151 / 168
最終章 旅路の涯
135 メイヒム
たくさんの光が、メイヒムと真央を囲んでいく。
「うぉおお!こんなものぉ!」
封印球が触れる度に、メイヒムが片端から砕いていくが、両翼の部隊から途切れることなく放たれる光封印に徐々に押されていく。
「マオ!マオーーっ!」
セルシアスが隣に走って来て、前線に立つ前にゾーイに羽交い締めにされていた。
「セルシアス!良いから、あたしは大丈夫だから!このまま封じてぇ……っ!」
「でも、マオが!」
「あたしはあたしの場所に帰るだけだから、大丈夫!貴方も、貴方の役割を果たして!王子でしょ、しっかりして!国を救うの!」
セルシアスは涙を流した目を見開いた。それからしっかりと立つ。
「ゾーイ、離せ。成すべきを成す」
「……は」
深く息を吐き魔力を練り上げてから、セルシアスは真央を見た。
「あたし本当は、結構、貴方のこと好きだったよ」
微笑んだ真央ごと包むような一際強く輝く封印球が、セルシアスから放たれた。
セルシアスの封印球は、周りに漂う砕かれた多数の封印球の欠片と結び付き、強さを増して輝きながら真っ直ぐにメイヒムへ向かう。
「う、あああ!嫌だ、止めろ!俺はここに居るんだ……!」
「メイヒム、今度こそお別れだよ!」
イザベラが封印球に女神の加護を授ける。いよいよ封印球は眩い程に光り、メイヒムへと直撃した。
「嫌だ嫌だ、いやだーっ!帰りたくない!」
絶叫するメイヒムを真央ごと包み、封印球は分厚い光の膜を形成する。
「女神よ、今が時だ!」
アルカは胸に宿る加護を通して、一心に女神を呼んだ。
空から雲を割って強い光線が一筋差し込み、戦場が静まり返る。
あまりの静けさに見渡すと、全てが時を止めていた。
「え……?皆……」
レグルスもイザベラも、ジークたちも部隊も、流れる雲ですら動きを止めていた。
「よくぞ、成し遂げてくれましたね」
瞬きの間に、光を纏った女神が降臨していた。女神はメイヒムと真央の封印球を抱き寄せた。
「貴様、ここから出せ!」
「ええ、どういうこと……?」
動けるのはアルカと、封印球の2人だけだった。暴れるメイヒムと、唖然とした真央に女神は微笑んだ。
「メイヒム。真央。そなたたちを元の世界に連れ帰ります。そなたたちは、本来ここには来られぬ魂なのです」
「元の世界だと……!?そんなものとうの昔に忘れたんだぞ、こっちは。あんなつまらない世界には帰らない!」
メイヒムが滅茶苦茶に封印球を叩き、暴れ出した。
「いいえ。輪廻の輪は外れることが出来ません。いつかは報いを受けることになる。そなたは、今がその時。どれほど逃げようと、必ず戻る時が来るのです」
女神はメイヒムに顔を近づけて、真っ直ぐに瞳を覗き込んだ。
「そなたがこれまでこちらの世界で行ったことは、また永い輪廻の中で報いを受けるでしょう。何度も生まれ、死に、禊を果たしてから、また私の子に生まれて来なさい」
女神の言葉に、メイヒムが頭を抱えて崩れ落ちた。
「嫌だ、また俺はあんな世界で苦しむのか……!?皆に馬鹿にされて、やられっぱなしで……。ここだったら、俺は誰より強いんだ!自由に生きられるのに!」
「自由じゃない!お前のそれは、他人から奪って、お前の不幸を押し付けて、逃げてるだけ!ただの身勝手だ!」
誰よりも不自由に生きてきた男を知っている。黙ってなどいられずに叫ぶ。
「身勝手の何が悪い!俺がされた身勝手を、どうして俺がしてはいけない?力があるんだ、自分のために有効に使って何が悪い!」
「だからそれを、他人に押し付けるなって言ってんだ。自分がやられて嫌なことを他人にして、憂さ晴らししてんじゃねぇよ。やり返せよ、本人に直接!死に物狂いで闘えよ!」
「お前に何が分かる!あっちに戻りゃ、俺は弱いただのガキで、今さらやり直すなんて冗談じゃない。俺がここに来て何年だと思う?覚えてる限り300年だ……!」
「300年も彷徨ってたの……?」
真央が自分が辿ったかも知れない末路を思ったのか、顔を蒼白にした。
「そうだ、300年だ。だが俺は狂喜したよ。誰にでも憑依出来て、色んな人生を楽しんで。おまけにこの世界には魔法があって、俺はどんどん強くなれた」
メイヒムは狂気に染まった瞳で笑った。
「だけど戻ったら、この素晴らしいスキルも魔法も、何も使えなくなるんだぞ!あっちじゃ殺人すりゃ捕まるし、やり返したくても魔法も無い」
「こっちの世界だって捕まるんだよ。どこ行ったって、ルールがある。ルールを外さないで、立ち向かう方法だってあるだろうが!」
「うるさい!何なんだお前は、さっきから!何も知らないお前には言われたくない!」
「いいえ、メイヒム。この子は知っている。そなたにはそなたの苦しみがあるが、この子にも他人の身勝手に踏み躙られ続けた苦しみがある」
女神がアルカに優しく微笑んだ。
「けれどこの子は、死に物狂いで努力して乗り越えて来た。誰にも身勝手を押しつけず、我が身のみに留めて、逃げずに進み続けて来た」
女神の言葉に、これまでが走馬灯のように蘇る。
誰に知られることもなく血反吐を吐いて耐えて来た努力を、見ていた存在が居た。
「何度も学んで、忘れて、また学ぶ。そうやって何度も繰り返して、少しずつ魂に刻んで、深く大きく広がって、そうして前に進んでいく。私たちの永い旅は、そういうもの」
「何だよ、それ。誰も頼んでない。だから辛い目に遭えって!?じゃあ俺はいつ幸せになるんだよ!」
メイヒムの叫びに、女神はただ微笑むだけ。
「幸せになるのではない。どう感じるか。永い旅の中で、見たもの得たもの学んだもの、それらをどう感じるか、理解するか。幸不幸は、それだけのこと」
例えば晴れ1つ取って、洗濯が乾くから幸運と思うか、庭に水をやらねばならぬから億劫と思うか。
天気が良いだけで気持ちが良いと思うか、暑くてうんざりするのか。
もっと深く言えば、例えば辛い目に遭ったとして。
もう駄目だと思うのか、成長する機会だと思うのか。
何故こんな目にと嘆くのか、これで済んで幸運だと思うのか。
置かれた状況や心持ちで、たくさんの感じ方があるだろう。
だが、それでも揺るがぬ心を、その感じ方を、物事への咀嚼力、理解力を、旅を通じて深めて養っていくのだ。
「数多の人が生き、その数以上の因果が複雑に絡み合う世界の中で、それだけが唯一、人が幸せになる方法です」
「幸せは幸せだろうが!訳の分からない御託は要らないんだよ!」
「そなたには未だ分からぬでしょう。だからこそ、輪廻の輪に戻り、旅を続けなさい。その先で、またここに戻って来なさい」
女神が瞳を瞬かせると、メイヒムはがくりと意識を失った。
「さあ、真央、行きますよ」
「は、はい。アルカさん、最初、色々すみませんでした。私、酷いこともしてごめんなさい」
封印球の中で、真央が深く頭を下げた。
「もう何が本当か分かんないし、これも夢だったのかもって思うだろうけど、私これから先もずっと、私が居る場所で、一生懸命生きるね。またいつかここに辿り着いたら、皆と笑って過ごせるように」
真央は愛嬌のある顔で笑った。もう見ることはなくなって久しい、遥か遠い同郷の女子高生の姿は、2度と目にすることは無いだろう。
「また会えたら、きっと友達になってね!」
「ああ。……頑張れよ、真央!」
2人で笑い合って手を振る。女神は封印球を抱いたまま、天へと上っていく。
「―――、本当に感謝しています。ありがとう。そして、すまない」
鼓膜に直接響いた魔術真名に、女神を見上げる。
「私が消えれば、時は動き出します。そして、そなたにも時は来る」
女神が何を言っているのかは、既に夢で何度も視ている。
「一瞬足りとも迷うな。決して、恐れるな」
女神の瞳が眩く光り輝く。魂に響かせるような声に、深く頷いた。
「祝福を」
女神が微笑んで息を吹いた瞬間、止まっていた空間が割れて光がきらきらと降り注ぐ。
光の粒子は平原に降り注ぎ、全ての生き物に触れていく。
「メイヒムは!?」
時を取り戻したイザベラとレグルスの問いに頷く。
「……天に還りました」
「……そうかい。……そうか」
糸が切れたように崩折れたイザベラを、すかさずレグルスが支えた。
無理も無い。あれだけの魔法を繰り出し続けたのだ。
もう気力も魔力も尽きかけているのだろう。イザベラは白い顔のまま、それでも杖を支えに立ち上がった。
「止めを、あれに止めを刺すよ……!」
イザベラが見つめる先に、体にまとった魔障をざわざわと蠢かせて、精霊が動き出そうとしていた。
「許さぬぞ……!我が呪い、その身に受けよ!」
精霊から真っ暗な魔障が放たれた。
「うぉおお!こんなものぉ!」
封印球が触れる度に、メイヒムが片端から砕いていくが、両翼の部隊から途切れることなく放たれる光封印に徐々に押されていく。
「マオ!マオーーっ!」
セルシアスが隣に走って来て、前線に立つ前にゾーイに羽交い締めにされていた。
「セルシアス!良いから、あたしは大丈夫だから!このまま封じてぇ……っ!」
「でも、マオが!」
「あたしはあたしの場所に帰るだけだから、大丈夫!貴方も、貴方の役割を果たして!王子でしょ、しっかりして!国を救うの!」
セルシアスは涙を流した目を見開いた。それからしっかりと立つ。
「ゾーイ、離せ。成すべきを成す」
「……は」
深く息を吐き魔力を練り上げてから、セルシアスは真央を見た。
「あたし本当は、結構、貴方のこと好きだったよ」
微笑んだ真央ごと包むような一際強く輝く封印球が、セルシアスから放たれた。
セルシアスの封印球は、周りに漂う砕かれた多数の封印球の欠片と結び付き、強さを増して輝きながら真っ直ぐにメイヒムへ向かう。
「う、あああ!嫌だ、止めろ!俺はここに居るんだ……!」
「メイヒム、今度こそお別れだよ!」
イザベラが封印球に女神の加護を授ける。いよいよ封印球は眩い程に光り、メイヒムへと直撃した。
「嫌だ嫌だ、いやだーっ!帰りたくない!」
絶叫するメイヒムを真央ごと包み、封印球は分厚い光の膜を形成する。
「女神よ、今が時だ!」
アルカは胸に宿る加護を通して、一心に女神を呼んだ。
空から雲を割って強い光線が一筋差し込み、戦場が静まり返る。
あまりの静けさに見渡すと、全てが時を止めていた。
「え……?皆……」
レグルスもイザベラも、ジークたちも部隊も、流れる雲ですら動きを止めていた。
「よくぞ、成し遂げてくれましたね」
瞬きの間に、光を纏った女神が降臨していた。女神はメイヒムと真央の封印球を抱き寄せた。
「貴様、ここから出せ!」
「ええ、どういうこと……?」
動けるのはアルカと、封印球の2人だけだった。暴れるメイヒムと、唖然とした真央に女神は微笑んだ。
「メイヒム。真央。そなたたちを元の世界に連れ帰ります。そなたたちは、本来ここには来られぬ魂なのです」
「元の世界だと……!?そんなものとうの昔に忘れたんだぞ、こっちは。あんなつまらない世界には帰らない!」
メイヒムが滅茶苦茶に封印球を叩き、暴れ出した。
「いいえ。輪廻の輪は外れることが出来ません。いつかは報いを受けることになる。そなたは、今がその時。どれほど逃げようと、必ず戻る時が来るのです」
女神はメイヒムに顔を近づけて、真っ直ぐに瞳を覗き込んだ。
「そなたがこれまでこちらの世界で行ったことは、また永い輪廻の中で報いを受けるでしょう。何度も生まれ、死に、禊を果たしてから、また私の子に生まれて来なさい」
女神の言葉に、メイヒムが頭を抱えて崩れ落ちた。
「嫌だ、また俺はあんな世界で苦しむのか……!?皆に馬鹿にされて、やられっぱなしで……。ここだったら、俺は誰より強いんだ!自由に生きられるのに!」
「自由じゃない!お前のそれは、他人から奪って、お前の不幸を押し付けて、逃げてるだけ!ただの身勝手だ!」
誰よりも不自由に生きてきた男を知っている。黙ってなどいられずに叫ぶ。
「身勝手の何が悪い!俺がされた身勝手を、どうして俺がしてはいけない?力があるんだ、自分のために有効に使って何が悪い!」
「だからそれを、他人に押し付けるなって言ってんだ。自分がやられて嫌なことを他人にして、憂さ晴らししてんじゃねぇよ。やり返せよ、本人に直接!死に物狂いで闘えよ!」
「お前に何が分かる!あっちに戻りゃ、俺は弱いただのガキで、今さらやり直すなんて冗談じゃない。俺がここに来て何年だと思う?覚えてる限り300年だ……!」
「300年も彷徨ってたの……?」
真央が自分が辿ったかも知れない末路を思ったのか、顔を蒼白にした。
「そうだ、300年だ。だが俺は狂喜したよ。誰にでも憑依出来て、色んな人生を楽しんで。おまけにこの世界には魔法があって、俺はどんどん強くなれた」
メイヒムは狂気に染まった瞳で笑った。
「だけど戻ったら、この素晴らしいスキルも魔法も、何も使えなくなるんだぞ!あっちじゃ殺人すりゃ捕まるし、やり返したくても魔法も無い」
「こっちの世界だって捕まるんだよ。どこ行ったって、ルールがある。ルールを外さないで、立ち向かう方法だってあるだろうが!」
「うるさい!何なんだお前は、さっきから!何も知らないお前には言われたくない!」
「いいえ、メイヒム。この子は知っている。そなたにはそなたの苦しみがあるが、この子にも他人の身勝手に踏み躙られ続けた苦しみがある」
女神がアルカに優しく微笑んだ。
「けれどこの子は、死に物狂いで努力して乗り越えて来た。誰にも身勝手を押しつけず、我が身のみに留めて、逃げずに進み続けて来た」
女神の言葉に、これまでが走馬灯のように蘇る。
誰に知られることもなく血反吐を吐いて耐えて来た努力を、見ていた存在が居た。
「何度も学んで、忘れて、また学ぶ。そうやって何度も繰り返して、少しずつ魂に刻んで、深く大きく広がって、そうして前に進んでいく。私たちの永い旅は、そういうもの」
「何だよ、それ。誰も頼んでない。だから辛い目に遭えって!?じゃあ俺はいつ幸せになるんだよ!」
メイヒムの叫びに、女神はただ微笑むだけ。
「幸せになるのではない。どう感じるか。永い旅の中で、見たもの得たもの学んだもの、それらをどう感じるか、理解するか。幸不幸は、それだけのこと」
例えば晴れ1つ取って、洗濯が乾くから幸運と思うか、庭に水をやらねばならぬから億劫と思うか。
天気が良いだけで気持ちが良いと思うか、暑くてうんざりするのか。
もっと深く言えば、例えば辛い目に遭ったとして。
もう駄目だと思うのか、成長する機会だと思うのか。
何故こんな目にと嘆くのか、これで済んで幸運だと思うのか。
置かれた状況や心持ちで、たくさんの感じ方があるだろう。
だが、それでも揺るがぬ心を、その感じ方を、物事への咀嚼力、理解力を、旅を通じて深めて養っていくのだ。
「数多の人が生き、その数以上の因果が複雑に絡み合う世界の中で、それだけが唯一、人が幸せになる方法です」
「幸せは幸せだろうが!訳の分からない御託は要らないんだよ!」
「そなたには未だ分からぬでしょう。だからこそ、輪廻の輪に戻り、旅を続けなさい。その先で、またここに戻って来なさい」
女神が瞳を瞬かせると、メイヒムはがくりと意識を失った。
「さあ、真央、行きますよ」
「は、はい。アルカさん、最初、色々すみませんでした。私、酷いこともしてごめんなさい」
封印球の中で、真央が深く頭を下げた。
「もう何が本当か分かんないし、これも夢だったのかもって思うだろうけど、私これから先もずっと、私が居る場所で、一生懸命生きるね。またいつかここに辿り着いたら、皆と笑って過ごせるように」
真央は愛嬌のある顔で笑った。もう見ることはなくなって久しい、遥か遠い同郷の女子高生の姿は、2度と目にすることは無いだろう。
「また会えたら、きっと友達になってね!」
「ああ。……頑張れよ、真央!」
2人で笑い合って手を振る。女神は封印球を抱いたまま、天へと上っていく。
「―――、本当に感謝しています。ありがとう。そして、すまない」
鼓膜に直接響いた魔術真名に、女神を見上げる。
「私が消えれば、時は動き出します。そして、そなたにも時は来る」
女神が何を言っているのかは、既に夢で何度も視ている。
「一瞬足りとも迷うな。決して、恐れるな」
女神の瞳が眩く光り輝く。魂に響かせるような声に、深く頷いた。
「祝福を」
女神が微笑んで息を吹いた瞬間、止まっていた空間が割れて光がきらきらと降り注ぐ。
光の粒子は平原に降り注ぎ、全ての生き物に触れていく。
「メイヒムは!?」
時を取り戻したイザベラとレグルスの問いに頷く。
「……天に還りました」
「……そうかい。……そうか」
糸が切れたように崩折れたイザベラを、すかさずレグルスが支えた。
無理も無い。あれだけの魔法を繰り出し続けたのだ。
もう気力も魔力も尽きかけているのだろう。イザベラは白い顔のまま、それでも杖を支えに立ち上がった。
「止めを、あれに止めを刺すよ……!」
イザベラが見つめる先に、体にまとった魔障をざわざわと蠢かせて、精霊が動き出そうとしていた。
「許さぬぞ……!我が呪い、その身に受けよ!」
精霊から真っ暗な魔障が放たれた。
あなたにおすすめの小説
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。
余命僅かの悪役令息に転生したけど、攻略対象者達が何やら離してくれない
上総啓
BL
ある日トラックに轢かれて死んだ成瀬は、前世のめり込んでいたBLゲームの悪役令息フェリアルに転生した。
フェリアルはゲーム内の悪役として15歳で断罪される運命。
前世で周囲からの愛情に恵まれなかった成瀬は、今世でも誰にも愛されない事実に絶望し、転生直後にゲーム通りの人生を受け入れようと諦観する。
声すら発さず、家族に対しても無反応を貫き人形のように接するフェリアル。そんなフェリアルに周囲の過保護と溺愛は予想外に増していき、いつの間にかゲームのシナリオとズレた展開が巻き起こっていく。
気付けば兄達は勿論、妖艶な魔塔主や最恐の暗殺者、次期大公に皇太子…ゲームの攻略対象者達がフェリアルに執着するようになり…――?
周囲の愛に疎い悪役令息の無自覚総愛されライフ。
※最終的に固定カプ
追放された『呪物鑑定』持ちの公爵令息、魔王の呪いを解いたら執着溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
「お前のそのスキルは不吉だ」
身に覚えのない罪を着せられ、聖女リリアンナによって国を追放された公爵令息カイル。
死を覚悟して彷徨い込んだ魔の森で、彼は呪いに蝕まれ孤独に生きる魔王レイルと出会う。
カイルの持つ『呪物鑑定』スキル――それは、魔王を救う唯一の鍵だった。
「カイル、お前は我の光だ。もう二度と離さない」
献身的に尽くすカイルに、冷徹だった魔王の心は溶かされ、やがて執着にも似た溺愛へと変わっていく。
これは、全てを奪われた青年が魔王を救い、世界一幸せになる逆転と愛の物語。
オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000の勇者が攻めてきた!
モト
BL
異世界転生したら弱い悪魔になっていました。でも、異世界転生あるあるのスキル表を見る事が出来た俺は、自分にはとんでもない天性資質が備わっている事を知る。
その天性資質を使って、エルフちゃんと結婚したい。その為に旅に出て、強い魔物を退治していくうちに何故か魔王になってしまった。
魔王城で仕方なく引きこもり生活を送っていると、ある日勇者が攻めてきた。
その勇者のスキルは……え!? 性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000、愛情Max~~!?!?!?!?!?!
ムーンライトノベルズにも投稿しておりすがアルファ版のほうが長編になります。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。