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第三十四章 三年生
千四百五十八話 学園入園説明会の日です
来年の学園入園説明会の日となり、僕達は朝から準備を進めています。
今回は、初めての試みとしてAクラスの人にも説明してもらう事になりました。
最上級生は長期研修中なので、今年は僕のクラスが担当します。
そのうち、一年生や二年生のAクラスも参加できたらいいですね。
「受付をする人、クラスごとに案内をする人、説明をする人に分かれます。今回問題のある人は数人いますが、特に気にしなくて大丈夫なレベルかと思います。皆さん、宜しくお願いします」
「「「「「お願いします」」」」」
生徒会役員が教える役になり、Aクラスと生徒会の一年生に色々と教えています。
リズも、受付係としてエレノアとドラちゃんと一緒にあれこれ話をしています。
うん、ドラちゃんがこの場にいても誰も気にしませんね。
「ワーナー、きちっと教える」
「そうですわ。学園のいい印象を与えないといけないのですよ」
「分かっているよ! お前らも、色々教えるんだよ」
「あはは……」
二年生四人も、何だかんだ言いながらきちんと説明していますね。
僕も、クラスごとに案内する係に色々説明をします。
そのうち、段々と説明会参加者が集まってきました。
シュッ。
「あっ、アレク様、おはようございます」
「「おはよー!」」
「ポール君、おはよう。今日はお母さんと双子ちゃんと一緒なんだね」
「はい、だいぶ元気になりました」
ポール君も、マジカルラットに連れられてお母さんと双子ちゃんと一緒に来ました。
こうして元気になった姿を見て、僕もホッとしました。
受付でも、リズとエレノアがポール君と家族と一緒にニコニコと話をしていますね。
僕達も、体育館の中に入りましょう。
「じゃあ、冒険者登録に関する説明はイヨにお願いしようかな」
「任せて。ワーナーをこき使う」
「おい!」
ワーナー君が、芸人みたいに華麗なツッコミをイヨに入れていました。
とはいえ、いつもの四人組で説明しそうだし、リズとエレノアも補助をしそうですね。
「グルル」
このタイミングで、ドラちゃんが僕に話しかけてきました。
えーっと、なになに?
「えっ、またあのカンニングした受験生が問題を起こしている?」
「グルル……」
ドラちゃんも、かなり困惑した表情で話をしていました。
とにかく状況を確認しようと、僕は受付に向かいました。
「おい、何で息子が最低な評価なんだ! 歴史ある貴族なのだから、Aクラスにすべきだろうが!」
おお、まさかのカンニングをした受験生の父親である男爵の登場ですか。
受付にあーだこーだ文句を言っているけど、母親もそうだけどどうやら本当に面倒くさい貴族みたいですね。
リズとエレノアもプリプリしているし、リボンちゃんに至っては殺気を垂れ流しています。
因みに、今回母親はおらず父親とカンニングした受験生のみでした。
通信用魔導具で各所に連絡してっと……
「副宰相のアレクサンダーです。色々申されておりますが、目の前にいる王国創設以来の王家であるエレノアも普通に試験を受けております。それに、僕が受験した際に貴族による集団カンニングが発覚して大問題になったかと思います。今年も全ての貴族にカンニングは厳禁だと周知していますが、まさか読んでいないという事はありませんですよね?」
「ぐっ……」
僕が正論を言うと、大声を出していた男爵は言葉に詰まってしまいました。
自分勝手な理論なんて、簡単に通じなくなるはずですね。
でも、貴族の事を盾にして大騒ぎをしたのは紛れもない事実です。
と言うことで、ここからは偉い人から説教を受けてもらいましょう。
シュッ。
「えっ?」
僕は、男爵と共に短距離ワープである場所に移動しました。
そこは王城の大会議室で、既に陛下やルーカスお兄様、閣僚に加えて王妃様とアリア様もいました。
突然の事で、男爵は何が何だか分からないみたいですね。
「うむ、ちょうど来年の入園試験の件で話をしようとしようとしたところだ。どうやら、男爵は入園試験について何か意見があるみたいだな。じっくりと聞こうではないか」
「あっ、いや、その……」
陛下の怒気をはらんだ声に、男爵は冷や汗ダラダラになっていました。
しかしこの場から退出できるはずもなく、敢えて一番良い席に座ってもらいました。
それは、怒れる王妃様とアリア様の目の前です。
大丈夫ですよ、身の安全は絶対に確保されますよ。
それ以外は分からないけど……
「アレク、ここは任せておけ。学園の仕事をしっかりやるように」
こうして、僕は陛下にも言われて大会議室を後にしました。
うん、これならバッチリですね。
僕は、再び学園に向かいました。
「お兄ちゃん、大丈夫だった?」
「うん、大丈夫だよ。陛下が任せておけって言っていたよ」
「陛下……」
リズと僕のやり取りで、カンニングした学生はこの国の最高権力者が相手にすることを知ってしまったのです。
心なしか顔が真っ青だけど、父親の事は気にせずに入園説明を聞きましょうね。
今回は、初めての試みとしてAクラスの人にも説明してもらう事になりました。
最上級生は長期研修中なので、今年は僕のクラスが担当します。
そのうち、一年生や二年生のAクラスも参加できたらいいですね。
「受付をする人、クラスごとに案内をする人、説明をする人に分かれます。今回問題のある人は数人いますが、特に気にしなくて大丈夫なレベルかと思います。皆さん、宜しくお願いします」
「「「「「お願いします」」」」」
生徒会役員が教える役になり、Aクラスと生徒会の一年生に色々と教えています。
リズも、受付係としてエレノアとドラちゃんと一緒にあれこれ話をしています。
うん、ドラちゃんがこの場にいても誰も気にしませんね。
「ワーナー、きちっと教える」
「そうですわ。学園のいい印象を与えないといけないのですよ」
「分かっているよ! お前らも、色々教えるんだよ」
「あはは……」
二年生四人も、何だかんだ言いながらきちんと説明していますね。
僕も、クラスごとに案内する係に色々説明をします。
そのうち、段々と説明会参加者が集まってきました。
シュッ。
「あっ、アレク様、おはようございます」
「「おはよー!」」
「ポール君、おはよう。今日はお母さんと双子ちゃんと一緒なんだね」
「はい、だいぶ元気になりました」
ポール君も、マジカルラットに連れられてお母さんと双子ちゃんと一緒に来ました。
こうして元気になった姿を見て、僕もホッとしました。
受付でも、リズとエレノアがポール君と家族と一緒にニコニコと話をしていますね。
僕達も、体育館の中に入りましょう。
「じゃあ、冒険者登録に関する説明はイヨにお願いしようかな」
「任せて。ワーナーをこき使う」
「おい!」
ワーナー君が、芸人みたいに華麗なツッコミをイヨに入れていました。
とはいえ、いつもの四人組で説明しそうだし、リズとエレノアも補助をしそうですね。
「グルル」
このタイミングで、ドラちゃんが僕に話しかけてきました。
えーっと、なになに?
「えっ、またあのカンニングした受験生が問題を起こしている?」
「グルル……」
ドラちゃんも、かなり困惑した表情で話をしていました。
とにかく状況を確認しようと、僕は受付に向かいました。
「おい、何で息子が最低な評価なんだ! 歴史ある貴族なのだから、Aクラスにすべきだろうが!」
おお、まさかのカンニングをした受験生の父親である男爵の登場ですか。
受付にあーだこーだ文句を言っているけど、母親もそうだけどどうやら本当に面倒くさい貴族みたいですね。
リズとエレノアもプリプリしているし、リボンちゃんに至っては殺気を垂れ流しています。
因みに、今回母親はおらず父親とカンニングした受験生のみでした。
通信用魔導具で各所に連絡してっと……
「副宰相のアレクサンダーです。色々申されておりますが、目の前にいる王国創設以来の王家であるエレノアも普通に試験を受けております。それに、僕が受験した際に貴族による集団カンニングが発覚して大問題になったかと思います。今年も全ての貴族にカンニングは厳禁だと周知していますが、まさか読んでいないという事はありませんですよね?」
「ぐっ……」
僕が正論を言うと、大声を出していた男爵は言葉に詰まってしまいました。
自分勝手な理論なんて、簡単に通じなくなるはずですね。
でも、貴族の事を盾にして大騒ぎをしたのは紛れもない事実です。
と言うことで、ここからは偉い人から説教を受けてもらいましょう。
シュッ。
「えっ?」
僕は、男爵と共に短距離ワープである場所に移動しました。
そこは王城の大会議室で、既に陛下やルーカスお兄様、閣僚に加えて王妃様とアリア様もいました。
突然の事で、男爵は何が何だか分からないみたいですね。
「うむ、ちょうど来年の入園試験の件で話をしようとしようとしたところだ。どうやら、男爵は入園試験について何か意見があるみたいだな。じっくりと聞こうではないか」
「あっ、いや、その……」
陛下の怒気をはらんだ声に、男爵は冷や汗ダラダラになっていました。
しかしこの場から退出できるはずもなく、敢えて一番良い席に座ってもらいました。
それは、怒れる王妃様とアリア様の目の前です。
大丈夫ですよ、身の安全は絶対に確保されますよ。
それ以外は分からないけど……
「アレク、ここは任せておけ。学園の仕事をしっかりやるように」
こうして、僕は陛下にも言われて大会議室を後にしました。
うん、これならバッチリですね。
僕は、再び学園に向かいました。
「お兄ちゃん、大丈夫だった?」
「うん、大丈夫だよ。陛下が任せておけって言っていたよ」
「陛下……」
リズと僕のやり取りで、カンニングした学生はこの国の最高権力者が相手にすることを知ってしまったのです。
心なしか顔が真っ青だけど、父親の事は気にせずに入園説明を聞きましょうね。
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