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1章
5話 英呪発言
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「まじかよ・・・」
俺は瞳が青くなっている鈴木を見て、驚きを隠せなかった。眼科で会った時は、テンパっててよく見えなかったけど、ほんとに真っ青だな。。不純物など一切含まないような綺麗な、み空色をしている。
「私は外したわけだから、あなたのも見せてくれるわよね?」
そう笑顔で問いかけてくる鈴木は、人によってはまるで地に降り立った天使のように見えるだろう。けど、何故だろう。魔王にしか見えないんだが。
「み、見せるよ。ちょっと待ってくれ」
そう返事をしながら、俺は、慌ててカラコンを外すことにした。途中目ん玉に爪が刺さって痛かったのは秘密だ。
「これでどう?」
少し涙目になりながら、得意げに言ってみせた俺に対して、
「うわぁー。ほんとに真っ赤ねぇ」
机に身を乗せながら俺の顔を鈴木が覗き込んできた。
(ち、近い!ていうか、見えそう。何がとは言わないけど!男の夢をいっぱいに詰め込んだ何かが見えそう!)
「・・・すごく気持ち悪い顔をしているけど、どうしたの。」
「へ!?べ、別に何も無いけど!変な勘違いしないで欲しいんですけど!」
鼻の下をこれでもか、と言うくらい伸ばしていた俺は、何とか不自然な表情にならないよう努力した。
「あっそ。それよりもあなたに宿った英呪ってなんなの?」
さも、当然かのように質問してくる鈴木に対して、
「・・・は?ちょっと待て、何を言ってんだお前」
俺は困惑しながらも何とか、まともな返事ができたと思う。
「瞳の色が変わってから何も無かったの?体がいつもより調子良かったり。足が速くなってたりとか。水を出せるようになったりとか。」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!一旦考える時間が欲しい!」
彼女の目の前に両の手を広げながら、少しの間、鈴木の言ったことを頭の中で反復した俺は、確かに当てはまる内容もあるなと感じた。
そうして、自分の身に起こったことを始まりから現在に至るまで余すことなく鈴木に伝えた。
「なるほどね。やっぱり原因はあの光よね。英呪に慣れるにも個人差があるのかな?私の場合、体が思うように動かなかったなんてことないし。」
顎に指を当てながら考え込む鈴木は、とても興味深そうにそう言った。
「そんなことより、さっき言ってた内容!あれどういう意味だよ!!」
さっきと入れ替わるように、今度は俺が机に身を乗り出しながら、彼女がさっき言っていた、水が出るという内容について言及した。
「うーん。まぁ百聞は一見にしかずって言うし。とりあえず見てよ。」
その発言の直後、彼女の青い瞳がより深く、そしてより澄んだ色になり、体がまるで発光してるかのように見えた。というか、発光していた。
そして俺は見た。
彼女のちょうど胸の辺りに一つの水球が浮かんでいるのを。
「そ、それが、、、この瞳の能力なのk...」
こんな非現実的な状況を誰が受け入れられるだろうか。否、受け入れられる訳が無い。
どうやら俺の脳みそはこの現実を素早く処理できるだけの容積が無かったらしい。薄れゆく意識の中、大きな果実を揺らしながら俺を心配して近づいてくる鈴木の姿を最後に、とうとう意識を失ってしまった。
(もう少し、、、揺らして欲しかった。。。)
俺は瞳が青くなっている鈴木を見て、驚きを隠せなかった。眼科で会った時は、テンパっててよく見えなかったけど、ほんとに真っ青だな。。不純物など一切含まないような綺麗な、み空色をしている。
「私は外したわけだから、あなたのも見せてくれるわよね?」
そう笑顔で問いかけてくる鈴木は、人によってはまるで地に降り立った天使のように見えるだろう。けど、何故だろう。魔王にしか見えないんだが。
「み、見せるよ。ちょっと待ってくれ」
そう返事をしながら、俺は、慌ててカラコンを外すことにした。途中目ん玉に爪が刺さって痛かったのは秘密だ。
「これでどう?」
少し涙目になりながら、得意げに言ってみせた俺に対して、
「うわぁー。ほんとに真っ赤ねぇ」
机に身を乗せながら俺の顔を鈴木が覗き込んできた。
(ち、近い!ていうか、見えそう。何がとは言わないけど!男の夢をいっぱいに詰め込んだ何かが見えそう!)
「・・・すごく気持ち悪い顔をしているけど、どうしたの。」
「へ!?べ、別に何も無いけど!変な勘違いしないで欲しいんですけど!」
鼻の下をこれでもか、と言うくらい伸ばしていた俺は、何とか不自然な表情にならないよう努力した。
「あっそ。それよりもあなたに宿った英呪ってなんなの?」
さも、当然かのように質問してくる鈴木に対して、
「・・・は?ちょっと待て、何を言ってんだお前」
俺は困惑しながらも何とか、まともな返事ができたと思う。
「瞳の色が変わってから何も無かったの?体がいつもより調子良かったり。足が速くなってたりとか。水を出せるようになったりとか。」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!一旦考える時間が欲しい!」
彼女の目の前に両の手を広げながら、少しの間、鈴木の言ったことを頭の中で反復した俺は、確かに当てはまる内容もあるなと感じた。
そうして、自分の身に起こったことを始まりから現在に至るまで余すことなく鈴木に伝えた。
「なるほどね。やっぱり原因はあの光よね。英呪に慣れるにも個人差があるのかな?私の場合、体が思うように動かなかったなんてことないし。」
顎に指を当てながら考え込む鈴木は、とても興味深そうにそう言った。
「そんなことより、さっき言ってた内容!あれどういう意味だよ!!」
さっきと入れ替わるように、今度は俺が机に身を乗り出しながら、彼女がさっき言っていた、水が出るという内容について言及した。
「うーん。まぁ百聞は一見にしかずって言うし。とりあえず見てよ。」
その発言の直後、彼女の青い瞳がより深く、そしてより澄んだ色になり、体がまるで発光してるかのように見えた。というか、発光していた。
そして俺は見た。
彼女のちょうど胸の辺りに一つの水球が浮かんでいるのを。
「そ、それが、、、この瞳の能力なのk...」
こんな非現実的な状況を誰が受け入れられるだろうか。否、受け入れられる訳が無い。
どうやら俺の脳みそはこの現実を素早く処理できるだけの容積が無かったらしい。薄れゆく意識の中、大きな果実を揺らしながら俺を心配して近づいてくる鈴木の姿を最後に、とうとう意識を失ってしまった。
(もう少し、、、揺らして欲しかった。。。)
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