゃん」
「イド、お疲れ。もしかして、イザベラさん来てないか?」
挨拶もそこそこに口を開くと、隣の部屋からナンが駆けてきた。
「ナン!」
どしんと飛び掛かられてよろけたのを、レグルスが後ろから支えてくれた。
「ナン、やっぱりここに来てたか!会いたかった!」
「ナァン」
ぎゅっと抱き締めると、ナンは嬉しそうに鳴いた。
「あら、アルカちゃんにレグルス。どうしたい?」
イザベラが出て来て全員が揃い、アルカは口火を切った。
「イザベラさんに急遽相談があります。エレンさん、突然で申し訳ありませんが、ジークの部屋をお貸し下さい」
イザベラとイド、ナンを伴い部屋の扉を閉める。ベッドに寝かされたジークの白い顔に胸が痛む。
ナンはドシンとジークのベッドに飛び乗り、頭の上に香箱に座った。
大部分が乗り切らないが、ジークは鼻先までナンの毛で覆われている。
「え……?アレ、大丈夫なの?」
「ああ、ナンはああやって、中を整えてくれるんだ」
レグルスに耳打ちすると頷いたので、取り敢えずナンに任せることにした。
ジークのベッドにぞんざいにイドが座り、その脇の椅子にイザベラが腰かけて、アルカたちは床に座る。
「で、どうしたんだい?」
「イザベラさん、まずは、ありがとうございます。何と言っていいか……」
「アルカちゃんに礼を言われることは、何もないさ。ナンのおやつ代だわね」
イザベラが柔らかく微笑み、アルカは頭を下げた。
「今日訪ねたのは、俺、ちょっと影使いについて調べたんです。たまたま家の先祖に影使いがいて、文献が残ってて」
「そらたまげたね。影使いはこの国には殆ど居ないし、術は口伝だって聞いてるよ」
イドを見ると欠伸をしながら頷いた。
「俺も影で見ただけなんだけど、俺の死んだ砂漠のばあちゃんも影使いでさ、口で教えてもらったみてー」
発狂した際に記憶も殆ど失ったイドは、あっけらかんと言った。
影の中で自分の記憶を、他人事のように見てきたのだ。アルカには良く解った。
「イド、影は魂って知ってるか?」
「知らね」
「そうか。影は魂に通じていて、お前がいつも入ったり触ってるのは、本当は魂なんだそうだ」
「魂……?」
イドは首を傾げた。隣のイザベラが捕捉する。
「魂ってのは、1人に1つ、体に宿るもので、1つとして同じものはない。皆違う形をしていて、その者がその者である所以だ。永い時を旅して、遥か先を目指す玉。何度も姿を変えて、生まれて死んでいくものだよ」
「1人に、1つ……。皆、違うもの」
「そうだ。魂には形があるそうなんだ。お前視えてるんじゃないか?」
アルカがそういうと、イドは全員を見渡した。
何も疑うこともなく、信じて溺れることが出来る。
体の1番深いところを繋げて交わることが、これ程幸せだと知らなかった。
「可愛い、きれい、世界一大事な、俺のアルカ」
感触を知り尽くした唇が、そう告げるのが擽ったい。甘くて溶けそうで、心からの言葉。
「好き、好きだよ、……大好き、レグルス」
温かくて安心出来る腕に包まれて、快楽に浸る。
「ねぇ、ずっと抱いてて。お前に抱かれてる時が、1番幸せ。……だからずっと、俺を離さないで。もっと愛して、必要として。もう1人にしないで」
「しないよ、1人になんかしないよ。ずっと一緒に居るから」
「うん、……約束して、絶対に俺を諦めないで」
少し早く目覚めて、隣で眠る裸の愛しい男を抱き締める。新年祭の休暇が終わり、今日から出勤だ。
結婚の宣言以外は殆ど抱き合っていたため、体は腑抜けているが魔力の調子は良い。
思ったより早く、レグルスの影響が出ている気がする。
「レグ、レグルス」
寝起きの悪いレグルスは、うんと唸った。
大きな体を小さく丸めて起きたくないという姿が、他人から見ればだらしなくても、アルカから見れば愛らしい。
「……愛してるよ、レグ」
頬を撫でて愛しさの溢れるまま、1人微笑む。
別に聞こえてなくても構わない。ただ言いたいだけだ。何度でも。
「う……」
薄い目蓋が動いて、特等席で美しい瞳が開く様を見守る。何度見ても飽くことない、綻んで輝くエメラルド。
金色に揺らめく光彩は竜の所以だろうが、特別に気に入っている。
今、開いて滲んだ瞳が丸く焦点を結んで、1番最初に映すのが自分だということが、それを見られる特権も、切りが無い程に嬉しい。
「おはよ、俺の仔竜ちゃん」
「おはよ……、何か良いことあった?……すごく、可愛い顔で笑ってる……」
寝起きで素直なレグルスが嬉しそうに笑う。
「ふふ、お仕事です、局長」
ばさりと毛布を頭まで被って、レグルスが二度寝を決め込む。
「休暇追加で……」
「局長、今日からは毎日でも魔力調整して良いですよ?」
ばさりと毛布が跳ね除けられて、レグルスがむくりと起き上がった。
「起きました」
「はい、偉い。お利口さん」
「さっきの話、詳しくお願いします」
「うん?だってもう婚約者だろ?もう何も隠すことないし。今日からケンカしない限りは、どっちかの家に一緒に帰りたいと思ってるけど」
「ん゛い……、一緒帰る、ケンカしない、毎日抱く……!」
「ふふ、ホラ、早くご飯食べよ。少しイザベラさんに顔出すんだろ?あと代表にも話さなきゃな?」
「はい!」
「ふふ、うるさ」
2人で朝食の準備をして、テーブルに着く。
カリカリベーコンと目玉焼き、トーストとシンプルだが、2人で食べると何でも美味い。
「あのさ、真面目な話なんだけど、ちょっとテスタに行って来ようかなって」
トーストを齧りながら、レグルスがやや真剣な顔をしたので、飲みかけていたコーヒーを置く。
「テスタ?なんでまた急に?」
「結婚指輪なんだけどさ、色々考えたけど、ゴーレム倒すかって」
コーヒーを飲んでたら、吹き出していた。
「何をどうしたらそうなるんだ!お前、ゴーレムつったらイザベラさんだって、3人で足掛け4日かかってんだぞ!?」
「うん。でも、アルカに1番良い指輪、着けたいし……」
無駄にキリッとしたレグルスに脱力する。
「いらん!却下!普通のにする、普通の!」
「えっ、何でぇ?ヒヒイロカネだよ?全属性半減させるんだよ?最高じゃん」
「どこの世界に、そんな罰当たりな結婚指輪があるんだ!そもそもあの番人、魂あるぞ。それに指輪見る度に、俺こいつに殺されかけたっけな~って、思い出すはめになるわ!」
そんな物騒な結婚指輪あってたまるか。そう告げると、レグルスの瞳から光が消えた。
「そうだった……。ねぇ、あの時、なんであんなに興奮してたの……?あと少しで、頭撃ち抜かれてたよね?」
「おっと時間だ。ほら早く食べちゃいな」
「アルカ?」
しつこいレグルスを放置して、アルカはさっさと朝食を終えた。
少し早く出てアパートメントの長い階段を下り、イザベラ宅を訪れた。
『暫く留守にします。大家』
しかし、イザベラの部屋の扉には貼り紙があった。
「珍しいな。どこ行ったんだろ?」
レグルスを見上げると、イザベラの署名の隣にあるナンの肉球印を見た。
「ヤズマイシュに行くって……」
2人で顔を見合わせて、急いでギルド総本部へ向かった。
「局長、おは……、おわ!アルカさん、え、局長……!?」
通りすがりの給湯室前で、女性職員たちとわいわいやっていたウルクが、ぎょっとして振り向いた。
「おはよう、ウルク。後でな」
気配の混ざり具合に目を丸くしているウルクの前を通り越し、レグルスと2人で急ぎハンクの下を訪ねる。
簡単に次第を話して、ヤズマイシュへと転移した。
数週間振りに訪れたヤズマイシュは、すっかり雪に覆われていた。雪が降りしきり、時折吹雪く。
禍々しい結界に覆われているセドルア大山も、今は見えない。空は厚い雲に覆われ、白く雪で煙っている。
ここ最近、人生で1番ヤズマイシュに来ている気がする。2人は深い雪の中をジークの家目指して歩いた。
「はい、どちら様で……、まあ、アルカ君!?」
呼び鈴を押すと出て来たジークの母、エレンは驚きながらも家に招き入れてくれた。
雪で濡れた上着を脱いでいる間に、イドが顔を出した。
「あれ、アルカとキョクチョーじゃん」
「イド、お疲れ。もしかして、イザベラさん来てないか?」
挨拶もそこそこに口を開くと、隣の部屋からナンが駆けてきた。
「ナン!」
どしんと飛び掛かられてよろけたのを、レグルスが後ろから支えてくれた。
「ナン、やっぱりここに来てたか!会いたかった!」
「ナァン」
ぎゅっと抱き締めると、ナンは嬉しそうに鳴いた。
「あら、アルカちゃんにレグルス。どうしたい?」
イザベラが出て来て全員が揃い、アルカは口火を切った。
「イザベラさんに急遽相談があります。エレンさん、突然で申し訳ありませんが、ジークの部屋をお貸し下さい」
イザベラとイド、ナンを伴い部屋の扉を閉める。ベッドに寝かされたジークの白い顔に胸が痛む。
ナンはドシンとジークのベッドに飛び乗り、頭の上に香箱に座った。
大部分が乗り切らないが、ジークは鼻先までナンの毛で覆われている。
「え……?アレ、大丈夫なの?」
「ああ、ナンはああやって、中を整えてくれるんだ」
レグルスに耳打ちすると頷いたので、取り敢えずナンに任せることにした。
ジークのベッドにぞんざいにイドが座り、その脇の椅子にイザベラが腰かけて、アルカたちは床に座る。
「で、どうしたんだい?」
「イザベラさん、まずは、ありがとうございます。何と言っていいか……」
「アルカちゃんに礼を言われることは、何もないさ。ナンのおやつ代だわね」
イザベラが柔らかく微笑み、アルカは頭を下げた。
「今日訪ねたのは、俺、ちょっと影使いについて調べたんです。たまたま家の先祖に影使いがいて、文献が残ってて」
「そらたまげたね。影使いはこの国には殆ど居ないし、術は口伝だって聞いてるよ」
イドを見ると欠伸をしながら頷いた。
「俺も影で見ただけなんだけど、俺の死んだ砂漠のばあちゃんも影使いでさ、口で教えてもらったみてー」
発狂した際に記憶も殆ど失ったイドは、あっけらかんと言った。
影の中で自分の記憶を、他人事のように見てきたのだ。アルカには良く解った。
「イド、影は魂って知ってるか?」
「知らね」
「そうか。影は魂に通じていて、お前がいつも入ったり触ってるのは、本当は魂なんだそうだ」
「魂……?」
イドは首を傾げた。隣のイザベラが捕捉する。
「魂ってのは、1人に1つ、体に宿るもので、1つとして同じものはない。皆違う形をしていて、その者がその者である所以だ。永い時を旅して、遥か先を目指す玉。何度も姿を変えて、生まれて死んでいくものだよ」
「1人に、1つ……。皆、違うもの」
「そうだ。魂には形があるそうなんだ。お前視えてるんじゃないか?」
アルカがそういうと、イドは全員を見渡した。
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