1 / 29
プロローグ
ある日の天界
しおりを挟む
天界の審問部。
そこは、魂の終着駅。
どの様な生き方をしたのか。
ある命題を与えられていた場合、その結果と過程はどうであったか。
それこそ寿命数日の微生物から数千年を生きる竜やエルフ族まで。
魂を審判し、選別し、一部の例外を除き再び新たな生へと転生する。
荘厳にして厳粛、それが天界の審問部。
の、はずだった。
「特例適用だ、セクションAからFまでは転生先そのままで全部通せ!」
「Jの3千番台、極悪人の魂が複数混じってるよ!
まとめて地獄へ送ってヨシ!」
「いいんですか!?」
「送付書の備考欄に簡記しときな!
地獄で選別して、対象外の魂は誤送扱いで返してもらえ!」
「先輩、もう世界を丸ごと複製した方が早いんじゃないですか!?」
「複製は至高神様のみ許された奇跡の極みだ!
御留守の今、俺たちじゃどうしようも出来ねぇよ!」
「至高神様はどちらに!?」
「異世界へ出張中だ!
ニホンという世界の、その地の神の名を頂く場所におられる!
遠い場所だから連絡を取るにも片道20日はかかる!
キッチリ転生させて作り直した方が早い!」
「おい、倉庫からエナドリをありったけ持ってこい!
総務には事後承諾だ、始末書くらい書いてやる!」
「駄目です、既に他の法廷が持って行って在庫切れだそうです!」
「だったら総務の天使を何人か引っ張ってこい!
事前作業くらいなら出来るだろ!」
「生前が人間でも権力者とか影響力の大きな存在だった魂は保留扱いで回送!
2百番台の法廷でまとめて審理するからね!
とにかく分母を減らすよ!」
「今日は結婚記念日だぞ畜生!
主査、これ終わったら休暇もらいますからね!」
「了解だ、俺の休みも分けてやる!
こっち終わったぞ、未処理を回せ!」
毎日およそ数万から数十万の魂を審理する法廷に、およそ60億の魂が殺到。
天界審問部はその日、地獄と化した。
そこは、魂の終着駅。
どの様な生き方をしたのか。
ある命題を与えられていた場合、その結果と過程はどうであったか。
それこそ寿命数日の微生物から数千年を生きる竜やエルフ族まで。
魂を審判し、選別し、一部の例外を除き再び新たな生へと転生する。
荘厳にして厳粛、それが天界の審問部。
の、はずだった。
「特例適用だ、セクションAからFまでは転生先そのままで全部通せ!」
「Jの3千番台、極悪人の魂が複数混じってるよ!
まとめて地獄へ送ってヨシ!」
「いいんですか!?」
「送付書の備考欄に簡記しときな!
地獄で選別して、対象外の魂は誤送扱いで返してもらえ!」
「先輩、もう世界を丸ごと複製した方が早いんじゃないですか!?」
「複製は至高神様のみ許された奇跡の極みだ!
御留守の今、俺たちじゃどうしようも出来ねぇよ!」
「至高神様はどちらに!?」
「異世界へ出張中だ!
ニホンという世界の、その地の神の名を頂く場所におられる!
遠い場所だから連絡を取るにも片道20日はかかる!
キッチリ転生させて作り直した方が早い!」
「おい、倉庫からエナドリをありったけ持ってこい!
総務には事後承諾だ、始末書くらい書いてやる!」
「駄目です、既に他の法廷が持って行って在庫切れだそうです!」
「だったら総務の天使を何人か引っ張ってこい!
事前作業くらいなら出来るだろ!」
「生前が人間でも権力者とか影響力の大きな存在だった魂は保留扱いで回送!
2百番台の法廷でまとめて審理するからね!
とにかく分母を減らすよ!」
「今日は結婚記念日だぞ畜生!
主査、これ終わったら休暇もらいますからね!」
「了解だ、俺の休みも分けてやる!
こっち終わったぞ、未処理を回せ!」
毎日およそ数万から数十万の魂を審理する法廷に、およそ60億の魂が殺到。
天界審問部はその日、地獄と化した。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる