転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます

藤なごみ

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第三十三章 二年生

千二百九十九話 いよいよ結婚式のが始まります

 ここからは、僕が頑張る番ですね。
 軽く深呼吸をして、気持ちを整えてから話し始めました。

「これより、神に新しい夫婦が誕生することを報告します」

 僕が話し始めると、教会内のざわめきがピタリと静かになりました。
 ルーカスお兄様、アイビー様、カレン様も、真剣な表情で僕のことを見ています。
 来賓席でも、特に王族や教会関係者が姿勢を正して三人を見つめています。

「これより、宣誓を行います。ルーカス・ブンデスランドは、アイビー・カーセント、並びカレンを妻とし、終生愛することを誓いますか?」
「誓います」
 
 ルーカスお兄様は、短く、そしてはっきりと強く宣誓しました。

「アイビー・カーセントは、ルーカス・ブンデスランドを夫とし、終生愛することを誓いますか?」
「誓いますわ」

 アイビー様も、いつもの自信に溢れた返事をします。
 何だか、いつも以上に目がキラキラしていますね。

「カレンは、ルーカス・ブンデスランドを夫とし、終生愛することを誓いますか?」
「誓います」

 カレン様は、ニコリとしながらとても柔らかな返事をしました。
 名誉聖女様らしい、とても優しい感じです。
 無事に宣誓も終わり、次の儀式に移ります。

「それでは、お互いに指輪の交換を」

 スッと、セリーヌ様がリングピローを新郎新婦の前に差し出しました。
 因みに、ルーカスお兄様がはめる指輪は正妻のアイビー様の役目です。
 アイビー様とカレン様の指輪は、もちろんルーカスお兄様がはめます。
 こうして無事に指輪交換も終了し、いよいよ結婚式のメインイベントです。

「それでは、誓いの口づけを」

 すぐさま、ルーカスお兄様はアイビー様とカレン様のベールを上げ、ササッと口づけを交わします。
 うーん、流石ルーカスお兄様です。
 とても手際の良い口づけに、僕もとっても感心しちゃいました。

「いま、新しい夫婦が誕生しました。大きな拍手でお見送り下さい!」

 ルーカスお兄様、アイビー様、カレン様は、一礼をしてから腕を組んでバージンロードを扉の方へ歩いていきます。
 王妃様、カーセント公爵夫人、前教皇猊下は溢れる涙を拭うことなく大きな拍手を三人に送っていました。
 ティナおばあさま、カーセント公爵、教皇猊下も、時折目尻に浮かんだ涙をハンカチで拭いながら新郎新婦の姿を見つめていました。
 司会席のリズ、サンディも、ニコニコしながら三人に大きな拍手を送っています。

「うっ、うぅ……」

 そして、一番号泣していたのがまさかの陛下でした。
 ハンカチでは涙を拭いきれないので、タオルで顔を覆っていました。
 父親のまさかの姿に、ルーシーお姉様とエレノアは手で涙を拭きながらかなりびっくりしていました。
 もちろん、多くの来賓も二人に大きな拍手を送っています。
 特に、ルーカスお兄様とアイビー様の同級生は笑顔で大きな拍手を送っていました。
 フラワーボーイ、フラワーガールを頑張ったちびっ子たちも、ニコニコしながらいっぱい拍手をしています。
 うん、何とか無事に結婚式は終わりました。
 この後は、ブーケプルズをしてからパレードの始まりです。
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