286 / 1,191
第二十章 マロード男爵領とジンさんの結婚式
四百八十二話 マロード男爵領での害獣駆除二日目
しおりを挟む
その日は王妃様やアリア様にルーカスお兄様達は王城に戻り、僕達とティナおばあさまとジンさん達はマロード男爵領の屋敷に泊まりました。
二日目はメンバーが変わります。
先ずは、辺境伯家より辺境伯夫妻とエマさんとオリビアさんがやってきます。
勿論、セシルさんが妊娠した件です。
そして王城からは、陛下と宰相と商務卿に農務卿と外務卿がやってきました。
ついでといった感じで、チセさんとノエルさんも一緒にやってきました。
「セシルさん。妊娠おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「マイクお兄ちゃんも遂に父親か」
「何だか不思議な気持ちだよ。兄貴もこんな感じだったのかな」
エマさんとオリビアさんがマイク様とセシルさんと談笑しているけど、マイク様は、まだ実感が湧いていない様です。
これからセシルさんのお腹が大きくなったら、父親になった実感が湧くのではないかな。
「ほらほら。ガイルよ、じーじじゃよ」
「じー」
「おお、ガイルは利口じゃのう」
「おじいちゃん、顔がデレデレになっているよ」
宰相は、ひ孫のガイルちゃんを抱っこして超ご機嫌です。
カミラさんの指摘も、ガイルちゃんに夢中で全く聞いていません。
「レイカ、ベロベロバー」
「うわーん」
「おお、レイカよどうした?」
「お父様がレイカに顔を近づけすぎたから、びっくりしたんですよ」
「レイカ、すまんすまん」
「うわーん」
一方の商務卿は、レイカちゃんをあやそうとして大失敗です。
何とかしようとするけど、これは暫く泣き止まないだろうな。
「陛下は、どうするんですか?」
「儂は温泉にいくぞ。その後は、マッサージにも行くぞ」
「陛下、がっつりコースですね」
「私も今日は温泉にマッサージを受けるわ」
「ティナ様もですか」
ジンさんは陛下に今後の予定を聞いたけど、がっつりリラックスコースだった。
ティナおばあさまも一緒に行くそうなので、依頼をこなす人と温泉に行く人に分かれます。
因みに、宰相と商務卿はカミラさんとレイナさんと一緒に屋敷に残って、農務卿と外務卿が依頼の方に向かいます。
いつもの木こりの宿に温泉組を送ってから、僕達は冒険者ギルドに向かいます。
「今日も薬草採取と害獣駆除ですか?」
「おお、そうだぞ」
「害獣駆除は程々で大丈夫ですよ。昨日皆さんが沢山狩りましたので」
「ああ、うん。今日はそんなにやらないと思うぞ」
昨日ジンさんと話をしていたギルドの職員が言っていたけど、昨日はストレス発散という名のデストロイアによって害獣駆除を沢山したもんなあ。
今日害獣駆除をするのは農務卿と外務卿だし、多分大丈夫でしょう。
「外務卿、凄い剣ですな」
「ははは、外国に行くので護身の為に携帯しております。農務卿も中々の剣をお持ちで」
「私も地方によく行くのでな。同じく護身の為だ」
うん、農務卿と外務卿が何だか凄い剣を自慢しあっているけど、きっと大丈夫、だと思いたい。
「連れの方が、凄いやる気になっていますね」
「悪い、結構狩る事になるかと」
ジンさんがギルドの職員に事前に謝っているけど、ここは農務卿と外務卿の自制心に期待するしかないぞ。
という事で、手続きも終わったので皆で森に移動します。
二日目はメンバーが変わります。
先ずは、辺境伯家より辺境伯夫妻とエマさんとオリビアさんがやってきます。
勿論、セシルさんが妊娠した件です。
そして王城からは、陛下と宰相と商務卿に農務卿と外務卿がやってきました。
ついでといった感じで、チセさんとノエルさんも一緒にやってきました。
「セシルさん。妊娠おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「マイクお兄ちゃんも遂に父親か」
「何だか不思議な気持ちだよ。兄貴もこんな感じだったのかな」
エマさんとオリビアさんがマイク様とセシルさんと談笑しているけど、マイク様は、まだ実感が湧いていない様です。
これからセシルさんのお腹が大きくなったら、父親になった実感が湧くのではないかな。
「ほらほら。ガイルよ、じーじじゃよ」
「じー」
「おお、ガイルは利口じゃのう」
「おじいちゃん、顔がデレデレになっているよ」
宰相は、ひ孫のガイルちゃんを抱っこして超ご機嫌です。
カミラさんの指摘も、ガイルちゃんに夢中で全く聞いていません。
「レイカ、ベロベロバー」
「うわーん」
「おお、レイカよどうした?」
「お父様がレイカに顔を近づけすぎたから、びっくりしたんですよ」
「レイカ、すまんすまん」
「うわーん」
一方の商務卿は、レイカちゃんをあやそうとして大失敗です。
何とかしようとするけど、これは暫く泣き止まないだろうな。
「陛下は、どうするんですか?」
「儂は温泉にいくぞ。その後は、マッサージにも行くぞ」
「陛下、がっつりコースですね」
「私も今日は温泉にマッサージを受けるわ」
「ティナ様もですか」
ジンさんは陛下に今後の予定を聞いたけど、がっつりリラックスコースだった。
ティナおばあさまも一緒に行くそうなので、依頼をこなす人と温泉に行く人に分かれます。
因みに、宰相と商務卿はカミラさんとレイナさんと一緒に屋敷に残って、農務卿と外務卿が依頼の方に向かいます。
いつもの木こりの宿に温泉組を送ってから、僕達は冒険者ギルドに向かいます。
「今日も薬草採取と害獣駆除ですか?」
「おお、そうだぞ」
「害獣駆除は程々で大丈夫ですよ。昨日皆さんが沢山狩りましたので」
「ああ、うん。今日はそんなにやらないと思うぞ」
昨日ジンさんと話をしていたギルドの職員が言っていたけど、昨日はストレス発散という名のデストロイアによって害獣駆除を沢山したもんなあ。
今日害獣駆除をするのは農務卿と外務卿だし、多分大丈夫でしょう。
「外務卿、凄い剣ですな」
「ははは、外国に行くので護身の為に携帯しております。農務卿も中々の剣をお持ちで」
「私も地方によく行くのでな。同じく護身の為だ」
うん、農務卿と外務卿が何だか凄い剣を自慢しあっているけど、きっと大丈夫、だと思いたい。
「連れの方が、凄いやる気になっていますね」
「悪い、結構狩る事になるかと」
ジンさんがギルドの職員に事前に謝っているけど、ここは農務卿と外務卿の自制心に期待するしかないぞ。
という事で、手続きも終わったので皆で森に移動します。
465
あなたにおすすめの小説
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
神に逆らった人間が生きていける訳ないだろう?大地も空気も神の意のままだぞ?<聖女は神の愛し子>
ラララキヲ
ファンタジー
フライアルド聖国は『聖女に護られた国』だ。『神が自分の愛し子の為に作った』のがこの国がある大地(島)である為に、聖女は王族よりも大切に扱われてきた。
それに不満を持ったのが当然『王侯貴族』だった。
彼らは遂に神に盾突き「人の尊厳を守る為に!」と神の信者たちを追い出そうとした。去らねば罪人として捕まえると言って。
そしてフライアルド聖国の歴史は動く。
『神の作り出した世界』で馬鹿な人間は現実を知る……
神「プンスコ(`3´)」
!!注!! この話に出てくる“神”は実態の無い超常的な存在です。万能神、創造神の部類です。刃物で刺したら死ぬ様な“自称神”ではありません。人間が神を名乗ってる様な謎の宗教の話ではありませんし、そんな口先だけの神(笑)を容認するものでもありませんので誤解無きよう宜しくお願いします。!!注!!
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇ちょっと【恋愛】もあるよ!
◇なろうにも上げてます。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。