うちの前に落ちてたかわいい男の子を拾ってみました。 【完結】

まつも☆きらら

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第18話

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シャワーヘッドが俺の手から落ち、浴室に硬質な音が響いた。

シャワーのお湯が浴室の壁に当たり、しぶきが跳ね返って俺と瑞希の体を濡らした。

「ん・・・・・っ・・・・・」

キスの合間に漏れる吐息に俺の頭が痺れる。

「は・・・・っ、ゆ、うと・・・・くん、まっ・・・・」

瑞希の手が俺の頬に触れる。

その瞬間、俺ははっと我に返った。

「あ・・・・ご、ごめ・・・・」

―――俺、何した?今・・・・瑞希にキス・・・・した・・・・?

瑞希が俺を見つめていた。

口元は微かに笑みを浮かべ、その瞳は妖しげな光を湛えていた。

何を考えているのか、その表情から読み取ることができなかった。

「・・・・優斗くん、服濡れちゃったね」

「あ・・・・」

瑞希の髪を洗うのにもともとTシャツと短パンという格好にはなっていたけれど、今はそれもびしょびしょに濡れていた。

「脱いじゃえば?」

うふふと楽しそうに笑う瑞希。

この状況でなんでそんな風に笑えるのか・・・・

瑞希はシャワーを持ち、自分で髪の泡を洗い流し始めた。

「―――俺がやるから」

俺は瑞希の手からシャワーをとると瑞希の髪の泡を洗い流した。

―――落ち着け。俺は瑞希を手伝うためにここにいるんだ。そうだ。さっきまでのことは夢―――じゃないけど、でも、あれは間違いだ・・・・。

泡をすべて洗い流しシャワーのお湯を止める。

瑞希が怪我をしていない左手で髪をかき上げる。

首に張り付いた長めの明るい髪がきらきらと水で光っていた。

見ているだけでドキドキと心臓の鼓動が早くなる。

だけど目を離せなくて―――

「みず―――」

名前を呼ぶ途中で、瑞希の指が俺の唇に触れる。

「・・・・今更、これは間違いだとか言わないでね」

そう言うと、瑞希が俺の首に腕を絡ませた。

俺の耳元に唇を寄せ、軽く息を吹きかけられる。

それに反応して、俺の体が震える。

「み、瑞希、俺は―――」

「俺が嫌い?」

「違う、けど―――」

「海斗くんに悪い?」

「!お前―――」

―――気づいてた?

「大丈夫だよ。海斗くんには、内緒にするから」

いや、そういうことじゃない。

海斗に悪いとか、ばれなきゃいいとかいうことじゃない。

俺は―――

何か言おうと口を開いた瞬間、瑞希の唇がそれを塞いだ。

柔らかく濡れた唇の感触にぞくぞくする。

瑞希の舌が俺の口内に滑り込み、口づけが深くなる。

―――だめだ。

そう思うのに、体が言うことを聞かない。

―――これ以上はだめだ。

わかってるのに―――

―――これ以上進んだら―――

俺は、瑞希の細い腰を抱き寄せた。

「・・・・・ん・・・・・っ」

濡れたTシャツ越しに感じる瑞希の素肌に、頭の中が真っ白になる。

―――これ以上進んだら

―――もう、戻れなくなる・・・・・。

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