【R18】可愛い後輩くんの頼みでもさすがにヌードモデルは困ります

チハヤ

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5話※

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 二日後、自然の光に満ちた第二美術室で再び千晶の絵のモデルになっていた。
 一回目の休憩から数分が経っただろうか。一糸まとわぬ姿で秘所を露にしていても、前回のような痴態は晒さず平常心を保っている。
 できるだけ千晶からは目を逸らし、親に叱られたなかであれは理不尽だったな……と思うことを考えて密かに憤っていれば、変な気分にはなりようがない。

「あの……二日前と同じ状態の未羽先輩を描かせてもらいたいんですが……」

 少しの間手が止まっていた千晶が言いにくそうに切り出した。
 私は窓から差し込む光を浴びながら脚をM字に開いている。二日前と同じ姿だ。
 デッサンを開始してから初めて千晶の方を見ると、千晶はすぐさまスケッチブックで顔を隠す。そして、チラチラと目を出しては私の顔色を窺っている。

「同じポーズじゃない? 最初の時みたいに脚閉じて座っていいってこと?」
「ポーズのことじゃなくて、前回は先輩……濡れてたから……」
「っ、あれはアクシデントみたいなもので!」
「…………」
「だ、だってどうすれば……」

 千晶が黙りこむ。このままでは進まないことを悟ったが、服を脱いだりポーズを取ることとは違い、はいわかりましたと準備出来ることではないから途方に暮れてしまう。
 千晶は私と違って何か考えがあるらしく「あぁ、それなら」と小さく呟いた。


「失礼します」

 千晶がモデル台の前で跪く。膝に冷たい感触がして、閉じかけていた脚を大きく割り開かれた。

「な、何す……っひぁっ」

 濡れていない秘部を指で下から上へとなぞられ、最後に指先が陰核を弾いて離れる。突然の刺激に自分の口から出た声に驚いた。

「ね、こうすればいいんです。すぐに前とおんなじにしてあげますね」
「ちょっと待っ!……っ、はっ、ん、あっ」

 千晶は片方の口角を上げて笑い、割れ目に沿って二本の指を這わせる。いきなりどうしてこんな。往復する指の動きに合わせて無意識に腰が動いてしまう。
 包皮の上から陰核をつつかれたり、指の腹で優しく撫でられたり、強く摘まれたり、触れる度に変化をつけて責められる。秘部がくちゅくちゅと淫らな音を立て始め、私の荒くなった呼吸には甘い声が混ざっていた。

「こんなのおかし……っ」
「えー? おかしくなんかないですよ。絵を描くための準備をしてるだけですよ?……それとも先輩は僕とエッチしたくなっちゃったんですか?」
「ひぅっ」

 耳元で囁かれた言葉に体が跳ねる。同時に千晶の指が陰核を上下左右に巧みに捏ね回す。必死に首を横に振って否定しながら私は混乱していた。
 この程度の行為はヌードモデルなら普通のことなの? おかしな気分になっている私がおかしいの? 平然としているのが正解?
 頭がクラクラして、よくわからない。

「先輩すごく気持ちよさそうな顔してる……ここ、もうトロトロですよ」
「はっ、あ、あ……っ、なん……か変っ!」

 太ももを閉じて千晶の手を挟んでも、二本の指が小さな突起を集中してなぶり続ける。
 全身が痺れて体が宙に浮きそうな感覚。私は思わず千晶の首にしがみついた。

「……じゃあ描かせてもらいますね」

 なにかくる、と思った直後、千晶はあっさり手を止めて私の腕を引き剥がした。

「も、描くの……?」
「はい! 良い絵を描けそうな気がします」
「そ……か……」

 千晶がその場にしゃがんだままスケッチブックと鉛筆を手に取った。
 そう、だ。今はヌードデッサンの準備をしていただけだ。わずかな間に頭から抜け落ちていたことを思い出して、荒い呼吸を元に戻す努力をする。
 でも、あともう少しでイケたのに。お預けを食らった秘部から熱が引かなくて、痛いくらいにじんじん疼いている。

「ふふっ、なんて顔してるんですか。やめるとは言ってませんよ」

 切なくて悶々として太ももを擦り合わせながら見つめていると、千晶は悪戯っぽく笑って舌を出した。私ので濡れた指を見せつけるように赤い舌が舐め上げる。そのままその指を私の体の内側に埋めていく。

「ひっ、あ、あっ! ち、あき……!」
「やらしー……もっともっと乱れてください……」

 待ち望んでいた快楽に嬌声が漏れる。千晶が手首を小刻みに揺らすと、私の中の指にも振動が伝わる。
 じわりじわりとほぐしながら一ミリ単位で進む指を根本まで受け入れた時には、攣ったように内ももが痙攣していた。
 その間にも千晶は膝の上に乗せたスケッチブックに片手で器用に私の姿を描いている。

「あぁ……いいですよ先輩。濡れた瞳も上気した頬も汗ばんだ肌も、全てが素敵です」
「はぁ、は……っ、あっ、あっ!」

 千晶は恍惚とした表情で私の顔とスケッチブックを交互に見つめて、今までにない早さで私の表情を描き写していく。
 それと同時に秘部を責める左手の動きも激しさを増す。膣内で指をくの字に曲げ、指の腹でお腹側の内壁を押すように突くように擦り上げられ、さっきのふわふわした感覚が近付いてきていた。

「僕、先輩が好きです。好き。好き。大好き……っ」
「っ、ちあ……んんっ!」

 初めて知ったような、元から気付いていたような、千晶の気持ちが耳に心地よく響いて全身に力が入る。私は息を止めて足の指先までピンと伸ばし、体中を引き攣らせた。

「先輩、先輩、かわい……っ、ねぇ、今の顔もう一回見せてください」
「あっ! も、もう一回って……」
「先輩のエッチな表情をもっと描きたいです……っ、もっともっと気持ちよくさせたい!」

 頬を紅潮させた千晶が鉛筆とスケッチブックを放り投げて私の脚の間に顔を寄せる。

「あぁぁっ、未羽先輩のひくひくしてる。奥までもっとよく見せてくださいね」
「っ、広げちゃ嫌ぁっ!」
「すごい……っ、先輩の中こうなってるんですね。こ、構造を知ったら上手く描ける気がします。もう少し、あと少しだけ……こ、怖くないですよ。すぐ終わりますからね」

 閉じた割れ目を左右に広げられ、イッたばかりで敏感な粘膜に千晶の熱い息が直接かかる。私のそこを目前にして千晶も興奮しているらしく、ふーっふーっと荒い呼吸を繰り返し、なんだか呂律も回っていない。
 そのまま私を上目遣いで見ながら赤い舌をちろりと出した。何をしようとしてるのかわかってしまって、慌てて引き剥がそうとしたけれど間に合わない。
 千晶の舌がぐっしょりと濡れた秘部をゆっくりと舐め上げる。

「っんああっ、そんなとこ、汚いよ……っ」
「先輩の、美味しいですよ。んんっ」
「ひっ、ふぁあっ!」

 千晶がぐっと力を入れると、指とは違う柔らかいものが私の中に入ってくる。ざらついた舌が意思を持った別の生き物のようにうねうねと動き回り、私を体の内側から追い詰めてくる。

「んっ、ん……しぇんぱい……きもちい?」
「ふぁっ、やっ、ああっ」

 奥へ奥へと舌を限界までねじ込むために押し付けているから千晶の綺麗な顔はべたべただ。私の中に埋まって目に見えない舌が千晶の言葉に合わせて複雑に、いやらしく動く。
 こんな感触知らない。中を舐められる刺激に加えて、千晶の細く整った鼻が陰核を擦り上げてくる。さっき触られて剥き出し状態の敏感なそこを容赦なく擦られると、びりびりと痺れるような感覚が全身を巡る。

「んむぅ……未羽先輩、未羽先輩……っ」
「あっあっ、千晶駄目だよ! ほんとにまたきちゃう……っ」
「いい、ですよ。見ててあげます。先輩のありのままの姿を見たいんです……っ」

 大きな口を開けた千晶に陰核ごとぱくりと食べられてきつく吸い付かれたら、もう目の前がチカチカしている。千晶の綺麗な瞳に脳みそまで犯されながら、私は口をぽっかり開けて体をのけ反らした。

「っふぁぁっ!!」
「ん……っ、はぁっ、はぁっ、先輩ってこんなにエッチな女の子だったんですね……っ、僕、もっと好きになっちゃいます。で、でも、指や舌じゃ届かないもっと奥も知りた――」

「宮園ー、浅倉ー、調子はどうだー?」
「……!」

 ぐったりしている私に千晶が覆い被ってきたのと同時に先生の声が聞こえた。
 体から急速に熱が引いていく。気だるげなその声は廊下からではなく、すぐお隣の第一美術室から聞こえてくる。
 第一美術室には鍵を掛けていたはずなのにどうして……

「そういえば鍵閉めるの忘れてました」
「えっ!? と、とにかく服着なくちゃ!……あれ? 私の鞄は!?」
「あ、休憩時間に鞄ごと借りたんでした。よかれと思って今は家庭科室で洗濯中です」
「借りた!? 全然よくないんだけどって、そんなこと言ってる場合じゃない! どどどうしよう?」

 服もなければ隠れられそうな場所もない鍵の壊れた第二美術室に、私達の名前を呼びながら先生が近付いてくる。
 私は千晶に押し倒されたままドアに視線を向けた。先生の声は益々近付き、本当に千晶と心中することになるかも……なんて最悪な未来が頭を過ぎる。
 でも、私の手をぎゅっと握ってくれる千晶の手が心強く感じた。
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