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第三十一話 急遽謁見に参加することに
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翌日の街道の巡回は、それほど大きな問題は確認されませんでした。
オークが暴れたので少し地面がボコボコになっていたけど、直ぐに直し終わりました。
ルーカス様に改めて感謝を言われたけど、もう大丈夫ですよと言って逆に私が恐縮しちゃいました。
注文した魔鉄製の剣も直ぐに出来上がったのだけど、武器屋には本当に壊れた剣が飾ってありました。
そして、壊れた剣を見るためにたくさんの客が武器屋を訪れていました。
何でも、軍を通じて私がオークキングを倒したという噂が広まり、オークキングを間違いなく倒した証として特に新人冒険者と新人兵が見に来ているそうです。
私もまだ新人冒険者だと言ったら、親方にそんなことはないと思いっきりツッコまれました。
そんな忙しい日々も一ヶ月が経ち、私は朝早くから王城に行ってアメリアさんと共に王太后様の治療を行っていました。
シュイン。
「これで、殆ど良くなりました。後は、定期的に治療を行えば良さそうです」
ずっと行っていた王太后様の治療も、今日で一区切りです。
王太后様の体調はほぼ完調となったけど、歩くためにはリハビリが必要です。
それでも、体の調子が良くなって王太后様の表情はかなり明るくなった。
「アメリア、リン、本当にありがとうね。お陰で、すっかり良くなったわ。感謝してもしきれないわ」
「王太后様が元気になって、本当に良かったです。私も肩の荷が少しおりました」
「ウォン!」
アメリアさんも、ホッとした表情を見せていました。
王太后様を何とか治療しないと、という重い責任を背負っていたもんね。
何故かシルバも元気よく吠えていたけど、王太后様が元気になって嬉しいのは変わらないみたいです。
すると、王太后様がかなりびっくりすることを言ってきました。
「アメリア、リン、二人はこの後謁見に参加して貰うわ。息子が二人の労を労いたいそうよ」
「「えっ!?」」
「ワオン?」
王太后様の話を聞いたアメリアさんと私は、思わずお互いに見合ってしまった。
謁見に参加するって、いったいどういうことなのだろうか。
ちなみに、シルバは何のことだか分からずに首をこてんと傾げていた。
「まあ、謁見に参加すれば分かるわ。じゃあ、せっかくだから綺麗にしないとね」
「「えっ、えっ……」」
私とアメリアさんは、ニコニコした王太后様に見送られながら王太后様専属の使用人に化粧部屋に連れて行かれた。
その間、シルバとスラちゃんは王太后様の部屋でお留守番です。
「さあ、とびっきりの美人に仕上げますね」
「あの、お手柔らかに……」
そして、私はやる気満々の使用人にガッツリと化粧をされてしまった。
髪の毛も初めてアップスタイルにアレンジされ、更にネックレスなどの宝石を身に着けさせられた。
ちなみに、アメリアさんは元が公爵令嬢らしい気品のある装いなので、軽く化粧をするだけで済んだ。
「わあ、リンさん良くお似合いですわ」
「あ、ありがとうございます……」
ここまで貴族令嬢風にガッツリ化粧をしたことがなく、鏡に映る私の顔に違和感があった。
うん、何故か物凄い美人が目の前の鏡に映っていたのだ。
アメリアさんも私の容姿を褒めてくれたけど、私は正直なところ使用人のメイク術すげーって感心していた。
使用人も、良い仕事をしたという満足そうな表情をしていた。
「あら、リンもとても綺麗になっているわ。どこから見ても、可憐な可愛らしい貴族令嬢よ」
「ワ、ワフッ?」
そして、アメリアさんと共に再び王太后様の部屋に戻ると、王太后様が私の容姿を褒めていた。
いや、褒めるならお付きの使用人のメイク術を褒めてやってください。
そしてシルバ、私を見た瞬間「誰?」って言わないの!
「謁見が始まるまで、暫く時間があるわ。それまで、アメリアがリンに謁見時のマナーを教えてあげなさい。シルバは、ニースと共に謁見が終わるまでお留守番ね」
「畏まりました」
「ウォン!」
あっ、そうか。
王太后様に言われて、謁見時のマナーが必要だと改めて理解した。
アメリアさんが謁見時のマナーが分かるのがとても助かったけど、時間がないので急いで勉強します。
そして、シルバとスラちゃんは王太后様付きの使用人に連れられて部屋の外に出ていった。
流石にまだ小さなニース様は謁見に参加できないので、シルバとスラちゃんと共にお留守番みたいです。
「謁見の間に入ると、中央に絨毯が敷かれています。絨毯の切れ目まで進んだら、膝をついて頭を下げます。陛下より声がかかりますので、そうしたら頭を上げてください。私の所作を真似すれば、リンさんなら直ぐに出来ますわ」
「が、頑張ってみます……」
こうして、謁見の時間まで私はアメリア先生に見てもらいながら挨拶の猛特訓をした。
しっかり覚えないとアメリアさんが恥をかくと思い、とにかく必死で覚えた。
すると、必死になって挨拶の練習をする私を椅子に座りながら見ていた王太后様が一言。
「リンは、本当に物覚えが良いわね。今後も偉い人と会うのだから、礼儀作法の勉強をしておいた方がいいわね。時間がある時に私が教えてあげるわ」
なんと、王太后様直々に礼儀作法を教えてくれるらしいのだが、それって超プレッシャーになりそうなんだけど。
というか、いきなり公爵令嬢と王家と出会ったから、それ以上に凄い貴族って中々いないと思うのだけど。
こうして、私はアメリアさんから猛特訓を受けていたのだけど、そのうち王太后様まで側に来てあれこれ指導された。
うう、謁見前に体力気力精神力を使い果たしそうだ……
オークが暴れたので少し地面がボコボコになっていたけど、直ぐに直し終わりました。
ルーカス様に改めて感謝を言われたけど、もう大丈夫ですよと言って逆に私が恐縮しちゃいました。
注文した魔鉄製の剣も直ぐに出来上がったのだけど、武器屋には本当に壊れた剣が飾ってありました。
そして、壊れた剣を見るためにたくさんの客が武器屋を訪れていました。
何でも、軍を通じて私がオークキングを倒したという噂が広まり、オークキングを間違いなく倒した証として特に新人冒険者と新人兵が見に来ているそうです。
私もまだ新人冒険者だと言ったら、親方にそんなことはないと思いっきりツッコまれました。
そんな忙しい日々も一ヶ月が経ち、私は朝早くから王城に行ってアメリアさんと共に王太后様の治療を行っていました。
シュイン。
「これで、殆ど良くなりました。後は、定期的に治療を行えば良さそうです」
ずっと行っていた王太后様の治療も、今日で一区切りです。
王太后様の体調はほぼ完調となったけど、歩くためにはリハビリが必要です。
それでも、体の調子が良くなって王太后様の表情はかなり明るくなった。
「アメリア、リン、本当にありがとうね。お陰で、すっかり良くなったわ。感謝してもしきれないわ」
「王太后様が元気になって、本当に良かったです。私も肩の荷が少しおりました」
「ウォン!」
アメリアさんも、ホッとした表情を見せていました。
王太后様を何とか治療しないと、という重い責任を背負っていたもんね。
何故かシルバも元気よく吠えていたけど、王太后様が元気になって嬉しいのは変わらないみたいです。
すると、王太后様がかなりびっくりすることを言ってきました。
「アメリア、リン、二人はこの後謁見に参加して貰うわ。息子が二人の労を労いたいそうよ」
「「えっ!?」」
「ワオン?」
王太后様の話を聞いたアメリアさんと私は、思わずお互いに見合ってしまった。
謁見に参加するって、いったいどういうことなのだろうか。
ちなみに、シルバは何のことだか分からずに首をこてんと傾げていた。
「まあ、謁見に参加すれば分かるわ。じゃあ、せっかくだから綺麗にしないとね」
「「えっ、えっ……」」
私とアメリアさんは、ニコニコした王太后様に見送られながら王太后様専属の使用人に化粧部屋に連れて行かれた。
その間、シルバとスラちゃんは王太后様の部屋でお留守番です。
「さあ、とびっきりの美人に仕上げますね」
「あの、お手柔らかに……」
そして、私はやる気満々の使用人にガッツリと化粧をされてしまった。
髪の毛も初めてアップスタイルにアレンジされ、更にネックレスなどの宝石を身に着けさせられた。
ちなみに、アメリアさんは元が公爵令嬢らしい気品のある装いなので、軽く化粧をするだけで済んだ。
「わあ、リンさん良くお似合いですわ」
「あ、ありがとうございます……」
ここまで貴族令嬢風にガッツリ化粧をしたことがなく、鏡に映る私の顔に違和感があった。
うん、何故か物凄い美人が目の前の鏡に映っていたのだ。
アメリアさんも私の容姿を褒めてくれたけど、私は正直なところ使用人のメイク術すげーって感心していた。
使用人も、良い仕事をしたという満足そうな表情をしていた。
「あら、リンもとても綺麗になっているわ。どこから見ても、可憐な可愛らしい貴族令嬢よ」
「ワ、ワフッ?」
そして、アメリアさんと共に再び王太后様の部屋に戻ると、王太后様が私の容姿を褒めていた。
いや、褒めるならお付きの使用人のメイク術を褒めてやってください。
そしてシルバ、私を見た瞬間「誰?」って言わないの!
「謁見が始まるまで、暫く時間があるわ。それまで、アメリアがリンに謁見時のマナーを教えてあげなさい。シルバは、ニースと共に謁見が終わるまでお留守番ね」
「畏まりました」
「ウォン!」
あっ、そうか。
王太后様に言われて、謁見時のマナーが必要だと改めて理解した。
アメリアさんが謁見時のマナーが分かるのがとても助かったけど、時間がないので急いで勉強します。
そして、シルバとスラちゃんは王太后様付きの使用人に連れられて部屋の外に出ていった。
流石にまだ小さなニース様は謁見に参加できないので、シルバとスラちゃんと共にお留守番みたいです。
「謁見の間に入ると、中央に絨毯が敷かれています。絨毯の切れ目まで進んだら、膝をついて頭を下げます。陛下より声がかかりますので、そうしたら頭を上げてください。私の所作を真似すれば、リンさんなら直ぐに出来ますわ」
「が、頑張ってみます……」
こうして、謁見の時間まで私はアメリア先生に見てもらいながら挨拶の猛特訓をした。
しっかり覚えないとアメリアさんが恥をかくと思い、とにかく必死で覚えた。
すると、必死になって挨拶の練習をする私を椅子に座りながら見ていた王太后様が一言。
「リンは、本当に物覚えが良いわね。今後も偉い人と会うのだから、礼儀作法の勉強をしておいた方がいいわね。時間がある時に私が教えてあげるわ」
なんと、王太后様直々に礼儀作法を教えてくれるらしいのだが、それって超プレッシャーになりそうなんだけど。
というか、いきなり公爵令嬢と王家と出会ったから、それ以上に凄い貴族って中々いないと思うのだけど。
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うう、謁見前に体力気力精神力を使い果たしそうだ……
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