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君がくれた奇跡
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私の毎日は色がなかった。
世界がモノクロにみえる。周りからは白い目。自分が嫌で周りが信じられなくて、
こんなことを書くと大げさだって笑われるかもしれないけど、本当だ。
そんな私は"奇跡"さえ願ってはいけないのだろうか。
.
.
.
一瞬の出来事だった。多分時間にすれば1、2秒だったと思う。私たち新入生を歓迎してくれるかのように咲き乱れる桜の中私は"君"を見つけた。遠くから聞こえてくる低く優しいその声は、私の胸にすーっと馴染んだ。なんだか懐かしいような、でも何かが思い出せないこの感じ。この時を境に私の毎日には色がつき始めた。
.
今思えばそれは、"奇跡"だったと思う。"君"とは話したこともないのに何故かあの日聞いた声が、私をかえた。目で追ってしまう。廊下でも授業中でも"君"がいないかなって探してしまう。今までの私では考えられなかった。モノクロの世界に色を与えてくれた"君"のことを考えると心臓が止まらない。みんなに聞こえるんじゃないかってくらいドキドキする。これが恋なんだなって気づいた時にはもう手遅れだった。
世界がモノクロにみえる。周りからは白い目。自分が嫌で周りが信じられなくて、
こんなことを書くと大げさだって笑われるかもしれないけど、本当だ。
そんな私は"奇跡"さえ願ってはいけないのだろうか。
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一瞬の出来事だった。多分時間にすれば1、2秒だったと思う。私たち新入生を歓迎してくれるかのように咲き乱れる桜の中私は"君"を見つけた。遠くから聞こえてくる低く優しいその声は、私の胸にすーっと馴染んだ。なんだか懐かしいような、でも何かが思い出せないこの感じ。この時を境に私の毎日には色がつき始めた。
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今思えばそれは、"奇跡"だったと思う。"君"とは話したこともないのに何故かあの日聞いた声が、私をかえた。目で追ってしまう。廊下でも授業中でも"君"がいないかなって探してしまう。今までの私では考えられなかった。モノクロの世界に色を与えてくれた"君"のことを考えると心臓が止まらない。みんなに聞こえるんじゃないかってくらいドキドキする。これが恋なんだなって気づいた時にはもう手遅れだった。
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