【完結】BLゲーにモブ転生した俺が最上級モブ民の開発中止ルートに入っちゃった件

漠田ロー

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最終章 旅路の涯

128 禍津災い

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「雑魚に構うな!配置に着けーっ!!」

 防衛基地前の雪原では怒号が飛び交っていた。雪原に壁を作るように、扇状に部隊編成が展開される。

 スタンピードが二手に別れて木っ端の数は減ったが、1キロ先に見える大きな黒い霧の塊に、誰しもが異様さを感じ固唾を飲んでいる。

 包囲網をすり抜けた魔物は、中央区北入口前に配置したランカーや辺境騎士団で編成された防衛団が叩く算段になっている。

「レグルス!」
「ハンク!すみません、ヒムカより先にこちらが不味そうです」

 ヒムカ平原に配置されていたハンクが転移陣で単身、基地へと現れた。
 天幕から出てきたハンクは、近付いてくる山のような魔障に絶句した。

「なんだありゃあ……。あんなの厄災時でも見なかったぞ……!」
「代表、あの中に居る可能性があります」

 低く呟くとハンクは頷いた。

「分かった。行こう」

 ハンクは背負っていた大剣を軽々と振り回し叫んだ。

「冒険者ギルド総本部統括代表ハンク!一番槍の栄誉を授かる!」

 直ぐに3人まとめて強化を付与すると、近くに居た光魔法士から、光結界もアルカたちに付与された。
 ギルド職員から鬨の声が上がり、一斉に士気が高まった皆がハンクを見送り前へ進み出す。

 歓声の中、ふと直ぐ後ろに居た男に気付く。
 王子護衛任務の件で、もう何度も顔を合わせた王家の影だ。恐らくリーダーに違いない。

「まだ名前、聞いてなかったな」
「ニールと申します」

「ニール殿、距離は任せる。巻き込まれず、直ぐ駆け付けられる場所に、常にあいつらを誘導してくれ。対象が弱ったら俺の下に」
「承知」

 他の誰にも聞こえない小声で会話した後、ニールは直ぐに消えた。
 
 人に揉まれてハンクの隣に流されてしまった、レグルスを見つめる。
 直ぐに視線に気付いて困ったように振り返るのを制して、目で先行きを促し後へ続く。

 救護テントに居る筈のウルクとは会えていないが、イドに会ったら必ず伝えてくれる筈だ。

 信じて進むしかない。あの魔障の下を確かめねば。

「対象、射程圏に接近!」

 斥候部隊からの報告が上がり、ハンクが駆け出した。
 魔障の影響を受けにくい彼だけが、恐れずに近接攻撃を仕掛けることが出来る。

 人ほどある大きさの大剣を振り回し、魔物を薙ぎ払い吹き飛ばす彼の姿は、それだけで皆を鼓舞する。

「光封印部隊、魔術師隊、援護射撃!」

 魔障対処に当たる者と寄る魔物を討つ者と、隊の中の役割分担で押し寄せる魔障と魔物の群れを捌いていく。
 アルカとレグルスはハンクの後ろに付き、ハンクを邪魔する木っ端を次々に屠る。

 ハンクの狙いは、山のように大きな魔障の塊だ。左右に展開した部隊が、山の魔障を削っていく。

「撃て撃てーッ!そんなんじゃ、日が暮れるわ!!」

 ハンクが山の周りに居る魔熊を、2体纏めて薙ぎ払った。

「レグルス!魔力まだあるか!?」
「大丈夫!まだ7割ある!」

 7割で足りるだろうか。回復しろと言う前に、レグルスが一際大きな風魔法を放ち、黒い霧を大きく削った。

「!!」

 黒い霧の下、斑な茶と赤色が見える。一斉に光封印球が放たれ、魔障を削っていく。風が吹いて、耐え難い臭いが広がった。

「なんてこった……」

 大剣を振るのも忘れ、ハンクが口を開けた。

「腐ってやがる」

「死竜だ」

 レグルスが歯軋りしながら見上げた先に、20メートル級の大型竜が居た。
 ところどころ腐り赤茶に斑になっているが、部位によって虹に輝く白い鱗が見える。

 間違いなくヤパシュカ平で、レグルスが燃やしたスノウドラゴンだ。
 ぼとりと落ちた腐肉が、瘴気を上げながら地面を穢していく。

 スノウドラゴン、死竜はぐるぐると喉を鳴らし、真っ暗なただの穴になった眼窩であちこちを睨んでいる。

「あれに、メイヒムがいるのか……?」

 アンデッド系で、正気を保っている魔物は見たことがない。知性無くただ獲物を捕食し、魔素を啜るだけのものになる。
 眼の前の死竜は自らを覆う魔障を吸い、また体から吐き出して、魔物の区別無く他の生物に喰らいついている。

「光魔法士、撃てーッ!」

 ハンクの怒号に、アンデッドの弱点である光魔法が撃ち込まれた。
 痛みを感じない死竜は、尻尾を振り回しながら前へ進む。ハンクが足を狙い大剣を振るうが、死竜の歩みは止まらない。

 アンデッド系は頭を落として、心臓を潰さないと倒すことは出来ない。
 この巨大で魔障を纏う竜の、頭と核を潰すのは相当な労力がいる。

「メイヒム!」

 死竜に寄り叫ぶが、死竜は低く唸るばかりで、会話にはならない。
 メイヒムの魂が入ったままなのか、居ない振りをしているのか、本当にもう居ないのか判断が出来ない。

 ブンと振られた前足と襲う魔障に氷魔法をぶつけてから、回避する。
 フォローするように、レグルスの炎が死竜の顔に撃ち込まれた。

「アルカ、下がって!」

 レグルスの怒声が聞こえるが、構わずにギリギリの場所で攻撃を続ける。

 レグルスに最上位魔法を使わせる訳にはいかない。ヤパシュカ平で2回使った時には、魔力枯渇を起こした。
 もしこっちじゃないなら、レグルスにはヒムカ平原で、これよりもっとヤバいものと戦ってもらう必要がある。

 確証が欲しい。こちらじゃない確証。せめてイドが居れば。

「ブレス来るぞ!結界!」

 ハンクの大声に、ハッとする。死竜の真っ暗な空洞の眼窩が、アルカを真正面に捉えた。

「アルカ!!」

 殆ど悲鳴のようなレグルスの声と同時に、死竜の腐った口から、激しい咆哮がブレスと共に吐き出された。
 避けようがない。光結界を受けているが、この距離ではきっと耐えられない。

「っ!!」

 胸が熱くなり、知らない感覚に包まれる。

「―――」

 頭の中に魔術真名が響き、体が勝手に結界を張った。すんでのところで、結界がブレスを弾く。

「光結界……!?」

 アルカが呆然と呟く間にも、長いブレスは続くが、結界はビクともしない。
 先ほど響いた声は女神のものだ。これが加護なのかも知れない。

 ブレスは辺りを黒く染めて行き、視界が悪くなる。
 部隊は光結界に守られているはずだが、この魔障に冒されたブレスにどれだけ耐えられるか。

 死竜の咆哮から一転、今度は大地を揺るがせるような地響が聞こえる。

「ま、魔物だ!魔物が湧いてる!」
「こっちも!アンデッド系だ!うわああ!」

 黒い霧の中、あちこちから怒号が響き渡る。
 アルカの周りの土が盛り上がり、下から骨の手が無数に突き出て来た。

 あの咆哮はどうやら、死霊を喚び出すものらしい。辺りが禍々しい気配に包まれ、死竜がまた暴れ出す。

 ガシャガシャと不気味な音が鳴り響き、土を押し上げて冥府よりの遣いが這い出てくる。

 魔物や人の骨が頭蓋骨を揺らしながら、大地へと躍り出た。

 様々な種類のスケルトンたちが真っ黒の霧を纏い、アルカへ一斉に襲いかかって来た。
 人型は剣や盾を持ち、魔物型は鋭い牙や爪を振りかざす。

 水平方向に複数の氷槍を展開し放つ。鋭い氷の槍が豪速で、スケルトンたちの骨を打ち砕き沈めていく。
 視界不良の中、次々と湧き出る亡者共を止めるには、召喚者である死竜を屠らねばならぬ。

 あちこちから悲鳴が上がり、骸どものカシャカシャとした笑い声で戦場が満ちていく。
 ここが何処か分からなくなってくる。阿鼻叫喚の地獄に居る。味方の戦況も分からない。

 直ぐ近くで爆発があった。土煙で頬が汚れ、粉塵と瘴気が混ざり合い、自分以外の生者の姿が見えない。

 これで合っていたのだろうか。
 何か間違えたかも知れない。こんなのは視ていない。

 バクンと結界に魔狼型のスケルトンが噛み付いた。
 あっという間に追随した複数体が噛み付く。結界がミシミシと音を立てた。

 思考停止している場合じゃない。考えろ、考えろ!
 死竜の正体を明らかにして、違うならヒムカに向かわなければ、王都まで抜かれる。

 だが、この地獄をどうやって打開するのだ。戦力が足りない。
 このままじゃシナリオ通り、ヤズマイシュも壊滅する。

 女神よ、メイヒムを救うどころか、これでは全滅必至だ。
 役割を果たせと言うのなら、この窮地をどうにかしてくれ。

 祈る気持ちで、アルカは魔狼スケルトンを薙ぎ、人型スケルトンをバラバラに砕いていく。
 暗い視界から急に腐肉が現れ、死竜の前脚だと知る。認識した時には既に、丸太より太い脚が振り下ろされていた。

「アルカーーっ!!!」

 当たる筈だった前足は、割り込んだ背中に遮られていた。良く知ったその背中に、俄には信じられずに目を見開く。

 真っ黒の髪、高い背にがっしりした体躯。前脚を大きく弾き返した大剣。
 凄まじい力で叩き返された死竜が倒れ、風圧で霧が晴れる。

「ジーク!!」

 ジークはいつものように、力強く頷いた。

「主役は遅れてくるって、古今東西決まってんだ」
「アルカ!」

 イドが駆け付けて、少し遅れてレグルスもやって来た。

「ジーク君!良かった、目覚めたんですね!」
「色々ありがとうございました。休んでた分、取り返します」

 レグルスに頷いた後に、ジークはアルカに向き直った。

「竜討伐記録、更新するぜ」
「……ああ、……頼む!」

 大剣を担ぎ直したジークがチラとレグルスを見てから、晴れやかに笑って大声で叫んだ。

「やっぱ俺、お前のこと愛してるわ!」
「!?」
「は!?」

 突然の場違いな告白に処理が追い付かず固まると、ジークはアルカだけにしか聞こえないように呟いた。

「だから、幸せになれよ」
「……ジーク」

 ジークは晴れやかなのに少しだけ悲しく、だけど柔らかく微笑んだ。
 
「じゃ、行ってくる!」
「気を付けろよ!」

 ジークは高く飛び上がり、死竜へと斬りかかった。
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