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第二十章 マロード男爵領とジンさんの結婚式
四百五十九話 新たなカップルの誕生
ブランターク男爵領で起きた魔物大量発生の件は、ジンさんの結婚式前日に終了しました。
念の為という事で、念入りに魔物の討伐が行われた為です。
そして、披露宴会場となる冒険者ギルドを皆で飾り付けしています。
僕達に加えてティナおばあさまもジンさん達もいるのですが、ランディ様の姿もありました。
改めて、討伐に参加してくれた冒険者にお礼を言いたいそうです。
ランディ様は本当に良い人だね。
「皆様、この度は本当にありがとうございました。皆様のおかげで、ブランターク男爵領にも平穏が戻りました」
「良いって事よ。俺らもやるだけの事をやっただけだよ」
「アレクや華の騎士様に聞いたけど、あんたは領民の為に頭を下げる事ができる」
「良い領主になるだろうよ」
「はい、ありがとうございます」
冒険者の言う通り、領民の為に頭を下げる事ができる貴族って少ないよね。
冒険者もランディ様を評価しています。
「お前さんも、両親が死んで一人でよくやったよ」
「実は無我夢中でやっていたので、あまり覚えていないんですよ」
「一生懸命やっていればそんなもんだ。結果がついているのだから、やってきた事は間違いないだろう」
冒険者も、一人で頑張っていたランディ様を褒めていた。
執事にも裏切られた中、本当によくやっていたよね。
すると、ランディ様とルルーさんがアイコンタクトをすると、ジンさんの前に二人揃って並んだ。
なんだなんだと僕達が見守る中、衝撃の光景が起こりました。
「ジン様、どうかルルーさんを私のお嫁に下さい。ルルーさんが私を手伝ってくれた時に、この人と一緒にいたいと思ったんです」
「お兄ちゃん、私からもお願いします。ランディ様をこの先も支えてあげたいと、心から思ったの」
「「「えー!」」」
「うお、びっくりした!」
何とランディ様が、ジンさんにルルーさんをお嫁に欲しいと二人揃って頭を下げて言ってきたのだ。
というかランディ様、目の前で豪快にオオカミをぶった切ったルルーさんにビビってなかったっけ?
ジンさんはどちらかというと、僕達のびっくりした声に驚いたようです。
ジンさんは思ったよりも冷静だけど、もしかして二人の事を分かっていたのかな?
「まあ、ルルーが家にいる時は、ランディ様がランディ様がって言っていたから、何となくこうなるかなって思っていたよ」
「えっ! 私そんな事を口にしていたの?」
「はあ、無自覚か。そういう事だ」
「あぅ……」
おお、まさかルルーさんがジンさんの前で自爆していたとは。
ジンさんの指摘を受けたルルーさんは、顔が真っ赤になってしまったぞ。
「俺も家族を持ったから、いつからかルルーの今後の事を考えていたんだよなあ。ランディは誠実な男性だし、何よりも二人の意思が固そうだ」
「ジン様……」
「お兄ちゃん……」
頬をポリポリとしながら、ジンさんは自分の意見を話し始めた。
二人っきりの兄妹だったけど、自分は家族を持った。
だからこそ、妹のルルーさんの事を気にかけていたんだな。
珍しく真面目に話すジンさんに、冒険者ギルドにいる全ての人が注目しています。
「ジンも面倒くさいね。簡単な方法があるよ」
「ランディ、これを持って」
「えっ、これって聖剣ですよね?」
と、ここで、レイナさんがジンさんの背中に背負っていた聖剣をひょいと持ち出して、ランディさんに手渡しました。
カミラさんにも促されてランディさんは聖剣を持っているけど、ランディさんは何がなんだか分からない様だ。
あっ、そうか。
そういう判別方法があったよ。
「聖剣は、ジンと聖剣が認めた人しか持つ事ができないのよ」
「だからランディが聖剣を軽々と持っているという事は、既にジンと聖剣に認められているってことなのよ」
「えっ、そうなんですか?」
「あっ、そういう事だよね」
レイナさんとカミラさんの説明を聞いたルルーさんが、はっと聖剣の特性を思い出した様だ。
という事は、既にジンさんはランディ様の事を認めているって事です。
「まあ、その、そういう事だ。二人とも幸せになってくれ」
「ありがとうございます。ルルーさんを大事にします」
「お兄ちゃん、ありがとう……」
「「「うおー!」」」
またもやジンさんが頬をポリポリとしながら、二人の婚約を認めた。
ランディさんは何度も頭を下げていて、ルルーさんはもう大泣きだ。
そして、冒険者ギルドはもうお祭り騒ぎです。
「うふふ。では、明日の結婚式は戦勝祝いに二人の婚約祝いが追加されるわね」
「よし、披露宴を更に派手にやるぞ!」
「それはやめてくれ!」
ティナおばあさまだけは、こうなる事を予想していたのか至って冷静だった。
そして冒険者ギルドの中は、益々ヒートアップしています。
そんな中、ランディさんとルルーさんは笑いながら仲良く手を繋いでいました。
念の為という事で、念入りに魔物の討伐が行われた為です。
そして、披露宴会場となる冒険者ギルドを皆で飾り付けしています。
僕達に加えてティナおばあさまもジンさん達もいるのですが、ランディ様の姿もありました。
改めて、討伐に参加してくれた冒険者にお礼を言いたいそうです。
ランディ様は本当に良い人だね。
「皆様、この度は本当にありがとうございました。皆様のおかげで、ブランターク男爵領にも平穏が戻りました」
「良いって事よ。俺らもやるだけの事をやっただけだよ」
「アレクや華の騎士様に聞いたけど、あんたは領民の為に頭を下げる事ができる」
「良い領主になるだろうよ」
「はい、ありがとうございます」
冒険者の言う通り、領民の為に頭を下げる事ができる貴族って少ないよね。
冒険者もランディ様を評価しています。
「お前さんも、両親が死んで一人でよくやったよ」
「実は無我夢中でやっていたので、あまり覚えていないんですよ」
「一生懸命やっていればそんなもんだ。結果がついているのだから、やってきた事は間違いないだろう」
冒険者も、一人で頑張っていたランディ様を褒めていた。
執事にも裏切られた中、本当によくやっていたよね。
すると、ランディ様とルルーさんがアイコンタクトをすると、ジンさんの前に二人揃って並んだ。
なんだなんだと僕達が見守る中、衝撃の光景が起こりました。
「ジン様、どうかルルーさんを私のお嫁に下さい。ルルーさんが私を手伝ってくれた時に、この人と一緒にいたいと思ったんです」
「お兄ちゃん、私からもお願いします。ランディ様をこの先も支えてあげたいと、心から思ったの」
「「「えー!」」」
「うお、びっくりした!」
何とランディ様が、ジンさんにルルーさんをお嫁に欲しいと二人揃って頭を下げて言ってきたのだ。
というかランディ様、目の前で豪快にオオカミをぶった切ったルルーさんにビビってなかったっけ?
ジンさんはどちらかというと、僕達のびっくりした声に驚いたようです。
ジンさんは思ったよりも冷静だけど、もしかして二人の事を分かっていたのかな?
「まあ、ルルーが家にいる時は、ランディ様がランディ様がって言っていたから、何となくこうなるかなって思っていたよ」
「えっ! 私そんな事を口にしていたの?」
「はあ、無自覚か。そういう事だ」
「あぅ……」
おお、まさかルルーさんがジンさんの前で自爆していたとは。
ジンさんの指摘を受けたルルーさんは、顔が真っ赤になってしまったぞ。
「俺も家族を持ったから、いつからかルルーの今後の事を考えていたんだよなあ。ランディは誠実な男性だし、何よりも二人の意思が固そうだ」
「ジン様……」
「お兄ちゃん……」
頬をポリポリとしながら、ジンさんは自分の意見を話し始めた。
二人っきりの兄妹だったけど、自分は家族を持った。
だからこそ、妹のルルーさんの事を気にかけていたんだな。
珍しく真面目に話すジンさんに、冒険者ギルドにいる全ての人が注目しています。
「ジンも面倒くさいね。簡単な方法があるよ」
「ランディ、これを持って」
「えっ、これって聖剣ですよね?」
と、ここで、レイナさんがジンさんの背中に背負っていた聖剣をひょいと持ち出して、ランディさんに手渡しました。
カミラさんにも促されてランディさんは聖剣を持っているけど、ランディさんは何がなんだか分からない様だ。
あっ、そうか。
そういう判別方法があったよ。
「聖剣は、ジンと聖剣が認めた人しか持つ事ができないのよ」
「だからランディが聖剣を軽々と持っているという事は、既にジンと聖剣に認められているってことなのよ」
「えっ、そうなんですか?」
「あっ、そういう事だよね」
レイナさんとカミラさんの説明を聞いたルルーさんが、はっと聖剣の特性を思い出した様だ。
という事は、既にジンさんはランディ様の事を認めているって事です。
「まあ、その、そういう事だ。二人とも幸せになってくれ」
「ありがとうございます。ルルーさんを大事にします」
「お兄ちゃん、ありがとう……」
「「「うおー!」」」
またもやジンさんが頬をポリポリとしながら、二人の婚約を認めた。
ランディさんは何度も頭を下げていて、ルルーさんはもう大泣きだ。
そして、冒険者ギルドはもうお祭り騒ぎです。
「うふふ。では、明日の結婚式は戦勝祝いに二人の婚約祝いが追加されるわね」
「よし、披露宴を更に派手にやるぞ!」
「それはやめてくれ!」
ティナおばあさまだけは、こうなる事を予想していたのか至って冷静だった。
そして冒険者ギルドの中は、益々ヒートアップしています。
そんな中、ランディさんとルルーさんは笑いながら仲良く手を繋いでいました。
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