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第十六章 聖女様出迎え編
二百八十九話 ちょっとは大きくなったかな?
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今日は聖女様を出迎える時に着る騎士服の寸法合わせ。
朝から王城に行って、サイズ合わせをしています。
ティナおばあさまの部屋でサイズ合わせをする事になり、僕とリズとサンディの三人が侍従によって体の色々なところのサイズを測られています。
因みにルーカスお兄様達は、別の部屋でそれぞれ必要な服の採寸をしているそうです。
「皆、去年よりも大きくなっているわね」
「本当に大きくなっているの?」
「ええ、身長も高くなって。ふふ、子どもの成長ってのは早いものね」
ティナおばあさまとリズのやりとりは去年も見たけど、あと十年くらいは同じやり取りが続きそうだなあ。
「騎士服の採寸は終わりましたね」
「今日は騎士服だけじゃなくて、歓迎会で着る服も合わせるわよ」
「「「えっ!」」」
ティナおばあさまによって話に聞いていない服までサイズ合わせをするが決定して、僕達は久々に長時間の着せ替え人形となってしまったのだった。
「「「疲れた……」」」
僕達だけでなくルーカスお兄様達も着せ替え人形となっていたらしく、食堂でおやつのプリンを食べながらグターってなっていました。
嗚呼、疲れた体に糖分が染みていく……
「とは言え、これで聖女様を出迎える準備はほぼ完了だね」
「でも、皆良いなあ。今年は私も公務で忙しいよ」
「エレノアもだよ。お仕事沢山なんだよね」
ぶすーっとした表情でルーシーお姉様とエレノアが愚痴を零している。
まだ王妃様とアリア様はルカちゃんとエドちゃんのお世話をしないといけないし、僕達とルーカスお兄様には聖女様を出迎えるという大役がある。
なので、学園関係とか来賓対応とかの公務はルーシーお姉様とエレノアが当たることになった。
まあ、王妃様かアリア様のどちらかがサポートにつくらしいので大丈夫だと思いたい。
「しかし、聖女様を出迎えるのもいよいよ来週か」
「無事に出迎えられれば良いですが、何か起きそうと思うのは私の気のせいでしょうか?」
「良い事なら歓迎だけど、悪い事は避けたいよね」
ルーカスお兄様とアイビー様の会話に、僕も納得だ。
あれだけ準備をして警戒体制を作ったのだから、何事も無ければ御の字だよね。
「そう言えば、聖女様の出迎えに何故かポニさん達も参加する事になりましたよね」
「ポニーが魔法使うなんて普通思わないから、保険の意味合いも大きいな」
「実際にポニさん達が魔法障壁を展開しながら突進したら、あっという間に敵を吹き飛ばしそうですよね」
ルーカスお兄様とも話をするが、出迎えにはポニさん達ポニー軍団も参加する事になった。
まあ、普通の馬よりも強いし十分な戦力にはなるんだよね。
「ほらほら、グダグダしていないの。昼食の準備ができたわよ」
「「「はーい」」」
ティナおばあさまの掛け声で、僕達は食堂に向かった。
先ずはお腹をいっぱいにしないと。
服の採寸で腹ペコになったリズ達は、走らないで我先にと動き出していた。
朝から王城に行って、サイズ合わせをしています。
ティナおばあさまの部屋でサイズ合わせをする事になり、僕とリズとサンディの三人が侍従によって体の色々なところのサイズを測られています。
因みにルーカスお兄様達は、別の部屋でそれぞれ必要な服の採寸をしているそうです。
「皆、去年よりも大きくなっているわね」
「本当に大きくなっているの?」
「ええ、身長も高くなって。ふふ、子どもの成長ってのは早いものね」
ティナおばあさまとリズのやりとりは去年も見たけど、あと十年くらいは同じやり取りが続きそうだなあ。
「騎士服の採寸は終わりましたね」
「今日は騎士服だけじゃなくて、歓迎会で着る服も合わせるわよ」
「「「えっ!」」」
ティナおばあさまによって話に聞いていない服までサイズ合わせをするが決定して、僕達は久々に長時間の着せ替え人形となってしまったのだった。
「「「疲れた……」」」
僕達だけでなくルーカスお兄様達も着せ替え人形となっていたらしく、食堂でおやつのプリンを食べながらグターってなっていました。
嗚呼、疲れた体に糖分が染みていく……
「とは言え、これで聖女様を出迎える準備はほぼ完了だね」
「でも、皆良いなあ。今年は私も公務で忙しいよ」
「エレノアもだよ。お仕事沢山なんだよね」
ぶすーっとした表情でルーシーお姉様とエレノアが愚痴を零している。
まだ王妃様とアリア様はルカちゃんとエドちゃんのお世話をしないといけないし、僕達とルーカスお兄様には聖女様を出迎えるという大役がある。
なので、学園関係とか来賓対応とかの公務はルーシーお姉様とエレノアが当たることになった。
まあ、王妃様かアリア様のどちらかがサポートにつくらしいので大丈夫だと思いたい。
「しかし、聖女様を出迎えるのもいよいよ来週か」
「無事に出迎えられれば良いですが、何か起きそうと思うのは私の気のせいでしょうか?」
「良い事なら歓迎だけど、悪い事は避けたいよね」
ルーカスお兄様とアイビー様の会話に、僕も納得だ。
あれだけ準備をして警戒体制を作ったのだから、何事も無ければ御の字だよね。
「そう言えば、聖女様の出迎えに何故かポニさん達も参加する事になりましたよね」
「ポニーが魔法使うなんて普通思わないから、保険の意味合いも大きいな」
「実際にポニさん達が魔法障壁を展開しながら突進したら、あっという間に敵を吹き飛ばしそうですよね」
ルーカスお兄様とも話をするが、出迎えにはポニさん達ポニー軍団も参加する事になった。
まあ、普通の馬よりも強いし十分な戦力にはなるんだよね。
「ほらほら、グダグダしていないの。昼食の準備ができたわよ」
「「「はーい」」」
ティナおばあさまの掛け声で、僕達は食堂に向かった。
先ずはお腹をいっぱいにしないと。
服の採寸で腹ペコになったリズ達は、走らないで我先にと動き出していた。
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