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第十六章 聖女様出迎え編
二百九十話 聖女様を出迎える為に教皇国へ
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そして、いよいよ聖女様を出迎える当日。
僕とリズとサンディは、王城でティナおばあさまと軍務卿と外務卿と合流してからサーゲロイド辺境伯の屋敷に向かいます。
ルーカスお兄様とアイビー様は、後程合流する事になりました。
「サーゲロイド辺境伯様、おはようございます」
「うむ、おはよう。良い天気になってなによりじゃな」
「早速ですが、現地に向かいますか?」
「そうじゃな。早めに待っておる分なら問題ないじゃろう」
という事で、先ずは国境の街に移動します。
国境の街にはここのところ毎日来ていたけど、僕は送り迎えだけ。
「あ、今日もスライムがいるよ」
「二匹とも揃っている!」
いつも国境警備隊と一緒にいたスラちゃんとプリンは、この街の子どもに人気になっていた。
今日は流石に子ども達も遠巻きに護衛を受けながら歩いている僕達を見ていたけど、スラちゃんとプリンは子ども達に気がついて触手をふりふりとしていた。
警備上の人数チェックもあるので、このタイミングでルーカスお兄様とアイビー様を呼んできて、ポニさん達も呼び寄せた。
ついでと言わんばかりに、ティナおばあさまがポニさん達を呼んだ時にジンさんも連れてきた。
「あの、聖女様を出迎えるのになんで俺まで騎士服なんですか?」
「保険だよ保険。何かあってはいけないけど、何かあった時の為に動ける人が多い事に越した事はないわ」
「そりゃそうですけど……」
「ほら、レイナに騎士服を預けてあるから着替えておいで」
うん、ティナおばあさまは最初からジンさんを正装姿で巻き込むつもりでいて、逃げられないタイミングで声をかけた様だ。
当のジンさんは冒険者服で僕達と行く気まんまんだったので、しぶしぶといった感じでジンさんは騎士服に着替えてきて、僕達と合流したのだった。
参加者も揃ったので、早速国境を渡って教皇国側の国境にある教会に向かいます。
流石に今日は教皇国側の国境の街も厳戒態勢をとっていて、街中を頻繁に騎馬隊が巡回しています。
「やっぱりお馬さんは大きいね」
「ヒヒン」
リズはブッチーに乗りながら通り過ぎていく騎馬隊を眺めています。
ブッチーもそうだねって感じで相打ちを打っているけど、まだ小さい僕としてはポニさんでも十分に大きいと思うよ。
そして、教会に近づいてきたのだけど、庭に何かが停まっていた。
「あれ? 高そうな馬車が停まっているよ」
「凄いね、王族用の馬車よりも豪華だよ」
ルーカスお兄様もびっくりする豪華な馬車が、教会の庭に三台停まっていた。
うーん、どんな人が乗ってきたのだろうか?
僕とリズとサンディは、王城でティナおばあさまと軍務卿と外務卿と合流してからサーゲロイド辺境伯の屋敷に向かいます。
ルーカスお兄様とアイビー様は、後程合流する事になりました。
「サーゲロイド辺境伯様、おはようございます」
「うむ、おはよう。良い天気になってなによりじゃな」
「早速ですが、現地に向かいますか?」
「そうじゃな。早めに待っておる分なら問題ないじゃろう」
という事で、先ずは国境の街に移動します。
国境の街にはここのところ毎日来ていたけど、僕は送り迎えだけ。
「あ、今日もスライムがいるよ」
「二匹とも揃っている!」
いつも国境警備隊と一緒にいたスラちゃんとプリンは、この街の子どもに人気になっていた。
今日は流石に子ども達も遠巻きに護衛を受けながら歩いている僕達を見ていたけど、スラちゃんとプリンは子ども達に気がついて触手をふりふりとしていた。
警備上の人数チェックもあるので、このタイミングでルーカスお兄様とアイビー様を呼んできて、ポニさん達も呼び寄せた。
ついでと言わんばかりに、ティナおばあさまがポニさん達を呼んだ時にジンさんも連れてきた。
「あの、聖女様を出迎えるのになんで俺まで騎士服なんですか?」
「保険だよ保険。何かあってはいけないけど、何かあった時の為に動ける人が多い事に越した事はないわ」
「そりゃそうですけど……」
「ほら、レイナに騎士服を預けてあるから着替えておいで」
うん、ティナおばあさまは最初からジンさんを正装姿で巻き込むつもりでいて、逃げられないタイミングで声をかけた様だ。
当のジンさんは冒険者服で僕達と行く気まんまんだったので、しぶしぶといった感じでジンさんは騎士服に着替えてきて、僕達と合流したのだった。
参加者も揃ったので、早速国境を渡って教皇国側の国境にある教会に向かいます。
流石に今日は教皇国側の国境の街も厳戒態勢をとっていて、街中を頻繁に騎馬隊が巡回しています。
「やっぱりお馬さんは大きいね」
「ヒヒン」
リズはブッチーに乗りながら通り過ぎていく騎馬隊を眺めています。
ブッチーもそうだねって感じで相打ちを打っているけど、まだ小さい僕としてはポニさんでも十分に大きいと思うよ。
そして、教会に近づいてきたのだけど、庭に何かが停まっていた。
「あれ? 高そうな馬車が停まっているよ」
「凄いね、王族用の馬車よりも豪華だよ」
ルーカスお兄様もびっくりする豪華な馬車が、教会の庭に三台停まっていた。
うーん、どんな人が乗ってきたのだろうか?
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